Reactor Heart -原子炉心臓の天使-

独楽 悠

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本編

第2話_巣立ちの日-1(★)

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★年齢制限表現(性描写)有

シャワーを浴び、身を清めてきたミヤジマ博士は、タオルを差し出すソウヤの手を取って引き寄せ、抱き上げる。
少し頬を染める彼をそのままベッドまで運ぶと、静かに寝せてやる。

「――いい、俺が脱がすから」

意図を汲み取って服に手を掛けるソウヤを制し、博士は寝そべる彼を上から覆うように四つん這いになる。
紅潮する白い頬と、ぷくりと膨らんだ形の良い唇を撫でてから首筋へ辿り、リボンタイを解く。
ベストの前を開け、シャツのボタンを外して胸へ手を差し入れると、ぴくりと痩躯が揺れた。

シャツを肩口から外し、ソウヤの上半身を露にする。
透けるように色が白く、陶磁器のように滑らかな肌は、細い腰までなだらかな曲線を描き、真に造りもののアンドロイドなのか疑わしい程に美しかった。

期待を込めた眼差しで見上げる彼と一時見つめ合ってから、ゆっくりと唇を吸った。

「んぅ…」

微かに鳴くソウヤの首を抱き、もう片手は彼の上半身へ伸びていく。

「っんっ…、んぅぅっ…!」 

性感帯を知り尽くした温かな手のひらが、敏感な部分を撫でる度に、ソウヤの身体がぴくりと反応する。
ベッドの上に落ちたまま固く握られていた手が我慢を失い、被さる博士の背中を掴む。

「んっ…はっ…、は、かせ…」

唇から離れた博士は、手をソウヤの薄い胸へ滑らせ、桜色の突起を摘んで弄り、口に含む。

「あっ…やぁ…っ」

ピリピリとした痛みが襲い、ソウヤは顔を歪め、身体をくねらせる。
硬さを帯びる乳首が温かな舌で転がされると、歪んでいた面差しは恍惚へ変わり、息遣いが早くなっていく。

「あ、んっ…あぅっ」

乳首を弄んだ博士は、ソウヤの股間へ手を伸ばす。
既にその中心はズボンを内側から押し上げていて、布越しに軽く触れると華奢な腰が反り返る。

「あぁんっ…!」

嬌声と共に反り返ったまま全身が震え、ベッドに落ちた痩躯が苦しげに胸を上下する。

「まだ脱がせてもねぇっつの。前戯でイくなよ、毎度堪え性の無い身体だなぁ」
「…っ…」
「お前の仕事は本来、主を気持ち良くさせるはずなんだけどな」
「…っ! すみませ…」
「でも、それでいい。俺はこうしたいがためにお前を造ったんだから」

眉を寄せ、涙目で見上げるソウヤの頬を撫で、くすりと笑ってから、博士はベルトを解いてズボンを膝下まで下げる。
黒いタイトな布地に隠されていた下半身が露になり、しなやかな太股が博士の眼前に晒される。
小さな染みをつくる下着を引っ張り上げると、勃起した局部が弾かれ出て来る。
鈴口から白濁の液を垂らすそれを撫で上げ、先端を指の腹で擦る。

「っんぁっ…、や、あぁっ…」
「嫌か?」

腰を揺らし、苦悶の面を浮かべるソウヤに、博士は低く問い掛ける。
問われたソウヤは眉を寄せながらも、首を横に振った。

「っ…や…、やさしく…してください…」
「俺はいつだってお前に優しいだろ?」

細い竿を手で包み、途切れとぎれに漏れ出る懇願を聞き、博士は耳元で囁く。
博士は上向く局部を手のひらに載せ、5本の指を使い軽く引っ張りあげたり揉んだりと、巧みにソウヤを昂りへと誘っていく。

「あっ、あぁっ、ああぁっ…!」

扱く博士の手の動きに合わせてソウヤは嬌声を上げ、腰を揺り動かす。
ベッドから浮き上がる腰を支えてやりながら、博士は握る圧を高めつつ扱いていく。

「あうっ…! あはぁっ! …あっ…」

絶頂に至ったソウヤはぴくぴくと身体を跳ね、先端から白濁の液を吐き出した。
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