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【前回までのあらすじ】
クエスト報酬が想像以上に莫大な金額で小金持ちになったマチルダ達。
いよいよ新大陸に乗り込む。
クエストを終え、宿屋で一泊し、その翌...昼w
マチルダ「ひ、昼過ぎまで寝てしまったわ。。 徹夜で麻雀付き合わされるなんて...」
アスタロト「な、なんで勝てないの...。師匠、強すぎるわ」
ななこ「最後まで付き合ってくれた宿屋の店主さんもマチの事化け物だ~って騒いでたわよw」
マチルダ「最初はいやらしい目でずっと見てナメられてたけどね、私が強いと気付いて徐々に本気になっていく様はこっちの世界でも全く一緒で興味深かったわ」
ななこ「元の世界でも相手のおっさん達、最後には顔真っ赤にして絶句してたもんねw」
マチルダ「運の要素に頼っている内は私には一生勝てないわよ。っと、そんな事よりさっさと出るわよ。早くしないともう1泊分宿泊費取られちゃうでしょ」
グディオン「えへへ。新しい大陸、私初めて~~♪」
マチルダ「旅行じゃないんだから。能力の書かれた書物は何が出るかわからない奥深い洞窟の最深部に祀ってあるってアペプさん言ってたじゃない」
グディオン「うん、人間神族しか知らない特別な洞窟。ちなみにおばぁちゃんお父さん(アマテラス)嫌いだからお父さんも知らないって言ってたよ」
ななこ「ってことは長い間手つかずの洞窟ってことね。また厄介なモンスター出てきそう...」
マチルダ「だからこそこの世界の誰もその能力に対する対策は出来てない。それだけで危険を冒す価値はあるわ」
アスタロト「何とかなるなる~~♪ さぁ行きましょ」
マチルダ「その軽さが麻雀の弱さに直結してるのよっw じゃあ忘れ物ないわね、行くわよ」
4人は遂に新大陸に向かう事となった。
一方、魔王軍ではちょっとした騒ぎが起こっていた。
ソフィー「おかしい...ここ数日、冒険者の討伐報告があがってない」
アンゲロス「ということは考えられる事は2つ。『転生されていない』か『既にこの世界で活動しているか』ですわね」
アマテラス「後者で考える方がいいでしょう。各地の検問と職務質問を強化しましょう」
ディネリンド「マズイね~。冒険者って突然強くなるんでしょ~?」
ソフィー「あぁ。過去、数日発見が遅れた冒険者は中級モンスターくらいなら圧勝できるほどの力を既に身につけていた。もちろんその後は討伐に成功したが...発見が遅れれば遅れるほど脅威が増す事は実証済みだ」
アマテラス「この世界で生きるには金銭の獲得は必須でしょう。各地で活躍している者もピックアップするよう調査を進めます」
ソフィー「あぁ、頼むよ」
アビゲイル「あっ、アマテラス様、この前アペプさんに会いましたよ~」
アマテラス「うっ...アペプばぁや、まだご存命だったのか。何か言っていたかい?」
アビゲイル「え~っと、確か~『とある好色魔を成敗するまで死ねんからのぅ』って言ってました。どういう意味ですか~?」
アマテラス「...アビーちゃん。アペプばぁやから聞いた事は丸ごと記憶から消してくれ、すまないがw」
アビゲイル「??」
アンゲロス「前魔王様がいたらお説教タイムでしたわねw」
アペプはアマテラスなどどうでもいいが、伝わると面白いと思って意地悪で冗談を言ったのだったw
とにもかくにも冒険者への監視網がより強まった瞬間だった。
一方、マチルダ達。
アスタロト「えっ? 馬車使わないの??」
マチルダ「えぇ、少しでも下級モンスターを倒して経験値稼がなきゃ。あなたとなながいればこの辺の敵なんて楽勝でしょ??」
グディオン「えへへ、ピクニック楽しいなぁ♪ 私も頑張るよ」
アスタロト「ふぅ、グッちゃんのそんな笑顔見せられたら従うしかないじゃない」
馬車で半日もかかるウルズに徒歩で向かう4人、見た目とは裏腹に体育会系のマチルダだったw
その日の夜。。
マチルダ「これから向かうアトランティック大陸について教えてくれる?」
アスタロト「主要都市はティップ。中央を山で分断されてるけど私達が向かう南はティップがある地方だから比較的繁栄してるほうね」
マチルダ「野良モンスターの強さは??」
アスタロト「全大陸中最弱。今の私達なら負けることはまずないわね、でも...」
ななこ「??」
アスタロト「ティップの町には冒険者討伐組織、通称MLDの総本部があるわ」
グディオン「聞いた事ある~。確か組織長のサクちゃん、娘のピースとラヴィって3人がびっくりするくらい強いって評判なんだよね?」
アスタロト「えぇ。この3人は本当にヤバイ。娘のピースとラヴィですら魔王軍幹部と互角以上の強さを持っているそうよ。ハチ会って戦闘にでもなったらジ・エンドね」
ななこ「じゃあ栄えてるって話のティップには長居出来ないんだね~、残念」
マチルダ「船から降りたら即座に町を出て目的地に向かいましょう。検問は??」
アスタロト「町から出る時はノーチェックのはずよ、それは多分大丈夫」
マチルダ「じゃあ、怪しまれないように私達の設定を共有しておくわよ」
この世界での戸籍をどこかで得る必要あるわね...
マチルダはそう思っていたが、残念ながらそんな緻密なデータはこの世界にはなかったw
..................................
【補足コーナー】
・通常、麻雀は運の要素も強く、子供がプロに勝つことも珍しくないが、マチルダはそれすらもコントロールしてしまう麻雀の化身のような女であるw
・冒険者にはレベルアップというチートがあるので、この世界の住人の数倍も成長が早い
・ウルズまで経験値稼ぎをしようと考えたのは、最近レベルアップをしなくなってきたことからの焦りからである
・サクちゃんの娘、ラヴィとピースは実の娘ではなく養子
クエスト報酬が想像以上に莫大な金額で小金持ちになったマチルダ達。
いよいよ新大陸に乗り込む。
クエストを終え、宿屋で一泊し、その翌...昼w
マチルダ「ひ、昼過ぎまで寝てしまったわ。。 徹夜で麻雀付き合わされるなんて...」
アスタロト「な、なんで勝てないの...。師匠、強すぎるわ」
ななこ「最後まで付き合ってくれた宿屋の店主さんもマチの事化け物だ~って騒いでたわよw」
マチルダ「最初はいやらしい目でずっと見てナメられてたけどね、私が強いと気付いて徐々に本気になっていく様はこっちの世界でも全く一緒で興味深かったわ」
ななこ「元の世界でも相手のおっさん達、最後には顔真っ赤にして絶句してたもんねw」
マチルダ「運の要素に頼っている内は私には一生勝てないわよ。っと、そんな事よりさっさと出るわよ。早くしないともう1泊分宿泊費取られちゃうでしょ」
グディオン「えへへ。新しい大陸、私初めて~~♪」
マチルダ「旅行じゃないんだから。能力の書かれた書物は何が出るかわからない奥深い洞窟の最深部に祀ってあるってアペプさん言ってたじゃない」
グディオン「うん、人間神族しか知らない特別な洞窟。ちなみにおばぁちゃんお父さん(アマテラス)嫌いだからお父さんも知らないって言ってたよ」
ななこ「ってことは長い間手つかずの洞窟ってことね。また厄介なモンスター出てきそう...」
マチルダ「だからこそこの世界の誰もその能力に対する対策は出来てない。それだけで危険を冒す価値はあるわ」
アスタロト「何とかなるなる~~♪ さぁ行きましょ」
マチルダ「その軽さが麻雀の弱さに直結してるのよっw じゃあ忘れ物ないわね、行くわよ」
4人は遂に新大陸に向かう事となった。
一方、魔王軍ではちょっとした騒ぎが起こっていた。
ソフィー「おかしい...ここ数日、冒険者の討伐報告があがってない」
アンゲロス「ということは考えられる事は2つ。『転生されていない』か『既にこの世界で活動しているか』ですわね」
アマテラス「後者で考える方がいいでしょう。各地の検問と職務質問を強化しましょう」
ディネリンド「マズイね~。冒険者って突然強くなるんでしょ~?」
ソフィー「あぁ。過去、数日発見が遅れた冒険者は中級モンスターくらいなら圧勝できるほどの力を既に身につけていた。もちろんその後は討伐に成功したが...発見が遅れれば遅れるほど脅威が増す事は実証済みだ」
アマテラス「この世界で生きるには金銭の獲得は必須でしょう。各地で活躍している者もピックアップするよう調査を進めます」
ソフィー「あぁ、頼むよ」
アビゲイル「あっ、アマテラス様、この前アペプさんに会いましたよ~」
アマテラス「うっ...アペプばぁや、まだご存命だったのか。何か言っていたかい?」
アビゲイル「え~っと、確か~『とある好色魔を成敗するまで死ねんからのぅ』って言ってました。どういう意味ですか~?」
アマテラス「...アビーちゃん。アペプばぁやから聞いた事は丸ごと記憶から消してくれ、すまないがw」
アビゲイル「??」
アンゲロス「前魔王様がいたらお説教タイムでしたわねw」
アペプはアマテラスなどどうでもいいが、伝わると面白いと思って意地悪で冗談を言ったのだったw
とにもかくにも冒険者への監視網がより強まった瞬間だった。
一方、マチルダ達。
アスタロト「えっ? 馬車使わないの??」
マチルダ「えぇ、少しでも下級モンスターを倒して経験値稼がなきゃ。あなたとなながいればこの辺の敵なんて楽勝でしょ??」
グディオン「えへへ、ピクニック楽しいなぁ♪ 私も頑張るよ」
アスタロト「ふぅ、グッちゃんのそんな笑顔見せられたら従うしかないじゃない」
馬車で半日もかかるウルズに徒歩で向かう4人、見た目とは裏腹に体育会系のマチルダだったw
その日の夜。。
マチルダ「これから向かうアトランティック大陸について教えてくれる?」
アスタロト「主要都市はティップ。中央を山で分断されてるけど私達が向かう南はティップがある地方だから比較的繁栄してるほうね」
マチルダ「野良モンスターの強さは??」
アスタロト「全大陸中最弱。今の私達なら負けることはまずないわね、でも...」
ななこ「??」
アスタロト「ティップの町には冒険者討伐組織、通称MLDの総本部があるわ」
グディオン「聞いた事ある~。確か組織長のサクちゃん、娘のピースとラヴィって3人がびっくりするくらい強いって評判なんだよね?」
アスタロト「えぇ。この3人は本当にヤバイ。娘のピースとラヴィですら魔王軍幹部と互角以上の強さを持っているそうよ。ハチ会って戦闘にでもなったらジ・エンドね」
ななこ「じゃあ栄えてるって話のティップには長居出来ないんだね~、残念」
マチルダ「船から降りたら即座に町を出て目的地に向かいましょう。検問は??」
アスタロト「町から出る時はノーチェックのはずよ、それは多分大丈夫」
マチルダ「じゃあ、怪しまれないように私達の設定を共有しておくわよ」
この世界での戸籍をどこかで得る必要あるわね...
マチルダはそう思っていたが、残念ながらそんな緻密なデータはこの世界にはなかったw
..................................
【補足コーナー】
・通常、麻雀は運の要素も強く、子供がプロに勝つことも珍しくないが、マチルダはそれすらもコントロールしてしまう麻雀の化身のような女であるw
・冒険者にはレベルアップというチートがあるので、この世界の住人の数倍も成長が早い
・ウルズまで経験値稼ぎをしようと考えたのは、最近レベルアップをしなくなってきたことからの焦りからである
・サクちゃんの娘、ラヴィとピースは実の娘ではなく養子
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