細胞がはじけた時が噛み頃です。

三角

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皮膚の内側

※収まるパーツ

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ぼんやりと泣き濡れていたら朝日さんがキスしてくれた。
キスしてくれるってことは俺の事嫌いになってないって事かな。
こんな風になっても尻尾振って喜んでるような全然マトモな人間じゃないのに、俺のこと好きでいてくれてるかな。
そう思って確かめたかったけれど、口を開くのも億劫で、もう勝手にそう思っておくことにした。


「勃ってる。」


うん。
知ってる。
コクリと頷いたら、ふっと笑われた。
俺、朝日さんのこの笑い方好き。


「変態。」


勃ってる先から透明な汁が漏れた。






あれからベッドに戻ってきて拘束を解かれた。
自由になった腕に血が巡りがジンジンと痺れる。
本当は抱き着きたいのだけれど力が入らない。
身体が弛緩しきっているのもあり、ダランとベッドに仰向けになっていたら眠気が襲ってきた。
このまま目を閉じたら眠れそうだ。


「寝るのは良いけど、その前に中触らせて。」
「ぁ、ぇ…?」
「足を、こう自分で抱えて。疲れたら離していいから。そう。良い子。」


さっきのトイレで思考回路が壊れているためか抵抗する気力が全く無くなってしまった。
大人しく足をカエルの様に開き太ももを自分で抱えた。
腰の下に枕を入れられると、お尻が天井の方まで持ち上がって、固さを保ったままダラダラと汁を流している物と恥ずかしい穴を覗き込む朝日さんの顔が見えた。
膝がベッドに着きそうなくらい身体を曲げてる。
でも不思議と、あまり苦しくない。
腰辺りに枕を敷いているのも効果があるのかも知れないが、朝日さんの膝も俺の腰を支えてくれているため、体重を首にかけなくて済む。


汁が一筋垂れては俺の胸を汚す光景が目に入って、この体勢が如何に卑猥か、ようやく理解する。
栓が壊れてしまったかのように、ダラダラと我慢汁が溢れ出て垂れる。


「おれの、こわれたかも…。ずっと出てる…。」
「枷が外れたんだろ。今まで我慢してた分が出てるだけだ。大丈夫。」
「うん。…ッ、は、ぁ…」


朝日さんが言うなら大丈夫だろうと安心する。
ヌルヌルした粘り気のある液体を纏った指が、晒されている穴をクルクルと撫でた。
背筋がゾワゾワとして鳥肌がたつ。
もったりとした液体は俺の汁よりずっと粘り気があって音が凄い。
クチュクチュと響く音でも耳を侵される。


「んうぅ、っは、ぁ、」


しばらくクニクニと触っていただけだった指が、ぐちゅりと中まで入ってくると流石に違和感がある。
でも嫌じゃないから我慢する。
浅い所を指が出たり入ったりしているうちに、くぷくぷ音がしだして柔らかくなっていくのが分かった。


「ん、く、ぅ、んぅ…っ」
「陽太、力抜いて。息詰めるな。」
「ふぁっ、ぁ、あ、ん、はぁっ…は、ふ、」
「そう。上手。良い子だな。」


褒めてもらえた。
嬉しい。
顔が、にへらっと緩んでしまう。


「…反則的に可愛い。」
「ひゃあぅ!!は、ぁ、あっ」


浅い所を弄っていた指が、奥まで進んできて大胆に動き回る。
全然痛くない。
気持ちいい。


「なあ、陽太。」
「ん、あ、な…ぁに?」
「俺はお前が好きだよ。駄目な所を知ったって嫌いになんてならないし、俺の知らない陽太を知ったとしても、それは変わらない。変わらずに、ずっと目を逸らさず見てるから。安心しろ。絶対に大丈夫だから。」
「…はい。」


ずっと隠していた心に開いていた穴を暴かれ、そこにストンと収まるパーツを貰えたような気がした。
こんなに酷いのに。
こんなに優しい。
涙が出る。


「どんなに乱れても大丈夫だから。だから…先に謝っとく。ごめん。虐め過ぎると思う。」
「…え?」
    
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