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第二章
夢と現実の狭間③
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「紅茶もココアも…好きです…。飲みたい時に飲むし、私も気分で…変えます。」
「あら~そうなの!じゃあ私達気が合うわね~っ!」
「…、そう、ですか。」
「そうよ~!紅茶もね、こだわりがあるから色んな茶葉揃えちゃって。一人じゃ飲みきれないから後で美味しいケーキと一緒にどうかしら?」
「…、う、」
「ふふふ、絶対に美味しいからルビーちゃんと一緒に飲みたいなぁ~。」
一つ答えれば向こうから勢い良く返事が戻ってきて、マシンガンのように話が続いていく。
控えめに返しているのに話が展開していて、内心あわあわとしていた。
どうしよう、終わらない。
しかも次の事まで聞かれてる。
「あ、ココア美味しい?」
「…っ、」
気持ちを落ち着かせるためにマシュマロ入りのココアを一口飲むけれど、感想を聞かれて目が回りそうだ。
まださっきの返事もしていないのに、もう彼の中ではお茶会をする予定になっているみたいで。マシンガントークについていけず、頭が混乱し始めた。
でも、答えられなくても時雨さんは楽しそう。
何でだろう。
私はほとんど言葉発してないのに…。
ああ、駄目だ、このままだとどんどん相手のペースに飲まれていく。
「ごめんなさいね、私凄くお喋りなの。ルビーちゃん起きたばかりなのに疲れるでしょう…?」
「…え、い、いや、」
「でもご飯の時に会話が無いと寂しいじゃない?」
「…、」
前はご飯の時、いつも会話が無かったから、別に寂しいなんて気持ちにはならなかった。
むしろ家族と会話をする事があまり無かったから、時雨さんの“寂しい“という感情がよく分からない。
そう言えばギンさんは私が無視していても懲りずに話しかけてきていたっけ…。
「あら~そうなの!じゃあ私達気が合うわね~っ!」
「…、そう、ですか。」
「そうよ~!紅茶もね、こだわりがあるから色んな茶葉揃えちゃって。一人じゃ飲みきれないから後で美味しいケーキと一緒にどうかしら?」
「…、う、」
「ふふふ、絶対に美味しいからルビーちゃんと一緒に飲みたいなぁ~。」
一つ答えれば向こうから勢い良く返事が戻ってきて、マシンガンのように話が続いていく。
控えめに返しているのに話が展開していて、内心あわあわとしていた。
どうしよう、終わらない。
しかも次の事まで聞かれてる。
「あ、ココア美味しい?」
「…っ、」
気持ちを落ち着かせるためにマシュマロ入りのココアを一口飲むけれど、感想を聞かれて目が回りそうだ。
まださっきの返事もしていないのに、もう彼の中ではお茶会をする予定になっているみたいで。マシンガントークについていけず、頭が混乱し始めた。
でも、答えられなくても時雨さんは楽しそう。
何でだろう。
私はほとんど言葉発してないのに…。
ああ、駄目だ、このままだとどんどん相手のペースに飲まれていく。
「ごめんなさいね、私凄くお喋りなの。ルビーちゃん起きたばかりなのに疲れるでしょう…?」
「…え、い、いや、」
「でもご飯の時に会話が無いと寂しいじゃない?」
「…、」
前はご飯の時、いつも会話が無かったから、別に寂しいなんて気持ちにはならなかった。
むしろ家族と会話をする事があまり無かったから、時雨さんの“寂しい“という感情がよく分からない。
そう言えばギンさんは私が無視していても懲りずに話しかけてきていたっけ…。
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