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Don't worry be happy
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【previously on 無敵少女の意のままに】
アンちゃんは無事本戦通過を決める。
次は新弾初お披露目となるマァナだが...。
「さっ、次はわたしね!!」
「さっきのジョンみたいな奴がいるとも限らんからな、油断するなよマァナ」
「分かってるわよ、任せて」
すると会場にアナウンスが流れる。
『第3試合、5名が棄権しましたのでマァナ選手とレギンレイヴ選手の一騎打ちとなります』
「な、何よそれ~~」
「レギンレイヴ!!伝説のワルキューレの一角の名前ですわね。おそらく彼女の名前に恐れをなして逃げたのでしょう」
いや、多分さっきの君の強さを見たせいだと思うが...w
「ワルキューレ...って、神話級のモンスターよね?まさか、本物??」
「いえ、そんなはずはありません。ワルキューレ6人はとうの昔に途絶えているはずです...」
「と、とにかくやってみるわ、応援してね!!」
マァナが舞台に上がる。
『それでは第3試合、開始です!!』
こちら魔王城。
「レギンレイヴ...ケルビム何か知ってるか?一応、天使族なんだろ??」
「いや、ワルキューレは天使族には属さない。あいつも初めて見るな...」
「ふむ、見た所400歳(28歳)といったところか?余も把握できてない有名な名前を冠するモンスターがまだ存在したとは...」
「勝手に名乗ってるだけと違いますか?」
「どうじゃな?とりあえず戦いを見てみようぞ」
「よく逃げずに舞台に上がってくれたな、人間よ」
「あなた、レギンレイヴって、本物??」
「本物なわけあるか。とっくにワルキューレは全員滅んでおるわ。わらわは遠い子孫である。人間が混じり過ぎて神性など露もないがな」
「そう。でも子孫なのね...強そうだわ」
「ほらほら、おしゃべりは終わりじゃ、参るぞ、姑息なダンカーよ!!」
レギンレイヴは手に持った槍でマァナに攻撃を仕掛ける。
「新弾、惜しみなく使わせてもらうわよ」
マァナが水の弾丸を放つが、レギンレイヴはそれをかわす。
「なんじゃ、殆どただの水同然の弾など撃ちおって、ナメておるのかぇ??」
「次は電撃弾よ!!」
続けざまの弾丸もかわされる。
「はっはっは、そのような弾丸、何度撃たれようとも、がっ!!」
かわしたと思っていた電撃弾がレギンレイヴの背中にヒットした。
「くっ、跳弾用の水じゃったか、ぬかったわ!!」
「『リフレクションウォーター』よ。それも改良型のね」
「改良型じゃと??はっ!!」
マァナの放った水溜まりから電撃が次々とレギンレイヴに襲いかかる。
「リフレクションウォーターに放った弾丸は不定期に何度もあなたに襲いかかる。回数はランダムだけどね、2回かもしれないし100回かもしれない」
「これは...なかなか厄介じゃ」
レギンレイヴは次々と放たれる電撃を何とか全てかわす。
(回数も分からなければタイミングも不定期。この人間、相手の嫌がる方法をかなり考えておるようじゃな)
またまた魔王城w
「ほぉ~あのダンカーの娘、いやらしい攻撃を考えつくのぅ」
「えぇ、不定期に放たれるあの電撃を気にしながら相手とやり合うのは相当気を使います」
「じゃがあのレギンレイヴとやら...ワルキューレの子孫だったとは。隠し子ってことじゃな」
「おそらく。人間と混じり合ったとはいえ完全に能力がなくなったわけではないのであれば、この試合面白くなりそうです」
「マァナ~~。そこだ、やれ!!やっちまえ!!お前にこの試合賭けたんだぞ~~」
「ケルビムよ。賭けの対象は本戦からじゃぞw まぁ楽しんどるなら良いが」
舞台ではマァナとレギンレイヴの攻防が続いていた。
しかし、レギンレイヴの防戦が続き、マァナが優勢に試合を進めていた。
「いいぞ、反射の電撃に気を取られてマァナの攻撃がそこそこ命中してる」
「ですが威力が軽すぎますわ。バブルスペース内では徐々に体力が回復するので、おそらくレギンレイヴは時間を稼いでいるのでしょう」
弾切れを狙っているのか。
「そろそろね...」
マァナがもう一方の手にも魔銃を持ち、リフレクションウォーターに弾を撃ち込む。
(何をする気?)
「ソフィーちゃん、能力参考にさせてもらったわよ!!」
「えっ??」
リフレクションウォーターから霧のような水しぶきがレギンレイヴに降りかかる。
「きゃぁぁぁぁぁ~~~!!!」
飛び回っていたレギンレイヴが地面に墜落する。
「あれは!!わたしの液体電撃能力か!!」
「そっ。あれだけ広範囲に電撃まかれたら絶対よけられないでしょ。リフレクションウォーターは時間経過で徐々に威力が増すの。そこに水をミックスさせたってわけ」
「呆れた...。ダンカーらしい姑息な搦め手をいつの間に覚えたのでしょうマァナ」
「あら、心外ねアンちゃん。本来のダンカーらしくなったって褒めて欲しいわ♪」
レギンレイヴが何とか立ち上がる。
(これは何発も食らえないわね。早めに終わらせなきゃ)
「マァナ、気をつけなさい。何か来ますわよ!!」
「予選でこれを使うことになるなんて...でも仕方ないわね、あなたお強いんだもの...」
かなりの魔力を練り込んでいる。
『カンデムネイション!!』
「カンデムネイション!!マズイ、初見殺しの禁術、内部破壊幻術魔法ですわ。」
内部破壊幻術魔法、魔法を浴びた者は内部から爆発が起こったような錯覚を感じ、下手をするとショック死、良くても気絶は免れない禁術魔法である。
しかしこの魔法の効果を知っている者にはただの虚仮威しにしかならず、初見の相手のみ有効といった弱点もある。
「マァナ~~!!」
しかし、何も起こらない。
「何故!?何故魔法が発動しないの!?」
「さっき浴びた霧に魔法阻害の効果も練り込んでおいたのよ」
「あっ!?」
「霧だから一粒一粒の効果は薄いからヒヤっとしたけど、あなた結構浴びてくれたから何とか封じれたみたいね」
「何てことじゃ、このわらわがそんな単純な仕掛けに嵌るとは...」
「ますます呆れましたわマァナ。付加効果を更に練り込むなんて、絶交したいくらいの嫌らしさですこと」
「ふふふ、アンちゃんのその感じ。素直に褒めてくれないところも昔のままねぇ~」
何だかんだ助言してるくせに、マァナの前だとツンが増すなアンちゃんはw
「まだじゃ、わらわの槍で貫いてくれよう!!」
レギンレイヴがマァナに攻撃を試みる。
「な、に!?体が思うように動かん...」
空中でまるで止まったかのような速度で進んでいる。
「ついでに速度デバフも加えてありました~。魔法と速度を封じれば物理、魔法のどちらの使い手にも効果あるでしょ?」
1つの弾丸に2つも付加効果を加えたのか!?
「ますます、ますます呆れましたわ~~」
あっ、これアンちゃんなりに褒めてるんだなやっぱw
「じゃあこれで終わり!!新弾『バーントスープ!!』」
マァナが放った新弾は焦げた匂いのする超高温液体弾だ。
「きゃあぁぁぁぁ~~!!」
レギンレイヴはもんどりうっている。
「水、熱、それに若干の電撃も加えた合成弾よ。ちょっと焦げ臭いのが難点だけどね」
『レギンレイヴ選手試合続行不可能と判断、マァナ選手本戦進出です』
「マァナ姉ちゃんすっげぇ~~!!」
「やったな、マァナ!!」
「相手が弱すぎますわ。まだまだですわよ、マァナ」
「ふふふ、そうねアンちゃん」
小さくなったマァナがニッコリ笑う。
レギンレイヴが試合後話しかけてきた。
「ダンカーさん、完敗じゃ、失礼な事言って悪かったの」
「えっ?何か言われたかしら??」
「大丈夫だ、こいつはそういうの記憶に残せるほど繊細な奴じゃないw」
「あれ?ソフィーちゃんちょっとバカにしてる~~?w」
「わらわは半端者じゃ、これからも慎ましく1人で暮らしていくとするよ」
「あら?行く所ないのでしたら魔王様の所に行くといいですわ」
「そんな。わらわは忌み子じゃ、禁を破り人間と交わったいわば犯罪者の子孫じゃぞ!!」
「そんな事気にするような奴、魔王軍にいるか?アンちゃん」
「いませんわね。とにかく魔王様と一度会えば分かります、さぁ行きましょう」
アンちゃんが転移空間を開く。
「えっ、ちょっと待って、まだ心の準備がぁ~~」
レギンレイヴは手を引きずられて連れ去られるw
「あれじゃただの拉致よね~w」
「いいんじゃないか、ああいうのには強引にした方がいい気がするぞ」
「はっはっは、エメリーの言う通りだ」
その後、魔王軍の仲間入りをしたレギンレイヴはあっさり全員と仲良くなり酒を飲みながら魔王たちとこの試合を観戦していたというw
アンちゃんは無事本戦通過を決める。
次は新弾初お披露目となるマァナだが...。
「さっ、次はわたしね!!」
「さっきのジョンみたいな奴がいるとも限らんからな、油断するなよマァナ」
「分かってるわよ、任せて」
すると会場にアナウンスが流れる。
『第3試合、5名が棄権しましたのでマァナ選手とレギンレイヴ選手の一騎打ちとなります』
「な、何よそれ~~」
「レギンレイヴ!!伝説のワルキューレの一角の名前ですわね。おそらく彼女の名前に恐れをなして逃げたのでしょう」
いや、多分さっきの君の強さを見たせいだと思うが...w
「ワルキューレ...って、神話級のモンスターよね?まさか、本物??」
「いえ、そんなはずはありません。ワルキューレ6人はとうの昔に途絶えているはずです...」
「と、とにかくやってみるわ、応援してね!!」
マァナが舞台に上がる。
『それでは第3試合、開始です!!』
こちら魔王城。
「レギンレイヴ...ケルビム何か知ってるか?一応、天使族なんだろ??」
「いや、ワルキューレは天使族には属さない。あいつも初めて見るな...」
「ふむ、見た所400歳(28歳)といったところか?余も把握できてない有名な名前を冠するモンスターがまだ存在したとは...」
「勝手に名乗ってるだけと違いますか?」
「どうじゃな?とりあえず戦いを見てみようぞ」
「よく逃げずに舞台に上がってくれたな、人間よ」
「あなた、レギンレイヴって、本物??」
「本物なわけあるか。とっくにワルキューレは全員滅んでおるわ。わらわは遠い子孫である。人間が混じり過ぎて神性など露もないがな」
「そう。でも子孫なのね...強そうだわ」
「ほらほら、おしゃべりは終わりじゃ、参るぞ、姑息なダンカーよ!!」
レギンレイヴは手に持った槍でマァナに攻撃を仕掛ける。
「新弾、惜しみなく使わせてもらうわよ」
マァナが水の弾丸を放つが、レギンレイヴはそれをかわす。
「なんじゃ、殆どただの水同然の弾など撃ちおって、ナメておるのかぇ??」
「次は電撃弾よ!!」
続けざまの弾丸もかわされる。
「はっはっは、そのような弾丸、何度撃たれようとも、がっ!!」
かわしたと思っていた電撃弾がレギンレイヴの背中にヒットした。
「くっ、跳弾用の水じゃったか、ぬかったわ!!」
「『リフレクションウォーター』よ。それも改良型のね」
「改良型じゃと??はっ!!」
マァナの放った水溜まりから電撃が次々とレギンレイヴに襲いかかる。
「リフレクションウォーターに放った弾丸は不定期に何度もあなたに襲いかかる。回数はランダムだけどね、2回かもしれないし100回かもしれない」
「これは...なかなか厄介じゃ」
レギンレイヴは次々と放たれる電撃を何とか全てかわす。
(回数も分からなければタイミングも不定期。この人間、相手の嫌がる方法をかなり考えておるようじゃな)
またまた魔王城w
「ほぉ~あのダンカーの娘、いやらしい攻撃を考えつくのぅ」
「えぇ、不定期に放たれるあの電撃を気にしながら相手とやり合うのは相当気を使います」
「じゃがあのレギンレイヴとやら...ワルキューレの子孫だったとは。隠し子ってことじゃな」
「おそらく。人間と混じり合ったとはいえ完全に能力がなくなったわけではないのであれば、この試合面白くなりそうです」
「マァナ~~。そこだ、やれ!!やっちまえ!!お前にこの試合賭けたんだぞ~~」
「ケルビムよ。賭けの対象は本戦からじゃぞw まぁ楽しんどるなら良いが」
舞台ではマァナとレギンレイヴの攻防が続いていた。
しかし、レギンレイヴの防戦が続き、マァナが優勢に試合を進めていた。
「いいぞ、反射の電撃に気を取られてマァナの攻撃がそこそこ命中してる」
「ですが威力が軽すぎますわ。バブルスペース内では徐々に体力が回復するので、おそらくレギンレイヴは時間を稼いでいるのでしょう」
弾切れを狙っているのか。
「そろそろね...」
マァナがもう一方の手にも魔銃を持ち、リフレクションウォーターに弾を撃ち込む。
(何をする気?)
「ソフィーちゃん、能力参考にさせてもらったわよ!!」
「えっ??」
リフレクションウォーターから霧のような水しぶきがレギンレイヴに降りかかる。
「きゃぁぁぁぁぁ~~~!!!」
飛び回っていたレギンレイヴが地面に墜落する。
「あれは!!わたしの液体電撃能力か!!」
「そっ。あれだけ広範囲に電撃まかれたら絶対よけられないでしょ。リフレクションウォーターは時間経過で徐々に威力が増すの。そこに水をミックスさせたってわけ」
「呆れた...。ダンカーらしい姑息な搦め手をいつの間に覚えたのでしょうマァナ」
「あら、心外ねアンちゃん。本来のダンカーらしくなったって褒めて欲しいわ♪」
レギンレイヴが何とか立ち上がる。
(これは何発も食らえないわね。早めに終わらせなきゃ)
「マァナ、気をつけなさい。何か来ますわよ!!」
「予選でこれを使うことになるなんて...でも仕方ないわね、あなたお強いんだもの...」
かなりの魔力を練り込んでいる。
『カンデムネイション!!』
「カンデムネイション!!マズイ、初見殺しの禁術、内部破壊幻術魔法ですわ。」
内部破壊幻術魔法、魔法を浴びた者は内部から爆発が起こったような錯覚を感じ、下手をするとショック死、良くても気絶は免れない禁術魔法である。
しかしこの魔法の効果を知っている者にはただの虚仮威しにしかならず、初見の相手のみ有効といった弱点もある。
「マァナ~~!!」
しかし、何も起こらない。
「何故!?何故魔法が発動しないの!?」
「さっき浴びた霧に魔法阻害の効果も練り込んでおいたのよ」
「あっ!?」
「霧だから一粒一粒の効果は薄いからヒヤっとしたけど、あなた結構浴びてくれたから何とか封じれたみたいね」
「何てことじゃ、このわらわがそんな単純な仕掛けに嵌るとは...」
「ますます呆れましたわマァナ。付加効果を更に練り込むなんて、絶交したいくらいの嫌らしさですこと」
「ふふふ、アンちゃんのその感じ。素直に褒めてくれないところも昔のままねぇ~」
何だかんだ助言してるくせに、マァナの前だとツンが増すなアンちゃんはw
「まだじゃ、わらわの槍で貫いてくれよう!!」
レギンレイヴがマァナに攻撃を試みる。
「な、に!?体が思うように動かん...」
空中でまるで止まったかのような速度で進んでいる。
「ついでに速度デバフも加えてありました~。魔法と速度を封じれば物理、魔法のどちらの使い手にも効果あるでしょ?」
1つの弾丸に2つも付加効果を加えたのか!?
「ますます、ますます呆れましたわ~~」
あっ、これアンちゃんなりに褒めてるんだなやっぱw
「じゃあこれで終わり!!新弾『バーントスープ!!』」
マァナが放った新弾は焦げた匂いのする超高温液体弾だ。
「きゃあぁぁぁぁ~~!!」
レギンレイヴはもんどりうっている。
「水、熱、それに若干の電撃も加えた合成弾よ。ちょっと焦げ臭いのが難点だけどね」
『レギンレイヴ選手試合続行不可能と判断、マァナ選手本戦進出です』
「マァナ姉ちゃんすっげぇ~~!!」
「やったな、マァナ!!」
「相手が弱すぎますわ。まだまだですわよ、マァナ」
「ふふふ、そうねアンちゃん」
小さくなったマァナがニッコリ笑う。
レギンレイヴが試合後話しかけてきた。
「ダンカーさん、完敗じゃ、失礼な事言って悪かったの」
「えっ?何か言われたかしら??」
「大丈夫だ、こいつはそういうの記憶に残せるほど繊細な奴じゃないw」
「あれ?ソフィーちゃんちょっとバカにしてる~~?w」
「わらわは半端者じゃ、これからも慎ましく1人で暮らしていくとするよ」
「あら?行く所ないのでしたら魔王様の所に行くといいですわ」
「そんな。わらわは忌み子じゃ、禁を破り人間と交わったいわば犯罪者の子孫じゃぞ!!」
「そんな事気にするような奴、魔王軍にいるか?アンちゃん」
「いませんわね。とにかく魔王様と一度会えば分かります、さぁ行きましょう」
アンちゃんが転移空間を開く。
「えっ、ちょっと待って、まだ心の準備がぁ~~」
レギンレイヴは手を引きずられて連れ去られるw
「あれじゃただの拉致よね~w」
「いいんじゃないか、ああいうのには強引にした方がいい気がするぞ」
「はっはっは、エメリーの言う通りだ」
その後、魔王軍の仲間入りをしたレギンレイヴはあっさり全員と仲良くなり酒を飲みながら魔王たちとこの試合を観戦していたというw
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