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幼少期
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数日後 マダムルーネがいくつかデザインを持ってきた。
どれも素敵なデザインでその中でも華が生地に織り込まれている綺麗な青のドレスを選んだ。大人っぽいデザインながら10歳児の私の良さを最大に引き出してくれるいいデザインだと思う。
デザインを選ぶとマダムは目をキラキラさせながら帰って行った。
「お嬢様午後からははどうなさるのですか?」
「今日は図書室に行こうかな」
「畏まりました」
ハイト家の図書室は膨大な本があり魔物や魔族についての本が多い。
図書室に着くとアレク兄様の傍にお兄様よりも若い男性がいた。
「アイリス 勉強かい?」
「こんにちはアレク兄様、今日は魔物に関しての本を少し読もうと思って…そちらの方は?」
「ああ 紹介してなかったね 最近側近になったホークだよ お前より10歳年上だ」
「お初にお目にかかります サイラス家が長男ホーク・サイラスと申します」
「初めまして アイリスです サイラス子爵家は確か隣の領地をお持ちのの方ですよね 果物が有名ですよね」
「ええそうです!知ってい頂いてるなんて嬉しいですね アイリス様のお噂はかねがねお伺いしております お会いできて光栄です」
「お恥ずかしい」
「実際お目にかかりあまりの可憐さに驚きました 私の妹はアイリス様の2つ上なのですがお転婆で困っているのですよ」
「ホーク アイリスもなかなかお転婆だぞ 」
「アレク兄様!」
私がアレク兄様を赤い顔をして怒ると2人は笑いだした。
全くもう!
「アイリス様 今度のお披露目に妹も連れてまいりますので是非声をかけてやって下さい」
「こちらこそ 同じ年頃の友達はあまりいないから楽しみにしてますね」
「ええ是非! 」
「アイリス本を読みに来たのだろ? 引き止めて悪かったな」
「いいえ ではアレク兄様、ホーク様失礼します」
「ああ」
アレク兄様とホーク様に挨拶をして私は読みたかったほんの場所へ行く。
私が手に取った本は獣人族に着いてだ。
「どうやら獣人のほとんどが獣に近い姿してるみたい その中でも人の姿に近い方が力が強かったりするんだって」
「そうなのですね」
「元々獣人の筋力は人の10倍 でも魔法を使えるのは人に近い姿の獣人だけ」
「まあ これで魔法も上手なら今頃獣人が世界を牛耳っていたでしょう」
「それもそうかぁ」
ある程度本を読み 目が疲れてきたので今日はここまでにして部屋に戻ることにした。
「お嬢様明日は一日予定はありませんがどうなさいますか?」
「久々に町の方に行こうかと思ってるの」
「畏まりました お供致します」
「お願いね」
「はい ではお風呂の準備して参りますね」
「はーい」
お風呂に入り終えると私は早々に眠りについた。
どれも素敵なデザインでその中でも華が生地に織り込まれている綺麗な青のドレスを選んだ。大人っぽいデザインながら10歳児の私の良さを最大に引き出してくれるいいデザインだと思う。
デザインを選ぶとマダムは目をキラキラさせながら帰って行った。
「お嬢様午後からははどうなさるのですか?」
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「畏まりました」
ハイト家の図書室は膨大な本があり魔物や魔族についての本が多い。
図書室に着くとアレク兄様の傍にお兄様よりも若い男性がいた。
「アイリス 勉強かい?」
「こんにちはアレク兄様、今日は魔物に関しての本を少し読もうと思って…そちらの方は?」
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私がアレク兄様を赤い顔をして怒ると2人は笑いだした。
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「こちらこそ 同じ年頃の友達はあまりいないから楽しみにしてますね」
「ええ是非! 」
「アイリス本を読みに来たのだろ? 引き止めて悪かったな」
「いいえ ではアレク兄様、ホーク様失礼します」
「ああ」
アレク兄様とホーク様に挨拶をして私は読みたかったほんの場所へ行く。
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「どうやら獣人のほとんどが獣に近い姿してるみたい その中でも人の姿に近い方が力が強かったりするんだって」
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「畏まりました お供致します」
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「はい ではお風呂の準備して参りますね」
「はーい」
お風呂に入り終えると私は早々に眠りについた。
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