『森蘭丸伝 花落つる流れの末をせきとめて』

ゆく川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず、流れに浮かぶ泡沫は且つ消え且つ結びて──
織田信長に従い本能寺で討ち死にした森蘭丸。
信長の美少年の愛人としてイメージばかり先行の彼の人生と実像に迫る。
森蘭丸として伝説となる前の、戦国に生を受け短い生涯を終えた、初恋に揺れ強さを求めるも愛欲に溺れ、思うが儘にならず苦悩する「乱法師」。
愛する者を守りたい、そう願いながら大きな流れに呑み込まれていく。

源氏物語、そして方丈記と平家物語の序文が物語のベースにあります。

人間信長と人間蘭丸。
晩年の信長を健気に支えようとする姿を描きます 
官能描写あり でも純愛
泣けるけど笑える戦国時代絵巻 マジメに時代考証してます。
厳つい戦国物に飽きたら、官能の戦国時代の扉を開いてみて!

※本作の一部または全部を作者の許可なしに引用、転載することを禁止します。


キーワード
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