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05 ミラベルのしゅきぴ
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◇
──きゃぁん♡♡♡ しゅきぴのえっち顔が見られるなんて最高がすぎるんですけどぉ!
懸命に舌を伸ばし、裏筋を存分に刺激する。そうするのが大抵の殿方の好みだと、お姉様たちが教えてくれた。
「グレンさまの、とっても素敵ですわ……真っ白で、ほのかにピンク色で……」
そう、グレンのそれは、ミラベルが想像していたようなどす黒く雄々しいものではなく、色白であるグレンの肌と同じ色味のものだった。先走りの液が漏れていた先端は、恥じらった頬のように赤く色づいている。
「そっ、そんなことあるわけな……っ」
「いいえ、むしろ神々しさすら感じますわ」
硬く芯を得だしたそれをゆるく握り、根元に舌を這わす。
とても舐めやすい。グレンのそれは産毛のようで、金獅子の金獅子であるべき鬣が、とても薄かったのだ。
「うっ、ぁ……っミラベル嬢、じょ、女性がそんなことをしては……!」
「んんっ、グレン様? もうベルはあなた様の妻……令嬢ではありませんのよ」
しゅるりと胸元のリボンを解く。抑えつけていた乳房が解放されて、身震いした。グレンの喉がごくりと上下するのを目の当たりにしたのだ。
「君にはもう私の秘密を知られてしまった……情けないついでに、もうひとつ聞いてもらえるだろうか」
「まぁ」
「その、君が今握っているそれなのだが」
ミラベルは手元をちらりと見やる。
しゅこしゅこと緩く扱いている彼のものは、色こそ可愛らしいが、ビキビキに浮き出た血管や、なによりその質量は到底可愛いものではなく、とても凶悪だった。
落ち着くようにと撫でてやると、ぴくぴくと震えて先端から透明な液を零す。
「実は、まだ新品なのだ」
「?????????」
「うっ……!」
驚きのあまりぎゅっと握りしめてしまい、グレンは呻いた。
──ううううううそ?! えっ?! はぁっ?! わたしのしゅきぴが、とんでもなく清いとか尊死!!!
「なので君を満足させられるか不安ではあるのだが──」
頭の中で煩悩が暴れている間、ぼうっとしてしまったミラベルの視界が反転する。
「ふぇ?」
「努力は得意ゆえ、妻に教えを乞うとしよう」
「んぁあっ」
──つま! 妻と呼んでくださったの!!?? あぁんもういつ死んでも……ってだめです!!!!! 初夜を無事終えてその後もいちゃいちゃラブラブしてもう片時も離れられない♡ なんて言葉を愛しのグレン様から聞くまで死ねないわぁっ……!!!
「……え?」
「えっ」
いつも通り激しい妄想をして、ミラベルを組み敷くグレンを見上げたのだが。なぜだかグレンは真っ赤な顔をして、口元を押さえている。
これは、まさか。
──きゃぁん♡♡♡ しゅきぴのえっち顔が見られるなんて最高がすぎるんですけどぉ!
懸命に舌を伸ばし、裏筋を存分に刺激する。そうするのが大抵の殿方の好みだと、お姉様たちが教えてくれた。
「グレンさまの、とっても素敵ですわ……真っ白で、ほのかにピンク色で……」
そう、グレンのそれは、ミラベルが想像していたようなどす黒く雄々しいものではなく、色白であるグレンの肌と同じ色味のものだった。先走りの液が漏れていた先端は、恥じらった頬のように赤く色づいている。
「そっ、そんなことあるわけな……っ」
「いいえ、むしろ神々しさすら感じますわ」
硬く芯を得だしたそれをゆるく握り、根元に舌を這わす。
とても舐めやすい。グレンのそれは産毛のようで、金獅子の金獅子であるべき鬣が、とても薄かったのだ。
「うっ、ぁ……っミラベル嬢、じょ、女性がそんなことをしては……!」
「んんっ、グレン様? もうベルはあなた様の妻……令嬢ではありませんのよ」
しゅるりと胸元のリボンを解く。抑えつけていた乳房が解放されて、身震いした。グレンの喉がごくりと上下するのを目の当たりにしたのだ。
「君にはもう私の秘密を知られてしまった……情けないついでに、もうひとつ聞いてもらえるだろうか」
「まぁ」
「その、君が今握っているそれなのだが」
ミラベルは手元をちらりと見やる。
しゅこしゅこと緩く扱いている彼のものは、色こそ可愛らしいが、ビキビキに浮き出た血管や、なによりその質量は到底可愛いものではなく、とても凶悪だった。
落ち着くようにと撫でてやると、ぴくぴくと震えて先端から透明な液を零す。
「実は、まだ新品なのだ」
「?????????」
「うっ……!」
驚きのあまりぎゅっと握りしめてしまい、グレンは呻いた。
──ううううううそ?! えっ?! はぁっ?! わたしのしゅきぴが、とんでもなく清いとか尊死!!!
「なので君を満足させられるか不安ではあるのだが──」
頭の中で煩悩が暴れている間、ぼうっとしてしまったミラベルの視界が反転する。
「ふぇ?」
「努力は得意ゆえ、妻に教えを乞うとしよう」
「んぁあっ」
──つま! 妻と呼んでくださったの!!?? あぁんもういつ死んでも……ってだめです!!!!! 初夜を無事終えてその後もいちゃいちゃラブラブしてもう片時も離れられない♡ なんて言葉を愛しのグレン様から聞くまで死ねないわぁっ……!!!
「……え?」
「えっ」
いつも通り激しい妄想をして、ミラベルを組み敷くグレンを見上げたのだが。なぜだかグレンは真っ赤な顔をして、口元を押さえている。
これは、まさか。
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