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フランの部下を眷族にする 注意(魔力の補給が含まれます!)7

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 最初は痛みが強かったスィスだったが、次第に気持ち良さそうな甘い声が彼女の口から漏れ始める。

 スィスが限界を迎えるのと同じくして俺も限界を迎え、スィスの下腹部に手を当てながら魔力を注いでやる。

「はぁ……はぁ……こんなのはじめて、痛いのに気持ちいい……」

 そう言って全身から汗を滲ませ疲れ切った表情を浮かべたスィスがうっとりとした表情を浮かべていた。

 下腹部に紫色に光る紋章が眷族になった証だ。これでようやく、フランの部下の少女全員を眷族にする事ができた。

 俺は裸のままベッドに横たわり頭の上に上げた手に枷をはめられ、下腹部には紫色の紋章が浮かび上がっている少女達を見てなんとも言えない達成感を覚えていた。

「これで全員だな。フラン!」
「はい! 主人様。なんなりと……」

 その声に反応したフランは俺の前で跪く。

 俺はフランに向かって命令を告げる。

「これからの行動方針を告げる……お前達のような獣人族をもっと集めろ! 俺は魔王軍の情報を探している。
 これから各自にはそれぞれに王国中の街に行き、仲間と情報を集めてもらう! お前達の耳と鼻を活かせ!
 また、フランが有能だと思った者は俺の眷族にする。それと眷族になれば日に俺の魔力の補充が必要だ。だが、俺は毎日この拠点に帰って来るが眷族全員の相手は無理だ。だから、こいつを置いて行く!」

 俺は手を横に振り抜くと、地面から魔法陣が浮き出し赤黒く光る。

「スキル。クローン作成!」

 そう叫んだ直後、そこから俺そっくりのクローンが現れた。

 驚くフランを他所に、俺は言葉を続けた。

「眷族にするには俺自らが必要だが、その後は魔力さえあれば問題はない。能力は俺にはだいぶ劣るが、魔力は俺そのものと言っていい……お前達は必然的に遠征する事が多くなる。魔力はこいつを召喚して補給して貰え!」
「はい。ですが、所詮は人形。配下が増えれば主人様からの寵愛を受けられない事に不満を持つ者も出てくると思います。その場合は如何にしますか?」

 そう尋ねるフランの問い掛けに、俺は微かな笑みを浮かべながら答える。

「そうだろうな。功績を上げた者は人形ではなく、俺が直接労い、褒美をやろう……フラン。お前も例外ではない。俺の為に働いてくれ! 頼んだぞ?」
「はい! このフランにお任せ下さい!」

 フランは瞳を輝かせながら力強く頷いた。彼女の黒狼族の本能か、上位の存在には絶対服従と遺伝子に刻まれているのだろう……

 俺は自分のクローンとフラン、その部下の少女達を部屋に残してリアラ達の眠る寝室へと戻って行った。















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