上 下
61 / 103
本編

第13話_通らぬ氷気-5(★)

しおりを挟む
★年齢制限表現(暴力及び性描写)有

[木蔦ヘデラ]が両腕を振るうと、空中にしなった太い蔦が蒼矢アズライトの身体に叩きつけられる。

「あああぁっ!!」

皮膚が裂けるような痛みに、アズライトは顎を上向けながら絶叫をあげる。

「ああぁっ! あ゛あっ、あうっ!!」

[木蔦ヘデラ]の蔦の鞭は息つく間も無く続き、宙吊りにされた無防備なアズライトの身体へ降り注ぐ。
いくらも時間を掛けずに戦闘スーツは裂かれ、白い肌が露出していく。
剥き出しになる痩躯は全身に鞭を浴び、紅く染まっていく。

「そうだ…後ろをやり残していたな」

[木蔦ヘデラ]は痛みに首を振り、息を弾ませる獲物を返して背を向かせ、更に蔦を振るう。

「あうぅっ! ああぁっ! あ゛はぁっ!」

背面のスーツも少しずつ剥かれ、自由の利かない身体をのたうちながら、アズライトは裸体を晒していく。
やがて尻を執拗に打たれ、裂かれたスーツが飛び散ると、反り返る身体がびくりと大きく震えた。

「ああぁっ…! っあ、んぅっ…」
「…困ったものだ。あれだけの口を叩いておきながら[異界のもの外敵]と満足に渡り合えもせず、あろうことか身体の感度だけは並以上に高いとは」

[木蔦ヘデラ]はため息をつき、嬌声をあげた獲物を再び返して正面を向かせる。

アズライトは頭を力無く傾げ、喘ぎ声を混ぜた荒い呼吸を繰り返していた。
身体中を痛めつけられて胸は苦しげに上下するものの、乳首は硬く尖り、昂る自身に頬を紅潮させていた。
蔦に締め付けられた局部は勃起し、薄地の戦闘スーツを内側から押し拡げ、滲み出る白濁の液が艶やかに雫を垂らす。

[木蔦ヘデラ]は局部へ顔を近付け、舌ですくい上げ口に含む。

「あ、あぅ…っ」

[木蔦ヘデラ]に局部を飲み込まれ、アズライトは股間を突き出すように更に身体を反り返らせる。
太股に腕を巻きつかせ、[木蔦ヘデラ]は滴る精液をスーツ越しに啜る。
局部は湿気た熱と程良い圧迫に支配され、口腔内で形が変えられる度にアズライトの腰が前後に揺れる。

「あっ、あぁ、あんっ! …ああぁっ、んぅっ…!」

息をあげ、嬌声を漏らしながら、アズライトの全身が大きく揺れ、昂りの頂点へと誘われていく。

「…あうぅっ! あはっ…!!」

舌先と歯列に陰茎を弄ばれ、アズライトは[木蔦ヘデラ]の口腔内で射精し、がくりと首を折れる。
小刻みに震える痩躯を腕で固め、その股間に頭部を突っ込む[木蔦ヘデラ]は、溢れる精液を音をたてながら吸い尽くした。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

【完結】御令嬢、あなたが私の本命です!

恋愛 / 完結 24h.ポイント:42pt お気に入り:736

教科書通りの恋を教えて

BL / 完結 24h.ポイント:7pt お気に入り:166

愛するあなたのために薔薇は舞う

SF / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:38

転生幼女はお願いしたい~100万年に1人と言われた力で自由気ままな異世界ライフ~

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:1,505pt お気に入り:3,689

買い食いしてたら、あっというまにお兄様になりました

恋愛 / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:106

神の盤上〜異世界漫遊〜

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:14pt お気に入り:1,554

処理中です...