38 / 79
七氏と巫女の出会い
8-11
しおりを挟む
屋敷に引き戻された我は、父上の後ろを付いて行き縁側に移動した。
我の住む屋敷の縁側は濡れ縁と呼ばれる作りとなっている。
吹き抜けとなっておるから、雨の日などは悲惨だ。
次の日、女中達が頑張って水を箒ではいたり、雑巾で拭いてくれておる。
そんな所へ移動すると父上は「ちょっと待っておれ」と、我を一人残し姿を消してしまった。
今の父上の声が低く、怒気が含まれておったから何も言えない。素直に頷くしかなかったぞ……。
「…………ふぅ」
縁側は、父上がこだわりを見せたようで、ものすごく綺麗な景色が作り出されていた。
縁側から見えるのは、梅の木やツヅジが植えられており緑。目に優しく、どことなく安心する。
そんな景色の中には、鯉が優雅に泳いでいる小池が月の光を反射している。
雫がポチャンと落ちると波紋が広がると、なんんだろうか、心が躍るぞ。
ずっと見ていても飽きない、父上の自慢の庭だ。
縁側に腰を下ろし足を投げ、父上が戻ってくるのを待っていると、思ったより早くに戻ってきた。
「父上、一体何をっ――これは?」
「団子と茶だ。これから飲むぞ」
ズイッと、我の目の前に差し出されたのは、お盆の上に乗っている串の刺さった団子と湯呑。
我がお盆を受け取ると、もう片方の手に持っていたであろう酒の瓶とおちょこを見せてきた。
しかも、先ほどの怒気はどこ行ったのかと問いかけたくなるような笑顔で。
飲む気満々だな、父上。母上に怒られぬ程度に抑えてくれよ。
我は、もう父上からの怒りを受けただけで精いっぱいだ。
ちなみに、我は先程。屋敷に入る前に滾々と父上に怒られていた。
一時間の説教は、我でもさすがに堪えたぞ……。
そんなに怒っていた父上は今、気分がよさそうな顔で瓶を開け、おちょこに注いでいる。楽しそうで何よりだ。
「ふぅ、早くぬしも酒の味がわかるようになると良いな。ワシとの晩酌を楽しめるぞ」
「年齢的にはもう飲めるはずですよ。ただ、母上と父上が許してくださらないだけではないですか」
「ワシはもう良いとは思っておるが、氷璃が許してくれんからなぁ」
ほんのり頬を赤くしながら愉快そうに笑う父上。
絶対、貴方も許してはくれていないでしょう、母上のせいだけにしないでください。
ため息を吐きながらお茶を一口、飲む。
飲みやすさの温度で入れてくださったのか、体がほんのりと温まる。
ホッと一息ついていると、父上が酒を飲みながら問いかけてきた。
「体の方は本当に大丈夫だろうな? 見たところ問題はないように見えるが」
「はい、父上の一時間の説教にも耐えられるくらいには回復しております」
「それなら良かった。それでだが、七氏は自身の容姿について気にしていたようだが、それは今もか?」
っ、そんな……。
いや、父上は確かに物事を隠さず普段も話しておるが、今回もかぁ。
むむむっ。そのように問いかけられると、どうしても考えてしまう。
父上や母上、女中達は我の容姿について何も思っていないかもしれん。だが、他の者はどうだろうか。
我は一人息子だ。今はまだまだ未熟だとしても、これから偉大なる父上の後を継ぐこととなるだろう。
そうなれば現代へ行くことも増え、あやかしの世界でも様々な場所に出向かなければならんくなる。
我の顔のせいでよい印象を持たれなくなってしまった場合、今まで父上が頑張って築いて来た信頼や実績が無駄となる。
そうなってしまった場合、我は、我を許せない。
父上と母上の努力を無駄にすることだけは、絶対に嫌なのだ。
「そこまで気にしなくても良い」
「―――――ん?」
い、いきなりどうしたというのだ、父上。
まるで、我の心中を覗いていたようなタイミングと言葉……。
「代替わりをした場合、元主より現主が優先される。主が絶対、何よりも優先されるのだ」
主が絶対……。
そんな主が我のような傷物では、今までの絆が……。
「それにな、七氏よ。ワシは、ぬしの顔の傷だけで信頼を失うような者達を近くに置いたりなどせんぞ。どんなことがあろうと離れず、最後まで共に進んでくれる。そのような者達しか、ワシらの近くにはおらん。だから、今までワシが築いてきた信頼が崩れるかもしれぬなどといった心配は無用だ」
父上の自信に満ち溢れている瞳、口調。
それだけで安心出来る、出来てしまう。
父上の今の言葉は嘘では無いと、我を励まそうとしているだけでは無いと、そう思わせる言葉だ。
「それでも、ぬしのことを悪く言う者がいるのなら言え、必ず対処してやろう。それが、ワシの仕事だ」
父上が我の頭に手を伸ばし、ポンポンと優しく撫でた。
その温もりで、重く苦しかった心が軽くなる。
――――だが、だがな? 父上。
我は気づいておりますよ、父上。
「父上」
「む? なんだ?」
「我、そのような事を口には出しておりません。なぜ、我の葛藤を知る事が出来たのか、少々詳しく教えていただいてもよろしいでしょうか?」
父上の方を向きながら問いかけると、何故か父上は顔を真っ青にしそっぽを向いてしまった。
――ほう、顔を逸らしましたね、父上。
「なぜでしょう、父上。なぜ、我から顔を逸らすのでしょう。なぜ、逃げようとしているのでしょう。なぜ、顔を青くしているのでしょう。ねぇ、早く答えてくださいよ、父上」
徐々に我から距離を置こうとする父上の腕を掴む。
絶対に、逃がしませんよ。
「父上、さぁ、早くお答えください。我の心中をお読みになったと。本人の許可を得る事をせず、勝手にお読みになったと。早く言ってください、父上?」
「ま、待て待て。辺りが急に寒くなってきたぞ? ぬし、氷璃の妖術を引き継いではおるが、まだうまく扱えておらんはずだろう? ほ、ほら、力を暴走させてはまずい。その怒りを抑えるのだ! な? なっ?!」
「そうですね、怒りで力を暴走させるのは駄目だとは思います、父上」
「そうであろう? ならっ――」
安堵の息を吐く父上、今ので我の怒りが収まるとでも思っておるのか?
「ですが、父上。勝手に人の心を読むのも本来はしてはいけない事だと思いませんか? 父上はどのようにお考えでしょうか、どのように考え我の心中をお読みになったのでしょうか。我が納得できる理由があるのでしょうね?」
「そ、それは、その。なんとなく……」
「ほう、なんとなくで父上は我の心中をお読みになったと?」
「ス、スイマセンデシタ」
父上に顔を寄せ無理やり約束をさせた。次からは絶対に許可がない限り、心中を読まないと。
破れば、いくら父上でも我は許さぬからな。
我の住む屋敷の縁側は濡れ縁と呼ばれる作りとなっている。
吹き抜けとなっておるから、雨の日などは悲惨だ。
次の日、女中達が頑張って水を箒ではいたり、雑巾で拭いてくれておる。
そんな所へ移動すると父上は「ちょっと待っておれ」と、我を一人残し姿を消してしまった。
今の父上の声が低く、怒気が含まれておったから何も言えない。素直に頷くしかなかったぞ……。
「…………ふぅ」
縁側は、父上がこだわりを見せたようで、ものすごく綺麗な景色が作り出されていた。
縁側から見えるのは、梅の木やツヅジが植えられており緑。目に優しく、どことなく安心する。
そんな景色の中には、鯉が優雅に泳いでいる小池が月の光を反射している。
雫がポチャンと落ちると波紋が広がると、なんんだろうか、心が躍るぞ。
ずっと見ていても飽きない、父上の自慢の庭だ。
縁側に腰を下ろし足を投げ、父上が戻ってくるのを待っていると、思ったより早くに戻ってきた。
「父上、一体何をっ――これは?」
「団子と茶だ。これから飲むぞ」
ズイッと、我の目の前に差し出されたのは、お盆の上に乗っている串の刺さった団子と湯呑。
我がお盆を受け取ると、もう片方の手に持っていたであろう酒の瓶とおちょこを見せてきた。
しかも、先ほどの怒気はどこ行ったのかと問いかけたくなるような笑顔で。
飲む気満々だな、父上。母上に怒られぬ程度に抑えてくれよ。
我は、もう父上からの怒りを受けただけで精いっぱいだ。
ちなみに、我は先程。屋敷に入る前に滾々と父上に怒られていた。
一時間の説教は、我でもさすがに堪えたぞ……。
そんなに怒っていた父上は今、気分がよさそうな顔で瓶を開け、おちょこに注いでいる。楽しそうで何よりだ。
「ふぅ、早くぬしも酒の味がわかるようになると良いな。ワシとの晩酌を楽しめるぞ」
「年齢的にはもう飲めるはずですよ。ただ、母上と父上が許してくださらないだけではないですか」
「ワシはもう良いとは思っておるが、氷璃が許してくれんからなぁ」
ほんのり頬を赤くしながら愉快そうに笑う父上。
絶対、貴方も許してはくれていないでしょう、母上のせいだけにしないでください。
ため息を吐きながらお茶を一口、飲む。
飲みやすさの温度で入れてくださったのか、体がほんのりと温まる。
ホッと一息ついていると、父上が酒を飲みながら問いかけてきた。
「体の方は本当に大丈夫だろうな? 見たところ問題はないように見えるが」
「はい、父上の一時間の説教にも耐えられるくらいには回復しております」
「それなら良かった。それでだが、七氏は自身の容姿について気にしていたようだが、それは今もか?」
っ、そんな……。
いや、父上は確かに物事を隠さず普段も話しておるが、今回もかぁ。
むむむっ。そのように問いかけられると、どうしても考えてしまう。
父上や母上、女中達は我の容姿について何も思っていないかもしれん。だが、他の者はどうだろうか。
我は一人息子だ。今はまだまだ未熟だとしても、これから偉大なる父上の後を継ぐこととなるだろう。
そうなれば現代へ行くことも増え、あやかしの世界でも様々な場所に出向かなければならんくなる。
我の顔のせいでよい印象を持たれなくなってしまった場合、今まで父上が頑張って築いて来た信頼や実績が無駄となる。
そうなってしまった場合、我は、我を許せない。
父上と母上の努力を無駄にすることだけは、絶対に嫌なのだ。
「そこまで気にしなくても良い」
「―――――ん?」
い、いきなりどうしたというのだ、父上。
まるで、我の心中を覗いていたようなタイミングと言葉……。
「代替わりをした場合、元主より現主が優先される。主が絶対、何よりも優先されるのだ」
主が絶対……。
そんな主が我のような傷物では、今までの絆が……。
「それにな、七氏よ。ワシは、ぬしの顔の傷だけで信頼を失うような者達を近くに置いたりなどせんぞ。どんなことがあろうと離れず、最後まで共に進んでくれる。そのような者達しか、ワシらの近くにはおらん。だから、今までワシが築いてきた信頼が崩れるかもしれぬなどといった心配は無用だ」
父上の自信に満ち溢れている瞳、口調。
それだけで安心出来る、出来てしまう。
父上の今の言葉は嘘では無いと、我を励まそうとしているだけでは無いと、そう思わせる言葉だ。
「それでも、ぬしのことを悪く言う者がいるのなら言え、必ず対処してやろう。それが、ワシの仕事だ」
父上が我の頭に手を伸ばし、ポンポンと優しく撫でた。
その温もりで、重く苦しかった心が軽くなる。
――――だが、だがな? 父上。
我は気づいておりますよ、父上。
「父上」
「む? なんだ?」
「我、そのような事を口には出しておりません。なぜ、我の葛藤を知る事が出来たのか、少々詳しく教えていただいてもよろしいでしょうか?」
父上の方を向きながら問いかけると、何故か父上は顔を真っ青にしそっぽを向いてしまった。
――ほう、顔を逸らしましたね、父上。
「なぜでしょう、父上。なぜ、我から顔を逸らすのでしょう。なぜ、逃げようとしているのでしょう。なぜ、顔を青くしているのでしょう。ねぇ、早く答えてくださいよ、父上」
徐々に我から距離を置こうとする父上の腕を掴む。
絶対に、逃がしませんよ。
「父上、さぁ、早くお答えください。我の心中をお読みになったと。本人の許可を得る事をせず、勝手にお読みになったと。早く言ってください、父上?」
「ま、待て待て。辺りが急に寒くなってきたぞ? ぬし、氷璃の妖術を引き継いではおるが、まだうまく扱えておらんはずだろう? ほ、ほら、力を暴走させてはまずい。その怒りを抑えるのだ! な? なっ?!」
「そうですね、怒りで力を暴走させるのは駄目だとは思います、父上」
「そうであろう? ならっ――」
安堵の息を吐く父上、今ので我の怒りが収まるとでも思っておるのか?
「ですが、父上。勝手に人の心を読むのも本来はしてはいけない事だと思いませんか? 父上はどのようにお考えでしょうか、どのように考え我の心中をお読みになったのでしょうか。我が納得できる理由があるのでしょうね?」
「そ、それは、その。なんとなく……」
「ほう、なんとなくで父上は我の心中をお読みになったと?」
「ス、スイマセンデシタ」
父上に顔を寄せ無理やり約束をさせた。次からは絶対に許可がない限り、心中を読まないと。
破れば、いくら父上でも我は許さぬからな。
0
https://accaii.com/sakurannbo398/?msg=signup
お気に入りに追加
22
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
仲の良かったはずの婚約者に一年無視され続け、婚約解消を決意しましたが
ゆらゆらぎ
恋愛
エルヴィラ・ランヴァルドは第二王子アランの幼い頃からの婚約者である。仲睦まじいと評判だったふたりは、今では社交界でも有名な冷えきった仲となっていた。
定例であるはずの茶会もなく、婚約者の義務であるはずのファーストダンスも踊らない
そんな日々が一年と続いたエルヴィラは遂に解消を決意するが──
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
真実の愛は、誰のもの?
ふまさ
恋愛
「……悪いと思っているのなら、く、口付け、してください」
妹のコーリーばかり優先する婚約者のエディに、ミアは震える声で、思い切って願いを口に出してみた。顔を赤くし、目をぎゅっと閉じる。
だが、温かいそれがそっと触れたのは、ミアの額だった。
ミアがまぶたを開け、自分の額に触れた。しゅんと肩を落とし「……また、額」と、ぼやいた。エディはそんなミアの頭を撫でながら、柔やかに笑った。
「はじめての口付けは、もっと、ロマンチックなところでしたいんだ」
「……ロマンチック、ですか……?」
「そう。二人ともに、想い出に残るような」
それは、二人が婚約してから、六年が経とうとしていたときのことだった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
「君の為の時間は取れない」と告げた旦那様の意図を私はちゃんと理解しています。
あおくん
恋愛
憧れの人であった旦那様は初夜が終わったあと私にこう告げた。
「君の為の時間は取れない」と。
それでも私は幸せだった。だから、旦那様を支えられるような妻になりたいと願った。
そして騎士団長でもある旦那様は次の日から家を空け、旦那様と入れ違いにやって来たのは旦那様の母親と見知らぬ女性。
旦那様の告げた「君の為の時間は取れない」という言葉はお二人には別の意味で伝わったようだ。
あなたは愛されていない。愛してもらうためには必要なことだと過度な労働を強いた結果、過労で倒れた私は記憶喪失になる。
そして帰ってきた旦那様は、全てを忘れていた私に困惑する。
※35〜37話くらいで終わります。
わたしは夫のことを、愛していないのかもしれない
鈴宮(すずみや)
恋愛
孤児院出身のアルマは、一年前、幼馴染のヴェルナーと夫婦になった。明るくて優しいヴェルナーは、日々アルマに愛を囁き、彼女のことをとても大事にしている。
しかしアルマは、ある日を境に、ヴェルナーから甘ったるい香りが漂うことに気づく。
その香りは、彼女が勤める診療所の、とある患者と同じもので――――?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。
ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。
「案外、本当に君以外いないかも」
「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」
「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」
そのドクターの甘さは手加減を知らない。
【登場人物】
末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。
恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる?
田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い?
【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結】仰る通り、貴方の子ではありません
ユユ
恋愛
辛い悪阻と難産を経て産まれたのは
私に似た待望の男児だった。
なのに認められず、
不貞の濡れ衣を着せられ、
追い出されてしまった。
実家からも勘当され
息子と2人で生きていくことにした。
* 作り話です
* 暇つぶしにどうぞ
* 4万文字未満
* 完結保証付き
* 少し大人表現あり
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる