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覚醒
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優子の動機は分かった。
しかし、まだ一つ謎が残っている。
そこまで綾乃のことを憎んでおきながら、何故優子はずっと綾乃に優しくしてきたのだろうか。
「そんな……そんなことで優子ちゃんは……」
「そんなこと、か……。三崎さんにとっては、そんなことなのかもしれないわね。でも、私にとっては全てなの。私の想いをあなたの物差しではからないで!」
「……私のことが嫌いなのはよく分かったよ。でも、じゃあ、なんで優子ちゃんは私をイジメから守ってくれたの?」
綾乃の疑問は当然のものだ。
そんな綾乃の疑問に対して優子は唇を歪ませ、
「そんなの――自殺されたら困るからに決まってるじゃない」
さらりと言ってのけた。
綾乃の表情が固まる。
「おかしな話よね。生きていても価値のない、ううん、むしろ害にしかならないゴミでも死なれたらそれはそれで困るんだから」
「ゴ……ミ……」
「殺してやりたいほど憎い。でも、やり過ぎちゃダメ。だから、生かさず殺さず、あなたに最大限の苦痛を与えるためにはどうすればいいのかって考えたわ。私が出した結論は、あなたが死なないように私自身が自殺のストッパーになることだった。正直、あなたなんかに優しくするのは反吐が出そうだったけどね。だけど、あなたは私のことを味方だの友達だの言ってくれていたし、ストッパーの役目はちゃんと果たせていたみたいよね。実際、今こうしてあなたは生きているわけだし」
これまで凄惨なイジメを受けてきた綾乃。だが、久遠は一度として彼女の口から「死にたい」という言葉を聞いたことがなかった。そして、その理由はずっと優子の存在にあったのだと今でも確信している。
綾乃の生きる希望。だが、それすらもコントロールしていたというのなら……なるほど、玲菜の言う通り優子は本物の悪魔だ。
そして、この悪魔に対して、化け物も最早黙ってはいなかった。
「ふ、ふざけないで! 私を……私の命を、一体何だと思っているの! 私は玩具なんかじゃない!」
「玩具だなんて思ってないわ。ゴミだとは思っているけど」
「黙れ!!」
「きゃっ!!」
激昂した綾乃に呼応するように、エヴィルの髪が優子に伸びた。髪は優子の首に巻き付き、彼女の身体を教室の壁に押し付ける。その際に三つ編みがほどけ、長い髪が優子の背中に流れた。
「長くて綺麗な髪だね、優子。ねえ、私の髪を切って燃やすように指示したのも優子なの?」
「……だったら……なに……うっ……く、くるし……」
みしみしと軋むような音が、優子の首から聞こえてくる。
頬が赤く染まり、表情も苦痛に歪んでいく。
「謝って、優子。そして、もう私には関わらないと誓って。そうすれば、たぶん命だけは助けてあげられると思う」
「……わ……わた……し……」
「聞こえない。ちゃんと言って」
「……わ、私は……私は何も悪くない! 悪いのはお前だ!」
その瞬間、綾乃の瞳に明らかな殺意が宿った。
「じゃあ、死――」
綾乃が大声で叫んだ、次の瞬間――。
ゴギッ!!
嫌な音が教室に響いた。
「え……?」
綾乃が困惑した声を漏らす。
「ちょ、ちょっと、優子……?」
不安そうに呼び掛けるが、優子から声は返ってこない。彼女の四肢は力無くだらりと垂れ落ちている。目は白目を向き、開いた口からは涎が零れていた。
しかし、それでもなお、エヴィルは優子の首を絞め続ける。
「エ、エヴィル! もうやめて! そ、それ以上やったら――ッ!?」
今度はブチッという生々しい音と共に、優子の頭が地面に転がった。
「いやあああああああああああああああああああ!」
綾乃の絶叫が響き渡る。
それと同時に、首のない優子の身体が地面に崩れ落ちた。
「そ、そんな……ち、ちがう……わ、私は……殺すつもりなんて……」
綾乃は両手で肩を抱き、ガタガタと身体を震わせる。顔は真っ青。しかし、そんな彼女に構わず、状況は更にめまぐるしく変化する。
「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!」
これまで声を発しなかったエヴィルが、窓の外に浮かぶ月に向かって咆哮をあげた。
(始まったか……)
久遠は三崎綾乃の物語が、クライマックスにさしかかったことを悟る。
そして、エヴィルは教室の出入り口に向かって動き出した。
「え!? ど、どうしたの!? エヴィル、止まって! 勝手に行かないで!」
だが、エヴィルは止まらない。
綾乃の呼び掛けに応じず、ついには教室のドアを突き破って外へ出ていってしまった。
綾乃はただ茫然とその場に立ち尽くす。
「三崎さん。どうして、そんなに悲しい顔をしているの?」
久遠が尋ねると、綾乃は今にも泣きだしそうな顔をこちらに向けた。
「み、皆月君……ち、違うの……。確かに、私はあの時『死ね』って言おうとしたけど、こんな……こんなことになるなんて思ってなくて――」
「気にすることはないよ」
怯える綾乃に対して、久遠は休み時間に友達と談笑する感覚で気楽に告げる。
「え?」
「だって、これは三崎さんが望んでいたことでしょ? 『クラスメイト全員、殺してやりたいくらい憎い』。そう言っていたのは、三崎さんじゃないか」
久遠は淡々と話を続ける。
「僕は言ったよね? エヴィルは君の願いを叶えるモノだって。君はクラスメイトたちの死を願った。だから、エヴィルは君の願いを叶えに行ったんだよ」
「そ、そんな、まさか……」
「うん。今頃、エヴィルはクラスメイトたちを片っ端から殺しているだろうね」
それを聞いた綾乃は目を大きく見開き、一瞬置いて久遠に背を向けた。
「今更三崎さんが行ってもエヴィルは止められ――」
久遠の言葉を待たずに、綾乃は教室を飛び出していった。
「あらら、行っちゃったか。まあ、いいや。どうせ彼女じゃ何もできないし」
やれやれと思いながら、久遠は頭を掻く。その時――。
「ついに始まったわね」
背後から声がして振り返ると、教壇に腰かけた凜音さんがいた。
久遠はデジャヴを覚える。
「……そうですね。物語もいよいよクライマックスです」
「彼女はどんな答えを出すのかしら。今から楽しみね」
凜音さんは教壇から飛び降り、窓の方へ歩いていく。
「凜音さんは、彼女がどんな結末を迎えると思ってるんですか?」
「それは私でも分からないわ。未来を見通す力があるわけじゃないもの。だからこそ、人間たちが苦悩の果てに紡ぎ出す結末を私は楽しみにしているのよ」
月光のシャワーを浴びながら語る凜音さんは、人間とはかけ離れた妖艶さを纏っていた。すぐ傍らに死体が転がっているというのに、そんなことはどうでもよくなるくらい久遠は見惚れてしまう。
「でも、私が久遠君の前に姿を見せるのはこれで最後にするわ」
「えっ? どうしてですか?」
「これから先は、きっと私と話している余裕なんて無くなるだろうから。少し寂しいけれど、一人で静観させてもらうわ」
状況は一変した。
凛音さんの言う通り、これから先、事態はもっと緊迫したものになるはずだ。今までのように凜音さんと絡んでいる余裕は確かに無くなるだろう。
「凜音さんってそんな気遣いもできたんですね。少し見直しました」
「私を誰だと思っているの? でも、全部終わった後はたくさん構ってね」
「……考えておきます」
フフっと笑うと、凜音さんはあっという間に姿を消した。
(変なところで意外な一面を覗かせる人だな)
そんなことを思いながら、久遠は誰もいなくなった教室を見渡す。
窓から差し込む淡い光と、床に転がったクラスメイトの死体。
かすかに香る血の匂いが、久遠の記憶を呼び覚ましていく。
久遠の生み出したエヴィルが、クラスメイトたちを惨殺した記憶を。
だが、久遠は指でこめかみを押さえ、すぐに記憶の再生を中断する。
今は自分の役目を果たすことに集中しないといけない。
全てを断ち切るようにして、久遠は血に染まった教室を後にした。
しかし、まだ一つ謎が残っている。
そこまで綾乃のことを憎んでおきながら、何故優子はずっと綾乃に優しくしてきたのだろうか。
「そんな……そんなことで優子ちゃんは……」
「そんなこと、か……。三崎さんにとっては、そんなことなのかもしれないわね。でも、私にとっては全てなの。私の想いをあなたの物差しではからないで!」
「……私のことが嫌いなのはよく分かったよ。でも、じゃあ、なんで優子ちゃんは私をイジメから守ってくれたの?」
綾乃の疑問は当然のものだ。
そんな綾乃の疑問に対して優子は唇を歪ませ、
「そんなの――自殺されたら困るからに決まってるじゃない」
さらりと言ってのけた。
綾乃の表情が固まる。
「おかしな話よね。生きていても価値のない、ううん、むしろ害にしかならないゴミでも死なれたらそれはそれで困るんだから」
「ゴ……ミ……」
「殺してやりたいほど憎い。でも、やり過ぎちゃダメ。だから、生かさず殺さず、あなたに最大限の苦痛を与えるためにはどうすればいいのかって考えたわ。私が出した結論は、あなたが死なないように私自身が自殺のストッパーになることだった。正直、あなたなんかに優しくするのは反吐が出そうだったけどね。だけど、あなたは私のことを味方だの友達だの言ってくれていたし、ストッパーの役目はちゃんと果たせていたみたいよね。実際、今こうしてあなたは生きているわけだし」
これまで凄惨なイジメを受けてきた綾乃。だが、久遠は一度として彼女の口から「死にたい」という言葉を聞いたことがなかった。そして、その理由はずっと優子の存在にあったのだと今でも確信している。
綾乃の生きる希望。だが、それすらもコントロールしていたというのなら……なるほど、玲菜の言う通り優子は本物の悪魔だ。
そして、この悪魔に対して、化け物も最早黙ってはいなかった。
「ふ、ふざけないで! 私を……私の命を、一体何だと思っているの! 私は玩具なんかじゃない!」
「玩具だなんて思ってないわ。ゴミだとは思っているけど」
「黙れ!!」
「きゃっ!!」
激昂した綾乃に呼応するように、エヴィルの髪が優子に伸びた。髪は優子の首に巻き付き、彼女の身体を教室の壁に押し付ける。その際に三つ編みがほどけ、長い髪が優子の背中に流れた。
「長くて綺麗な髪だね、優子。ねえ、私の髪を切って燃やすように指示したのも優子なの?」
「……だったら……なに……うっ……く、くるし……」
みしみしと軋むような音が、優子の首から聞こえてくる。
頬が赤く染まり、表情も苦痛に歪んでいく。
「謝って、優子。そして、もう私には関わらないと誓って。そうすれば、たぶん命だけは助けてあげられると思う」
「……わ……わた……し……」
「聞こえない。ちゃんと言って」
「……わ、私は……私は何も悪くない! 悪いのはお前だ!」
その瞬間、綾乃の瞳に明らかな殺意が宿った。
「じゃあ、死――」
綾乃が大声で叫んだ、次の瞬間――。
ゴギッ!!
嫌な音が教室に響いた。
「え……?」
綾乃が困惑した声を漏らす。
「ちょ、ちょっと、優子……?」
不安そうに呼び掛けるが、優子から声は返ってこない。彼女の四肢は力無くだらりと垂れ落ちている。目は白目を向き、開いた口からは涎が零れていた。
しかし、それでもなお、エヴィルは優子の首を絞め続ける。
「エ、エヴィル! もうやめて! そ、それ以上やったら――ッ!?」
今度はブチッという生々しい音と共に、優子の頭が地面に転がった。
「いやあああああああああああああああああああ!」
綾乃の絶叫が響き渡る。
それと同時に、首のない優子の身体が地面に崩れ落ちた。
「そ、そんな……ち、ちがう……わ、私は……殺すつもりなんて……」
綾乃は両手で肩を抱き、ガタガタと身体を震わせる。顔は真っ青。しかし、そんな彼女に構わず、状況は更にめまぐるしく変化する。
「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!」
これまで声を発しなかったエヴィルが、窓の外に浮かぶ月に向かって咆哮をあげた。
(始まったか……)
久遠は三崎綾乃の物語が、クライマックスにさしかかったことを悟る。
そして、エヴィルは教室の出入り口に向かって動き出した。
「え!? ど、どうしたの!? エヴィル、止まって! 勝手に行かないで!」
だが、エヴィルは止まらない。
綾乃の呼び掛けに応じず、ついには教室のドアを突き破って外へ出ていってしまった。
綾乃はただ茫然とその場に立ち尽くす。
「三崎さん。どうして、そんなに悲しい顔をしているの?」
久遠が尋ねると、綾乃は今にも泣きだしそうな顔をこちらに向けた。
「み、皆月君……ち、違うの……。確かに、私はあの時『死ね』って言おうとしたけど、こんな……こんなことになるなんて思ってなくて――」
「気にすることはないよ」
怯える綾乃に対して、久遠は休み時間に友達と談笑する感覚で気楽に告げる。
「え?」
「だって、これは三崎さんが望んでいたことでしょ? 『クラスメイト全員、殺してやりたいくらい憎い』。そう言っていたのは、三崎さんじゃないか」
久遠は淡々と話を続ける。
「僕は言ったよね? エヴィルは君の願いを叶えるモノだって。君はクラスメイトたちの死を願った。だから、エヴィルは君の願いを叶えに行ったんだよ」
「そ、そんな、まさか……」
「うん。今頃、エヴィルはクラスメイトたちを片っ端から殺しているだろうね」
それを聞いた綾乃は目を大きく見開き、一瞬置いて久遠に背を向けた。
「今更三崎さんが行ってもエヴィルは止められ――」
久遠の言葉を待たずに、綾乃は教室を飛び出していった。
「あらら、行っちゃったか。まあ、いいや。どうせ彼女じゃ何もできないし」
やれやれと思いながら、久遠は頭を掻く。その時――。
「ついに始まったわね」
背後から声がして振り返ると、教壇に腰かけた凜音さんがいた。
久遠はデジャヴを覚える。
「……そうですね。物語もいよいよクライマックスです」
「彼女はどんな答えを出すのかしら。今から楽しみね」
凜音さんは教壇から飛び降り、窓の方へ歩いていく。
「凜音さんは、彼女がどんな結末を迎えると思ってるんですか?」
「それは私でも分からないわ。未来を見通す力があるわけじゃないもの。だからこそ、人間たちが苦悩の果てに紡ぎ出す結末を私は楽しみにしているのよ」
月光のシャワーを浴びながら語る凜音さんは、人間とはかけ離れた妖艶さを纏っていた。すぐ傍らに死体が転がっているというのに、そんなことはどうでもよくなるくらい久遠は見惚れてしまう。
「でも、私が久遠君の前に姿を見せるのはこれで最後にするわ」
「えっ? どうしてですか?」
「これから先は、きっと私と話している余裕なんて無くなるだろうから。少し寂しいけれど、一人で静観させてもらうわ」
状況は一変した。
凛音さんの言う通り、これから先、事態はもっと緊迫したものになるはずだ。今までのように凜音さんと絡んでいる余裕は確かに無くなるだろう。
「凜音さんってそんな気遣いもできたんですね。少し見直しました」
「私を誰だと思っているの? でも、全部終わった後はたくさん構ってね」
「……考えておきます」
フフっと笑うと、凜音さんはあっという間に姿を消した。
(変なところで意外な一面を覗かせる人だな)
そんなことを思いながら、久遠は誰もいなくなった教室を見渡す。
窓から差し込む淡い光と、床に転がったクラスメイトの死体。
かすかに香る血の匂いが、久遠の記憶を呼び覚ましていく。
久遠の生み出したエヴィルが、クラスメイトたちを惨殺した記憶を。
だが、久遠は指でこめかみを押さえ、すぐに記憶の再生を中断する。
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