28 / 246
出会い
式神
しおりを挟む
「川天狗?」
『うん。川天狗は、相手を惑わす術を得意とするけど、もう一つの式神も合わせれば、輪入道なんて楽勝だよ』
闇命君が言うならそうなんだろうね。なら、まずはその川天狗を出さないと。
懐から御札を取りだし、雷火から落ちないように気をつけながら集中。
「『川天狗、相手を惑わし夢の中へと取り入れろ。急急如律令』」
言われた通りのセリフを口にし川天狗を召喚。前方にはいきなり、綺麗な女性が──え。
「て、んぐ?」
いや、確かに天狗と言われれば天狗……か。
背中に、鴉のような羽が生えているし。
黒髪のストレート、黒い着物の袖を白い紐で纏めている。
動きやすいようになのか、足元もあげているため生肌が丸見えなんですが……。
足元は下駄なんですね、はい。
『主の、仰せのままに』
赤いつり目に見られてしまい、思わず目線を逸らしてしまった。いや、だって……。
こんな美人さんと今まで話した事ないんだもん!!!
なに、あの美人。あれ本当に川天狗!? 妖なの!?
ありえない………。
人間だったら高嶺の花と呼ばれている逸材だよ。
『早く、詳しい指示を出して』
「あ、はい」
少し怒ってる。早くしないと闇命君になにかされるな、俺……。
「え、でも。川天狗って、相手を惑わすだけなんだよね。どうすればいいの?」
『あの者に幻影を見せ、夢の中に取り入れますか?』
「あ、はい。それでお願いします」
『分かりました』
川天狗の声は、頭の中に直接入ってくるような機械音じみた声。でも、抑揚はあるし、ロボットではないか。
川天狗は、そのまま輪入道へと行ってしまう。
『見届けてないで。次は河童を出して。空飛べないから雷火をもう少し大きくして』
「次々と言わないで……」
えっと。まず雷火を大きくするかな。
意識を集中────よし。
雷火は先程より一回り大きくなり、俺以外にもう一人は背中に乗れるくらいになった。
体が少しだるくなってきたけど、今はそんな事気にしていられない。
次は、河童を出せばいいのか……。
「『河童、赤く燃える灯火を鎮火せよ。急急如律令』」
御札から現れた河童は────河童だった。
いや、そりゃ河童を出したのだからそうなんだけど。川天狗の事があったからさ。
もっとこう……。美女か美男が出てくると思うじゃん!!
普通にイメージ通りの河童が出てきたわ!! しかも子供サイズ。
全身緑色のタイツを着ているような少年サイズの河童。
頭にはしっかりとお皿が乗っており、くちばしは黄色。背中には大きな甲羅が背負われていた。
『クワッ』
「人語が話せないときましたかぁ」
『河童だからね。それより、川天狗が終わったみたいだよ』
え、見ないうちに?!
あ、輪入道がその場から動かずに停止している。後ろには、川天狗が火に当たらない位置の車輪に手を添えていた。
『夢に入れることが出来たね。今のうちに火を消して』
「わ、わかった!!」
雷火を操作して輪入道に近付き、河童を俺の前に立たせる。
「河童、輪入道の炎を消してくれ」
『クエッ!!!』
河童は返事をするように両手を広げた。
良かった、人語は通じるらしい。
大きく息を吸うと、勢いよく水を噴射した。
川天狗はそれを確認すると、水が当たる直前でその場から離れた。
意識が戻ったであろう輪入道、目の前まで迫っていた水鉄砲は避けられず、無様に空中を転げまわった。
よしっ。火は消え──
「あれ。輪入道の額に、大極図が刻まれてる?」
今まで遠目だったから気付かなかったけど、確かにある。
輪入道の額に、式神の証である大極図。という事は、これって陰陽師の仕業?
「でも、なんでこんなこと……」
『戦闘中によそ見をするな!!!』
「え、戦闘はおわっ──」
────ガクッ
「えっ」
いきなり、衝撃と共に襲ってきた浮遊感。
まさか、これって……?
下を向くと雷火の背中ではなく、どんどん近付いてくる地面。
嘘、嘘だろ。おい。
「お、落ちてるぅぅぅぅぅぅうううう!!」
空気の圧がすごい!! 体が引き裂かれる!! 体勢を立て直せない!
「やばいやばいやばい!!! ら、雷火!!」
咄嗟に雷火を呼ぶと、空気の圧で引きちぎられそうになっていた体が急に軽くなり、手にはフワッとした感覚。
「た、助かった………」
雷火が拾い上げてくれた……。
マジで死ぬかと思った。二回も死を経験なんて嫌だよ、俺…………。
いやいや、一体なにが起きた。
なんで俺は、雷火から振り落とされた。
『あれを見ろ』
いつの間にか闇命君は鼠の姿ではなく、半透明の姿を出していた。
彼が指した方を落ちないように厳重注意しながら見ると、光る物が建物の中から覗いていた。
「────っ!!!! 逃げっ──」
気付いた時には遅く、撃たれていた。
今回は、雷火のスピードもあり避けられたけど、弾丸が顔の横すれすれを通り抜ける。
「今のって……」
建物の中に居たのは、鉄砲を構えた人影。
キラキラと光っていたのは、鉄砲が月の光に反射していたからだろうか。
まさか、地上からも狙われるなんて。
誰なんだ。
「下は陰陽助がいるから問題ないと思ったのに! 何が潜んでっ──?!」
頭に甲高い声が! この声って、川天狗!?
「川天狗!!!」
上空を飛びまわりすぎて方向感覚が狂いそうになるが、それでも川天狗の叫び声で何とか位置を把握出来た。
できたのだが、何が起きたのかはすぐに理解できない。
川天狗は、さっきと同じ所にいるのか。
「雷火、頼む。川天狗の所にっ──?!」
向かってくれという前に、無意識に強く握ってしまっていた御札が、急に燃えてしまった……。
「これは、川天狗の……」
『よそ見をするなと言っているだろ!!!!』
「っ!!!」
下からの攻撃が止まらない。なんだ。なんで俺は狙われている。
余裕が無い。目が回りそうになるし、避けることで精一杯だ。
「っ!!! 河童!! 光を反射している所に水鉄砲!!」
『クワァァァア!!!』
雷火にしがみつきながら河童の甲羅に手を置き、落ちないように支える。
あぶり出してやるよ。
誰だ、俺を狙うやつ!!!
河童は俺の言う通り、口から勢いよく水鉄砲を発射した。
今にも崩れそうだった建物に水鉄砲が当たった瞬間、大きな音を立て崩れ落ちる。
これで、動きを封じることが出来れば………ちっ、やっぱり。上手くはいかないか。
建物から走り去ろうとしている人影が見えた。
逃がすかよ!!
「雷火、追って!」
逃がさない。あの人が何かをしているんだ。捕まえて、全てを吐かせてやる。
『うん。川天狗は、相手を惑わす術を得意とするけど、もう一つの式神も合わせれば、輪入道なんて楽勝だよ』
闇命君が言うならそうなんだろうね。なら、まずはその川天狗を出さないと。
懐から御札を取りだし、雷火から落ちないように気をつけながら集中。
「『川天狗、相手を惑わし夢の中へと取り入れろ。急急如律令』」
言われた通りのセリフを口にし川天狗を召喚。前方にはいきなり、綺麗な女性が──え。
「て、んぐ?」
いや、確かに天狗と言われれば天狗……か。
背中に、鴉のような羽が生えているし。
黒髪のストレート、黒い着物の袖を白い紐で纏めている。
動きやすいようになのか、足元もあげているため生肌が丸見えなんですが……。
足元は下駄なんですね、はい。
『主の、仰せのままに』
赤いつり目に見られてしまい、思わず目線を逸らしてしまった。いや、だって……。
こんな美人さんと今まで話した事ないんだもん!!!
なに、あの美人。あれ本当に川天狗!? 妖なの!?
ありえない………。
人間だったら高嶺の花と呼ばれている逸材だよ。
『早く、詳しい指示を出して』
「あ、はい」
少し怒ってる。早くしないと闇命君になにかされるな、俺……。
「え、でも。川天狗って、相手を惑わすだけなんだよね。どうすればいいの?」
『あの者に幻影を見せ、夢の中に取り入れますか?』
「あ、はい。それでお願いします」
『分かりました』
川天狗の声は、頭の中に直接入ってくるような機械音じみた声。でも、抑揚はあるし、ロボットではないか。
川天狗は、そのまま輪入道へと行ってしまう。
『見届けてないで。次は河童を出して。空飛べないから雷火をもう少し大きくして』
「次々と言わないで……」
えっと。まず雷火を大きくするかな。
意識を集中────よし。
雷火は先程より一回り大きくなり、俺以外にもう一人は背中に乗れるくらいになった。
体が少しだるくなってきたけど、今はそんな事気にしていられない。
次は、河童を出せばいいのか……。
「『河童、赤く燃える灯火を鎮火せよ。急急如律令』」
御札から現れた河童は────河童だった。
いや、そりゃ河童を出したのだからそうなんだけど。川天狗の事があったからさ。
もっとこう……。美女か美男が出てくると思うじゃん!!
普通にイメージ通りの河童が出てきたわ!! しかも子供サイズ。
全身緑色のタイツを着ているような少年サイズの河童。
頭にはしっかりとお皿が乗っており、くちばしは黄色。背中には大きな甲羅が背負われていた。
『クワッ』
「人語が話せないときましたかぁ」
『河童だからね。それより、川天狗が終わったみたいだよ』
え、見ないうちに?!
あ、輪入道がその場から動かずに停止している。後ろには、川天狗が火に当たらない位置の車輪に手を添えていた。
『夢に入れることが出来たね。今のうちに火を消して』
「わ、わかった!!」
雷火を操作して輪入道に近付き、河童を俺の前に立たせる。
「河童、輪入道の炎を消してくれ」
『クエッ!!!』
河童は返事をするように両手を広げた。
良かった、人語は通じるらしい。
大きく息を吸うと、勢いよく水を噴射した。
川天狗はそれを確認すると、水が当たる直前でその場から離れた。
意識が戻ったであろう輪入道、目の前まで迫っていた水鉄砲は避けられず、無様に空中を転げまわった。
よしっ。火は消え──
「あれ。輪入道の額に、大極図が刻まれてる?」
今まで遠目だったから気付かなかったけど、確かにある。
輪入道の額に、式神の証である大極図。という事は、これって陰陽師の仕業?
「でも、なんでこんなこと……」
『戦闘中によそ見をするな!!!』
「え、戦闘はおわっ──」
────ガクッ
「えっ」
いきなり、衝撃と共に襲ってきた浮遊感。
まさか、これって……?
下を向くと雷火の背中ではなく、どんどん近付いてくる地面。
嘘、嘘だろ。おい。
「お、落ちてるぅぅぅぅぅぅうううう!!」
空気の圧がすごい!! 体が引き裂かれる!! 体勢を立て直せない!
「やばいやばいやばい!!! ら、雷火!!」
咄嗟に雷火を呼ぶと、空気の圧で引きちぎられそうになっていた体が急に軽くなり、手にはフワッとした感覚。
「た、助かった………」
雷火が拾い上げてくれた……。
マジで死ぬかと思った。二回も死を経験なんて嫌だよ、俺…………。
いやいや、一体なにが起きた。
なんで俺は、雷火から振り落とされた。
『あれを見ろ』
いつの間にか闇命君は鼠の姿ではなく、半透明の姿を出していた。
彼が指した方を落ちないように厳重注意しながら見ると、光る物が建物の中から覗いていた。
「────っ!!!! 逃げっ──」
気付いた時には遅く、撃たれていた。
今回は、雷火のスピードもあり避けられたけど、弾丸が顔の横すれすれを通り抜ける。
「今のって……」
建物の中に居たのは、鉄砲を構えた人影。
キラキラと光っていたのは、鉄砲が月の光に反射していたからだろうか。
まさか、地上からも狙われるなんて。
誰なんだ。
「下は陰陽助がいるから問題ないと思ったのに! 何が潜んでっ──?!」
頭に甲高い声が! この声って、川天狗!?
「川天狗!!!」
上空を飛びまわりすぎて方向感覚が狂いそうになるが、それでも川天狗の叫び声で何とか位置を把握出来た。
できたのだが、何が起きたのかはすぐに理解できない。
川天狗は、さっきと同じ所にいるのか。
「雷火、頼む。川天狗の所にっ──?!」
向かってくれという前に、無意識に強く握ってしまっていた御札が、急に燃えてしまった……。
「これは、川天狗の……」
『よそ見をするなと言っているだろ!!!!』
「っ!!!」
下からの攻撃が止まらない。なんだ。なんで俺は狙われている。
余裕が無い。目が回りそうになるし、避けることで精一杯だ。
「っ!!! 河童!! 光を反射している所に水鉄砲!!」
『クワァァァア!!!』
雷火にしがみつきながら河童の甲羅に手を置き、落ちないように支える。
あぶり出してやるよ。
誰だ、俺を狙うやつ!!!
河童は俺の言う通り、口から勢いよく水鉄砲を発射した。
今にも崩れそうだった建物に水鉄砲が当たった瞬間、大きな音を立て崩れ落ちる。
これで、動きを封じることが出来れば………ちっ、やっぱり。上手くはいかないか。
建物から走り去ろうとしている人影が見えた。
逃がすかよ!!
「雷火、追って!」
逃がさない。あの人が何かをしているんだ。捕まえて、全てを吐かせてやる。
0
お気に入りに追加
31
あなたにおすすめの小説
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
【R18】異世界なら彼女の母親とラブラブでもいいよね!
SoftCareer
ファンタジー
幼なじみの彼女の母親と二人っきりで、期せずして異世界に飛ばされてしまった主人公が、
帰還の方法を模索しながら、その母親や異世界の人達との絆を深めていくというストーリーです。
性的描写のガイドラインに抵触してカクヨムから、R-18のミッドナイトノベルズに引っ越して、
お陰様で好評をいただきましたので、こちらにもお世話になれればとやって参りました。
(こちらとミッドナイトノベルズでの同時掲載です)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる