無敵少女の意のままに2

CHABO

文字の大きさ
上 下
39 / 49

Pretty woman

しおりを挟む
【previously on 無敵少女の意のままに】
ララノアに対抗すべく、アンちゃんはエメリーを救出する。
ダイナマイトを持たせてアレを実行させるつもりのようだw

マァナの予想通り、アンちゃんはダイナマイトの束をエメリーに託し、ララノアに特攻させた。
「マァナ!魔法で火を付けて下さい!!」
「う、うん!!」
エメリーに向けて炎魔法を放ち、ダイナマイトに着火する。
(普通に考えたら仲間に攻撃魔法撃つなんて抵抗あるはずなんだけど、慣れちゃったわねw)
ララノアはエメリーに苛烈な攻撃を加える。
「AIモードになった事が逆に助かったわね。向かってくる相手を執拗に攻撃してるわ!!」
その隙にマァナは全速力で離れるw

「あれならやれそう?あなたが召喚したんだからそれくらい分かるでしょ?」
「分からない!!でももうあれしか方法ないわ!!それよりもっと離れましょう!!」
「わくわくするな~~、どんな爆発するんだろ~~♪」
エメリーは爆発を今か今かと待っているw
「伏せて~~!!」
3人が伏せた瞬間、ダイナマイトはとんでもない爆発を起こす。
「ひ、ひえぇぇぇぇ...」
「おじい様の爆発魔法に匹敵する破壊力ですわ...」
煙が晴れてきた。
「おぉ~~、まだ動いてるぞ」
ララノアは下半身の一部だけが残っているが、早くも再生が始まっている。
しかし半壊した体の中の物体をアンちゃんが見つける。
「むっ!!あの球は...コアです、マァナあの球を撃ち抜いて下さい」
「む、無理~~、腰抜けちゃった、ハハハ」
「わたしももう腕が上がりません...せっかくの大チャンスに...」
万事休すと思われたその時...

『アクアスラーーッシュ!!』

水の真空破が見事にコアを切り裂いた。

「これは...エラちゃん!!」
エラが湖から復活してきていた。
「ふふ、ふ。見た、か、エラの修行の、成果...」
エラは無理して魔法を放ったようで、力尽きて地面に落下する。

『むんず』

「やるな、エラ。お手柄だ!!」
「ソ、ソフィーさん。助かったわ、地面に落ちるところだった...って羽持たないでよ~~!!」
「まぁ固いこと言うな、とっさに掴んだんだ」

「動かなくなったぞ、これ勝ったんじゃないか~」
「終わった~~、メチャクチャ強かったわ~~」
「やるじゃん~、お母さんに勝つなんて」
ディーネが合流した。
「強化されてますからあなたの本物のお母さんより数倍強いはずですわよ」
「そんな事ないもん、お母さんもっと強いもん!!」
身内の事となると妙に子供っぽくなるディーネw
「わたしもクタクタだ...あの脳筋とのタイマンはきつかった、もう動けん」
その後、シーシャットを狙った3人からは詳しい事情を聞き、魔王軍に引き渡した。

「結局あの3人何も知らなかったな、さやかにただ連れてこいって言われてただけみたいだ」
「ですが、狙うということは何か事情があるのでしょう、シーシャットとやらに会う必要がありそうですわね」
「今後の事はウルズに戻ってから話そうよ、っていうかおぶって、まだ腰抜けてるわw」
エメリーとディーネ以外、満身創痍の状態でウルズに帰還した。

マァナの実家に泊めてもらい、翌日の昼前。
「何だ、外が騒がしいな...」
「あぁ、今日はウルズ128の大事なファン投票ライブがあるんだって~」
「ファン投票ライブ、なんじゃそりゃ?」
「推している子の色のうちわをファンが持って応援するライブみたいよ。で、その色の多い子が次回ライブでセンターになれるみたい」
「128色ってこと!?そんなに色ってあるのかよ!?w」
「ウチもそれ見てみたい!!」
「エラも~~、アンちゃんも行くでしょ~?」
「わたしはアイドルに興味はありませんわ。あぁいったかわいさはわたしの目指す所ではありませんので」
「...アンちゃん、奇譚きたんの無い意見を述べてもよろしいか?」
「?何ですの、おねえ様」
「何人かの天使族と悪魔族を見て思ったんだが、天使族の女性は全員かわいい系だった。逆に悪魔族は美人系、セクシー系が多かったんだが、アンちゃんはどう頑張ってもかわいい系にしかならないんじゃないのか?」
「何...ですって!?」
衝撃を受けたような顔をしている、いや気付かんかったんかい!!w
「あぁ、それならエルフと妖精も同じよ。エルフは美人が多くて、妖精はかわいい系が多い傾向らしいわ、エラのお母さんに聞いた話だとね」

「でもあたしのお母さんはかわいい系だよ」
「あくまで傾向だからな、例外もあるだろうが、アンちゃんは大きくなったら多分、っていうか間違いなくかわいい系だ」
「何...ということですか...」
おいおい、結構ショック受けてるぞこのかわいい系天使w
「まぁとりあえずその話は置いといて、皆で見に行ってみよう。シーシャットって子、また狙われるとも限らないしな」
「いいよ~~、面白そうだし~~」
アンちゃんは相当ショックだったのか、それから数分間、床に向かって何かブツブツ呟いていたw
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

赤ずきんちゃんと狼獣人の甘々な初夜

真木
ファンタジー
純真な赤ずきんちゃんが狼獣人にみつかって、ぱくっと食べられちゃう、そんな甘々な初夜の物語。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

処理中です...