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両性具有の俺はやばい同僚から逃げ出したい

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「千葉先生ー、いい加減頷いてくださいよー」


ありえないありえないありえない。



「ほら、先生、気持ちいいでしょ?」



大津先生のぶっといペニスが、俺の尻の穴をぬっちょぬっちょ行ったり来たりしている。
普段物を受け入れる場所ではないそこは、すでにじっくりほぐされたため、痛みはほぼない。
むしろ、手首をネクタイで縛られ、机に上半身を預けて大津先生にお尻を突き出すこの態勢の方が、羞恥心と情けなさで胸が痛いくらいだ。



「ねぇ千葉先生、先生は頷くだけでいいんですよ?俺とつきあいますよね?ね?」

「ふ、ぅ゙、あ゙っ」



そう言って、俺のモノより大きなそれを無理やり突っ込まれて。
ぐり、ぐり、と奥を抉られ、満足に息も吸えない。
呼吸の浅さに比例するかのようにナカで締め付けてしまい、ありありと彼のモノの大きさや形を実感してしまう。


「先生、千葉先生、好きなんです、つきあって、千葉先生、」

「や、あ゙、ぁ、あ゙、」

「嫌?なんでですか?先生恋人いないって聞きましたよ?なら俺とつきあってもいいでしょ?俺の何が気に入らないんですか?」



大津先生はこの塾一番の人気講師で、教え方から生徒や保護者とのコミュニケーションまで全てにおいて完璧だ。
新卒の俺よりは年上だが、確かまだ20代だったはず。
爽やかな見た目と人当たりの良さで男女問わず同僚と仲がよく、彼の周りには常に人が集まっていた。


以前からことあるごとに声をかけられてはいた。
挨拶はもちろん、授業が終わるとどんな内容をやったのか、生徒の顔と名前は覚えたか、進み具合はどうだったのかを必ず聞かれた。
面倒見が良くて優しい彼のことだし、新しく入った自分を気にかけてくれているのだろうと思っていた。
俺は昔から人見知りで、挨拶を交わす程度の知り合いはいても、一緒に遊びに行くような友達はいない。
同期や先輩とも打ち解けられず、生徒相手にも緊張して中々思うような授業ができなくて。
そんな俺にも彼は分け隔てなく優しくて、そのおかげか、最近は少しずつ周りとの会話も増え、生徒との信頼関係も築けてきた気がする。



今日も、いつもと同じだったはずだ。
いつも通り授業の報告をして、大津先生が世間話なんかをしてくれて、


『せーんせ!』



あぁ、そうだ。
確か、受験生の男の子が一人。
今日初めて受け持った子だったのだが、妙に懐かれてしまい、大津先生と話している間もしきりにベタベタと身体を触ってきたっけ。
俺は友達がいなかったからわからないけど、若い子って同性同士だと結構距離が近かったりするよな。
多分俺は歳も近いし、親近感を持ってくれたのか、はたまたナメられているのか。
どちらにせよ、少し前の俺からしたら考えられないことで、これだけ生徒と仲良くなれた俺を見て、大津先生も少しは安心してくれるかなと思ったんだ。

そこでふと大津先生を見ると。
今まで見たこともないような、とても冷たい顔をしていた。


『どうしました?千葉先生』



そう言われた時には大津先生はすでに笑顔だったけど、あの冷たい表情が忘れられなくて、いつまでたっても上手く微笑むことができなかった。


そして、生徒たちが帰り、大津先生と2人きりになり。




「千葉先生?千葉先生の中めちゃくちゃ気持ちいい」

「あ、あ゙、あ、」



大津先生が容赦なく俺の前立腺をゴツンゴツンと突いてきて、初めての刺激に口からは涎が垂れ流し状態だ。



「このまま中出ししちゃうよ?先生、頷きなよ。そしたら外に出してあげるから」



そう言いながらだんだん律動を激しくする大津先生。


なんで、どうして。
何が起こっているのかいまだに理解が追いつかない。
あんなに優しくて気さくな大津先生が。
なぜ俺をレイプしているの?


俺は男で、大津先生も男で。
大津先生がたとえゲイだったとしても、これだけかっこいい人ならわざわざ平凡で地味な俺と好き好んでしようなんて思わないだろう。
ということは、実は俺のことが嫌いだったとか?
それとも、今日俺にくっついてきた生徒が原因?
あの生徒が、一番人気の大津先生に見向きもしなかったから、プライドが傷つけられたとか?


ぐるぐると考えたところで出るのは答えではなく、嬌声ばかり。
ありえない、つきあうってなんだ。どんな新手の嫌がらせだ。
もし、万が一、いや、億が一にでも彼が俺を好きだとして。
こんな無理やり行為に及ぶような男とつきあうなんて絶対嫌だ。
信頼や尊敬していた気持ちを踏みにじられた悔しさに、余計嫌悪感が増す。

それに、何が中出しだ。
不快だが、この男に出されたものなんて後で自力で掻き出せばいい。
そう思って、せめてもの抵抗で後ろを振り向き、大津先生を睨みつけた。

すると、大津先生の形のいい眉がピクリと動いた。


「頷かないんだ?じゃあ中出ししちゃお。こっちに」



ヌルゥとぶっといペニスが肛門から引き抜かれ、



ヌヂュウウッ!


「……っ!」

「あは。やっぱりこっちもきつい。処女だったんだ?」



男にはあるはずのない場所に挿入された。


「最初見たときは驚いたけど、ほんとにまんこなんだね。ちゃんと濡れてるし、気持ちいい。」



そう、俺はいわゆる両性具有というやつで、男性器と女性器の両方が身体についている。
服を脱がされてからはせめて角度的に見えないようにと動いていたが、気づかれてしまったらしい。


この自分の身体にコンプレックスがあり、今まで恋人ができたことはないし、作ろうとしたこともない。
まあ性格的に友達もできない俺が恋人を作れるわけないんだけど。
だからどちらの性器も自分以外の人間が触ることになるとは思ってもみなかったし、生殖能力があるかどうかもわからない。
知る必要性も感じなかった。

元々気持ちは男だし、自分でも男性器しか触ったことがない。
だからもしも、もしもだが、女性器の方に生殖能力があり、中出しをされ、もしもそれで子どもができたら。



「……っ!っい、いやだ、ぁ、ぬいっぬいて、っひぁ、あ、あっあ、」

「んー?」


最悪の想像に怖くなりできる限りの抵抗を試みるが、手は縛られているし下半身は大津先生にがっちりホールドされているため、満足に身体を動かすこともできない。



それどころか大津先生は俺の腰を持ち直し、さっきよりも激しく抜き差しを始めた。



「先生がいけないんだよ?素直に頷けば今日はアナルで我慢してあげたのに」

「あ゙、や、やだあ、ぁひっや、やめ、あ゙、」

「やめてほしいなら、言うことあるでしょ?」

「や、ぁ、ぁひ、やめ、て、ぅ、ふぅ、くださ、ぁ、」

「違う違う。俺とつきあう?」



背に腹は代えられない。
それに、ここで頷いておけば後でどうにでもなる。


とにかく解放されたらすぐさまこの塾をやめよう。
この男はやばい。
まさかあの優しさが全て嘘だったなんて。
外面の良さに完全に騙された。
こいつの真意はわからないが、今まで騙していた男が素直に約束を守るとは思えない。
つきあったらいずれにせよ中出しで妊娠という最悪なシナリオになる。


もしかしたら、妊娠なんかしないのかもしれない。
しかし、もしも、子どもができたら。
俺は男だし、こんな奴の子ども、産みたくない。



「わがっだ、あ、つ、つきあ、んぁっづきあう、から゙ぁっ」

「ほんとに?嬉しいなぁ。」



そう言って、大津先生はズルリとペニスを抜いていく。
よかった。これであとは逃げるだけだ。
なんなら引っ越してもいい。とにかくこの男から逃げられれば、




ズパンッ



「ぁああぁぁっ……!?」

「恋人同士がすることって言ったらひとつだよね。子づくり、しよ?」

「っひ、やだ、やだ、あ゙、ぁ、」

「ああ、それは夫婦がすることか、まあいいよね、あは、まんこじゅぷじゅぷいってる」

「おね、っふぁ、おねが、やめ゙で、ぇ、」



大津先生のペニスが子宮口をズンズンと、まるで押し開くかのように突いてくる。

やはりこいつは最低だ、こんな男のことを信じていたなんて、
いやだ、いやだ、
こんな最低な男の子どもなんて、



「そんなに嫌なの?」

「っふ、ぁ、あ゙、いや、だぁ、」

「そっか。でもごめんね。もう出る」



ちゅぶ、ちゅぶ、パンッびゅるるるっ!



「ぁあ゙あ゙っ……!」

「大丈夫。ちゃんと奥まで塗り込んであげるから」



腹部に熱いものを感じ、絶望している俺を抱きしめた大津先生は、あろうことかペニスを抜かずに再び抜き差しを始めた。


まるで精液を閉じ込め、塗り込み、確実に孕ませるように。



「あ…や、やめ、…」

「気持ちよくなかった?まぁ初めては皆そんなもんだよ。ね、今日は気持ちよくなるまでシようか」

「ゃ、やだ、ぁあ゙!あ、あ゙、ぁひっ」



足を動かそうとするが、そんな抵抗も虚しく、また律動が始まった。



「嬉しいなぁ。千葉先生と恋人なんて。毎日愛し合おうね。それこそ、孕むくらい、いっぱい」



縛られた腕はやっぱり動かなくて、大津先生の笑顔が恐ろしかった。



俺は、なんて非力なんだ。

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