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水仙家
氷鬼家
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『…………――――っと、こんな感じ。簡単にだけど』
「確かに、その話を完全に信じるのは難しいな。まるで御伽噺だ」
『そうだね。だから、信じたくないのなら、別にいい。聞かれたから話しただけだしね』
やっぱり信じて貰えないか、当たり前だな。こんな話、信じろと言われても無理なものだ。
実際、元の闇命君に出会っていたら話は別だったかもしれないけど、多分この人とはお互い面識ないだろう。二人の反応的に。
「おいおい、信じないとは言ってねぇだろが」
「え? それじゃ…………」
「今の段階では、信じる信じないでは判断が出来ん。それに、その話を信じたところで、逆に信じなかったところで。今後の動きに影響はない。少なからず、俺の今後にはな」
あぁ、なるほど。自分に影響がない所でなら何やってもいいよっていうタイプの人間か。確かに、今の話を信じ込ませたところで特に何かあるわけじゃないからな。ただ、俺が闇命君の力を使いこなす事が出来ないというデメリットがあるだけ。
『確かにそうだね。まぁ、こっちも信じ込ませようなんて思っていないよ。聞かれたから言った。それで、今度はそっちがこっちの質問に答える番だよ。まず、この村がなぜ、何者に、このような悲惨な状況にさせられたのか。わかりやすく教えてくれると助かるんだけど』
「めっちゃ一回で聞いて来るじゃねぇか。欲張りにもほどがあるだろ」
『気になる事を聞いただけだよ。こっちも答えたんだから、そっちにも答える義務がある。しっかり答えてもらうよ』
「へいへい。まぁ、こっちとしてはおめぇらの力を借りれるかもしれねぇいい機会だし、別にいいけどな」
それもそうか。今、水歌村は悲惨な状況。管理をしている水仙家からしたら、少しでも力が欲しいだろう。
「んじゃ、話すぞ。聞き漏らすんじゃねぇぞ」
☆
水歌村は昔、まだ陰陽寮などがない時代。村が一つ無くなってしまいそうな程の悪霊に襲われたことがあるらしい。
もちろん、戦う力がない村人は逃げるしかなく、次々と悪霊が村を支配していく。
逃げ遅れた村人は悪霊に殺され、それでも何も出来ず。ただ、破壊されていく村を見るしかできない村人。その時、近く湖から突然海龍のような姿をした水神様が姿を現した。
水神様は次々と悪霊を祓い、村人を守った。
水神様は村を守った守り神として讃えられ、それが今も引き継がれている。
水歌村は、水神様に守られた村として。水神様が住み着いていると言われ。
水神様の力が欲しいと思われ、狙われる村となった。
☆
「簡単に言えばこんな感じだ。水神様の力が欲しく、村を襲いおびき出そうとしているんだ。この村を危険に晒せば、水神様がまた現れる。現れたところで、捕まえようと思っている可能性がある」
「捕まえる? 水神様を?」
「そうだ。どうやって捕まえようとしているのかは知らんが、確証がなければここまで大きな行動は起こせねぇだろ。こちらも警戒をしていたが、まさか俺が出張に出ている時を狙われるとは思わなかった」
確かに、ここまで村を破壊したんだ。ここまでやるという事は、水神様を捕まえる方法が何かしらあるという事だ。
でも、捕まえたところで、相手は神。自分の言いなりになるなんてことはないだろ。それに、祟りがある可能性だってある。自分に危険がるのに、撫でそこまでして水神様を欲しがるんだ。
「水仙さっ――――水分様、水神様を狙っている人物に心当たりがあるのですか?」
琴平が言葉を詰まらせた。今の水分さんのにらみは冷たくて鋭かったもんな、あれは咄嗟に言葉を言いかえるわ。なぜそんなにも苗字で呼ばれるのを拒むのだろうか。それも気になるな、あとで聞いてみよう。
「今回来ていた餓鬼はさすがに初めて会ったが、心当たりがないわけではない」
「心当たりは一体?」
「ここから馬車で一日以上かかる場所にいる陰陽寮、氷鬼家だ」
え、陰陽寮?
「いや、これだと語弊があるな」
「語弊?」
「氷鬼家全員が狙っているという訳ではない。一人の陰陽師が狙っている。今回襲ってきた奴が、そいつだ」
あの少女か。なんで水神様を狙うのだろうか。しかも、単独でなんて。
「なんでその人が水仙家を狙うの?」
「その理由がわかればとっくの昔に対策しているっつーの」
「対策していないの? 氷鬼家がどのような環境なのかわからないけど、牢屋にぶち込むとかしばりつけておくとか。何か罰則を与えるとかもしないの?」
ん? 琴平や闇命君からの視線が哀れみのように感じるんだけど。な、なんですか。
「考え方が染まってきたな優夏よ」
「え?」
『僕達的に話が進みやすいからいいけどね』
「え?」
二人の会話がよくわからないけど、まぁいい。今はなぜあの少女が単独で狙っているのか。氷鬼家がなぜ何も対策をしないのか。それを聞きたい。
「対策はしていた。牢屋に入れ込み監禁、拘束など。一度、爪をはぐなどの軽い拷問もしたらしいが、なにも吐かなかったらしい」
爪をはぐが軽い拷問!? 想像しただけで痛いんですけど!?
「そのうち、耐え切れなくなったのかどうかは知らないが、忽然と姿を消したらしい。消息を絶っていた、そのはずだったんだがなぁ」
腕を組み天井を仰ぐ水分さん。
その話だと、なぜ今になってまたしても水神様を狙い始めたのか。謎だ。なにか、今動かなければならない理由があったのか、それとも襲うなら今が一番都合が良かったのか。
『話は分かった。個人的にはその少女の、周りとの繋がりも気になるところだけど。さすがにそこまではわからないんでしょ?』
「さすがにな。今まで放置していたし。だが、今日の事態を目にしたら、もうほっておく事も出来ん。何か対策を考えんといかん」
確かにそうなるか。また何も対策しないで襲われたらたまったもんじゃないもんな。
周りとの繋がりか……。一体、どこと繋がっているのだろうか。底も調べると、俺達の知らな情報が手に入る可能性もあるし、もし許されるなら水仙家に滞在したい。旅を始めたばかりだけど。
「確かに、その話を完全に信じるのは難しいな。まるで御伽噺だ」
『そうだね。だから、信じたくないのなら、別にいい。聞かれたから話しただけだしね』
やっぱり信じて貰えないか、当たり前だな。こんな話、信じろと言われても無理なものだ。
実際、元の闇命君に出会っていたら話は別だったかもしれないけど、多分この人とはお互い面識ないだろう。二人の反応的に。
「おいおい、信じないとは言ってねぇだろが」
「え? それじゃ…………」
「今の段階では、信じる信じないでは判断が出来ん。それに、その話を信じたところで、逆に信じなかったところで。今後の動きに影響はない。少なからず、俺の今後にはな」
あぁ、なるほど。自分に影響がない所でなら何やってもいいよっていうタイプの人間か。確かに、今の話を信じ込ませたところで特に何かあるわけじゃないからな。ただ、俺が闇命君の力を使いこなす事が出来ないというデメリットがあるだけ。
『確かにそうだね。まぁ、こっちも信じ込ませようなんて思っていないよ。聞かれたから言った。それで、今度はそっちがこっちの質問に答える番だよ。まず、この村がなぜ、何者に、このような悲惨な状況にさせられたのか。わかりやすく教えてくれると助かるんだけど』
「めっちゃ一回で聞いて来るじゃねぇか。欲張りにもほどがあるだろ」
『気になる事を聞いただけだよ。こっちも答えたんだから、そっちにも答える義務がある。しっかり答えてもらうよ』
「へいへい。まぁ、こっちとしてはおめぇらの力を借りれるかもしれねぇいい機会だし、別にいいけどな」
それもそうか。今、水歌村は悲惨な状況。管理をしている水仙家からしたら、少しでも力が欲しいだろう。
「んじゃ、話すぞ。聞き漏らすんじゃねぇぞ」
☆
水歌村は昔、まだ陰陽寮などがない時代。村が一つ無くなってしまいそうな程の悪霊に襲われたことがあるらしい。
もちろん、戦う力がない村人は逃げるしかなく、次々と悪霊が村を支配していく。
逃げ遅れた村人は悪霊に殺され、それでも何も出来ず。ただ、破壊されていく村を見るしかできない村人。その時、近く湖から突然海龍のような姿をした水神様が姿を現した。
水神様は次々と悪霊を祓い、村人を守った。
水神様は村を守った守り神として讃えられ、それが今も引き継がれている。
水歌村は、水神様に守られた村として。水神様が住み着いていると言われ。
水神様の力が欲しいと思われ、狙われる村となった。
☆
「簡単に言えばこんな感じだ。水神様の力が欲しく、村を襲いおびき出そうとしているんだ。この村を危険に晒せば、水神様がまた現れる。現れたところで、捕まえようと思っている可能性がある」
「捕まえる? 水神様を?」
「そうだ。どうやって捕まえようとしているのかは知らんが、確証がなければここまで大きな行動は起こせねぇだろ。こちらも警戒をしていたが、まさか俺が出張に出ている時を狙われるとは思わなかった」
確かに、ここまで村を破壊したんだ。ここまでやるという事は、水神様を捕まえる方法が何かしらあるという事だ。
でも、捕まえたところで、相手は神。自分の言いなりになるなんてことはないだろ。それに、祟りがある可能性だってある。自分に危険がるのに、撫でそこまでして水神様を欲しがるんだ。
「水仙さっ――――水分様、水神様を狙っている人物に心当たりがあるのですか?」
琴平が言葉を詰まらせた。今の水分さんのにらみは冷たくて鋭かったもんな、あれは咄嗟に言葉を言いかえるわ。なぜそんなにも苗字で呼ばれるのを拒むのだろうか。それも気になるな、あとで聞いてみよう。
「今回来ていた餓鬼はさすがに初めて会ったが、心当たりがないわけではない」
「心当たりは一体?」
「ここから馬車で一日以上かかる場所にいる陰陽寮、氷鬼家だ」
え、陰陽寮?
「いや、これだと語弊があるな」
「語弊?」
「氷鬼家全員が狙っているという訳ではない。一人の陰陽師が狙っている。今回襲ってきた奴が、そいつだ」
あの少女か。なんで水神様を狙うのだろうか。しかも、単独でなんて。
「なんでその人が水仙家を狙うの?」
「その理由がわかればとっくの昔に対策しているっつーの」
「対策していないの? 氷鬼家がどのような環境なのかわからないけど、牢屋にぶち込むとかしばりつけておくとか。何か罰則を与えるとかもしないの?」
ん? 琴平や闇命君からの視線が哀れみのように感じるんだけど。な、なんですか。
「考え方が染まってきたな優夏よ」
「え?」
『僕達的に話が進みやすいからいいけどね』
「え?」
二人の会話がよくわからないけど、まぁいい。今はなぜあの少女が単独で狙っているのか。氷鬼家がなぜ何も対策をしないのか。それを聞きたい。
「対策はしていた。牢屋に入れ込み監禁、拘束など。一度、爪をはぐなどの軽い拷問もしたらしいが、なにも吐かなかったらしい」
爪をはぐが軽い拷問!? 想像しただけで痛いんですけど!?
「そのうち、耐え切れなくなったのかどうかは知らないが、忽然と姿を消したらしい。消息を絶っていた、そのはずだったんだがなぁ」
腕を組み天井を仰ぐ水分さん。
その話だと、なぜ今になってまたしても水神様を狙い始めたのか。謎だ。なにか、今動かなければならない理由があったのか、それとも襲うなら今が一番都合が良かったのか。
『話は分かった。個人的にはその少女の、周りとの繋がりも気になるところだけど。さすがにそこまではわからないんでしょ?』
「さすがにな。今まで放置していたし。だが、今日の事態を目にしたら、もうほっておく事も出来ん。何か対策を考えんといかん」
確かにそうなるか。また何も対策しないで襲われたらたまったもんじゃないもんな。
周りとの繋がりか……。一体、どこと繋がっているのだろうか。底も調べると、俺達の知らな情報が手に入る可能性もあるし、もし許されるなら水仙家に滞在したい。旅を始めたばかりだけど。
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