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06 ミラベルの本音
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「こっ、声に出ておりましたか……?」
「いや、なんと言うか……すまない、聞いてしまって」
今まで散々淑女の仮面を被り続けてきたのに。こんな一番大事な場面で露呈するなんてどうかしている。
ミラベルは顔を隠すと、聞き取れないほど小さな声で嘆いた。
「わっ、忘れてくださいませ……! わたくし、デビュタントのあの日、陛下の傍らに立つ精悍なあなた様に一目で恋に落ちたのですわ。どうにかしてあなた様の目に留まりたくて。王家主催の夜会は必ず出席してまいりましたの……ってあぁっ、こんなこと言うつもりはなくて」
「くっ……! そんな健気な……! 私はこの秘密のせいで、長年女性を敬遠していたから。君の想いに気づくことができなかった。すまないことをした」
グレンはそっとミラベルとくちびるを合わせると、大きな手でたわわな胸を覆った。
「んっ……! グレンさまぁ」
「ベル、昼間の言葉は撤回させてくれ。こんな私を、うら若く美しい君が受け入れてくれるとは思わなかったのだ」
もどかしいほどに優しく触れられて、ミラベルの身体はほんのりと赤く染まってゆく。
「は、ぁっ、どんなグレンさまも……っ、しゅきぃっ……!」
「ぐっ、そんな可愛い姿をみせられては、年甲斐もなく君に溺れてしまいそうだ」
「んっ……あんっ」
乳房を掬い寄せて揉んで、ちゅぱちゅぱといやらしく吸われてしまう。
ミラベルはどんどんと淫らな気持ちが溢れ出て、グレンの分身を握った。
「っは、ベル、それは」
「あぁんっ嬉しいですわグレン様、もっとそう呼んでくださいませ……!」
強く扱くと、ぬるぬるとした先走りが潤滑油となっていやらしい音が鳴り響く。
眉間の皺を深くしたグレンは身を捩り、悪戯に握るミラベルの指先から逃れた。
「あん」
「もう十分だから、今度は君のいいところを私に教えてくれないか」
グレンはミラベルの膝裏を持ち上げ大きく開き、ショーツ越しに鼻を押し付けた。
「あっ」
「君の匂いがする」
ちゅっと何度もそこへキスを落とされるのだが、もどかしくて堪らない。ショーツのラインを撫でられ、ぐっと蜜口を布越しに押されてしまう。
「んっ、グレン、さま……っ」
くちゅんといやらしい水音が聞こえる。ショーツも濡れて冷たいから、もうそこはすっかり水浸しになっているはずだ。
「あっああっ」
グレンは白く繊細なショーツを、ミラベルのそこへ食い込ませた。まだ直接触れられてもいないのに、何たる刺激だろうか。
「こんなにも濡らして。私はまだ見ているだけだぞ。ここを愛撫したら、君はどんなふうに乱れるのだろうか」
「んぁっ……! グレンさまっ、して……! ベルのえっちな姿、いっぱい見て……!」
自らショーツの紐を解き、ミラベルはひくつくあわいを夫の眼前に晒す。
ごくりと喉を鳴らしたグレンは顔を近づけ、ぱっくりと割れて涎を垂らしている蜜口にキスをした。
「いや、なんと言うか……すまない、聞いてしまって」
今まで散々淑女の仮面を被り続けてきたのに。こんな一番大事な場面で露呈するなんてどうかしている。
ミラベルは顔を隠すと、聞き取れないほど小さな声で嘆いた。
「わっ、忘れてくださいませ……! わたくし、デビュタントのあの日、陛下の傍らに立つ精悍なあなた様に一目で恋に落ちたのですわ。どうにかしてあなた様の目に留まりたくて。王家主催の夜会は必ず出席してまいりましたの……ってあぁっ、こんなこと言うつもりはなくて」
「くっ……! そんな健気な……! 私はこの秘密のせいで、長年女性を敬遠していたから。君の想いに気づくことができなかった。すまないことをした」
グレンはそっとミラベルとくちびるを合わせると、大きな手でたわわな胸を覆った。
「んっ……! グレンさまぁ」
「ベル、昼間の言葉は撤回させてくれ。こんな私を、うら若く美しい君が受け入れてくれるとは思わなかったのだ」
もどかしいほどに優しく触れられて、ミラベルの身体はほんのりと赤く染まってゆく。
「は、ぁっ、どんなグレンさまも……っ、しゅきぃっ……!」
「ぐっ、そんな可愛い姿をみせられては、年甲斐もなく君に溺れてしまいそうだ」
「んっ……あんっ」
乳房を掬い寄せて揉んで、ちゅぱちゅぱといやらしく吸われてしまう。
ミラベルはどんどんと淫らな気持ちが溢れ出て、グレンの分身を握った。
「っは、ベル、それは」
「あぁんっ嬉しいですわグレン様、もっとそう呼んでくださいませ……!」
強く扱くと、ぬるぬるとした先走りが潤滑油となっていやらしい音が鳴り響く。
眉間の皺を深くしたグレンは身を捩り、悪戯に握るミラベルの指先から逃れた。
「あん」
「もう十分だから、今度は君のいいところを私に教えてくれないか」
グレンはミラベルの膝裏を持ち上げ大きく開き、ショーツ越しに鼻を押し付けた。
「あっ」
「君の匂いがする」
ちゅっと何度もそこへキスを落とされるのだが、もどかしくて堪らない。ショーツのラインを撫でられ、ぐっと蜜口を布越しに押されてしまう。
「んっ、グレン、さま……っ」
くちゅんといやらしい水音が聞こえる。ショーツも濡れて冷たいから、もうそこはすっかり水浸しになっているはずだ。
「あっああっ」
グレンは白く繊細なショーツを、ミラベルのそこへ食い込ませた。まだ直接触れられてもいないのに、何たる刺激だろうか。
「こんなにも濡らして。私はまだ見ているだけだぞ。ここを愛撫したら、君はどんなふうに乱れるのだろうか」
「んぁっ……! グレンさまっ、して……! ベルのえっちな姿、いっぱい見て……!」
自らショーツの紐を解き、ミラベルはひくつくあわいを夫の眼前に晒す。
ごくりと喉を鳴らしたグレンは顔を近づけ、ぱっくりと割れて涎を垂らしている蜜口にキスをした。
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