5 / 12
05.クリストフ様とデートです!
しおりを挟む
スヴィはランディスの中央公園で、どどんと大きな紙を手に広げて立っていた。
リカルドが、クリストフと会わせてくれる大事な日だ。
といってもリカルドが立ち会ってくれるはずもなく、お互いの休みの合う時を調べてくれて、ここで会うように指定されただけだ。
「ほふう、緊張する……」
スヴィはクリストフのことをもちろん知っているが、クリストフは一度会っただけのスヴィのことを覚えていないかもしれない。
だから、スヴィはすぐ見つけてもらえるように用意した。
〝クリストフ〟と書いた大きな紙を! どどんと! 見つけてもらえるように!
「す、スヴィちゃん……? これは一体……」
いつの間にか目の前に来ていたクリストフが、紙を見て一歩引いてしまった。
出待ちの時にこんな紙を見た役者は、みんな喜んでいたはずなのに。字が下手すぎたのだろうか。
「クリストフ様ー!」
「久しぶり、スヴィちゃん。ごめん、この紙は仕舞ってくれるかな」
「はい、もう会えましたので!」
なぜかクリストフは苦笑いしているが、そんな顔も素敵だ。
キラキラ輝いていて、彼には朝日がよく似合う。もう昼に近かったが。
「今日は会ってくださってありがとうございます! あの、私のこと、覚えてますか?」
「帝都で案内してくれたスヴィちゃんだよね。覚えてるよ。まさか、リカルドさんと知り合いだとは思わなかったなぁ」
覚えていてくれていた。
忘れられていても仕方ないくらいの、小さな出来事だったに違いないというのに。
覚えていてくれて、ありがとうございます!
「カッコいい! 好き! 結婚して!」
「え!?」
「……へ?」
なぜか顔を真っ赤にしてスヴィを見ているクリストフ。なにやら慌てている姿を見ると、キュンとしてしまう。
プライベートでは演技のできない人なのだろうかと思うと、なんだか可愛い。
整った顔立ちで、焦るように揺れているプラチナブロンドがもうたまらない。
「ああもう結婚したぁい……」
「も、漏れてる! 漏れてるから、心のこぇ……っ」
「え? 私、この年になって漏らしたりはしませんよ! さすがに!」
「そうじゃなく……っ」
クリストフは顔を真っ赤にしたまま、口元を押さえている。なにか変なことでも言っただろうかと、スヴィは首を傾げた。
「どうしました?」
「あ、いや……」
クリストフはふうっと大きく息を吐いている。その息を捕まえて、瓶の中に永久保存しておきたい。
「えーと、どこかゆっくり話せるところにでも行こうか」
そう言って、クリストフは小さなカフェに連れて行ってくれた。スマートにエスコートしてくれる姿に溜息が漏れる。
カフェについて注文を済ませると、クリストフの方から話を振ってくれた。
「そういえば、スヴィちゃんはいくつなんだい?」
「年ですか? 二十三歳になりました。」
「僕より五つ年下か、若いね」
五つ年下、ということは、クリストフは二十八歳だ。思っていたより年が上だった。
「二十八歳、ですか……」
「年下に見えてた? 僕、年より若く見られやすくて」
「あ、いえ、二十八歳……」
「思ったよりおじさんでショックだったかな」
「いえ、おじさんなんかじゃ! でも二十八歳だと結婚していてもおかしくない年ですよね。あの、け、結婚は、されてるんですか……?」
思えばリカルドに確認しておけばよかった話だが、今の今まで妻帯者である可能性をすっかり忘れていた。
「結婚はしてないよ。仕事と劇団の往復だからね。女性と知り合う機会がなくて」
「たくさんのファンと触れ合ってるじゃないですか」
「ファンはファンだから」
ファンはファン。
その言葉を聞くと、ずんと心に鉛が乗った。
ファンは所詮、恋愛対象にはならないと宣言された気がして。
「そ……ですか。ですよねー」
ただのファンが、こんな風にコネを使って誘うなど、迷惑でしかなかっただろうか。
しかしクリストフは、そんなファン相手に色んなことを話してくれた。
演劇を始めたきっかけや、日頃の稽古、昼間している仕事、家族のこと。
スヴィにもたくさん質問してくれた。剣を持ったのはいつだったのかとか、騎士を目指したきっかけはとか、どうしてキアリカ隊に入ることになったのかとか。
会話は途切れることなく続いて、こんなに楽しく幸せな時間を過ごせたことに、スヴィは感謝した。
「ああ、もうこんな時間だ。そろそろ帰って、稽古の準備をしないと」
今日は虹橋組の番で公演はないが、稽古はほぼ毎日あるらしい。
外に出ると、少し冷たい風がスヴィの心を吹き抜けていく。
「今日はありがとう、スヴィ。楽しかったよ」
「いえ、こちらこそ無理を言って……」
ありがとうございました、さようなら。
それでいいのだろうか。
ここで別れれば、それでおしまい。
もうリカルドには頼めないし、自分でどうにかしなければならない。
「あの……! またこうやって会ってくれませんか?! 次、いつ会えますか?!」
また会いたい。またたくさん話したい。これで終わりなんかにしたくない。
こんな風に話したあとで、もうただのファンだった頃に戻れはしない。
けれどクリストフは、申し訳なさそうに眉尻を下げていた。
「ごめんね。僕、普段はファンの子とこうやって会うことはしてないんだよ。今回はリカルドさんのお願いだったから、特別」
ガンッ、と頭を石で殴られた気がした。
ずるいことをした自覚はあった。だからこんなショックを受けることになったのだ。自業自得だと、スヴィはそう思った。
明日からは、戻らなければいけない。
ただのファンだった頃に。
太陽組の公演まで、待って待って待って。
演目を楽しんで。
終わったら、出待ちもできずに帰る。
接点など全くなかったあの頃に、戻れるだろうか。
舞台の上のクリストフを見る、それだけで幸せだった頃に。
語らい合う楽しさを知ってしまった、この後で。
「クリストフ様、好きです!!」
「……また漏れてる?」
「漏らしてなんかいません!!」
唐突の告白に、クリストフは目をパチクリとさせている。好かれてることに気づいていたのか、そこまで驚いてはいないようだったが。
「クリストフ様の顔が好きです!」
「はっきり言うね」
「声が好きです!」
「ありがとう」
「演技が最高です!」
「嬉しいよ」
「ほどよい筋肉がステキです!」
「どこ見てるの?」
「長い指と爪がキレイです!」
「そろそろ恥ずかしいんだけど」
「長くて細い足がいやらしいです!」
「いやらしい目で見てるのスヴィちゃんだよね?」
「鎖骨から胸筋にかけて見てみたい!」
「欲望あふれてるよ!」
「穴が開くほどクリストフ様を見つめていたいんです!」
「穴開けないで!!」
「つまり、クリストフ様の全てが好きなんですーーっ!!」
「ちょっと声量を落としてくれるかな?!」
絶叫が終わり、ハァハァと息をすると、なぜかクリストフの肩も上下している。
しかし、言い切ってスッキリした。
もうこうして会えることがないなら、きっちりと気持ちを伝えておきたかった。
これで、さよならか……ただのファンに戻らなきゃ……
そう思うと、ぼろっと涙が溢れそうになった。
けれどもここで泣くのは卑怯な気がして、涙をグッと堰き止める。
「今日は本当にありがとうございました……すごく、すごく楽しかったです。夢のような時間でした……」
泣くな、泣くなと自分に言い聞かせながら、それでも最後なのだからと言葉を紡ぐ。
「クリストフ様の人柄を知って、やっぱり私の想像通り……いえ、それ以上に素敵な人でした。今日一日で、さらに好きになってしまいました」
きっと、『ごめん』と言われる。
ファンはファンだから、と。
振られることがわかっていて伝える告白は、つらい。しんどい。
でもきっと、今伝えておかないと後悔する。
「だから私!」
「友達からでもいいかな?」
「振られてもずっとクリストフ様のファンでいますから……! って、え?」
今度はスヴィがパチクリと目を開いた。
聞き違いだろうか。今『友達から』と聞こえた気がしたのだが。
「ともだち……?」
「スヴィちゃんが僕を好きなのはよくわかったよ、ありがとう。でも僕は、今日ようやく少しスヴィちゃんを知れたところだし、まだよくわからない」
「です、よね」
「けど僕、スヴィちゃんのこと、嫌いじゃないよ」
クスクスと笑いながらクリストフは目を細めてくれる。いつの間にか夕日が差していて、その顔が赤く染まっていた。
「僕が最終的にどういう答えを出すのか、僕自身にもわからない。それでもよければ、友達になろう」
「……友達なら、また一緒に遊べますか?」
「遊べるよ」
「次に会う約束を、していいんですか?」
「もちろん」
我慢していた涙が、ぽろっと流れて夕日に溶ける。また、こうやってクリストフに会える……そう思うと、胸が弾けるように熱い涙が溢れた。
「わぁん、ありがとうございますー、クリストフ様ぁ!」
「友達だろ? クリスでいいよ、スヴィちゃん」
「わぁん!! クリスさんーーっっ!!」
天を仰いで泣くスヴィを、クリストフはポンポンと背中を優しく叩いてくれる。
「えーーーん、クリスさん優しいーー!! やっぱり大好きーー!!」
「わかったわかった」
困りながら笑うクリストフの顔が、まんざらでもないように、スヴィには感じた。
リカルドが、クリストフと会わせてくれる大事な日だ。
といってもリカルドが立ち会ってくれるはずもなく、お互いの休みの合う時を調べてくれて、ここで会うように指定されただけだ。
「ほふう、緊張する……」
スヴィはクリストフのことをもちろん知っているが、クリストフは一度会っただけのスヴィのことを覚えていないかもしれない。
だから、スヴィはすぐ見つけてもらえるように用意した。
〝クリストフ〟と書いた大きな紙を! どどんと! 見つけてもらえるように!
「す、スヴィちゃん……? これは一体……」
いつの間にか目の前に来ていたクリストフが、紙を見て一歩引いてしまった。
出待ちの時にこんな紙を見た役者は、みんな喜んでいたはずなのに。字が下手すぎたのだろうか。
「クリストフ様ー!」
「久しぶり、スヴィちゃん。ごめん、この紙は仕舞ってくれるかな」
「はい、もう会えましたので!」
なぜかクリストフは苦笑いしているが、そんな顔も素敵だ。
キラキラ輝いていて、彼には朝日がよく似合う。もう昼に近かったが。
「今日は会ってくださってありがとうございます! あの、私のこと、覚えてますか?」
「帝都で案内してくれたスヴィちゃんだよね。覚えてるよ。まさか、リカルドさんと知り合いだとは思わなかったなぁ」
覚えていてくれていた。
忘れられていても仕方ないくらいの、小さな出来事だったに違いないというのに。
覚えていてくれて、ありがとうございます!
「カッコいい! 好き! 結婚して!」
「え!?」
「……へ?」
なぜか顔を真っ赤にしてスヴィを見ているクリストフ。なにやら慌てている姿を見ると、キュンとしてしまう。
プライベートでは演技のできない人なのだろうかと思うと、なんだか可愛い。
整った顔立ちで、焦るように揺れているプラチナブロンドがもうたまらない。
「ああもう結婚したぁい……」
「も、漏れてる! 漏れてるから、心のこぇ……っ」
「え? 私、この年になって漏らしたりはしませんよ! さすがに!」
「そうじゃなく……っ」
クリストフは顔を真っ赤にしたまま、口元を押さえている。なにか変なことでも言っただろうかと、スヴィは首を傾げた。
「どうしました?」
「あ、いや……」
クリストフはふうっと大きく息を吐いている。その息を捕まえて、瓶の中に永久保存しておきたい。
「えーと、どこかゆっくり話せるところにでも行こうか」
そう言って、クリストフは小さなカフェに連れて行ってくれた。スマートにエスコートしてくれる姿に溜息が漏れる。
カフェについて注文を済ませると、クリストフの方から話を振ってくれた。
「そういえば、スヴィちゃんはいくつなんだい?」
「年ですか? 二十三歳になりました。」
「僕より五つ年下か、若いね」
五つ年下、ということは、クリストフは二十八歳だ。思っていたより年が上だった。
「二十八歳、ですか……」
「年下に見えてた? 僕、年より若く見られやすくて」
「あ、いえ、二十八歳……」
「思ったよりおじさんでショックだったかな」
「いえ、おじさんなんかじゃ! でも二十八歳だと結婚していてもおかしくない年ですよね。あの、け、結婚は、されてるんですか……?」
思えばリカルドに確認しておけばよかった話だが、今の今まで妻帯者である可能性をすっかり忘れていた。
「結婚はしてないよ。仕事と劇団の往復だからね。女性と知り合う機会がなくて」
「たくさんのファンと触れ合ってるじゃないですか」
「ファンはファンだから」
ファンはファン。
その言葉を聞くと、ずんと心に鉛が乗った。
ファンは所詮、恋愛対象にはならないと宣言された気がして。
「そ……ですか。ですよねー」
ただのファンが、こんな風にコネを使って誘うなど、迷惑でしかなかっただろうか。
しかしクリストフは、そんなファン相手に色んなことを話してくれた。
演劇を始めたきっかけや、日頃の稽古、昼間している仕事、家族のこと。
スヴィにもたくさん質問してくれた。剣を持ったのはいつだったのかとか、騎士を目指したきっかけはとか、どうしてキアリカ隊に入ることになったのかとか。
会話は途切れることなく続いて、こんなに楽しく幸せな時間を過ごせたことに、スヴィは感謝した。
「ああ、もうこんな時間だ。そろそろ帰って、稽古の準備をしないと」
今日は虹橋組の番で公演はないが、稽古はほぼ毎日あるらしい。
外に出ると、少し冷たい風がスヴィの心を吹き抜けていく。
「今日はありがとう、スヴィ。楽しかったよ」
「いえ、こちらこそ無理を言って……」
ありがとうございました、さようなら。
それでいいのだろうか。
ここで別れれば、それでおしまい。
もうリカルドには頼めないし、自分でどうにかしなければならない。
「あの……! またこうやって会ってくれませんか?! 次、いつ会えますか?!」
また会いたい。またたくさん話したい。これで終わりなんかにしたくない。
こんな風に話したあとで、もうただのファンだった頃に戻れはしない。
けれどクリストフは、申し訳なさそうに眉尻を下げていた。
「ごめんね。僕、普段はファンの子とこうやって会うことはしてないんだよ。今回はリカルドさんのお願いだったから、特別」
ガンッ、と頭を石で殴られた気がした。
ずるいことをした自覚はあった。だからこんなショックを受けることになったのだ。自業自得だと、スヴィはそう思った。
明日からは、戻らなければいけない。
ただのファンだった頃に。
太陽組の公演まで、待って待って待って。
演目を楽しんで。
終わったら、出待ちもできずに帰る。
接点など全くなかったあの頃に、戻れるだろうか。
舞台の上のクリストフを見る、それだけで幸せだった頃に。
語らい合う楽しさを知ってしまった、この後で。
「クリストフ様、好きです!!」
「……また漏れてる?」
「漏らしてなんかいません!!」
唐突の告白に、クリストフは目をパチクリとさせている。好かれてることに気づいていたのか、そこまで驚いてはいないようだったが。
「クリストフ様の顔が好きです!」
「はっきり言うね」
「声が好きです!」
「ありがとう」
「演技が最高です!」
「嬉しいよ」
「ほどよい筋肉がステキです!」
「どこ見てるの?」
「長い指と爪がキレイです!」
「そろそろ恥ずかしいんだけど」
「長くて細い足がいやらしいです!」
「いやらしい目で見てるのスヴィちゃんだよね?」
「鎖骨から胸筋にかけて見てみたい!」
「欲望あふれてるよ!」
「穴が開くほどクリストフ様を見つめていたいんです!」
「穴開けないで!!」
「つまり、クリストフ様の全てが好きなんですーーっ!!」
「ちょっと声量を落としてくれるかな?!」
絶叫が終わり、ハァハァと息をすると、なぜかクリストフの肩も上下している。
しかし、言い切ってスッキリした。
もうこうして会えることがないなら、きっちりと気持ちを伝えておきたかった。
これで、さよならか……ただのファンに戻らなきゃ……
そう思うと、ぼろっと涙が溢れそうになった。
けれどもここで泣くのは卑怯な気がして、涙をグッと堰き止める。
「今日は本当にありがとうございました……すごく、すごく楽しかったです。夢のような時間でした……」
泣くな、泣くなと自分に言い聞かせながら、それでも最後なのだからと言葉を紡ぐ。
「クリストフ様の人柄を知って、やっぱり私の想像通り……いえ、それ以上に素敵な人でした。今日一日で、さらに好きになってしまいました」
きっと、『ごめん』と言われる。
ファンはファンだから、と。
振られることがわかっていて伝える告白は、つらい。しんどい。
でもきっと、今伝えておかないと後悔する。
「だから私!」
「友達からでもいいかな?」
「振られてもずっとクリストフ様のファンでいますから……! って、え?」
今度はスヴィがパチクリと目を開いた。
聞き違いだろうか。今『友達から』と聞こえた気がしたのだが。
「ともだち……?」
「スヴィちゃんが僕を好きなのはよくわかったよ、ありがとう。でも僕は、今日ようやく少しスヴィちゃんを知れたところだし、まだよくわからない」
「です、よね」
「けど僕、スヴィちゃんのこと、嫌いじゃないよ」
クスクスと笑いながらクリストフは目を細めてくれる。いつの間にか夕日が差していて、その顔が赤く染まっていた。
「僕が最終的にどういう答えを出すのか、僕自身にもわからない。それでもよければ、友達になろう」
「……友達なら、また一緒に遊べますか?」
「遊べるよ」
「次に会う約束を、していいんですか?」
「もちろん」
我慢していた涙が、ぽろっと流れて夕日に溶ける。また、こうやってクリストフに会える……そう思うと、胸が弾けるように熱い涙が溢れた。
「わぁん、ありがとうございますー、クリストフ様ぁ!」
「友達だろ? クリスでいいよ、スヴィちゃん」
「わぁん!! クリスさんーーっっ!!」
天を仰いで泣くスヴィを、クリストフはポンポンと背中を優しく叩いてくれる。
「えーーーん、クリスさん優しいーー!! やっぱり大好きーー!!」
「わかったわかった」
困りながら笑うクリストフの顔が、まんざらでもないように、スヴィには感じた。
0
お気に入りに追加
17
あなたにおすすめの小説
ふたりは片想い 〜騎士団長と司書の恋のゆくえ〜
長岡更紗
恋愛
王立図書館の司書として働いているミシェルが好きになったのは、騎士団長のスタンリー。
幼い頃に助けてもらった時から、スタンリーはミシェルのヒーローだった。
そんなずっと憧れていた人と、18歳で再会し、恋心を募らせながらミシェルはスタンリーと仲良くなっていく。
けれどお互いにお互いの気持ちを勘違いしまくりで……?!
元気いっぱいミシェルと、大人な魅力のスタンリー。そんな二人の恋の行方は。
他サイトにも投稿しています。
替え玉の王女と天界の王子は密やかに恋をする
ルカ(聖夜月ルカ)
恋愛
ごく平凡な毎日を過ごしていた紗季…
それが、何の前触れもなく見知らぬ場所へ飛ばされて…
そこで紗季は、今まで考えたこともなかったような自分の『運命』に翻弄される…
※表紙画はck2様に描いていただきました。
単純に婚約破棄したかっただけなのに、生まれた時から外堀埋められてたって話する?
甘寧
恋愛
婚約破棄したい令嬢が、実は溺愛されていたというテンプレのようなお話です。
……作者がただ単に糸目、関西弁男子を書きたかっただけなんです。
※不定期更新です。
いつの日も、あなたと~マイ・ディア・サンタクロース~
名木雪乃
恋愛
【いつの日か、きみとサンタクロースと】の番外編です。
本編の後日談、主人公以外の登場人物の話などを綴っています。完結致しました。
先に本編を読まれることを、おすすめします。
<小説家になろう>さんでも掲載しています。
どうぞよろしくお願い致します。
【完】海賊王と竜の瞳を持つ皇女
hiro
恋愛
ルバーニャ国の第2皇女であるルーチェは、幼い頃から自由を禁じられ、外の世界を知らずに育った。
15歳の生誕祭の日。
ルーチェはこっそりと王宮を抜け出すと、初めての街中へ…!
街で出会ったのは、黒髪の男ジン。
彼は海賊一味を率いる船長だった。
ジンは、滞在するあいだの玩具兼雑用係になれとルーチェに命令してきた…!
しだいに距離が縮まる2人。
「お前の瞳が欲しい」
そう呟くジンの想いとは…?
海賊王✖️訳あり皇女のラブファンタジー小説✨
王子殿下の慕う人
夕香里
恋愛
エレーナ・ルイスは小さい頃から兄のように慕っていた王子殿下が好きだった。
しかし、ある噂と事実を聞いたことで恋心を捨てることにしたエレーナは、断ってきていた他の人との縁談を受けることにするのだが──?
「どうして!? 殿下には好きな人がいるはずなのに!!」
好きな人がいるはずの殿下が距離を縮めてくることに戸惑う彼女と、我慢をやめた王子のお話。
※小説家になろうでも投稿してます
同居人の一輝くんは、ちょっぴり不器用でちょっぴり危険⁉
朝陽七彩
恋愛
突然。
同居することになった。
幼なじみの一輝くんと。
一輝くんは大人しくて子羊みたいな子。
……だったはず。
なのに。
「結菜ちゃん、一緒に寝よ」
えっ⁉
「結菜ちゃん、こっちにおいで」
そんなの恥ずかしいよっ。
「結菜ちゃんのこと、どうしようもなく、
ほしくてほしくてたまらない」
そんなにドキドキさせないでっ‼
今までの子羊のような一輝くん。
そうではなく。
オオカミになってしまっているっ⁉
。・.・*.・*・*.・。*・.・*・*.・*
如月結菜(きさらぎ ゆな)
高校三年生
恋愛に鈍感
椎名一輝(しいな いつき)
高校一年生
本当は恋愛に慣れていない
。・.・*.・*・*.・。*・.・*・*.・*
オオカミになっている。
そのときの一輝くんは。
「一緒にお風呂に入ったら教えてあげる」
一緒にっ⁉
そんなの恥ずかしいよっ。
恥ずかしくなる。
そんな言葉をサラッと言ったり。
それに。
少しイジワル。
だけど。
一輝くんは。
不器用なところもある。
そして一生懸命。
優しいところもたくさんある。
そんな一輝くんが。
「僕は結菜ちゃんのこと誰にも渡したくない」
「そんなに可愛いと理性が破壊寸前になる」
なんて言うから。
余計に恥ずかしくなるし緊張してしまう。
子羊の部分とオオカミの部分。
それらにはギャップがある。
だから戸惑ってしまう。
それだけではない。
そのギャップが。
ドキドキさせる。
虜にさせる。
それは一輝くんの魅力。
そんな一輝くんの魅力。
それに溺れてしまう。
もう一輝くんの魅力から……?
♡何が起こるかわからない⁉♡
不憫な侯爵令嬢は、王子様に溺愛される。
猫宮乾
恋愛
再婚した父の元、継母に幽閉じみた生活を強いられていたマリーローズ(私)は、父が没した事を契機に、結婚して出ていくように迫られる。皆よりも遅く夜会デビューし、結婚相手を探していると、第一王子のフェンネル殿下が政略結婚の話を持ちかけてくる。他に行く場所もない上、自分の未来を切り開くべく、同意したマリーローズは、その後後宮入りし、正妃になるまでは婚約者として過ごす事に。その内に、フェンネルの優しさに触れ、溺愛され、幸せを見つけていく。※pixivにも掲載しております(あちらで完結済み)。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる