8 / 38
──2──
しおりを挟む
────
その日は、乱法師が不動行光の腰刀を預り厠の外で控えていた。
信長は用を足すのに邪魔な腰刀は常に小姓に預けている。
刀を預けるくらいだから、小姓であるという時点で信頼がおける者という事になるだろう。
信長は名刀と呼ぶに相応しい刀を、およそ五百本程所有していたとも云われている。
腰刀とは一尺以上二尺未満の鍔のない刀の事だ。
戦場では槍が主であり、首を掻く時、槍が折れた時などに使用する。
室内では太刀よりも長さがない分使い易い。
数多くの名刀の中でも『不動行光』を格別に愛し、酒に酔うと自作の小唄を良く口ずさんでいたと云う。
『不動行光つくも髪、人には五郎左、御座候う』
つくも髪とは松永久秀から差し出された名物茶器の九十九髪茄子、五郎左とは古参の重臣丹羽長秀の事で、信長にとって無くてはならない大事な家臣という意味が込められている。
「いつ見ても豪華な拵えじゃ」
華美な拵えに、うっとりと眺めずにはいられない。
鞘は朱漆塗りに斜め下半分に金着せ、柄巻きは金茶で下地は黒の鮫皮、下緒は金糸と白糸の唐組、鞘には何分か分からないが刻みが施されている。
刀身に不動三尊が彫られている事から不動行光と称されているのだ。
彼は刻みに目を止めた。
『そういえば何分刻みなのだろう。二分か三分か?刀身を一尺と八寸程とするなら──数えてみるか』
厠から中々出てこないのを良い事に、新たな探究につい夢中になってしまう。
信長は用を足し終え、ふと厠の窓に目を遣り乱法師が鞘の刻みを一生懸命数えているのを見て首を傾げた。
何が面白くて、と思いはしたが、愛しい者の無防備な姿を眺めるのは良いもので、他の者なら叱責していたであろうところ、数え終わるまで待っていてやった。
数え終わったところで、いかにもすっきりしたという態度で出ていくと、冷静な小姓の顔に戻り腰刀を返す。
信長はある事を思い付き、翌日それを実行した。
小姓達を広間に集め、こう言った。
「これなる不動行光の鞘の刻み目の数を当てた者に、この刀をやろう」
豪気な言葉に皆が一斉ににどよめいた。
年若い者達故に、興奮し歓喜に湧く。
その場にいた近習、堀秀政や長谷川秀一は各々訝しんだ。
信長が肌身離さず所持する名刀は、武功を立てた者に褒美とするに相応しく価値あるものだ。
主の愛刀ならば尚更下賜された者は主の愛と信頼に感激するだろう。
『不動行光をこんな座興じみた数当てで、武功もない小姓共に与えるじゃと? 』
長谷川秀一は小姓達の顔を見回した。
皆が瞳を輝かせる中に、一人だけ俯いて少し落ち着かない様子の者がいるのに気付いた。
皆が順番に数を言い、俯いていた小姓が最後となった。
信長は中々答えようとしない小姓に訊ねた。
「蘭、何故そなたは答えぬ」
乱法師は数当てをすると聞いた時から酷く動揺していた。
まず何故いきなりこんな事を言い出したのか。
こっそり数えていた事を知っているのなら試されているのか。
勿論名刀は欲しい。
偶然言い出したにせよ、既に数を知っているのに答えてしまったら、後でばれた時が恐ろしい。
悩んだ末、彼は普通の少年らしく普通に考え普通の結論に辿り着いた。
「既に数えて存じておりますので、答える訳には参りませぬ」
乱法師に与える為の座興というのに、予想外の答えが返ってきたので一瞬場をどう納めるべきかと悩み、機転をきかせた。
「そなたは何と正直者なのじゃ。黙っていれば良いのに、よくぞ申した。不動行光は、そなたに遣わそう」
まさか貰えると思っていなかったので呆然としながらも、膝間付くと名刀を受け取った。
素直に嬉しさを噛みしめながら小姓達が控える部屋に戻ると、皆の様子に違和感を覚えた。
彼は利発でありながら、育ちの良さからか常に鷹揚として、人の悪意や妬みの感情に対してはかなり鈍い。
「お蘭殿、刻みを数えたのはいつの事じゃ? 」
小姓達の視線が突き刺さり、さすがに察した。
「うーん。随分前の事ゆえ。確か、まだ安土に来て日が浅い頃だったであろうか」
乱法師に与える為の座興というのに、予想外の答えが返ってきたので一瞬場をどう納めるべきかと悩み、機転をきかせた。
「そなたは何と正直者なのじゃ。黙っていれば良いのに、よくぞ申した。不動行光は、そなたに遣わそう」
まさか貰えると思っていなかったので呆然としながらも、膝間付くと名刀を受け取った。
素直に嬉しさを噛みしめながら小姓達が控える部屋に戻ると、皆の様子に違和感を覚えた。
彼は利発でありながら、育ちの良さからか常に鷹揚として、人の悪意や妬みの感情に対してはかなり鈍い。
「お蘭殿、刻みを数えたのはいつの事じゃ? 」
小姓達の視線が突き刺さり、さすがに察した。
「うーん。随分前の事ゆえ。確か、まだ安土に来て日が浅い頃だったであろうか」
曖昧に誤魔化し何とかその場を切り抜けた────
「上様は、それにしても豪気な御方じゃ。このような名刀を儂のような若輩者に下さるとは……」
不動行光を手にした事が嬉しくて、邸に戻ると直ぐに傅役の伊集院藤兵衛と小姓の武藤三郎に伝えた。
「上様は余程、若を大事に思われているのでしょう」
二人は感じる儘に答えた。
「儂でなくとも数を当てた者がおれば、その者に下されたであろう。おらなんだ故、儂に下されたのじゃ」
乱法師は二人の答えに不服そうに反論した。
この一件を知る殆どの者は、信長が彼を愛するが故に惜し気もなく与えたのだと察している。
理屈ではない情愛は周囲にも伝わり、当の本人以外には、信長が如何に彼を慈しんでいるかは明白だった。
そういう点で乱法師は大変奥手であり、心の動きがゆったりとしているのだ。
信長が愛して止まない彼が醸し出す春のような麗らかな風情は、そんなところから来ているのかもしれなかった。
─────
長谷川秀一は数当ての件を万見重元に早速漏らした。
万見は嫌な予感を覚え、一瞬顔色を変えた。
長谷川は茶番に気付き憤り、あくまでも己の地位が乱法師に脅かされる事を危惧し、過度な寵愛に妬みを感じているに過ぎない。
万見は今だ嘗て見た事もない信長の一面を知り不安を覚えた。
人の子なれば好き嫌いも多少の依怙贔屓も仕方がないが、彼の知る主は己にも他者にも厳しく、賞罰に対して公平であろうと努めてきた。
今回の事は小さな手柄に対する過剰な報償という依怙贔屓ですらなく、ありもしない手柄を無理矢理作ったのだ。
彼自身も信長に見出だされ才を現し、側近としての地位を確立してきた。
だが乱法師に対する寵は、それを遥かに越えている。
正しい数を言っても間違えても、既に数えていたと言っても、刀は乱法師のものになっていた筈だ。
付き合わされた小姓達は憐れだが、最初から彼に与える為に行った茶番なのだから。
盲愛──溺愛──そんな言葉が頭に浮かぶ。
回りくどい方法を取ったのは、理由もなく名刀を与えれば乱法師が他の家臣から妬まれると考えたからだろう。
彼が感じた不安とは、どことなく生に執着しない信長の危うさに対してなのか、こうまで信長を狂わせる乱法師を危険な存在と感じたからなのか、それとも、己自身に訪れようとしている間近に迫る死の予感だったのか──
その日は、乱法師が不動行光の腰刀を預り厠の外で控えていた。
信長は用を足すのに邪魔な腰刀は常に小姓に預けている。
刀を預けるくらいだから、小姓であるという時点で信頼がおける者という事になるだろう。
信長は名刀と呼ぶに相応しい刀を、およそ五百本程所有していたとも云われている。
腰刀とは一尺以上二尺未満の鍔のない刀の事だ。
戦場では槍が主であり、首を掻く時、槍が折れた時などに使用する。
室内では太刀よりも長さがない分使い易い。
数多くの名刀の中でも『不動行光』を格別に愛し、酒に酔うと自作の小唄を良く口ずさんでいたと云う。
『不動行光つくも髪、人には五郎左、御座候う』
つくも髪とは松永久秀から差し出された名物茶器の九十九髪茄子、五郎左とは古参の重臣丹羽長秀の事で、信長にとって無くてはならない大事な家臣という意味が込められている。
「いつ見ても豪華な拵えじゃ」
華美な拵えに、うっとりと眺めずにはいられない。
鞘は朱漆塗りに斜め下半分に金着せ、柄巻きは金茶で下地は黒の鮫皮、下緒は金糸と白糸の唐組、鞘には何分か分からないが刻みが施されている。
刀身に不動三尊が彫られている事から不動行光と称されているのだ。
彼は刻みに目を止めた。
『そういえば何分刻みなのだろう。二分か三分か?刀身を一尺と八寸程とするなら──数えてみるか』
厠から中々出てこないのを良い事に、新たな探究につい夢中になってしまう。
信長は用を足し終え、ふと厠の窓に目を遣り乱法師が鞘の刻みを一生懸命数えているのを見て首を傾げた。
何が面白くて、と思いはしたが、愛しい者の無防備な姿を眺めるのは良いもので、他の者なら叱責していたであろうところ、数え終わるまで待っていてやった。
数え終わったところで、いかにもすっきりしたという態度で出ていくと、冷静な小姓の顔に戻り腰刀を返す。
信長はある事を思い付き、翌日それを実行した。
小姓達を広間に集め、こう言った。
「これなる不動行光の鞘の刻み目の数を当てた者に、この刀をやろう」
豪気な言葉に皆が一斉ににどよめいた。
年若い者達故に、興奮し歓喜に湧く。
その場にいた近習、堀秀政や長谷川秀一は各々訝しんだ。
信長が肌身離さず所持する名刀は、武功を立てた者に褒美とするに相応しく価値あるものだ。
主の愛刀ならば尚更下賜された者は主の愛と信頼に感激するだろう。
『不動行光をこんな座興じみた数当てで、武功もない小姓共に与えるじゃと? 』
長谷川秀一は小姓達の顔を見回した。
皆が瞳を輝かせる中に、一人だけ俯いて少し落ち着かない様子の者がいるのに気付いた。
皆が順番に数を言い、俯いていた小姓が最後となった。
信長は中々答えようとしない小姓に訊ねた。
「蘭、何故そなたは答えぬ」
乱法師は数当てをすると聞いた時から酷く動揺していた。
まず何故いきなりこんな事を言い出したのか。
こっそり数えていた事を知っているのなら試されているのか。
勿論名刀は欲しい。
偶然言い出したにせよ、既に数を知っているのに答えてしまったら、後でばれた時が恐ろしい。
悩んだ末、彼は普通の少年らしく普通に考え普通の結論に辿り着いた。
「既に数えて存じておりますので、答える訳には参りませぬ」
乱法師に与える為の座興というのに、予想外の答えが返ってきたので一瞬場をどう納めるべきかと悩み、機転をきかせた。
「そなたは何と正直者なのじゃ。黙っていれば良いのに、よくぞ申した。不動行光は、そなたに遣わそう」
まさか貰えると思っていなかったので呆然としながらも、膝間付くと名刀を受け取った。
素直に嬉しさを噛みしめながら小姓達が控える部屋に戻ると、皆の様子に違和感を覚えた。
彼は利発でありながら、育ちの良さからか常に鷹揚として、人の悪意や妬みの感情に対してはかなり鈍い。
「お蘭殿、刻みを数えたのはいつの事じゃ? 」
小姓達の視線が突き刺さり、さすがに察した。
「うーん。随分前の事ゆえ。確か、まだ安土に来て日が浅い頃だったであろうか」
乱法師に与える為の座興というのに、予想外の答えが返ってきたので一瞬場をどう納めるべきかと悩み、機転をきかせた。
「そなたは何と正直者なのじゃ。黙っていれば良いのに、よくぞ申した。不動行光は、そなたに遣わそう」
まさか貰えると思っていなかったので呆然としながらも、膝間付くと名刀を受け取った。
素直に嬉しさを噛みしめながら小姓達が控える部屋に戻ると、皆の様子に違和感を覚えた。
彼は利発でありながら、育ちの良さからか常に鷹揚として、人の悪意や妬みの感情に対してはかなり鈍い。
「お蘭殿、刻みを数えたのはいつの事じゃ? 」
小姓達の視線が突き刺さり、さすがに察した。
「うーん。随分前の事ゆえ。確か、まだ安土に来て日が浅い頃だったであろうか」
曖昧に誤魔化し何とかその場を切り抜けた────
「上様は、それにしても豪気な御方じゃ。このような名刀を儂のような若輩者に下さるとは……」
不動行光を手にした事が嬉しくて、邸に戻ると直ぐに傅役の伊集院藤兵衛と小姓の武藤三郎に伝えた。
「上様は余程、若を大事に思われているのでしょう」
二人は感じる儘に答えた。
「儂でなくとも数を当てた者がおれば、その者に下されたであろう。おらなんだ故、儂に下されたのじゃ」
乱法師は二人の答えに不服そうに反論した。
この一件を知る殆どの者は、信長が彼を愛するが故に惜し気もなく与えたのだと察している。
理屈ではない情愛は周囲にも伝わり、当の本人以外には、信長が如何に彼を慈しんでいるかは明白だった。
そういう点で乱法師は大変奥手であり、心の動きがゆったりとしているのだ。
信長が愛して止まない彼が醸し出す春のような麗らかな風情は、そんなところから来ているのかもしれなかった。
─────
長谷川秀一は数当ての件を万見重元に早速漏らした。
万見は嫌な予感を覚え、一瞬顔色を変えた。
長谷川は茶番に気付き憤り、あくまでも己の地位が乱法師に脅かされる事を危惧し、過度な寵愛に妬みを感じているに過ぎない。
万見は今だ嘗て見た事もない信長の一面を知り不安を覚えた。
人の子なれば好き嫌いも多少の依怙贔屓も仕方がないが、彼の知る主は己にも他者にも厳しく、賞罰に対して公平であろうと努めてきた。
今回の事は小さな手柄に対する過剰な報償という依怙贔屓ですらなく、ありもしない手柄を無理矢理作ったのだ。
彼自身も信長に見出だされ才を現し、側近としての地位を確立してきた。
だが乱法師に対する寵は、それを遥かに越えている。
正しい数を言っても間違えても、既に数えていたと言っても、刀は乱法師のものになっていた筈だ。
付き合わされた小姓達は憐れだが、最初から彼に与える為に行った茶番なのだから。
盲愛──溺愛──そんな言葉が頭に浮かぶ。
回りくどい方法を取ったのは、理由もなく名刀を与えれば乱法師が他の家臣から妬まれると考えたからだろう。
彼が感じた不安とは、どことなく生に執着しない信長の危うさに対してなのか、こうまで信長を狂わせる乱法師を危険な存在と感じたからなのか、それとも、己自身に訪れようとしている間近に迫る死の予感だったのか──
0
お気に入りに追加
29
あなたにおすすめの小説
四代目 豊臣秀勝
克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。
読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。
史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。
秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。
小牧長久手で秀吉は勝てるのか?
朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか?
朝鮮征伐は行われるのか?
秀頼は生まれるのか。
秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?

いや、婿を選べって言われても。むしろ俺が立候補したいんだが。
SHO
歴史・時代
時は戦国末期。小田原北条氏が豊臣秀吉に敗れ、新たに徳川家康が関八州へ国替えとなった頃のお話。
伊豆国の離れ小島に、弥五郎という一人の身寄りのない少年がおりました。その少年は名刀ばかりを打つ事で有名な刀匠に拾われ、弟子として厳しく、それは厳しく、途轍もなく厳しく育てられました。
そんな少年も齢十五になりまして、師匠より独立するよう言い渡され、島を追い出されてしまいます。
さて、この先の少年の運命やいかに?
剣術、そして恋が融合した痛快エンタメ時代劇、今開幕にございます!
*この作品に出てくる人物は、一部実在した人物やエピソードをモチーフにしていますが、モチーフにしているだけで史実とは異なります。空想時代活劇ですから!
*この作品はノベルアップ+様に掲載中の、「いや、婿を選定しろって言われても。だが断る!」を改題、改稿を経たものです。
滝川家の人びと
卯花月影
歴史・時代
故郷、甲賀で騒動を起こし、国を追われるようにして出奔した
若き日の滝川一益と滝川義太夫、
尾張に流れ着いた二人は織田信長に会い、織田家の一員として
天下布武の一役を担う。二人をとりまく織田家の人々のそれぞれの思惑が
からみ、紆余曲折しながらも一益がたどり着く先はどこなのか。
織田信長IF… 天下統一再び!!
華瑠羅
歴史・時代
日本の歴史上最も有名な『本能寺の変』の当日から物語は足早に流れて行く展開です。
この作品は「もし」という概念で物語が進行していきます。
主人公【織田信長】が死んで、若返って蘇り再び活躍するという作品です。
※この物語はフィクションです。

世界はあるべき姿へ戻される 第二次世界大戦if戦記
颯野秋乃
歴史・時代
1929年に起きた、世界を巻き込んだ大恐慌。世界の大国たちはそれからの脱却を目指し、躍起になっていた。第一次世界大戦の敗戦国となったドイツ第三帝国は多額の賠償金に加えて襲いかかる恐慌に国の存続の危機に陥っていた。援助の約束をしたアメリカは恐慌を理由に賠償金の支援を破棄。フランスは、自らを救うために支払いの延期は認めない姿勢を貫く。
ドイツ第三帝国は自らの存続のために、世界に隠しながら軍備の拡張に奔走することになる。
また、極東の国大日本帝国。関係の悪化の一途を辿る日米関係によって受ける経済的打撃に苦しんでいた。
その解決法として提案された大東亜共栄圏。東南アジア諸国及び中国を含めた大経済圏、生存圏の構築に力を注ごうとしていた。
この小説は、ドイツ第三帝国と大日本帝国の2視点で進んでいく。現代では有り得なかった様々なイフが含まれる。それを楽しんで貰えたらと思う。
またこの小説はいかなる思想を賛美、賞賛するものでは無い。
この小説は現代とは似て非なるもの。登場人物は史実には沿わないので悪しからず…
大日本帝国視点は都合上休止中です。気分により再開するらもしれません。
【重要】
不定期更新。超絶不定期更新です。
裏長屋の若殿、限られた自由を満喫する
克全
歴史・時代
貧乏人が肩を寄せ合って暮らす聖天長屋に徳田新之丞と名乗る人品卑しからぬ若侍がいた。月のうち数日しか長屋にいないのだが、いる時には自ら竈で米を炊き七輪で魚を焼く小まめな男だった。
天竜川で逢いましょう 起きたら関ヶ原の戦い直前の石田三成になっていた 。そもそも現代人が生首とか無理なので平和な世の中を作ろうと思います。
岩 大志
歴史・時代
ごくありふれた高校教師津久見裕太は、ひょんなことから頭を打ち、気を失う。
けたたましい轟音に気付き目を覚ますと多数の軍旗。
髭もじゃの男に「いよいよですな。」と、言われ混乱する津久見。
戦国時代の大きな分かれ道のド真ん中に転生した津久見はどうするのか!?

土方歳三ら、西南戦争に参戦す
山家
歴史・時代
榎本艦隊北上せず。
それによって、戊辰戦争の流れが変わり、五稜郭の戦いは起こらず、土方歳三は戊辰戦争の戦野を生き延びることになった。
生き延びた土方歳三は、北の大地に屯田兵として赴き、明治初期を生き抜く。
また、五稜郭の戦い等で散った他の多くの男達も、史実と違えた人生を送ることになった。
そして、台湾出兵に土方歳三は赴いた後、西南戦争が勃発する。
土方歳三は屯田兵として、そして幕府歩兵隊の末裔といえる海兵隊の一員として、西南戦争に赴く。
そして、北の大地で再生された誠の旗を掲げる土方歳三の周囲には、かつての新選組の仲間、永倉新八、斎藤一、島田魁らが集い、共に戦おうとしており、他にも男達が集っていた。
(「小説家になろう」に投稿している「新選組、西南戦争へ」の加筆修正版です)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる