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リアラ、ルイ、レヴィ、スピル、スイレン、ツバキ4 注意(魔力の補給が含まれます!)

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 次にスイレンが期待した眼差しを俺に向けている。

「待たせたな。スイレン……」
「はい。殿のお好きに……」

 俺もスイレンを抱き寄せると、優しく肌を合わせる。

「あっ……んっ! と、殿……いい……」

 スイレンは小刻みに震えて悶えると、ベッドに突いた腕が震えて今にも力尽きそうなのを懸命に我慢している。

「……大丈夫か? スイレンも支えてやるか?」
「いっ……え……だいじょ……うぶ……あっ! 殿の、お手を……わずらわ、せる……わけにはっ!」

 言葉とは裏腹にスイレンはガクガクと震えて今にも倒れそうだ。

 強がるスイレンを無視して俺はスイレンの脇の下に手を滑り込ませる。

「スイレン。俺には遠慮するなよ」

 スイレンは小さく頷くと俺に体を委ねる。

 俺はスイレンの肌と温もりを感じながら密着させる。すると、お互いの肌が吸い付く様に密着しスイレンの心音が聞こえてくるようだ。

 俺とスイレンは肌を合わせながらゆっくりと動き出す。

「んっ! あ、あぁ……」

 俺の動きに合わせて艶のある声を上げるスイレンはとろけ切った表情を浮かべて潤んだ瞳で俺を見つめる。

 スイレンの下腹部の紋章がピンク色に輝き、彼女は俺の動きに合わせて体を小刻みに震わせている。俺はそんなスイレンを抱きしめる。すると、彼女の腕が力なく折れ曲がりベッドに崩れ落ちた。

俺にもたれるように倒れるスイレンは艶のある声を上げて痙攣している。

「はぁ……はぁ……とのぉ……もうしわけ……ありません……」

 虚ろな瞳で俺を見つめるスイレンは幸せそうに笑みを浮かべたまま脱力した。

「まだ魔力を注いでないのに、しょうがないお嫁さんだなスイレンは……」
「んっ……はい……」

 耳元でささやく俺にスイレンはしょんぼりした様子を見せる。

「スイレンも今日は頑張ったから、疲れてるだけだ。気にするな……むしろ俺はその方が好みだ」
「……はい。ありがとうございます」

 俺がそう言うと、スイレンは嬉しそうに微笑んだ。

 俺は脱力しているスイレンを抱き寄せると、再び肌を密着させてゆっくりと肌を合わせる。すると、魔敏感になっているのか彼女の口から甘い吐息が漏れ始めた。

「はぁ……はぁ……んんっ! あっ、あぁ……」

 スイレンは体を小刻みに震わせて無意識に声が溢れて甘い吐息が漏れる。
 
 スイレンの下腹部の紋章がピンク色の淡い光を放ち、彼女の体は小刻みに震えている。
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