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第一章
どうやら、生まれ変わりました
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心地良い揺れを感じた。目を開けて見るとよく見えない。どういうことだろうか?
記憶が段々甦ってきた。
(あれ?私って、死んだんじゃなかったっけ??)
赤いような暖かい色が目の前に広がりよく分からない。手を伸ばしてみても、思うように身体が動かない。
(でも、全然不安にならないのは何故かしら?)
そう思った時だった。少しこもった女性の声が聞こえた。
「あら、今動いたわっ!今日も元気ね~」
とても嬉しそうな声だ。何だかそれだけで嬉しく感じた。
「ほんとかい?メアリー、私にもお腹を触らせてくれるかい?」
今度は優しそうな男性の声が聞こえた。
「もちろんよっ!」
「どれどれ?」
優しく女性のお腹を撫でているのだろう。私にその振動が伝わってくる。何だか、とっても嬉しいなぁ。
あ、そうか。私、生まれ変わったのか。いや、まだ、産まれては、いないか。
優しそうな両親。早く、会ってみたいなぁ。
* * *
私、無事に産まれました!色々な私の都合で、現在五歳児です!!
アスキス伯爵家エルハードが第一子、ハロルド・アスキスですよー!
名前の通り、男の子に生まれ変わりました!と~っても、可愛いんですよ~?
エルハードお父様は、白銀の髪に紫の瞳。大変美形ですし、メアリーお母様も赤銅の髪に金の瞳の美女!!
そんな二人の息子ですよ?お父様の白銀の髪とお母様の金の瞳!!まるで、生前ハマっていた乙女ゲームに出てきそうな王子様みたいなんです!顔は、お母様似なので、将来可愛らしい美少年になること間違いないのですよ!!!
――前世の両親には、親孝行も出来ずに死んでしまったので、今世の両親には、前世の両親の分も親孝行をしようと思います!
記憶が段々甦ってきた。
(あれ?私って、死んだんじゃなかったっけ??)
赤いような暖かい色が目の前に広がりよく分からない。手を伸ばしてみても、思うように身体が動かない。
(でも、全然不安にならないのは何故かしら?)
そう思った時だった。少しこもった女性の声が聞こえた。
「あら、今動いたわっ!今日も元気ね~」
とても嬉しそうな声だ。何だかそれだけで嬉しく感じた。
「ほんとかい?メアリー、私にもお腹を触らせてくれるかい?」
今度は優しそうな男性の声が聞こえた。
「もちろんよっ!」
「どれどれ?」
優しく女性のお腹を撫でているのだろう。私にその振動が伝わってくる。何だか、とっても嬉しいなぁ。
あ、そうか。私、生まれ変わったのか。いや、まだ、産まれては、いないか。
優しそうな両親。早く、会ってみたいなぁ。
* * *
私、無事に産まれました!色々な私の都合で、現在五歳児です!!
アスキス伯爵家エルハードが第一子、ハロルド・アスキスですよー!
名前の通り、男の子に生まれ変わりました!と~っても、可愛いんですよ~?
エルハードお父様は、白銀の髪に紫の瞳。大変美形ですし、メアリーお母様も赤銅の髪に金の瞳の美女!!
そんな二人の息子ですよ?お父様の白銀の髪とお母様の金の瞳!!まるで、生前ハマっていた乙女ゲームに出てきそうな王子様みたいなんです!顔は、お母様似なので、将来可愛らしい美少年になること間違いないのですよ!!!
――前世の両親には、親孝行も出来ずに死んでしまったので、今世の両親には、前世の両親の分も親孝行をしようと思います!
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