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Bad gals
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【previously on 無敵少女の意のままに】
ウルズで骨休めをしたソフィー達。
いよいよなーごなーごに対面するため、エイカーに向かう。
一夜明け、いよいよなーごなーごのいるエイカーに出発することになった。
「準備はいいかしら?ちなみに私は同行出来ないわよ。他の町の防衛線強化を魔王様に命じられているの」
さやかのスパール侵攻事件以来、魔王は各軍団長とその側近に各担当地域の町の防衛強化を命じていた。
「それも大事な事だ、送ってくれるだけでも助かるよ」
「なーごなーごに会える。なーごなーごに会える!!」
ディーネは興奮して一睡も出来なかったらしい。
「さぁ、行きましょう」
「じゃあ健闘を祈るわ。それから渡したアイテム、落としちゃダメよ」
わたし達は見送られながら転移空間に入っていった。
出た先は小高い山の小さな村らしき所だった。
「こんなへんぴな所になーごなーごは何で滞在してるんだ??」
「すっご~~い、水が超キレイ!!エラこんなにキレイな水見たことないわ」
「天才の考える事なんて私達には分かりっこないわよ」
「まぁ何にせよ村の人に訪ねてみよう」
わたしは通行人になーごなーごの所在を聞いた。
「あぁ、あの旅のギャル姉ちゃんか。この村の恩人でな、今は自分で作った家に住んでるよ」
「自分で作った家??」
わたし達は言われた方向に向かう、すると...
「な、何だこの原色で染まったヘンテコな家は!?」
およそ常人では理解できないセンスの家がそこには建っていたw
「すっげぇ~~、超かわいいんですけどぉ~~、さっすがギャルの始祖!!」
ディーネはお気に召したようだw
「あら、私に何か用かしら??」
そこに立っていたのは、ギャル!!
間違いなくなーごなーご本人だろう。
ディーネが震えている。
「な、なーごなーごさん。は、初めまして、あたしディネリンドといいます」
おぉぉ~、ディーネが緊張して敬語になってる~、魔王にすらタメ口だったのにw
「あらあらかわいいコギャルちゃんね。でもあなた全っっ然ダメだわ!!」
いきなし全否定w
「えっ!?な、何が...」
「ギャルに敬語は言語道断よ!!敬語は相手と溝を作るだけ。どれだけ尊敬してようがどれだけ相手が偉かろうがそれは貫きなさい!!」
「は、はい!いえ、う、うん、分かった!!」
「良い子ね、合格だわ」
「ディーネ見たことない笑顔してるぞ、姉ちゃん」
「あれが尊敬している人から褒められた心からの会心の笑顔だ」
「でもね...後ろの5人!!」
突然、なーごなーごは怒気を含んだ声に変わる。
「えっ、何だ何だ!?」
「そこの天使と妖精はまぁ及第点としましょう。美への意識が見られるわ。しかし他の3人よ!!」
わたしとマァナとエメリーが何故か責められているw
「まずあなた!!格好は見逃すとして何よ、その後ろで縛っただけの髪型は!!手入れもなってない」
「えっ、わたし??」
マァナが見た目を責められていいる。
「そしてそこのお子様。前髪をただ結ぶなんてどういう事かしら??」
「えっ、邪魔だから」
「邪魔だからぁ~~!?聞き捨てならないわね、それから最も注意したいのはあなた!!」
き、来た~~、一番怒られるの確定のやつや~~んw
「服はボロボロ、髪の毛はギトギト、美意識の欠片もない!!見ているだけで腹が立ってくるわ!!」
すっ、すいませ~~ん!!汗
「性根を叩き直してあげるわ、3人、かかってきなさい!!」
えっ、何その展開w
「ちょっ、ちょっとなーごなーごさん。あれでも一応あたしの仲間だし、何とか見逃して...」
ディーネがすかさずフォローに入る。
「ディネリンド、いやディーネちゃん。あなたの『ギャル道』は何??」
「ギャ、ギャル道!?えっと...豪快に元気良く、快活で明るく...」
「それは概念よ。じゃあ私に付きなさい。そうすればきっとあなたにもギャル道の何たるかが見えてくるわ!!」
「はっ、はい!!」
何となーごなーごはディーネを引き込み、こちらを敵として認識させた。
「おいおいおいおいディーネ~~!!」
「ごめんソフィーさん、あたしどうしてもギャル道を知りたいの!!」
「いい、ディーネちゃん。仲間だろうと敵だろうと常に楽しく明るく一生懸命優しさをもって戦う、まずはこれが基本よ!!」
優しさを持って戦うって何だよw
「うん、あたしやっちゃうよ!!」
マジでかぁ~~ww
「さぁ、私にあなたの今まで貫いてきたギャル道を見せてちょうだい!!」
「わかった、行くぞ~~、召喚:コックロー...」
あれは、マズイ!!
「ペネトレ...」
「はぁ~~!!」
わたしが技を放つ前にアンちゃんの衝撃破が炸裂、ディーネは吹っ飛んだ。
「いっつつつつ...」
「ディーネ、あなた今、禁断の召喚をしようとしましたわね」
アンちゃんが凄んでいる。
「ふん、あんた達に一番効果あるのはGだって分かってるからね!!」
「性根を叩き直して差し上げますわ。立ちなさい!!」
「召喚:無形族!!」
ディーネは物理攻撃が通りにくい無形族を複数召喚した。
「ナメないでもらえます!?」
アンちゃんは無形族を次々と消し飛ばしていく。
「こちとらギャル道極めるための戦いだ、手加減しないよアンちゃん~~」
「望む所ですわ~~」
あ~~あ、ドンパチ始めちゃったw
「さぁ、あなた達、かかって来なさい。来ないならこちらから行くわよ!!」
くっそ~~、やるしかない!!
「マァナ、動きを止めてくれ!!」
「うん!!『ウォータークラドル!!』」
以前、ダークエルフを閉じ込めた水牢を発射した(90話参照)
『パシャ~~ン!!』
「何で!?水が牢になる前に弾け飛んじゃったわ!!」
「くっそ~『ペネトレイト!!』」
小指の弾丸が彼女を襲うが、避ける気配がない。
『カン!!』
「何だと!?弾丸も弾かれた...まるでエメリーの無敵能力みたいだ」
「ふふふ、防具ってどれもかわいくないじゃない?そこで私は考えたのよ、じゃあ透明にしちゃえばいいじゃんってね」
「見えない防具!?おそらく彼女の作った防具なら魔法も物理攻撃も効かないレジェンドクラスの防具ってことになるわね」
「レジェンド?そんなカテゴリに入れないでもらえる?これは『エグちアーマー』よ」
「なーごなーごさん、かっくいぃ~~!!」
遠くからディーネの声が聞こえたw
もうギャルの感性は1平米も分からんww
「さぁ、じゃあこっちから行くわよ~~!!」
なーごなーごの苛烈な攻撃が始まる...。
ウルズで骨休めをしたソフィー達。
いよいよなーごなーごに対面するため、エイカーに向かう。
一夜明け、いよいよなーごなーごのいるエイカーに出発することになった。
「準備はいいかしら?ちなみに私は同行出来ないわよ。他の町の防衛線強化を魔王様に命じられているの」
さやかのスパール侵攻事件以来、魔王は各軍団長とその側近に各担当地域の町の防衛強化を命じていた。
「それも大事な事だ、送ってくれるだけでも助かるよ」
「なーごなーごに会える。なーごなーごに会える!!」
ディーネは興奮して一睡も出来なかったらしい。
「さぁ、行きましょう」
「じゃあ健闘を祈るわ。それから渡したアイテム、落としちゃダメよ」
わたし達は見送られながら転移空間に入っていった。
出た先は小高い山の小さな村らしき所だった。
「こんなへんぴな所になーごなーごは何で滞在してるんだ??」
「すっご~~い、水が超キレイ!!エラこんなにキレイな水見たことないわ」
「天才の考える事なんて私達には分かりっこないわよ」
「まぁ何にせよ村の人に訪ねてみよう」
わたしは通行人になーごなーごの所在を聞いた。
「あぁ、あの旅のギャル姉ちゃんか。この村の恩人でな、今は自分で作った家に住んでるよ」
「自分で作った家??」
わたし達は言われた方向に向かう、すると...
「な、何だこの原色で染まったヘンテコな家は!?」
およそ常人では理解できないセンスの家がそこには建っていたw
「すっげぇ~~、超かわいいんですけどぉ~~、さっすがギャルの始祖!!」
ディーネはお気に召したようだw
「あら、私に何か用かしら??」
そこに立っていたのは、ギャル!!
間違いなくなーごなーご本人だろう。
ディーネが震えている。
「な、なーごなーごさん。は、初めまして、あたしディネリンドといいます」
おぉぉ~、ディーネが緊張して敬語になってる~、魔王にすらタメ口だったのにw
「あらあらかわいいコギャルちゃんね。でもあなた全っっ然ダメだわ!!」
いきなし全否定w
「えっ!?な、何が...」
「ギャルに敬語は言語道断よ!!敬語は相手と溝を作るだけ。どれだけ尊敬してようがどれだけ相手が偉かろうがそれは貫きなさい!!」
「は、はい!いえ、う、うん、分かった!!」
「良い子ね、合格だわ」
「ディーネ見たことない笑顔してるぞ、姉ちゃん」
「あれが尊敬している人から褒められた心からの会心の笑顔だ」
「でもね...後ろの5人!!」
突然、なーごなーごは怒気を含んだ声に変わる。
「えっ、何だ何だ!?」
「そこの天使と妖精はまぁ及第点としましょう。美への意識が見られるわ。しかし他の3人よ!!」
わたしとマァナとエメリーが何故か責められているw
「まずあなた!!格好は見逃すとして何よ、その後ろで縛っただけの髪型は!!手入れもなってない」
「えっ、わたし??」
マァナが見た目を責められていいる。
「そしてそこのお子様。前髪をただ結ぶなんてどういう事かしら??」
「えっ、邪魔だから」
「邪魔だからぁ~~!?聞き捨てならないわね、それから最も注意したいのはあなた!!」
き、来た~~、一番怒られるの確定のやつや~~んw
「服はボロボロ、髪の毛はギトギト、美意識の欠片もない!!見ているだけで腹が立ってくるわ!!」
すっ、すいませ~~ん!!汗
「性根を叩き直してあげるわ、3人、かかってきなさい!!」
えっ、何その展開w
「ちょっ、ちょっとなーごなーごさん。あれでも一応あたしの仲間だし、何とか見逃して...」
ディーネがすかさずフォローに入る。
「ディネリンド、いやディーネちゃん。あなたの『ギャル道』は何??」
「ギャ、ギャル道!?えっと...豪快に元気良く、快活で明るく...」
「それは概念よ。じゃあ私に付きなさい。そうすればきっとあなたにもギャル道の何たるかが見えてくるわ!!」
「はっ、はい!!」
何となーごなーごはディーネを引き込み、こちらを敵として認識させた。
「おいおいおいおいディーネ~~!!」
「ごめんソフィーさん、あたしどうしてもギャル道を知りたいの!!」
「いい、ディーネちゃん。仲間だろうと敵だろうと常に楽しく明るく一生懸命優しさをもって戦う、まずはこれが基本よ!!」
優しさを持って戦うって何だよw
「うん、あたしやっちゃうよ!!」
マジでかぁ~~ww
「さぁ、私にあなたの今まで貫いてきたギャル道を見せてちょうだい!!」
「わかった、行くぞ~~、召喚:コックロー...」
あれは、マズイ!!
「ペネトレ...」
「はぁ~~!!」
わたしが技を放つ前にアンちゃんの衝撃破が炸裂、ディーネは吹っ飛んだ。
「いっつつつつ...」
「ディーネ、あなた今、禁断の召喚をしようとしましたわね」
アンちゃんが凄んでいる。
「ふん、あんた達に一番効果あるのはGだって分かってるからね!!」
「性根を叩き直して差し上げますわ。立ちなさい!!」
「召喚:無形族!!」
ディーネは物理攻撃が通りにくい無形族を複数召喚した。
「ナメないでもらえます!?」
アンちゃんは無形族を次々と消し飛ばしていく。
「こちとらギャル道極めるための戦いだ、手加減しないよアンちゃん~~」
「望む所ですわ~~」
あ~~あ、ドンパチ始めちゃったw
「さぁ、あなた達、かかって来なさい。来ないならこちらから行くわよ!!」
くっそ~~、やるしかない!!
「マァナ、動きを止めてくれ!!」
「うん!!『ウォータークラドル!!』」
以前、ダークエルフを閉じ込めた水牢を発射した(90話参照)
『パシャ~~ン!!』
「何で!?水が牢になる前に弾け飛んじゃったわ!!」
「くっそ~『ペネトレイト!!』」
小指の弾丸が彼女を襲うが、避ける気配がない。
『カン!!』
「何だと!?弾丸も弾かれた...まるでエメリーの無敵能力みたいだ」
「ふふふ、防具ってどれもかわいくないじゃない?そこで私は考えたのよ、じゃあ透明にしちゃえばいいじゃんってね」
「見えない防具!?おそらく彼女の作った防具なら魔法も物理攻撃も効かないレジェンドクラスの防具ってことになるわね」
「レジェンド?そんなカテゴリに入れないでもらえる?これは『エグちアーマー』よ」
「なーごなーごさん、かっくいぃ~~!!」
遠くからディーネの声が聞こえたw
もうギャルの感性は1平米も分からんww
「さぁ、じゃあこっちから行くわよ~~!!」
なーごなーごの苛烈な攻撃が始まる...。
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