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幼少期
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「皆、話があるのだけど…」
「どうしたの?」
「なんだい?」
「「?」」
私は深呼吸をする
「実はね私皆に言いたいことがあって…」
皆は真剣に私の話に耳を傾けてくれた
自分に前世があること 前世私の世界で妖怪と呼ばれるモンスターと戦っていた事 前世では家族がいなかったこと 何故死ぬことになってしまったかを
「…今まで黙っててごめんなさい」
「許せないわ!」
母様が机をバン!と叩いて立ち上がる
ああ…最悪だ 見捨てられる
そう思ったのだが母様がその後紡いだ言葉は予想していたものとは違った。
「私の可愛い娘がいながらほかの女と浮気ですって! 今すぐアイリスの元の世界に行って魔法で焼き尽くしてあげるわ!」
「そうだな、アイリスそんな男は消し炭にすべき」
「え?あ、いやでももう前世の話だし」
「そうだよ 父上も母上も程々にね」
「そうだぜ アイリスには悪いけど極論その男のお陰で今俺たち家族の元に来てくれたんだ。」
「確かにそうよね」
「うむ」
「ねえ皆いいの?」
「何が?」
「気持ち悪くないの?私すっごく変なこと言ってるよ!しかも皆を騙してたんだよ!」
私は思わず泣き出してしまう
「あらあら 我が家のお姫様泣かないで」
「かあさまぁ…」
母様が抱きしめてくれる。私は抱き締め返しながら号泣した。
「貴方に例え前世があったとしても私達の大切な娘に変わりないわ」
「そうだぞ アイリス。ずっと1人で抱え込んでいたんだな。お前はいい子すぎるな」
「ほんとだよ、ちょっとはこの兄を信頼して頼って」
「うんうん、お前は俺達の大事な家族だからな」
「ありがとう…皆」
皆が私を抱きしめてくれて私は更に泣いた。
ひとしきり泣いて落ち着くと母様が手を握りながら話しかけてくれる。
「アイリスこれからはなんでも話してちょうだいね?」
「うん」
「それでアイリスお前の仲間を紹介してくれるか?」
「うん… 来て菊花」
父様に言われて私が菊花の名前を呼ぶと巫女装束の菊花が現れる 耳としっぽも出ている状態だ。
「主 お呼びですか?」
「皆 彼女は菊花 前世で私の親代わりをしてくれた子なの」
「主の御家族の方ですね。初めてお目にかかります 私菊花と申します。」
「初めまして 娘が世話になっているようで感謝する」
「いいえ 主に仕えることが私達の史上の喜びですので」
「失礼でなければお聞きしたいのですが 貴方は狐の獣人なのですか?」
「申し訳ない 獣人という言葉は存じ上げないのですが私は狐です」
「そうなのですね 文献で南の地方に獣人族という種族がいるらしいのですがなかなか交流する機会がなくてつい 申し訳ない」
「俺も職業柄たまに獣人族と交流することもあるが 確かに似ているかもな ただもっと獣に近かった。」
「菊花は天狐って呼ばれててすごく強いのよ」
「なら 菊花さんにはアイリスの護衛兼専属侍女としてそばにいて貰うのはどうかしら?」
「え?」
「うむ それはいいな 菊花殿お願いできないか? 侍女としての仕事やマナーを学んで貰うことになるのだが」
「え?」
「喜んで! 主の傍にいられるのでしたらこの菊花どのような試練にも耐えてみせます!」
「え?」
「では決定ね! 侍女長には言っておくから宜しくね」
「はい!」
あっという間に私の護衛兼専属侍女に菊花がなることが決まった。
家族の適応力がさすがとしか言いようがないわ
あんなに悩んでたのがバカみたい
私はそう考えながら思わず笑みを浮かべる。
私は幸せだなぁ
ーーーーーーーーーーー
文章読みずらくてすみません(><)
しかし読んでくれる方がいるのがとても嬉しいです!!
私の思いつくままに書いてるものですので気長に読んでいただけると幸いです
「どうしたの?」
「なんだい?」
「「?」」
私は深呼吸をする
「実はね私皆に言いたいことがあって…」
皆は真剣に私の話に耳を傾けてくれた
自分に前世があること 前世私の世界で妖怪と呼ばれるモンスターと戦っていた事 前世では家族がいなかったこと 何故死ぬことになってしまったかを
「…今まで黙っててごめんなさい」
「許せないわ!」
母様が机をバン!と叩いて立ち上がる
ああ…最悪だ 見捨てられる
そう思ったのだが母様がその後紡いだ言葉は予想していたものとは違った。
「私の可愛い娘がいながらほかの女と浮気ですって! 今すぐアイリスの元の世界に行って魔法で焼き尽くしてあげるわ!」
「そうだな、アイリスそんな男は消し炭にすべき」
「え?あ、いやでももう前世の話だし」
「そうだよ 父上も母上も程々にね」
「そうだぜ アイリスには悪いけど極論その男のお陰で今俺たち家族の元に来てくれたんだ。」
「確かにそうよね」
「うむ」
「ねえ皆いいの?」
「何が?」
「気持ち悪くないの?私すっごく変なこと言ってるよ!しかも皆を騙してたんだよ!」
私は思わず泣き出してしまう
「あらあら 我が家のお姫様泣かないで」
「かあさまぁ…」
母様が抱きしめてくれる。私は抱き締め返しながら号泣した。
「貴方に例え前世があったとしても私達の大切な娘に変わりないわ」
「そうだぞ アイリス。ずっと1人で抱え込んでいたんだな。お前はいい子すぎるな」
「ほんとだよ、ちょっとはこの兄を信頼して頼って」
「うんうん、お前は俺達の大事な家族だからな」
「ありがとう…皆」
皆が私を抱きしめてくれて私は更に泣いた。
ひとしきり泣いて落ち着くと母様が手を握りながら話しかけてくれる。
「アイリスこれからはなんでも話してちょうだいね?」
「うん」
「それでアイリスお前の仲間を紹介してくれるか?」
「うん… 来て菊花」
父様に言われて私が菊花の名前を呼ぶと巫女装束の菊花が現れる 耳としっぽも出ている状態だ。
「主 お呼びですか?」
「皆 彼女は菊花 前世で私の親代わりをしてくれた子なの」
「主の御家族の方ですね。初めてお目にかかります 私菊花と申します。」
「初めまして 娘が世話になっているようで感謝する」
「いいえ 主に仕えることが私達の史上の喜びですので」
「失礼でなければお聞きしたいのですが 貴方は狐の獣人なのですか?」
「申し訳ない 獣人という言葉は存じ上げないのですが私は狐です」
「そうなのですね 文献で南の地方に獣人族という種族がいるらしいのですがなかなか交流する機会がなくてつい 申し訳ない」
「俺も職業柄たまに獣人族と交流することもあるが 確かに似ているかもな ただもっと獣に近かった。」
「菊花は天狐って呼ばれててすごく強いのよ」
「なら 菊花さんにはアイリスの護衛兼専属侍女としてそばにいて貰うのはどうかしら?」
「え?」
「うむ それはいいな 菊花殿お願いできないか? 侍女としての仕事やマナーを学んで貰うことになるのだが」
「え?」
「喜んで! 主の傍にいられるのでしたらこの菊花どのような試練にも耐えてみせます!」
「え?」
「では決定ね! 侍女長には言っておくから宜しくね」
「はい!」
あっという間に私の護衛兼専属侍女に菊花がなることが決まった。
家族の適応力がさすがとしか言いようがないわ
あんなに悩んでたのがバカみたい
私はそう考えながら思わず笑みを浮かべる。
私は幸せだなぁ
ーーーーーーーーーーー
文章読みずらくてすみません(><)
しかし読んでくれる方がいるのがとても嬉しいです!!
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