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1-15 食堂と青年
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宿屋から町の中心に向かって歩くこと数分ほど経過したところで、アナさんは立ち止まると、案内するように手のひらで建物を示した。
「こちらが私のおすすめのお店です」
その声に従い、僕は建物へと目を向ける。
かなりこじんまりとしたお店であり、昼食にしては遅い時間というのもあるのかもしれないが、特別人が並んでいるだとかそういった様子はない。
それだけ見れば本当に美味しいのかと少々疑問を覚えるが、建物の清掃が行き届いており、清潔感を感じさせるその佇まいを見れば、なんだか期待が持てそうな雰囲気を醸し出している。
……さすがアナさんのおすすめといったところか。
そんなことを思いながら、彼女にに連れられて店へと入る。
「こんにちは~」
「おう、いらっしゃいアナちゃん!」
店に入ると、彼女の挨拶に野太い声が返ってくる。それから少しして、店の奥から身長2メートルはありそうな筋肉質の大男が現れた。
……ここのオーナーさんかな?
厨房の方から現れたためおそらくそうなのだろうが、なんというかその風体は料理人よりも冒険者に思える。
そんな大柄な彼は、アナさんへとまるで孫を見るようなやさしい笑みを浮かべていたのだが、一度その視線が彼女の後方に立っていた僕へと向いた瞬間、なぜかそれが鋭いものへと変わった。
「……っと、そちらさんは?」
言いながら、まるで品定めでもするかのように上から下まで眺めてくる。
……はっきりいってかなり恐怖を感じる。
そんな僕の内心も、眼前に立っているアナさんには伝わっていないようで、彼女はいつも通りの柔和な笑みを浮かべながら口を開いた。
「この方はソースケさんです」
「あ、こ、こんにちは」
ビビりながらも、僕は挨拶を返す。
そんな僕の前で、大男は片眉を上げた何ともいえない表情を浮かべている。
……そりゃそうだ。誰かと聞かれて名前だけ答えられても、この人からすれば意味がわからないだろうし。
眼前で相変わらずニコニコしているアナさんを見ながら、意外と彼女は天然なのか? と疑問を抱いていると、大男は諦めたように頭を数回軽く掻いた後、相変わらずの鋭い眼光をこちらへと向けながら声を上げた。
「……まぁ、いいか。ソースケとやら、俺はここのオーナーのコラドだ。よろしくな」
「ソースケです。よろしくお願いします」
改めてしっかりと挨拶をし、頭を下げておく。
そんな僕の姿を変わらずじっと見つめた後、コラドさんはポツリと呟くように小さく声を上げる。
「……見たところ好青年って感じだな」
……なんて?
その声がこちらまで届かなかったため、なんて言ったのか確認しようと考えていると、コラドさんは再度ポツリと声を漏らす。
「ったく、あの野郎がウカウカしてっから……」
……だからなんて──と、またもや聞こえないほど小さく声を上げるコラドさんに僕が疑問を覚えていると、彼は唐突にツカツカと僕の方へと近づいてくると、眼前で先程同様鋭い眼光を向けてきた。
「おい、ソースケとやら」
「は、はい」
僕が返事をすると、コラドさんは僕の耳元へと口を寄せ──
「アナちゃんを悲しませるんじゃあねぇぞ」
「……? はい、それはもちろん」
「……もしも悲しませることがあった日には、俺が直々に叩きのめしてやるからな」
「……ひ、ひぇ。き、気をつけますぅ」
「おう、そうしてくれ」
そう言った後、コラドさんは僕から離れた。そして「んじゃおりゃ厨房へ戻るからな。また注文が決まったら呼んでくれ」と言うと、ヒラヒラと軽く手を振りながら裏へと戻っていった。
コラドさんの姿が見えなくなった瞬間、僕は思わず止めてしまっていた呼吸を再開するようにふひゅーっと息を吐いた。
……あまりにも怖すぎた。なんだよあの目力は……。
思い出すだけでも身震いするような視線に内心で怯えつつ、僕はふと彼が言っていた言葉に疑問を抱いた。
……それにしても、アナさんを悲しませるなってどういうことだろう。……まさか、僕からなんかやらかしそうなダメ人間オーラでも出ていたのか? だとしたらすごく悲しいんですけど。
そんなことを考えながら目の前にいるアナさんへと目を向けると、彼女は何やら苦笑いを浮かべている。
「アナさん?」
「あの、普段はあんな怖い人ではないんですよ? ただ何というか、私からしたらおじいちゃんのような人で──」
「……なるほど、それで変な虫がついてないかと」
「えっと、あはは」
彼女は肯定とも否定ともとれない曖昧な笑みを浮かべた後、
「とりあえず席につきましょうか」と言葉を続けた。
彼女の声に従い、僕たちは適当な席へと対面で腰掛ける。
そしてそのままメニュー表を見たり、彼女のおすすめを聞きながら注文する品を決定した所で、アナさんが「すみませーん」と声を上げた。
その声に「あいよ、ちょっと待ってな!」とコラドさんの声が聞こえてきた後、厨房からコラドさん……ではなく1人の青年がやってきた。
年の瀬は20代前半といったところか。160後半ほどの平均的な身長に、パーマがかったクリーム色の髪を有するその青年は、その童顔のせいか、はたまた柔和な笑みを浮かべるその姿からか、どことなく大型犬のような雰囲気を醸し出している。
「あ、アナさん! いらっしゃいませ!」
そんな彼はそう言って一直線にこちらへとやってくると、アナさんへとそれはもう最高の笑顔を向けた。
なんだかこちらが恥ずかしくなってしまうほどに、一切の好意を隠そうともしないその笑顔を見て、僕は思わず苦笑いを浮かべた。
「こんにちは、ウィリアムくん」
アナさんが青年──ウィリアムくんへと微笑みながら挨拶を返す。すると途端にウィリアムくんの顔が真っ赤になった。
……なんかかわいいなこの子。
と、青年に抱くような感想ではないが、そんなことを思いつつウィリアムくんの様子を微笑ましく眺めていると、彼は未だ赤らんだ顔のまま再度口を開いた。
「こ、こんにちは、アナさん。その、ご注文をお受けいたします」
その声を受け、アナさんが注文をしていく。そして、その視線を僕へと向け「ソースケさんは、こちらでしたよね?」と続けた所で──
「…………へ?」
ここで初めて気づいたのか、アナさんしか見えていなかったその瞳に、僕の姿を映す。
……そんなことある!? とは思いつつも成り行きを見守っていると、ウィリアムくんは呆然と呟くように言葉を漏らす。
「ソ、ソースケさん……………?」
そして泣きそうな睨んでいるような何とも言えない視線をこちらへと向けた後、その顔をギギギギと音がしそうなスピードでアナさんへと向けた。
「アナさん、あ、あの、こちらのお方は……」
「ふふっ、後ほど紹介しますね」
「…………………はい」
アナさんのその言葉に、ウィリアムくんは何やら盛大な勘違いしたようで、絶望的な表情で厨房へと戻っていく。
そんな彼の姿を見ながら、何だか一波乱が起きそうだと、僕は内心そう思うのであった。
「こちらが私のおすすめのお店です」
その声に従い、僕は建物へと目を向ける。
かなりこじんまりとしたお店であり、昼食にしては遅い時間というのもあるのかもしれないが、特別人が並んでいるだとかそういった様子はない。
それだけ見れば本当に美味しいのかと少々疑問を覚えるが、建物の清掃が行き届いており、清潔感を感じさせるその佇まいを見れば、なんだか期待が持てそうな雰囲気を醸し出している。
……さすがアナさんのおすすめといったところか。
そんなことを思いながら、彼女にに連れられて店へと入る。
「こんにちは~」
「おう、いらっしゃいアナちゃん!」
店に入ると、彼女の挨拶に野太い声が返ってくる。それから少しして、店の奥から身長2メートルはありそうな筋肉質の大男が現れた。
……ここのオーナーさんかな?
厨房の方から現れたためおそらくそうなのだろうが、なんというかその風体は料理人よりも冒険者に思える。
そんな大柄な彼は、アナさんへとまるで孫を見るようなやさしい笑みを浮かべていたのだが、一度その視線が彼女の後方に立っていた僕へと向いた瞬間、なぜかそれが鋭いものへと変わった。
「……っと、そちらさんは?」
言いながら、まるで品定めでもするかのように上から下まで眺めてくる。
……はっきりいってかなり恐怖を感じる。
そんな僕の内心も、眼前に立っているアナさんには伝わっていないようで、彼女はいつも通りの柔和な笑みを浮かべながら口を開いた。
「この方はソースケさんです」
「あ、こ、こんにちは」
ビビりながらも、僕は挨拶を返す。
そんな僕の前で、大男は片眉を上げた何ともいえない表情を浮かべている。
……そりゃそうだ。誰かと聞かれて名前だけ答えられても、この人からすれば意味がわからないだろうし。
眼前で相変わらずニコニコしているアナさんを見ながら、意外と彼女は天然なのか? と疑問を抱いていると、大男は諦めたように頭を数回軽く掻いた後、相変わらずの鋭い眼光をこちらへと向けながら声を上げた。
「……まぁ、いいか。ソースケとやら、俺はここのオーナーのコラドだ。よろしくな」
「ソースケです。よろしくお願いします」
改めてしっかりと挨拶をし、頭を下げておく。
そんな僕の姿を変わらずじっと見つめた後、コラドさんはポツリと呟くように小さく声を上げる。
「……見たところ好青年って感じだな」
……なんて?
その声がこちらまで届かなかったため、なんて言ったのか確認しようと考えていると、コラドさんは再度ポツリと声を漏らす。
「ったく、あの野郎がウカウカしてっから……」
……だからなんて──と、またもや聞こえないほど小さく声を上げるコラドさんに僕が疑問を覚えていると、彼は唐突にツカツカと僕の方へと近づいてくると、眼前で先程同様鋭い眼光を向けてきた。
「おい、ソースケとやら」
「は、はい」
僕が返事をすると、コラドさんは僕の耳元へと口を寄せ──
「アナちゃんを悲しませるんじゃあねぇぞ」
「……? はい、それはもちろん」
「……もしも悲しませることがあった日には、俺が直々に叩きのめしてやるからな」
「……ひ、ひぇ。き、気をつけますぅ」
「おう、そうしてくれ」
そう言った後、コラドさんは僕から離れた。そして「んじゃおりゃ厨房へ戻るからな。また注文が決まったら呼んでくれ」と言うと、ヒラヒラと軽く手を振りながら裏へと戻っていった。
コラドさんの姿が見えなくなった瞬間、僕は思わず止めてしまっていた呼吸を再開するようにふひゅーっと息を吐いた。
……あまりにも怖すぎた。なんだよあの目力は……。
思い出すだけでも身震いするような視線に内心で怯えつつ、僕はふと彼が言っていた言葉に疑問を抱いた。
……それにしても、アナさんを悲しませるなってどういうことだろう。……まさか、僕からなんかやらかしそうなダメ人間オーラでも出ていたのか? だとしたらすごく悲しいんですけど。
そんなことを考えながら目の前にいるアナさんへと目を向けると、彼女は何やら苦笑いを浮かべている。
「アナさん?」
「あの、普段はあんな怖い人ではないんですよ? ただ何というか、私からしたらおじいちゃんのような人で──」
「……なるほど、それで変な虫がついてないかと」
「えっと、あはは」
彼女は肯定とも否定ともとれない曖昧な笑みを浮かべた後、
「とりあえず席につきましょうか」と言葉を続けた。
彼女の声に従い、僕たちは適当な席へと対面で腰掛ける。
そしてそのままメニュー表を見たり、彼女のおすすめを聞きながら注文する品を決定した所で、アナさんが「すみませーん」と声を上げた。
その声に「あいよ、ちょっと待ってな!」とコラドさんの声が聞こえてきた後、厨房からコラドさん……ではなく1人の青年がやってきた。
年の瀬は20代前半といったところか。160後半ほどの平均的な身長に、パーマがかったクリーム色の髪を有するその青年は、その童顔のせいか、はたまた柔和な笑みを浮かべるその姿からか、どことなく大型犬のような雰囲気を醸し出している。
「あ、アナさん! いらっしゃいませ!」
そんな彼はそう言って一直線にこちらへとやってくると、アナさんへとそれはもう最高の笑顔を向けた。
なんだかこちらが恥ずかしくなってしまうほどに、一切の好意を隠そうともしないその笑顔を見て、僕は思わず苦笑いを浮かべた。
「こんにちは、ウィリアムくん」
アナさんが青年──ウィリアムくんへと微笑みながら挨拶を返す。すると途端にウィリアムくんの顔が真っ赤になった。
……なんかかわいいなこの子。
と、青年に抱くような感想ではないが、そんなことを思いつつウィリアムくんの様子を微笑ましく眺めていると、彼は未だ赤らんだ顔のまま再度口を開いた。
「こ、こんにちは、アナさん。その、ご注文をお受けいたします」
その声を受け、アナさんが注文をしていく。そして、その視線を僕へと向け「ソースケさんは、こちらでしたよね?」と続けた所で──
「…………へ?」
ここで初めて気づいたのか、アナさんしか見えていなかったその瞳に、僕の姿を映す。
……そんなことある!? とは思いつつも成り行きを見守っていると、ウィリアムくんは呆然と呟くように言葉を漏らす。
「ソ、ソースケさん……………?」
そして泣きそうな睨んでいるような何とも言えない視線をこちらへと向けた後、その顔をギギギギと音がしそうなスピードでアナさんへと向けた。
「アナさん、あ、あの、こちらのお方は……」
「ふふっ、後ほど紹介しますね」
「…………………はい」
アナさんのその言葉に、ウィリアムくんは何やら盛大な勘違いしたようで、絶望的な表情で厨房へと戻っていく。
そんな彼の姿を見ながら、何だか一波乱が起きそうだと、僕は内心そう思うのであった。
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