異世界で俺だけレベルが上がらない! だけど努力したら最強になれるらしいです?

澤檸檬

文字の大きさ
表紙へ
上 下
35 / 729
3巻

3-3

しおりを挟む
 その後、これからについての話し合いが行われた。

「じゃあ、これからスロノスに向かうんですか?」

 倉野がダンに問いかける。
 するとダンは外の様子を眺めてから答えた。

「少しでも早くスロノスに行きたいが、外が暗くなってきてるんだ。明るくなってからのほうがいいと思うが……」

 確かにダンの言う通り外は暗くなっている。
 少し考えてから倉野は口を開いた。

「確かに危険かもしれないけど、街中で誘拐されてしまってるんだからここも安全とは言えないでしょう。僕が護衛しますから、進みませんか?」
「なるほどな。クラノの言うことにも一理ある。じゃあ、フォンガ車を用意して進むか」

 ダンはそう言って、ガロを抱きかかえる。
 まだガロは目を覚ましそうにない。
 そんなダンの行動を見ていた倉野は立ち上がり、体を伸ばす。
 すぐに行こうとは言ったものの、先ほどまで座って葡萄酒を飲んでいた倉野。
 準備運動をしてから深呼吸をする。

「よし、いつでも行けますよ」

 倉野がそう言うと、ダンは頷き店を出ようとした。
 するとアンナがダンに歩み寄る。

「無事に帰ってきてね」
「ああ、約束する」

 ダンはそう言って微笑んだ。
 だから、目の前でイチャイチャしないでください、と倉野は心の中で呟き苦笑する。


 それからダンは店を出てフォンガ車を用意してきた。
 どうやら先ほどディルクたちが乗っていたフォンガ車を、待機させていたようである。
 そもそも、ディルクの私物のフォンガ車なので、そのまま行けば国軍に押収されるものだった。
 ダンは元々それを利用しようと考えていたらしい。

「さぁ、行こうか」

 そう言ってダンはフォンガ車に乗り込む。
 続いて倉野も乗り込み、フォンガ車は走り始めた。

「無事に帰ってきてね!」

 アンナが背後でそう叫んでいる。
 走っているフォンガ車の中で倉野は状況を振り返った。
 倉野が確認しなければならないことは三つ。
「とある方」とは誰なのか。
 急にガロを迎えに来ることになった事情とは何なのか。
 なぜガロは誘拐されたのか。
 そして倉野はダンに話しかける。

「ダン、いいですか?」

 話しかけられたダンは一瞬身構えてから頷いた。

「ああ。アンナたちを巻き込まないために、あの場では聞かないでくれたんだろ?」

 そう言ってダンは真剣な顔をする。
 事情を知ってしまうと望まなくても巻き込まれてしまう、と考えた倉野は、先ほどの食堂では詳しく聞こうとしなかった。
 ダンも倉野の気遣いを察して、後から話そうとしていたらしい。
 倉野は頷いてから話を続けた。

「今さら、護衛を断るようなことはしませんから、教えてもらえませんか? とある方とは誰なのか。急にガロくんを迎えに来ることになった事情とは何なのか。なぜガロが誘拐されたのか」
「……クラノなら調べる方法がありそうだもんな。あえて聞いてくれてるんだろう? 俺のことを信じて……わかった、すべてを話すぜ」

 ダンはそう言って説明を始めた。

「とある方ってのはイルシュナ最大の商会の会長だ。イルシュナって国は資金力がそのまま権力になるから、実質この国の最高権力者だ」
「それってグレイ商会の会長……確か、ゾアド・グレイですか?」

 倉野は記憶をたどりながらそう聞き返す。
 ビスタ国でミーナ・グレイの事件について話している時にその名前をレオポルトが口にしていた。
 その言葉を聞いたダンは一瞬驚きながらも頷く。

「ああ、そうだ。そこまで知っていたとは正直驚いたぜ……そう、ガロはゾアド会長の隠し子だ」

 倉野は話の続きを予測し、言葉にした。

「ゾアド会長がガロくんの父親なら、事情っていうのはミーナ・グレイが殺害されたことによって後継者がいなくなったことですか?」
「なっ……そこまで知ってるのか……その通りだぜ。ゾアド会長は後継者を失ってしまった。そのためガロを呼び戻し、後継者にすることにしたんだ」

 そこからさらにダンは説明を始める。


 元々ガロはゾアド会長が愛人だったメイドに産ませた子だと言う。
 しかし、正妻であるミーナの母がそれを許さず、孤児として孤児院に預けた。
 もちろんそれについてはガロは知らずに生きてきたらしい。
 そしてゾアドの後継者には当然のようにミーナが選ばれていた。
 しかしミーナが先日の事件で命を落とし、グレイ商会は後継者を失う。
 グレイ商会ほど大きい組織になれば後継者がいないから終わる、というわけにはいかず、誰かを後継者に指名しなければならない。
 このままいくとゾアドの弟がグレイ商会を継ぐことになってしまう。
 そこで唯一ゾアドの血を引いているガロを呼び戻すことにしたのだという。


「で、元々俺はバンティラスでガロのいる孤児院に寄付をしていたし、行商人としてグレイ商会と関わっていたんだ。そして俺とガロの関わりを知ったゾアド会長がつい先日、ガロを連れてくるようにと俺に依頼をしてきた。エスエ帝国に行く際にもゾアド会長にはお世話になっていたから、俺はその依頼を引き受けた」

 ダンの話を聞き、倉野は疑問をぶつける。

「どうしてダンに依頼を? グレイ商会の人間が迎えに行けばいいんじゃ?」
「いや、そうはいかなかったんだ。さっきもガロが誘拐されただろ? あれはおそらくゾアド会長の弟ガマドの差し金だ。グレイ商会の人間が動くとガマドがそれを察知してしまう。だから俺に依頼してきたらしいぜ。まぁ、結局バレちまってたみたいだがな」

 そう言ってダンはため息をついた。
 話を聞いた倉野はなるほど、と頷く。
 ガロが誘拐され闇に葬られようとしていたのは、グレイ商会会長の座を狙うガマドにとって邪魔な存在であったからだ。
 倉野は眠っているガロに視線を送る。
 まだ十歳程度の少年だ。そんな少年が大人の都合で捨てられ、また大人の都合でグレイ商会の後継者争いという舞台に勝手に上げられ、その命を狙われた。
 どこの世界にも理不尽なことはいくらでもある。
 しかし、これからの未来を作っていく子どもの命や権利を奪うことなど許されない。
 倉野はゾアドにもガマドにも憤りを感じていた。

「こんなに小さいのに、振り回されてるんですね……」

 悲しげに倉野がそう言うとダンはゆっくりと頷く。

「ああ……実は俺、ガロに家族ができるって喜んで引き受けちまったんだ。だが、事情を知るたびに、何がガロの幸せなのかわからなくなっちまった。果たしてグレイ商会に行くことがガロの幸せなのかってな……」

 どうやらダンの中にも葛藤かっとうがあったらしい。
 しかし、このまま孤児院にいてもいつかは命を狙われるかもしれない。
 それならばゾアドの庇護ひご下にいたほうが安全だろう、と考え行動したという。
 しかし、ゾアドの庇護下にいるということは利用されるということ。
 ダンはそれをわかっていた。

「だから俺は、最後までガロに付き合おうと思っているんだ。何が起ころうと」
「弱いくせにカッコつけますね」

 倉野はそう言ってダンに微笑んだ。
 心の中で、この子のために自分もできることをしようと誓う倉野。
 今できることといえば、ガロを安全にグレイ商会まで連れていくことだ。

「グレイ商会まで行けばガロくんは安全ですか?」

 改めて倉野はダンにそう問いかけた。
 今回の目的をはっきりとさせるためでもある。
 するとダンは少し考えてから頷く。

「ああ、流石にガマドといえどもグレイ商会内でガロを狙うことはできないだろうよ。グレイ商会の本部までガロを連れていけば何とかなるはずだ」

 勝利条件はガロをグレイ商会本部まで連れていくこと。
 敗北条件はガロを奪われること。
 今の状況をはっきりさせた倉野はゆっくりとガロの頭を撫でる。
 この小さな体には争いの種が眠っていた。
 イルシュナという国をべる血が流れていた。
 そんなものがガロの人生をもてあそんでいるのである。
 話をしながらもフォンガ車は休みなく走り続けた。
 バンティラスからスロノスまでは歩いて半日。
 フォンガ車であれば数時間もあれば到着するだろう。
 夜のうちにスロノスに着く計算だ。

「夜のうちにスロノスに着ければ夜の闇にまぎれてグレイ商会本部まで行けるな」

 ダンはそう言って外を眺める。
 高層ビルや街灯のないこちらの世界では、月や星の光、せいぜい松明が照らしている程度だ。
 夜に特定の相手を見つけるのは難しいだろう。
 しかし、バンティラスからスロノスまでの道は一本しかない。
 この道中が一番狙われやすいだろうと、倉野もダンも理解していた。


 警戒しながらスロノスに向かう倉野たち。
 だが、驚くほど何も起きず、気づけばスロノス目前まで来ていた。

「あれがスロノスだ」

 ダンが前方を指差してそう言う。
 言われた倉野が身を乗り出して前方を確認すると、暗闇の中にうっすらと城壁のようなものが見えた。
 イルシュナ最大の街なだけあって、想像以上に大きい。
 そしてその大きな街はグレイ商会が統治している。
 グレイ商会の大きさも示していた。
 もうすぐスロノスに到着するというところでガロが目を覚ます。

「う……うう」
「ガロ、大丈夫か?」

 ガロの声に気づいたダンが声をかけた。
 するとガロは周囲を見渡し、少し不安そうな表情を浮かべる。

「ダン兄ちゃん? ここはどこ?」
「ああ、俺だ。どこか痛いところはないか?」

 ダンはそう言ってガロの手を握った。
 手を握られたガロは少し安心したように頷く。

「うん、大丈夫だよ。何で僕はここにいるの?」
「ガロ……」

 ダンはゆっくりと深呼吸をした。
 それは今からガロに事情を説明するための心の準備だろう。
 ガロの目を見ながらダンはゆっくりと口を開いた。

「いいかい、ガロ。よく聞いてくれ」
「うん?」
「今から俺たちはスロノスに行くんだ」
「スロノスに?」

 ガロは首を傾げる。
 ガロが混乱しないように気を付けながら少しずつ話すダン。
 さらに言葉を続けた。

「今から向かうスロノスにはガロの父親がいる」
「え?」

 驚いたガロは身をらせる。
 ずっと自分には家族などいないと思っていたのだから無理はない。
 すぐには理解できないだろうとわかりながらもダンは話を進める。

「驚くのも無理ないさ。でも聞いてくれ。ガロには父親がいたんだよ。そして今からその人のところに向かうんだ」
「僕に……父さんが?」
「ああ、そうだ。でな、どうしてもガロに会いたいって言うんだ。会ってやってくれないか?」

 どうやらダンはガロが命を狙われていることや誘拐されたことを言わないことにしたようだ。
 なるほど、と倉野は頷く。
 命を狙われていることやグレイ商会の話をしても今のガロは混乱するだけだろう。
 今は父親がいたという事実だけでいっぱいいっぱいなはずだ。
 困惑しながらガロはダンの手を強く握り返す。
 小さな体で、現実を受け止めようとしているのだろう。
 さらにダンは言葉を重ねる。

「何かあっても俺がそばにいる。一緒に行ってくれないか?」

 何としてもガロをグレイ商会の庇護下に置かなければならない。
 そうしなければ再びガロは命を狙われてしまう。
 だが、ガロの意思を無視してしまうと、今以上にガロを追い詰めることになってしまうだろう。
 一緒にいる、という約束がダンにできる精一杯だった。
 ダンの真剣な眼差しに応えるようにガロは頷く。

「……うん。ダン兄ちゃんが一緒にいてくれるなら」

 そこにはダンとガロが重ねてきた時間やきずなが感じられた。
 孤児院に寄付を続けてきたダンはガロを兄弟のように思っているのだろう。
 ガロは父親に会う覚悟を決め、ダンはガロと一緒にいることを決めた。
 倉野はこの二人を守ると覚悟を決める。

「ところで、この人は誰?」

 ガロは倉野のほうを見ながら当然の疑問を口にした。
 倉野はガロを怖がらせないように優しい表情をして名乗る。

「僕は倉野。ダンの友人だよ。僕も一緒にガロくんを守るからね」

 倉野の言葉を聞き、少し表情が和らぐガロ。


 その後、何事もなく倉野たちを乗せたフォンガ車はスロノスに到着した。
 夜のうちにバンティラスを出たことが功を奏したのだろうか。
 だが、何もないならば好都合である。
 スロノスを囲んでいる城壁の目前でフォンガ車を停め、そこからは歩いて向かう。

「じゃあ、行こうか」

 ダンはそう言ってガロの手を引く。
 倉野はついていくように二人の背後で周囲を警戒していた。
 他の街と同様に門のところで手続きをし通り抜けると、スロノスの街が広がっている。
 暗くてよくわからないが、それでも倉野が知っているどの街よりも道が広く建物が多いことはわかった。
 しばらく歩くと明らかに大きな建物が見える。
 まるで城のような形をしており、大きな看板が掲げてあった。

「ここだぜ」

 ダンは背後の倉野のほうを向きながらそう言う。
 するとガロが不思議そうな表情を浮かべ、ダンに問いかける。

「ここってグレイ商会?」
「ああ、そうだよ。ガロの父親はここにいるんだ」
「ここに父さんが?」

 もう驚くことに慣れたのか、聞き返すガロは存外冷静であった。
 ダンは頷き、話を続ける。

「ああ。驚くと思うがガロの父親はここの会長だ」

 そう伝えるダンだったがガロはよくわかっていない様子だ。

「会長?」
「ここで一番偉い人だよ。ガロはその人の息子なんだ」

 そう言われたガロは無表情のままダンの手を強く握る。
 いろんな思いが胸の中を駆け巡っているのだろう。
 お金持ちで立場もある人間が自分を捨て、約十年間迎えにも来なかった。
 悲しみや憤り、まだ少年のガロには形容し難い思いが握る手からダンに伝わる。
 手を強く握り返し、ダンは前を向いた。

「行こう、ガロ。納得できないこともいっぱいあるだろうし、わからないこともあるだろうぜ。だけど、進むんだ。ガロを守るためにも進むしかないんだ」

 様々な思いの中、ダンはそう言う。
 ガロを捨て、自分たちの都合で呼び寄せるゾアドに思うことなどいくらでもある。しかし、ガロを救うにはグレイ商会を頼るしかない。
 倉野はそんなダンの背中を眺めながらも周囲を警戒する。


 三人はそのままグレイ商会の扉を開き中に入った。
 夜間だったが扉は開いており、中はまだ明るい。
 入ってすぐは通路になっており、奥に部屋がある。
 どうやらまだ仕事をしている人がいるようだ。

「あの、すみませーん」

 大きな声でダンがそう言うと、奥の部屋から人が出てくる。

「何ですか? こんな遅くに。もう店はやってないですよ」

 奥から出てきた男性はめんどくさそうにそう言った。
 残業中に誰かが来ると作業は止まるし余計に時間はかかるし大変だよな、と倉野はこっそり同情する。
 しかし、そんなことも言っていられない。
 グレイ商会の男性が迷惑そうな顔をしているのにも構わず、ダンは用件を話す。

「ゾアド氏の依頼でこの子を届けに来ました。急ぎの用なのでゾアド氏に取り次いでいただけませんか」

 ダンの要求を聞いた男性は疑いの目を向けた。

「会長の依頼ですか? そのような話は聞いていませんが」
「事情あって極秘の行動でしたので」

 そう言い返すダン。
 しかし男性は納得しない。

「とにかくこんな時間に怪しい人物と会長を会わせるわけにはいきません」

 男性の言っていることは正しいのだが、そのような問答に付き合っている時間はない。
 すぐにでもゾアドにガロを保護してもらわなければ、ガマドの刺客しかくが襲ってくるかもしれないのだ。
 少しずつダンは焦りを露わにする。

「ですから、急ぎで極秘なんですって」
「ですから、私も通すわけにはいかないんですって」

 男性にそう言い返され、ダンはどうしようかと考え始める。
 背後からその様子を見ていた倉野は小さな声でダンに耳打ちする。

しおりを挟む
表紙へ
感想 67

あなたにおすすめの小説

誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!

ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく  高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。  高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。  しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。  召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。 ※カクヨムでも連載しています

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)

いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。 全く親父の奴!勝手に消えやがって! 親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。 俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。 母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。 なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな? なら、出ていくよ! 俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ! これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。 カクヨム様にて先行掲載中です。 不定期更新です。

4/4ー俺の親が自重しなかった結果チートな身体を得た。

ギン
ファンタジー
病気がちで子供時代の殆どを病院で過ごした黒鉄 倭人《クロガネ ワヒト》は人生の最後をそのまま病院にて終わらせる。 何故か先に異世界転生していた、自重しない親のおかげ?でチートな身体を得た主人公。 今度は多分、丈夫な身体でこの世界を楽しむ予定だ、異世界を異世界らしく生きて行きたい所だが、何せ親が先に来ているから。大体のことはもうお膳立てされている。そんな異世界を、自分のやりたい様に行動して行く。親父もハーレム作ったから。自分も作ろうかなとか思ってるとか、思ってないとか。 学園編、冒険者編、各種族編までは構想があるのでサクサク進める事を目標にしています。 そんなお話です。 2章のエピローグまでは1日1話程度の更新で進もうと思っています。 1日分で3000文字↑の量になります。 小説家になろうでも同じ小説で執筆中です。見やすい方でどうぞ。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

学校ごと異世界に召喚された俺、拾ったスキルが強すぎたので無双します

名無し
ファンタジー
 毎日のようにいじめを受けていた主人公の如月優斗は、ある日自分の学校が異世界へ転移したことを知る。召喚主によれば、生徒たちの中から救世主を探しているそうで、スマホを通してスキルをタダで配るのだという。それがきっかけで神スキルを得た如月は、あっという間に最強の男へと進化していく。

5歳で前世の記憶が混入してきた  --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--

ばふぉりん
ファンタジー
 「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は 「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」    この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。  剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。  そんな中、この五歳児が得たスキルは  □□□□  もはや文字ですら無かった ~~~~~~~~~~~~~~~~~  本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。  本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。  

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~

いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。 他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。 「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。 しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。 1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化! 自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働! 「転移者が世界を良くする?」 「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」 追放された少年の第2の人生が、始まる――! ※本作品は他サイト様でも掲載中です。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。