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旦那様と熱
10ー4
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…………――――っ、あ。
いつのまにか寝ていたみたいです。辺りは暗くなっています。
長い間、寝ていたらしいですね……。
あ、でも額の上に乗っているタオルはまだ冷たい。
女中さんが、寝ている私の額に乗っているタオルを濡らしてくれていたみたいです。
…………まだ頭がぼぉっとしますね
「…………」
体をゆっくりと起こす。微かに頭痛が走りましたが、朝ほどではありません。
落ち着くまで待ち辺りを見回していると、大きな背中が見えました。
「え、旦那様?」
旦那様が机に向かい、座っております。
近付き顔を覗き込んでみますと、目を閉じています。…………寝ていますね。
ほぉ、仕事中は黒い布を外しているみたいです。
…………寝ている旦那様、初めて見ました。
ほえぇええ、まつげ長いです。肌は何かお手入れなどをしているのでしょうか、すべすべです。
旦那様の藍色の瞳も好きですが、寝ている旦那様も可愛くて魅入ってしまいます。
――――ウズウズ、ウズウズ。
さ、触ってしまうと、起こしてしまいますでしょうか。
ですが、旦那様のふわふわな銀髪を触りたいです。頭を撫でたいです、手をぎゅっとしたいです。
でも、おそらく起こしてしまいますよね……。我慢……。
いえ、でも。す、少しだけ。手を握るだけなら、駄目でしょうか。
――――そろり、そろり
膝の上に置かれている旦那様の手に触れます。
あ、やはり大きいです。
私の手は小さい方なので、両手を使わなければ旦那様の手を包み込めません。
――――むっ、よくよく見てみますと、旦那様の爪が私とは違いとんがっております。やはり、あやかしなのですね。普段は人と同じお姿なので、あやかしなのかわからなくなってしまいます。
この大きな手で、いつも皆様を支えてくださっているのですね。自慢の手です!!
私の頬に手を添えてくださる旦那様、いつも安心します。
そろりと、私の頬に添えてみると、やっぱり安心します。
ふふっ、旦那さまぁ、好きです。大好きです!
ふふ…………ん? 視線?
――――パチッ
…………藍色の瞳と、目が、合った?
「――――楽しそうだな、華鈴よ」
「…………~~~~~~すいませんでしたぁぁああ!!!!!!」
旦那様が起きてしまいました!! あ、あぁ、は、恥ずかしい。恥ずかしいです!!!
穴を掘って埋まってきますううぅぅぅううう!!!!
その場から離れようとすると、旦那様が私の手を掴み引き寄せられてしまいました。
――――ぽすっ
「っ、だ、旦那様?」
「華鈴よ、体の方はもう大丈夫か? 痛みはないか?」
私を膝の上に乗せ、旦那様が顔を覗き込ませてきます。
眉を下げ、心配してくださっております。
そういえば……。私、頭痛が微かに残っていたはずです。
ですが、旦那様とお話ししていると頭痛がなくなりました。関節の痛みもありません。
「旦那様のおかげで完全に治りました!」
笑顔で伝えると、旦那様も笑顔になってくださいます。
「そうかそうか、それならよかった。まだ無理してはならぬな、しっかりと体を休めるがよい」
言うと、私を横抱きにしながら立ち上がり、旦那様が布団に寝かせます。
「それでは、我は行くぞ。しっかり休め、華鈴よ」
最後に私の頬を撫で、旦那様が立ち上がろうとします。
あっ、あのっ、旦那様、行かないで…………。
――――――――キュッ
「っ、む? どうした、華鈴よ」
お、思わず旦那様の裾を掴んでしまいました。
は、離さなければ、旦那様が困っております。
……でも、また朝のような寂しい思いはしたくありません。
旦那様が忙しいのはわかっております、仕事をしなければならないのは、わかっております。
頭では、わかっているのです。
ですが、寂しいのです、旦那様。
どうか、私のわがままをお許しください。
私が何も言わずに顔を俯かせておりますと、旦那様が再度座り直し、裾を掴んでいる私の手を大きな手で包み込みます。
膝を突き、空いている方の手で私は顔を上げさせられました。
藍色の旦那様の瞳と目が合います。
「すまんな、華鈴。ぬしの気持ちを察する事が出来なくて」
「い、いえ。ちょっと、私が熱で少し寂しいと思ってしまい……。すいません、お手数をおかけしてしまい……」
「迷惑など思っておらん。華鈴よ、隣を借りても良いか?」
旦那様がなにやら、ニコニコとそう聞いてきます。
どうしたのでしょうか。
「寂しいのなら、一緒に寝ようぞ」
「…………へ?」
え、だ、だだだ、旦那様!? 旦那様が私のお布団に入ってきます!!
どどどど、どうしましょう!!!
う、嬉しいですが、こんな近距離、私の心臓の音が聞こえてしまわれないかとても不安です!!
「どうした華鈴よ。寝ないのか?」
「ね、寝ますが、あの。き、緊張してしまって……」
「くくくっ、華鈴は可愛いな。ほれ、緊張せずともよい、共に寝るだけだ」
座っている私を、旦那様が横になるように腕を広げてくださいます。
こ、これはいわゆる、腕枕をという物でしょうか!
旦那様の腕を枕にしても良いということでしょうか!!
「ほれほれ、遠慮するでない」
「し、失礼します………」
おずおずと旦那様の腕に頭を乗せ、横になります。
すると、旦那様が空いている手を私のお腹に乗せ、一定のリズムでポンポンとしてくださいます。
「しっかり眠れ、華鈴。そして、また我に元気な姿を見せてくれ」
あ、旦那様の瞳を見ていると、だんだん瞼が落ちてきました。
旦那様が何かを言っています、ですが、もう、意識が――――…………
・
・
・
・
・
・
・
ふぅ、寝たらしいな。
少々催眠をかけてしまったが、こればかりは仕方がない。
早く寝て、元気になってもらわんとならんからな。
「――――寂しい思いをさせてしまってすまない、我慢ばかりさせてしまってすまない。本当に、すまないな、華鈴」
今回、初めて華鈴の心の声を聞いたような気がした。
もしかしたら、今までも寂しい思いをさせていたのかもしれぬ。
我慢すると知っていたはずなのに、我は"知っていた"だけだったのだな。
仕事も、もちろん大事だ。
だが、仕事より、妻である華鈴を大事にせんといかん。
――――あ、神空さんが怒っていたのって、こういう事だったのだろうか。
我が妻より仕事を優先してしまったから、怒っていたのだろうか。
「あはは、当然か……」
怒って、当然だな。我は、まだまだ華鈴を理解していなかった。今回のでよくわかったぞ。
華鈴、今までの我を許してくれ。そして、我は今まで以上に華鈴と共に時間を過ごそう。約束だ。
最後に、華鈴の額にキスを落とし、目を閉じ共に眠りについた。
いつのまにか寝ていたみたいです。辺りは暗くなっています。
長い間、寝ていたらしいですね……。
あ、でも額の上に乗っているタオルはまだ冷たい。
女中さんが、寝ている私の額に乗っているタオルを濡らしてくれていたみたいです。
…………まだ頭がぼぉっとしますね
「…………」
体をゆっくりと起こす。微かに頭痛が走りましたが、朝ほどではありません。
落ち着くまで待ち辺りを見回していると、大きな背中が見えました。
「え、旦那様?」
旦那様が机に向かい、座っております。
近付き顔を覗き込んでみますと、目を閉じています。…………寝ていますね。
ほぉ、仕事中は黒い布を外しているみたいです。
…………寝ている旦那様、初めて見ました。
ほえぇええ、まつげ長いです。肌は何かお手入れなどをしているのでしょうか、すべすべです。
旦那様の藍色の瞳も好きですが、寝ている旦那様も可愛くて魅入ってしまいます。
――――ウズウズ、ウズウズ。
さ、触ってしまうと、起こしてしまいますでしょうか。
ですが、旦那様のふわふわな銀髪を触りたいです。頭を撫でたいです、手をぎゅっとしたいです。
でも、おそらく起こしてしまいますよね……。我慢……。
いえ、でも。す、少しだけ。手を握るだけなら、駄目でしょうか。
――――そろり、そろり
膝の上に置かれている旦那様の手に触れます。
あ、やはり大きいです。
私の手は小さい方なので、両手を使わなければ旦那様の手を包み込めません。
――――むっ、よくよく見てみますと、旦那様の爪が私とは違いとんがっております。やはり、あやかしなのですね。普段は人と同じお姿なので、あやかしなのかわからなくなってしまいます。
この大きな手で、いつも皆様を支えてくださっているのですね。自慢の手です!!
私の頬に手を添えてくださる旦那様、いつも安心します。
そろりと、私の頬に添えてみると、やっぱり安心します。
ふふっ、旦那さまぁ、好きです。大好きです!
ふふ…………ん? 視線?
――――パチッ
…………藍色の瞳と、目が、合った?
「――――楽しそうだな、華鈴よ」
「…………~~~~~~すいませんでしたぁぁああ!!!!!!」
旦那様が起きてしまいました!! あ、あぁ、は、恥ずかしい。恥ずかしいです!!!
穴を掘って埋まってきますううぅぅぅううう!!!!
その場から離れようとすると、旦那様が私の手を掴み引き寄せられてしまいました。
――――ぽすっ
「っ、だ、旦那様?」
「華鈴よ、体の方はもう大丈夫か? 痛みはないか?」
私を膝の上に乗せ、旦那様が顔を覗き込ませてきます。
眉を下げ、心配してくださっております。
そういえば……。私、頭痛が微かに残っていたはずです。
ですが、旦那様とお話ししていると頭痛がなくなりました。関節の痛みもありません。
「旦那様のおかげで完全に治りました!」
笑顔で伝えると、旦那様も笑顔になってくださいます。
「そうかそうか、それならよかった。まだ無理してはならぬな、しっかりと体を休めるがよい」
言うと、私を横抱きにしながら立ち上がり、旦那様が布団に寝かせます。
「それでは、我は行くぞ。しっかり休め、華鈴よ」
最後に私の頬を撫で、旦那様が立ち上がろうとします。
あっ、あのっ、旦那様、行かないで…………。
――――――――キュッ
「っ、む? どうした、華鈴よ」
お、思わず旦那様の裾を掴んでしまいました。
は、離さなければ、旦那様が困っております。
……でも、また朝のような寂しい思いはしたくありません。
旦那様が忙しいのはわかっております、仕事をしなければならないのは、わかっております。
頭では、わかっているのです。
ですが、寂しいのです、旦那様。
どうか、私のわがままをお許しください。
私が何も言わずに顔を俯かせておりますと、旦那様が再度座り直し、裾を掴んでいる私の手を大きな手で包み込みます。
膝を突き、空いている方の手で私は顔を上げさせられました。
藍色の旦那様の瞳と目が合います。
「すまんな、華鈴。ぬしの気持ちを察する事が出来なくて」
「い、いえ。ちょっと、私が熱で少し寂しいと思ってしまい……。すいません、お手数をおかけしてしまい……」
「迷惑など思っておらん。華鈴よ、隣を借りても良いか?」
旦那様がなにやら、ニコニコとそう聞いてきます。
どうしたのでしょうか。
「寂しいのなら、一緒に寝ようぞ」
「…………へ?」
え、だ、だだだ、旦那様!? 旦那様が私のお布団に入ってきます!!
どどどど、どうしましょう!!!
う、嬉しいですが、こんな近距離、私の心臓の音が聞こえてしまわれないかとても不安です!!
「どうした華鈴よ。寝ないのか?」
「ね、寝ますが、あの。き、緊張してしまって……」
「くくくっ、華鈴は可愛いな。ほれ、緊張せずともよい、共に寝るだけだ」
座っている私を、旦那様が横になるように腕を広げてくださいます。
こ、これはいわゆる、腕枕をという物でしょうか!
旦那様の腕を枕にしても良いということでしょうか!!
「ほれほれ、遠慮するでない」
「し、失礼します………」
おずおずと旦那様の腕に頭を乗せ、横になります。
すると、旦那様が空いている手を私のお腹に乗せ、一定のリズムでポンポンとしてくださいます。
「しっかり眠れ、華鈴。そして、また我に元気な姿を見せてくれ」
あ、旦那様の瞳を見ていると、だんだん瞼が落ちてきました。
旦那様が何かを言っています、ですが、もう、意識が――――…………
・
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ふぅ、寝たらしいな。
少々催眠をかけてしまったが、こればかりは仕方がない。
早く寝て、元気になってもらわんとならんからな。
「――――寂しい思いをさせてしまってすまない、我慢ばかりさせてしまってすまない。本当に、すまないな、華鈴」
今回、初めて華鈴の心の声を聞いたような気がした。
もしかしたら、今までも寂しい思いをさせていたのかもしれぬ。
我慢すると知っていたはずなのに、我は"知っていた"だけだったのだな。
仕事も、もちろん大事だ。
だが、仕事より、妻である華鈴を大事にせんといかん。
――――あ、神空さんが怒っていたのって、こういう事だったのだろうか。
我が妻より仕事を優先してしまったから、怒っていたのだろうか。
「あはは、当然か……」
怒って、当然だな。我は、まだまだ華鈴を理解していなかった。今回のでよくわかったぞ。
華鈴、今までの我を許してくれ。そして、我は今まで以上に華鈴と共に時間を過ごそう。約束だ。
最後に、華鈴の額にキスを落とし、目を閉じ共に眠りについた。
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