無敵少女の意のままに

CHABO

文字の大きさ
上 下
41 / 80

Party people

しおりを挟む
【previously on 無敵少女の意のままに】
口を割らないゴリアテがまさかのアイドルオタクだったw
魔王は勇者と手を組む事を決意し、魔王城招致を伝えたケルビムだったが...。

ケルビムが魔王城招待を告げに来てから...
2日が経過したw

「今日も楽しかったですわね~、エメリー♪」
「おう、でっけぇカブトムシも見つけたしな~」
エメリーとアンが山頂の方から帰ってくる。
「おっ、2人とも帰ったか~、兵士の皆さんがBBQ誘ってくれたからやるぞ~」
「いぇ~~い、楽しそ~~♪」
「あっ、お嬢ちゃん達はこっちだよ~」
「良い匂いしますわねぇ~」
「とりあえず、生~~!!」
「よ~~し、じゃあみんなお疲れ~~」
『カンパ~~イ!!』

「カンパ~~イ、じゃないのよ~~、ねぇまだぁ~~??」

「あら~ケルビム様じゃないのぉ~~、まぁまぁ飲んで飲んで~~♪」
アンちゃんはじいさんを完全無視してBBQを楽しんでいるw
「いや、お前らのタイミングでいいとは言ったけどさぁ~、もう2日も経って...あっどうも」
ケルビムは生ビールを受け取る、いや座るんかい!で、飲むんかい!!w
「かっはぁ~~、こりゃうめぇ!!よう冷えとるわい、あっどうも」
すかさず次を継ぎ足す兵士w
「アンのじいちゃん、これうめぇぞ~」
「うおっ、これは美味い!!酒に良く合うなぁ~この肉!!」
「1番、伍長エリック!!ウルズ128のセレーナの物真似しまっす!!」
「いよぉ~~、上手いぞ~~ヒューヒュー!!」
ケルビム...
お前コミュ力高すぎだろww
その後、夜が更けるまで全員BBQを楽しんだw

「はぁ~楽しかったなぁ~、ウルズ128ファンの兵士と名刺も交換したし」
モンスターが名刺なんか持つなよw
「なぁにぃ~~、ケルビムしゃまもう帰るんれすかぁ~~」
マァナは酩酊状態だw
「はっはっは、誘ってくれてありがとう、楽しかったよ。また場が出来たら呼んでくれ」
誘ってないがww
「いや、お前、それでいいのか??」
「俺、何しに来たんだっけ?まぁいいや、アンちゃんまたな!」
「お休みなさい、おじい様」
おい、マジで普通に帰っていったぞあいつw

翌日。
「ふぁ~~、おはよ~~」
「やっとお目覚めかマァナ。朝食食べるだろ?」
「ありがと~。ねぇ、あんまり覚えてないんだけど、ケルビム様あの後どうしたの?」
「普通に帰って行ったぞ」
「そういえば何か忘れてる気がしますわね」
「あれじゃないか?昨日のお花の採取の続き」
「そうですわ~、今日も付き合って下さいねエメリー」

「ちっがぁ~~う!!魔王城に招待するんだった~~」

最近、親の顔より見る転移空間w
「あらおじい様、おはようございますですわ」
「おうアンのじいちゃん、今日もお酒飲みに来たのか?」
「まぁそれも魅力的だが...いや、頼む、そろそろ来てくれ。もう魔王様がウッキウキでお待ちなんだ」
「ど、どういうことだよ?w」
「新魔王城に招く初の来客ってことで魔王様の気合がハンパじゃないんだ。今は椅子の座り心地をミリ単位で調整しとるところだ」
そんな事聞かされるとかえって行きずらいわw
「部屋の飾りつけから豪華料理の用意、子供向けのショー、聖歌隊の猛練習...」
「あぁ、もういい、分かった。用意したら行くから待っててくれ!!w」
「ホントだな、絶対だぞ!!魔王様が待ち遠し過ぎてとにかく落ち着きがないんだ、頼むよ」
そう言うとケルビムは帰って行った。
「魔王って呼称、絶対改名した方がいいわよね~w」
間違いないw

数時間後。
「さて、用意も出来たし行きますか」
「何か逆に怖いわ~、違う意味だけど」
「わかりますわ。熱烈な歓待を受けるってある意味恐怖ですわね」
「そうか?うちは楽しみだぞ!!」
各々がそれぞれの期待と恐怖を胸に、転移空間に飛び込んだ。
その先には...

「ほれ、ゴリアテ!もうバテたのか?それでは推しにお前の気持ちは伝わらんぞ!!」
「はぁ、はぁ。負けるか...負けるかよ~~~!!!」
何かアイドルの動画見ながら踊り狂っているケルビムとゴリアテがそこにいたw
「お・じ・い・さ・ま~~」
「はっ、ア、アンちゃん。よ、ようこそ魔王城へ...」
ケルビムは腹を殴られもがいているw
「全く...孫娘の前で痴態を晒さないでもらえますこと?」
どっちにも同情するよw
「ゴリアテとは仲良くなったみたいだな」
「あ、あぁ。推しが一緒でな、それはもう肉親同様の存在よ!!」
「そ、それは良かったですね、ははは」
あのマァナですら若干引いているw
もうこいつ、ウルズから追い出した方がいいんじゃないか?w
「さぁ、会場に案内しよう、ついて来てくれ」
我々は会場に案内される、ゴリアテは一瞥いちべつもくれず、動画に夢中だw

「魔王様。お連れ致しました」
会場の扉をケルビムが開く、そこには...。
「な、なんだこれはぁ!!!」

ようこそ勇者のパーティご一行様の横断幕。
見たこともない超豪華な料理の数々。
小舞台では聖歌隊によるバンド演奏。
大舞台では劇団によるミュージカル。
正装をした数十人の給仕モンスター。
そして、照明の調整を汗ダクで頑張る魔王の姿...。

「おおおぉ~~~、来たか来たか!!待ちわびたぞ、ようこそ魔王城へ!!」

こ...

こいつは本っっっ物のバカだぁぁ~~~!!w
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

美幼女に転生したら地獄のような逆ハーレム状態になりました

市森 唯
恋愛
極々普通の学生だった私は……目が覚めたら美幼女になっていました。 私は侯爵令嬢らしく多分異世界転生してるし、そして何故か婚約者が2人?! しかも婚約者達との関係も最悪で…… まぁ転生しちゃったのでなんとか上手く生きていけるよう頑張ります!

魔攻機装

野良ねこ
ファンタジー
「腕輪を寄越すのが嫌ならお前、俺のモノになれ」  前触れもなく現れたのは世界を混沌へと導く黒き魔攻機装。それに呼応するかのように国を追われた世界的大国であるリヒテンベルグ帝国第一皇子レーンは、ディザストロ破壊を目指す青年ルイスと共に世界を股にかけた逃避行へ旅立つこととなる。  素人同然のルイスは厄災を止めることができるのか。はたまたレーンは旅の果てにどこへ向かうというのか。  各地に散らばる運命の糸を絡め取りながら世界を巡る冒険譚はまだ、始まったばかり。 ※BL要素はありません  

骸骨と呼ばれ、生贄になった王妃のカタの付け方

ウサギテイマーTK
恋愛
骸骨娘と揶揄され、家で酷い扱いを受けていたマリーヌは、国王の正妃として嫁いだ。だが結婚後、国王に愛されることなく、ここでも幽閉に近い扱いを受ける。側妃はマリーヌの義姉で、公式行事も側妃が請け負っている。マリーヌに与えられた最後の役割は、海の神への生贄だった。 注意:地震や津波の描写があります。ご注意を。やや残酷な描写もあります。

美少女に転生して料理して生きてくことになりました。

ゆーぞー
ファンタジー
田中真理子32歳、独身、失業中。 飲めないお酒を飲んでぶったおれた。 気がついたらマリアンヌという12歳の美少女になっていた。 その世界は加護を受けた人間しか料理をすることができない世界だった

月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~

真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。

魔性の悪役令嬢らしいですが、男性が苦手なのでご期待にそえません!

蒼乃ロゼ
恋愛
「リュミネーヴァ様は、いろんな殿方とご経験のある、魔性の女でいらっしゃいますから!」 「「……は?」」 どうやら原作では魔性の女だったらしい、リュミネーヴァ。 しかし彼女の中身は、前世でストーカーに命を絶たれ、乙女ゲーム『光が世界を満たすまで』通称ヒカミタの世界に転生してきた人物。 前世での最期の記憶から、男性が苦手。 初めは男性を目にするだけでも体が震えるありさま。 リュミネーヴァが具体的にどんな悪行をするのか分からず、ただ自分として、在るがままを生きてきた。 当然、物語が原作どおりにいくはずもなく。 おまけに実は、本編前にあたる時期からフラグを折っていて……? 攻略キャラを全力回避していたら、魔性違いで謎のキャラから溺愛モードが始まるお話。 ファンタジー要素も多めです。 ※なろう様にも掲載中 ※短編【転生先は『乙女ゲーでしょ』~】の元ネタです。どちらを先に読んでもお話は分かりますので、ご安心ください。

好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】

皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」 「っ――――!!」 「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」 クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。 ****** ・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。

処理中です...