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幼少期編 攻略対象達を攻略せよ
シュラルドルフという男について
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軍国の第一王子、シュラルドルフ・ジーグ・ストルゲ。
彼は軍国の次期王として、厳しく育てられた。
特に戦闘においては、軍国王自ら教育をする程だった。
「我々軍国の民に負けは許されない。決して、負けを認めるな」
「力こそ勝利」
「勝利だ。他の者を負かし、全てを勝ち得る。それが軍国の王族の使命」
「他国は弱い。我が軍国が、頂点にあるべきだ」
虐待とも言えるような戦闘訓練。
洗脳とも呼べるような思想教育。
その中で、シュラルドルフは無意識にうちに、スイッチを切り替えることを覚えた。
普段は、大木のように大人しく。
戦闘のときは、兵器のように残酷に。
一度スイッチが入ってしまえば、勝利するまで元に戻らない。
しかし、自分のスイッチの入れ方をシュラルドルフは熟知していた。
……そのはずだった。
「……私の負けです。お強いですね、シュラルドルフ様」
商国の王子ゼニファーの負けたという宣言。
それが図らずも、彼のスイッチを入れてしまった。
アデヤと対戦しても、同じことになっていただろう。
「王族に負けは許されない」
シュラルドルフの父──軍国王の教え。
そして、父の声が聞こえたのだ。
『他国の王子に勝利をしたのなら、奴の首を取れ』──と。
□
──だからこそ、不思議でならなかった。
その日、剣術クラブで、アデヤと初めて剣を交えた。
「……何のつもりだ?」
アデヤは一切シュラルドルフの体を斬りつけず、舞うように剣を振るうだけだった。
ふざけているのか、とシュラルドルフは眉根を寄せた。
「君は本気で戦う気があるのか?」
「正直言って、ないね」
「……何?」
「『剣技は人を傷つけるものでは非ず。人に魅せるものである』……僕の美学だ!」
アデヤは格好つけた顔でそう言い放つ。
シュラルドルフは耳を疑った。
──剣は人を傷つけるものだ。俺だって幾度となくこの手でそうしてきた……。
「君は気高く美しい。名前はなんと言う?」
「……シュラルドルフ・ジーグ・ストルゲだ」
「シュラルドルフ……素敵な名前だ。例えるなら、戦神のような美しい荒々しさのある名前……」
「戦神……そう言われたのは初めてだ」
「他の呼び名では呼ばれてたのかい?」
「……兵器、と」
ノンノン、とアデヤは首を横に振った。
「それは美しくないね。今日から君は戦神シュラルドルフだ!」
アデヤはキラキラとした笑顔で言った。
──俺をそんな顔で見る人間がいるとはな。
険しい顔や恐怖に慄く顔はよく見る。
シュラルドルフにとって、アデヤの笑顔はとても眩しいものだった。
アデヤは目の前に手を差し出した。
「……この手はなんだ」
「握手だよ。対戦ありがとう、シュラルド!」
シュラルドルフは戸惑いながらも、アデヤの手に自身の手を重ねた。
この瞬間から、二人は友人となった。
□
「紹介するよ、シュラルド! 彼は僕の友、ゼニファーだ!」
それから程なくして、アデヤからゼニファーを紹介された。
ゼニファーは貼り付けたような笑みを浮かべ、丁寧にお辞儀をした。
「お初にお目にかかります、シュラルドルフ王子」
「え、王子?」
「……アデヤ様、彼は軍国の第一王子、シュラルドルフ王子ですよ」
「ああ、軍国の! 通りで、剣の扱いが美しい訳だ!」
──彼は外交には向かないな。
ゼニファーは呆れたように首を振った。
「私は商国の第二王子、ゼニファー・ホープ・プラグマと申します。貴方のことはアデヤ様から聞いておりますよ。そこで、折り入ってご相談があるのです」
──斬って欲しい人でもいるのだろうか。
シュラルドルフは腰に差している剣の柄を握った。
ゼニファーは王子だ。
邪魔な人間など、ごまんといるだろう。
「殺陣のアドバイスを頂きたく!」
シュラルドルフは目をぱちくりとさせた。
「……殺陣?」
「はい! 我が学園に演劇クラブがあるのはご存じでしょうか?」
「聞いたことはある」
「見たことは?」
「ないな」
シュラルドルフはそういう娯楽に触れてこなかった。
戦闘に必要ないと切り捨てていたからだ。
アデヤは「ええ!?」と驚きの声を上げる。
「それは勿体無い! 我が学園の演劇クラブはとても素晴らしい! 定期的に公演を開く程、学園内外関わらず人気なのだ!」
「しかし、その演劇クラブ、一つ問題がありまして……」
ゼニファーは眼鏡を押し上げた。
「殺陣のクオリティがあまりにも低いのです」
「演劇クラブの会員はほとんどが美国出身でね。我が美国民は血生臭い戦いを好まない。そんな僕達に本格的な殺陣は難しい……」
「実は私、お二方の剣劇を密かに見ておりまして。そこで閃いたのです。お二人に殺陣のプロデュースをして頂ければ、更なる来客が見込める、と!」
そうすれば、剣が好きな男性と戦いが好きな軍国民が、演劇の虜に出来るだろう。
というのが、ゼニファーの算段だった。
「交渉は私にお任せを! 勿論、報酬は支払います。そして、私にも紹介料が……ふふふ」
「どうだい、シュラルド。面白そうな話だろう?」
アデヤがシュラルドルフに問いかける。
「……俺は殺陣というものを知らない」
「僕が教えるよ! 軍国本場の剣捌きを教えてくれ! そして、僕がそれを美しいものに昇華してみせよう!」
「……演劇も知らない」
「では、演劇を見に行きましょう! 私が演劇のチケットを用意します! 我々と一緒に観に行き、雰囲気を感じて頂ければ」
断る口実を悉く封じられ、シュラルドルフは首を縦に振るしかなかった。
「……よろしく頼む」
「ああ!」
それから間も無くして、三人は演劇を観に行った。
煌びやかな舞台。
それに引けを取らない演者達。
演者達の真に迫るような演技。
初めて見るそれに、シュラルドルフは釘付けになった。
美国民が演劇を──芸術を愛する理由が、少しだけわかったような気がした。
──もしも、軍国が勝利して、全てを支配したら、彼ら美国民の演技は見られるのだろうか。
シュラルドルフは舞台を見ながら、ぼんやりとそう思った。
演劇の観覧後に、近くの喫茶店のパフェを食べた。
「このパフェは我が商国の特産品を使用していて……」
ゼニファーは意気揚々とそう語り出した。
シュラルドルフとアデヤはそれを聞き流しながら、パフェを一口頬張る。
そのパフェは脳が痺れるほど美味しかった。
□
「……アデヤとゼニファーとの出会いは、一生、忘れることはないだろう」
シュラルドルフは小さく微笑んでいた。
彼はその笑みを消すと、頭を抱えた。
「……だからこそ、俺は自分が恐ろしい。俺は無意識の内に、大事な友を傷つけてしまう……。友を二度と危険な目に遭わせたくはない」
「では、私達のことが嫌いになって、襲いかかった訳ではないのですね」
「当然だ!」
シュラルドルフは力強く否定した。
彼はハッと、口を押さえた。
思ったより大きな声が出て驚いた。
「あ……。すまない」
ゼニファーはフッと笑う。
「謝る必要はありません。貴方の本心が聞けて良かったです」
「……信じてくれるのか」
「信じますとも。商国民は直感が鋭いのです。貴方は嘘をついていない。そうでしょう?」
シュラルドルフは目を閉じて、頭を下げた。
「……ありがとう」
ゼニファーとアデヤは微笑む。
シュラルドルフは顔を上げ、目を伏せながら尋ねた。
「……ゼニファー、アデヤ、まだ俺と友でいてくれるか?」
「何を言ってるんだ、シュラルド」
アデヤが呆れたように笑った。
「親友でしょう?」
ゼニファーはにっこりと微笑んでそう言った。
シュラルドルフは驚いたように目を見開く。
「……ああ。親友、だ」
シュラルドルフは無表情のまま、涙を流した。
「それと……」
シュラルドルフはアナスタシオスとクロードに目を向けた。
「ありがとう、アナスタシア嬢。クロード殿」
「わたくし達は何もしていませんわ、シュラルドルフ王子」
「『シュラルド』と呼んでくれないか」
「え?」
「……何故だか、そう呼ばれたいと」
アナスタシオスはぽかんと口を開けていたが、直ぐに口角を上げた。
「……ふふ。わかりましたわ。シュラルド王子」
クロードはおや、と首を傾げる。
──おやおや? これはもしかして、兄さんとの恋愛フラグが建ったのでは!?
クロードの目的は、アナスタシオスに主人公のポジションを奪わせ、死亡フラグを回避することだ。
──それが今、達成したのでは!?
シュラルドルフルートのアナスタシア断罪イベントのフラグがぽっきりと折れた気がして、クロードは陰ながら喜んだ。
彼は軍国の次期王として、厳しく育てられた。
特に戦闘においては、軍国王自ら教育をする程だった。
「我々軍国の民に負けは許されない。決して、負けを認めるな」
「力こそ勝利」
「勝利だ。他の者を負かし、全てを勝ち得る。それが軍国の王族の使命」
「他国は弱い。我が軍国が、頂点にあるべきだ」
虐待とも言えるような戦闘訓練。
洗脳とも呼べるような思想教育。
その中で、シュラルドルフは無意識にうちに、スイッチを切り替えることを覚えた。
普段は、大木のように大人しく。
戦闘のときは、兵器のように残酷に。
一度スイッチが入ってしまえば、勝利するまで元に戻らない。
しかし、自分のスイッチの入れ方をシュラルドルフは熟知していた。
……そのはずだった。
「……私の負けです。お強いですね、シュラルドルフ様」
商国の王子ゼニファーの負けたという宣言。
それが図らずも、彼のスイッチを入れてしまった。
アデヤと対戦しても、同じことになっていただろう。
「王族に負けは許されない」
シュラルドルフの父──軍国王の教え。
そして、父の声が聞こえたのだ。
『他国の王子に勝利をしたのなら、奴の首を取れ』──と。
□
──だからこそ、不思議でならなかった。
その日、剣術クラブで、アデヤと初めて剣を交えた。
「……何のつもりだ?」
アデヤは一切シュラルドルフの体を斬りつけず、舞うように剣を振るうだけだった。
ふざけているのか、とシュラルドルフは眉根を寄せた。
「君は本気で戦う気があるのか?」
「正直言って、ないね」
「……何?」
「『剣技は人を傷つけるものでは非ず。人に魅せるものである』……僕の美学だ!」
アデヤは格好つけた顔でそう言い放つ。
シュラルドルフは耳を疑った。
──剣は人を傷つけるものだ。俺だって幾度となくこの手でそうしてきた……。
「君は気高く美しい。名前はなんと言う?」
「……シュラルドルフ・ジーグ・ストルゲだ」
「シュラルドルフ……素敵な名前だ。例えるなら、戦神のような美しい荒々しさのある名前……」
「戦神……そう言われたのは初めてだ」
「他の呼び名では呼ばれてたのかい?」
「……兵器、と」
ノンノン、とアデヤは首を横に振った。
「それは美しくないね。今日から君は戦神シュラルドルフだ!」
アデヤはキラキラとした笑顔で言った。
──俺をそんな顔で見る人間がいるとはな。
険しい顔や恐怖に慄く顔はよく見る。
シュラルドルフにとって、アデヤの笑顔はとても眩しいものだった。
アデヤは目の前に手を差し出した。
「……この手はなんだ」
「握手だよ。対戦ありがとう、シュラルド!」
シュラルドルフは戸惑いながらも、アデヤの手に自身の手を重ねた。
この瞬間から、二人は友人となった。
□
「紹介するよ、シュラルド! 彼は僕の友、ゼニファーだ!」
それから程なくして、アデヤからゼニファーを紹介された。
ゼニファーは貼り付けたような笑みを浮かべ、丁寧にお辞儀をした。
「お初にお目にかかります、シュラルドルフ王子」
「え、王子?」
「……アデヤ様、彼は軍国の第一王子、シュラルドルフ王子ですよ」
「ああ、軍国の! 通りで、剣の扱いが美しい訳だ!」
──彼は外交には向かないな。
ゼニファーは呆れたように首を振った。
「私は商国の第二王子、ゼニファー・ホープ・プラグマと申します。貴方のことはアデヤ様から聞いておりますよ。そこで、折り入ってご相談があるのです」
──斬って欲しい人でもいるのだろうか。
シュラルドルフは腰に差している剣の柄を握った。
ゼニファーは王子だ。
邪魔な人間など、ごまんといるだろう。
「殺陣のアドバイスを頂きたく!」
シュラルドルフは目をぱちくりとさせた。
「……殺陣?」
「はい! 我が学園に演劇クラブがあるのはご存じでしょうか?」
「聞いたことはある」
「見たことは?」
「ないな」
シュラルドルフはそういう娯楽に触れてこなかった。
戦闘に必要ないと切り捨てていたからだ。
アデヤは「ええ!?」と驚きの声を上げる。
「それは勿体無い! 我が学園の演劇クラブはとても素晴らしい! 定期的に公演を開く程、学園内外関わらず人気なのだ!」
「しかし、その演劇クラブ、一つ問題がありまして……」
ゼニファーは眼鏡を押し上げた。
「殺陣のクオリティがあまりにも低いのです」
「演劇クラブの会員はほとんどが美国出身でね。我が美国民は血生臭い戦いを好まない。そんな僕達に本格的な殺陣は難しい……」
「実は私、お二方の剣劇を密かに見ておりまして。そこで閃いたのです。お二人に殺陣のプロデュースをして頂ければ、更なる来客が見込める、と!」
そうすれば、剣が好きな男性と戦いが好きな軍国民が、演劇の虜に出来るだろう。
というのが、ゼニファーの算段だった。
「交渉は私にお任せを! 勿論、報酬は支払います。そして、私にも紹介料が……ふふふ」
「どうだい、シュラルド。面白そうな話だろう?」
アデヤがシュラルドルフに問いかける。
「……俺は殺陣というものを知らない」
「僕が教えるよ! 軍国本場の剣捌きを教えてくれ! そして、僕がそれを美しいものに昇華してみせよう!」
「……演劇も知らない」
「では、演劇を見に行きましょう! 私が演劇のチケットを用意します! 我々と一緒に観に行き、雰囲気を感じて頂ければ」
断る口実を悉く封じられ、シュラルドルフは首を縦に振るしかなかった。
「……よろしく頼む」
「ああ!」
それから間も無くして、三人は演劇を観に行った。
煌びやかな舞台。
それに引けを取らない演者達。
演者達の真に迫るような演技。
初めて見るそれに、シュラルドルフは釘付けになった。
美国民が演劇を──芸術を愛する理由が、少しだけわかったような気がした。
──もしも、軍国が勝利して、全てを支配したら、彼ら美国民の演技は見られるのだろうか。
シュラルドルフは舞台を見ながら、ぼんやりとそう思った。
演劇の観覧後に、近くの喫茶店のパフェを食べた。
「このパフェは我が商国の特産品を使用していて……」
ゼニファーは意気揚々とそう語り出した。
シュラルドルフとアデヤはそれを聞き流しながら、パフェを一口頬張る。
そのパフェは脳が痺れるほど美味しかった。
□
「……アデヤとゼニファーとの出会いは、一生、忘れることはないだろう」
シュラルドルフは小さく微笑んでいた。
彼はその笑みを消すと、頭を抱えた。
「……だからこそ、俺は自分が恐ろしい。俺は無意識の内に、大事な友を傷つけてしまう……。友を二度と危険な目に遭わせたくはない」
「では、私達のことが嫌いになって、襲いかかった訳ではないのですね」
「当然だ!」
シュラルドルフは力強く否定した。
彼はハッと、口を押さえた。
思ったより大きな声が出て驚いた。
「あ……。すまない」
ゼニファーはフッと笑う。
「謝る必要はありません。貴方の本心が聞けて良かったです」
「……信じてくれるのか」
「信じますとも。商国民は直感が鋭いのです。貴方は嘘をついていない。そうでしょう?」
シュラルドルフは目を閉じて、頭を下げた。
「……ありがとう」
ゼニファーとアデヤは微笑む。
シュラルドルフは顔を上げ、目を伏せながら尋ねた。
「……ゼニファー、アデヤ、まだ俺と友でいてくれるか?」
「何を言ってるんだ、シュラルド」
アデヤが呆れたように笑った。
「親友でしょう?」
ゼニファーはにっこりと微笑んでそう言った。
シュラルドルフは驚いたように目を見開く。
「……ああ。親友、だ」
シュラルドルフは無表情のまま、涙を流した。
「それと……」
シュラルドルフはアナスタシオスとクロードに目を向けた。
「ありがとう、アナスタシア嬢。クロード殿」
「わたくし達は何もしていませんわ、シュラルドルフ王子」
「『シュラルド』と呼んでくれないか」
「え?」
「……何故だか、そう呼ばれたいと」
アナスタシオスはぽかんと口を開けていたが、直ぐに口角を上げた。
「……ふふ。わかりましたわ。シュラルド王子」
クロードはおや、と首を傾げる。
──おやおや? これはもしかして、兄さんとの恋愛フラグが建ったのでは!?
クロードの目的は、アナスタシオスに主人公のポジションを奪わせ、死亡フラグを回避することだ。
──それが今、達成したのでは!?
シュラルドルフルートのアナスタシア断罪イベントのフラグがぽっきりと折れた気がして、クロードは陰ながら喜んだ。
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