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1-33 昔話
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部屋を出て1階へと目を向けるとそこにはいつものようにアナさんの姿があった。
ここ最近お客さんが増えたこともあり随分と大変そうだが、それ以上に何やら楽しそうにも見える。
そんな彼女へ、僕は頃合いを見て声を掛けた。
「アナさん、こちらは終わりました」
「こちらももうすぐ終わります! あ、タオルはいつもの所へ置いておいてください」
「了解です」
言葉の後、僕は1階へと向かう。そしていつもの場所ということで、受付の奥にあるスペースへと移動した。
そこに乱雑に積まれている布の数々。僕はそこへ持ってきたタオル類を置いた。
「これでよしと」
自分の店で使う以上、本来であれば自分で洗うべきなのだが、これに関しては全てアナさんに任せてしまっている。
というのもアナさんが保有するスキル『生活魔法』の中に、これらを瞬時に綺麗にする魔法があるようなのだ。その魔法を使用すれば無駄に水を使用する必要が無くなるため、節約になるのだという。その上で一瞬で綺麗になるのなら使わない手はないだろう。
ちなみにその魔法を使えばタオルの汚れ問題も解決すると気がついたのは最近のことである。
もちろん消費魔力やタオルのサイズが変わるわけではないため、だからといってタオルを実体化する回数が増えたわけではない。ただそれを知る前よりかタオルを気負わずに使用できるようになったため、実は大変助かっていたりするのだ。
と、そんなこんなでタオルを預け終わった僕は、そのまま受付を出る。するとちょうど全ての仕事が終わったのか、椅子に腰掛けてフーッと息を吐くアナさんの姿が目に入った。
「お疲れ様です」
「ソースケさんもお疲れ様です」
「今日はお互いにかなり激務でしたね」
「ふふっ、そうですね。こんなに遅くまで掛かったのは本当随分と久しぶりです」
言って微笑む彼女の姿からは、やはり以前同様少し疲れが見て取れる。こういう場合、僕ができることは1つである。
「またマッサージでもいかがですか? お客さんもいるので今回も簡単なものになってしまいますが」
アナさんはこちらの表情を窺った後「ではお言葉に甘えさせていただきますね」という言葉と共に小さく笑みを浮かべた。
◇
マッサージの流れは彼女のスキルを聞いたあの夜と同様で非常に簡易なものである。
しかしそれでも彼女はかなりリラックスしてくれているようで、ウットリとした表情を浮かべている。
そこには初めてマッサージをした時のような緊張は一切見られない。こういう所からも、僕たちの関係は少しずつ変化しているんだなと感じられる。
──そして今日はさらに踏み込む時。
心の中でそう思いながら彼女の肩周りをもみほぐしていると、アナさんは目を閉じたまま唐突に口を開いた。
「先程もお話ししましたが今日はかなり忙しかったですね」
「本当ですね。段々と慣れてきたとはいえ、今日みたいに長時間の施術が続くとさすがに疲れてしまいます」
今日は特に間の時間が少なく、ぎっちりとスケジュールで埋まっていた。その上で新規が多く、選ぶ施術ももみほぐしばかりであったため、余計に腕が疲れてしまったのだ。
「お疲れなら私のマッサージはやめてもいいんですよ?」
「いや、大丈夫です。そこまでの疲れではないですし、何よりも僕から言い出したことですからね。最後までやり切りますよ」
「……そうですか。ありがとうございます」
「いえいえ」
少しの間静寂が訪れる。それを破るように、アナさんが柔らかい声音で声を上げた。
「こうして忙しさを覚えるくらいに、最近少しずつお客様が増えていって……ここの所すごく充実した日々を過ごせている。これも全部ソースケさんのおかげです。ありがとうございます」
「いやそんな、僕だけの力ではないですよ。アナさんの細やかな気配りや掃除の行き届いた部屋がなければ成し得なかったことですから……でも最近少し心配です。お客さんが徐々に増えていくのにまごころの店員はアナさん1人で。今後これ以上お客さんが増えたらキャパオーバーしてしまうんじゃないかって」
「ご心配ありがとうございます。でも私は大丈夫ですよ。確かに忙しいですけど、数年前に比べたらなんてことありませんから。それに私からしたら、こうしてまごころが繁盛してくれた方が嬉しいので」
「数年前……」
ポツリと呟くように声を上げると、一拍置いてアナさんが口を開いた。
「私のこと、まごころのこと、誰かから聞きましたか?」
「そうですね、少しだけ聞きました。昔繁盛していたとかそのくらいですが」
僕の言葉に、彼女は少しだけ寂しそうに言う。
「……考えられないでしょう? ここが繁盛店だったなんて」
その言葉にどう答えようか迷い、しかし彼女には感情がわかるんだと気がつき、正直に答える。
「正直、そうですね」
「……以前、私は人の感情がわかるという話をしましたよね」
「スキル『精神感応』の力ですよね」
「そうです。ねぇ、ソースケさん。今のあなたの感情を当ててもいいですか?」
「ええ、構いませんよ」
「……迷いと決意でしょうか」
「お見事です」
「あ、念のため伝えておきますが、スキルは発動しないと感情がわからないんです。だから常にソースケさんの感情を覗いているわけではないですからね」
「大丈夫ですよ。そこは信用してるので」
「……ふふっ、ありがとうございます」
言葉の後、少しの静寂が訪れる。
……それにしても何ともまぁ今日は、僕も、そしてアナさん自身も言葉の歯切れが悪い。
僕の理由は明白だ。彼女に見事言い当てられたようにいまだ迷いがあるから。ならばアナさんはどうして?
心の中でそう考えていると、ふいにアナさんが声を上げようとし、しかしすぐさま口を閉じてしまった。
……もしかして彼女にも迷いがあるのだろうか。そしておそらく今話そうとした内容は、僕が知りたい内容と同じ。
だったら僕が今すべきことは──
僕は意を決して、彼女に声を掛けた。
「……嫌いになったり、離れたりしませんよ」
「えっ……」
「あなたは僕の恩人だから。たとえ何かしら抱えていようと、僕の方から離れたりは絶対にしません」
「ソースケさん……」
そう呟くように声を上げた後、少ししてアナさんは言葉を続けた。
「もしかしたらあなたを幻滅させてしまうかもしれません。いや、きっとさせてしまう」
「大丈夫です。そんなことは絶対ありませんから」
「…………」
訪れる静寂。それを破るかのように、アナさんは震える唇から小さく声を漏らした。
「……少しだけ昔話をしてもよろしいですか」
「えぇ、是非聞かせてください」
言って微笑む。アナさんはそんな僕の表情を窺った後、ゆっくりと口を開いた。
「幼い頃から、私には漠然とした夢がありました。どんな形でもいいから人の役に立ちたい。叶うならば人の笑顔が溢れる場所を作りたいと」
一拍置いて、さらに続ける。
「でも具体的に何をしたいかというのは決まっていなくて、だから数年前の私は色々なことをやりました。その中で幼馴染だったリセアと冒険者をしたこともあったんですよ。……結局、私とあの子には大きな才能の差があって、すぐに辞めてしまいましたが」
言葉の後、アナさんは自嘲気味に微笑を浮かべる。
「そうやって漠然とした夢を追いかけながら様々な仕事をこなす中で、私はようやく自分の性格や能力を活かせる場を見つけました」
「それが宿屋だったと……」
アナさんはうんと頷く。
「はい。元々まごころは老夫婦が経営していたんですけどね。その方々がお子さんやお孫さんの元へ行くからこの町を離れるということで、私が引き継ぐ形でここ、宿屋まごころのオーナーになりました」
時折僕の表情を窺いながら、アナさんはゆっくりと言葉を紡いでいく。
「それからはそれなりに忙しい日々が続きました。私1人で老夫婦がオーナーをしていた頃の常連さんの対応をしていましたから。……でもそれも長くは続かなくて、1人また1人とお客様が減っていき、いつしか閑散とするようになりました」
寂しげな表情のまま続ける。
「これじゃダメ、何とかしなきゃ。そう画策していた時、私は同じ志を持った人と出会いました」
「同じ志を持った人……ですか」
……初めて聞いた。きっと僕の知らないどこかの誰か。
「はい。その人は料理がとても上手で経営のセンスもありました。そして何よりも……目指す先が同じだった。その人と一緒にまごころを経営するようになって、気づけばここが老夫婦時代を超えるほどの繁盛店になっていました」
「凄い人だったんですね」
僕のその言葉に、アナさんは曖昧な笑みを浮かべる。
「あの時のまごころはそれはもう凄かったです。部屋も全て埋まって、1階も食事をする人で溢れていて。賑やかで、みんなが笑顔で、夢が叶って。……今でもその光景が頭から離れない」
言葉と共に天井へと視線をやるアナさん。子供のようなキラキラとした目をしながら、どこか遠くを見つめているよう。
そんな彼女を現実へと引き戻すように、僕は1つの疑問をぶつける。
「その、一緒に経営していた人は……」
「わかりません……」
「わからない……?」
「はい。ある日忽然と姿を消してしまったんです。……お店の売上と共に」
「そんな」
「結局その人の意図は今もわかりません。元々私を騙すつもりだったのか、経営する中でそうしようと決めたのか。……ただ確かなのは、その人が私を裏切ったということと──私に多額の借金が残ったということだけです」
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ここ最近お客さんが増えたこともあり随分と大変そうだが、それ以上に何やら楽しそうにも見える。
そんな彼女へ、僕は頃合いを見て声を掛けた。
「アナさん、こちらは終わりました」
「こちらももうすぐ終わります! あ、タオルはいつもの所へ置いておいてください」
「了解です」
言葉の後、僕は1階へと向かう。そしていつもの場所ということで、受付の奥にあるスペースへと移動した。
そこに乱雑に積まれている布の数々。僕はそこへ持ってきたタオル類を置いた。
「これでよしと」
自分の店で使う以上、本来であれば自分で洗うべきなのだが、これに関しては全てアナさんに任せてしまっている。
というのもアナさんが保有するスキル『生活魔法』の中に、これらを瞬時に綺麗にする魔法があるようなのだ。その魔法を使用すれば無駄に水を使用する必要が無くなるため、節約になるのだという。その上で一瞬で綺麗になるのなら使わない手はないだろう。
ちなみにその魔法を使えばタオルの汚れ問題も解決すると気がついたのは最近のことである。
もちろん消費魔力やタオルのサイズが変わるわけではないため、だからといってタオルを実体化する回数が増えたわけではない。ただそれを知る前よりかタオルを気負わずに使用できるようになったため、実は大変助かっていたりするのだ。
と、そんなこんなでタオルを預け終わった僕は、そのまま受付を出る。するとちょうど全ての仕事が終わったのか、椅子に腰掛けてフーッと息を吐くアナさんの姿が目に入った。
「お疲れ様です」
「ソースケさんもお疲れ様です」
「今日はお互いにかなり激務でしたね」
「ふふっ、そうですね。こんなに遅くまで掛かったのは本当随分と久しぶりです」
言って微笑む彼女の姿からは、やはり以前同様少し疲れが見て取れる。こういう場合、僕ができることは1つである。
「またマッサージでもいかがですか? お客さんもいるので今回も簡単なものになってしまいますが」
アナさんはこちらの表情を窺った後「ではお言葉に甘えさせていただきますね」という言葉と共に小さく笑みを浮かべた。
◇
マッサージの流れは彼女のスキルを聞いたあの夜と同様で非常に簡易なものである。
しかしそれでも彼女はかなりリラックスしてくれているようで、ウットリとした表情を浮かべている。
そこには初めてマッサージをした時のような緊張は一切見られない。こういう所からも、僕たちの関係は少しずつ変化しているんだなと感じられる。
──そして今日はさらに踏み込む時。
心の中でそう思いながら彼女の肩周りをもみほぐしていると、アナさんは目を閉じたまま唐突に口を開いた。
「先程もお話ししましたが今日はかなり忙しかったですね」
「本当ですね。段々と慣れてきたとはいえ、今日みたいに長時間の施術が続くとさすがに疲れてしまいます」
今日は特に間の時間が少なく、ぎっちりとスケジュールで埋まっていた。その上で新規が多く、選ぶ施術ももみほぐしばかりであったため、余計に腕が疲れてしまったのだ。
「お疲れなら私のマッサージはやめてもいいんですよ?」
「いや、大丈夫です。そこまでの疲れではないですし、何よりも僕から言い出したことですからね。最後までやり切りますよ」
「……そうですか。ありがとうございます」
「いえいえ」
少しの間静寂が訪れる。それを破るように、アナさんが柔らかい声音で声を上げた。
「こうして忙しさを覚えるくらいに、最近少しずつお客様が増えていって……ここの所すごく充実した日々を過ごせている。これも全部ソースケさんのおかげです。ありがとうございます」
「いやそんな、僕だけの力ではないですよ。アナさんの細やかな気配りや掃除の行き届いた部屋がなければ成し得なかったことですから……でも最近少し心配です。お客さんが徐々に増えていくのにまごころの店員はアナさん1人で。今後これ以上お客さんが増えたらキャパオーバーしてしまうんじゃないかって」
「ご心配ありがとうございます。でも私は大丈夫ですよ。確かに忙しいですけど、数年前に比べたらなんてことありませんから。それに私からしたら、こうしてまごころが繁盛してくれた方が嬉しいので」
「数年前……」
ポツリと呟くように声を上げると、一拍置いてアナさんが口を開いた。
「私のこと、まごころのこと、誰かから聞きましたか?」
「そうですね、少しだけ聞きました。昔繁盛していたとかそのくらいですが」
僕の言葉に、彼女は少しだけ寂しそうに言う。
「……考えられないでしょう? ここが繁盛店だったなんて」
その言葉にどう答えようか迷い、しかし彼女には感情がわかるんだと気がつき、正直に答える。
「正直、そうですね」
「……以前、私は人の感情がわかるという話をしましたよね」
「スキル『精神感応』の力ですよね」
「そうです。ねぇ、ソースケさん。今のあなたの感情を当ててもいいですか?」
「ええ、構いませんよ」
「……迷いと決意でしょうか」
「お見事です」
「あ、念のため伝えておきますが、スキルは発動しないと感情がわからないんです。だから常にソースケさんの感情を覗いているわけではないですからね」
「大丈夫ですよ。そこは信用してるので」
「……ふふっ、ありがとうございます」
言葉の後、少しの静寂が訪れる。
……それにしても何ともまぁ今日は、僕も、そしてアナさん自身も言葉の歯切れが悪い。
僕の理由は明白だ。彼女に見事言い当てられたようにいまだ迷いがあるから。ならばアナさんはどうして?
心の中でそう考えていると、ふいにアナさんが声を上げようとし、しかしすぐさま口を閉じてしまった。
……もしかして彼女にも迷いがあるのだろうか。そしておそらく今話そうとした内容は、僕が知りたい内容と同じ。
だったら僕が今すべきことは──
僕は意を決して、彼女に声を掛けた。
「……嫌いになったり、離れたりしませんよ」
「えっ……」
「あなたは僕の恩人だから。たとえ何かしら抱えていようと、僕の方から離れたりは絶対にしません」
「ソースケさん……」
そう呟くように声を上げた後、少ししてアナさんは言葉を続けた。
「もしかしたらあなたを幻滅させてしまうかもしれません。いや、きっとさせてしまう」
「大丈夫です。そんなことは絶対ありませんから」
「…………」
訪れる静寂。それを破るかのように、アナさんは震える唇から小さく声を漏らした。
「……少しだけ昔話をしてもよろしいですか」
「えぇ、是非聞かせてください」
言って微笑む。アナさんはそんな僕の表情を窺った後、ゆっくりと口を開いた。
「幼い頃から、私には漠然とした夢がありました。どんな形でもいいから人の役に立ちたい。叶うならば人の笑顔が溢れる場所を作りたいと」
一拍置いて、さらに続ける。
「でも具体的に何をしたいかというのは決まっていなくて、だから数年前の私は色々なことをやりました。その中で幼馴染だったリセアと冒険者をしたこともあったんですよ。……結局、私とあの子には大きな才能の差があって、すぐに辞めてしまいましたが」
言葉の後、アナさんは自嘲気味に微笑を浮かべる。
「そうやって漠然とした夢を追いかけながら様々な仕事をこなす中で、私はようやく自分の性格や能力を活かせる場を見つけました」
「それが宿屋だったと……」
アナさんはうんと頷く。
「はい。元々まごころは老夫婦が経営していたんですけどね。その方々がお子さんやお孫さんの元へ行くからこの町を離れるということで、私が引き継ぐ形でここ、宿屋まごころのオーナーになりました」
時折僕の表情を窺いながら、アナさんはゆっくりと言葉を紡いでいく。
「それからはそれなりに忙しい日々が続きました。私1人で老夫婦がオーナーをしていた頃の常連さんの対応をしていましたから。……でもそれも長くは続かなくて、1人また1人とお客様が減っていき、いつしか閑散とするようになりました」
寂しげな表情のまま続ける。
「これじゃダメ、何とかしなきゃ。そう画策していた時、私は同じ志を持った人と出会いました」
「同じ志を持った人……ですか」
……初めて聞いた。きっと僕の知らないどこかの誰か。
「はい。その人は料理がとても上手で経営のセンスもありました。そして何よりも……目指す先が同じだった。その人と一緒にまごころを経営するようになって、気づけばここが老夫婦時代を超えるほどの繁盛店になっていました」
「凄い人だったんですね」
僕のその言葉に、アナさんは曖昧な笑みを浮かべる。
「あの時のまごころはそれはもう凄かったです。部屋も全て埋まって、1階も食事をする人で溢れていて。賑やかで、みんなが笑顔で、夢が叶って。……今でもその光景が頭から離れない」
言葉と共に天井へと視線をやるアナさん。子供のようなキラキラとした目をしながら、どこか遠くを見つめているよう。
そんな彼女を現実へと引き戻すように、僕は1つの疑問をぶつける。
「その、一緒に経営していた人は……」
「わかりません……」
「わからない……?」
「はい。ある日忽然と姿を消してしまったんです。……お店の売上と共に」
「そんな」
「結局その人の意図は今もわかりません。元々私を騙すつもりだったのか、経営する中でそうしようと決めたのか。……ただ確かなのは、その人が私を裏切ったということと──私に多額の借金が残ったということだけです」
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とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
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