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その仄暗い目に

※切れた糸

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叫んだら大量に水が出た感覚がした。
おもらししてしまったのかもしれない。
見えないから分からない。
あまりの事に涙が止まらない。
ぐしゅぐしゅと鼻水が出てるし、涎も拭き取れないから溢れっぱなしだ。
なんて、みっともない。
嫌われたくない。
切れる息をなんとか繋げ、ごめんなさいと謝ると頭を撫でられた。


「陽太。」
「ぁ、…ん、ん、ぅ、は、ぁ」


優しいキス。
きもちいい。
キスに夢中になってたらベッドに戻された。
顔にフカフカとした感触。
またうつ伏せ。
ベッドに鼻水や涎がついてしまったけれど、そんな事を気にしてる余裕はない。
今度はお尻だけ高く上げられてて、とても恥ずかしい。
子供がお尻を叩かれるような体制だ。


「よく見える。」
「ゃ…ッぁ、…ふぁ、は、ぁ」


臀部を擦られたり、お尻の穴をグニグニとマッサージされる。
初めて他人に触られる。
自分でもあまり触らない所を朝日さんに触られてる。
そう考えたら、またお腹が熱くなる。


「ん゛っ!?んうっ!?」


いきなり思い切りお尻を叩かれた。
そう理解した直後に、お尻の穴に細い何かが入ってきて液体が注がれた。
じんわりと広がる痛みと、お尻の違和感。


「あ、やぁ、なにッ?」
「気にするな。」
「やぁ!!ぃ、た、ッあ、ひっ!」


少しずつ入れてあげるから、頑張れと言われた。
何を入れてるのか分からないため、ものすごく怖い。
気にするなと言われても気になる。
なにが入っているのか問う言葉を何とか紡ぐけれど、答えてはくれない。
変わりに沢山叩かれる。
バチンと何度も叩かれる。
叩かれた後には必ずお尻に液体が入ってくるのが、更に気持ち悪い。


「いたぃぃ…ッ」


いたい。
お尻の皮膚が熱い。
熱いところに空気が触れるだけで痛い。
だめだ。


「いたいのだめッ…」
「好きだろ?」
「やあ゛!!ぁ、ぁぅッ…はぁぅ、ぅ、」


そう。
好きだから、だめ。
縛られてはいるけど、さっきまでは痛いことは無かったのに。
身体が快感に酔っている今の状態で痛いことしたら、だめだ。


「ほら。もっと泣け。全部出したらいい。」
「い゛!!やらあ!!いったぃ…ッ」


いたい
やめて
きつい
いやだ


「いたいのッ、やぁ、」
「嘘つき。」
「あうっッ」


いたいけど
生きてる感じがする
いたい所が、熱くなって、そこまた叩かれると、すごくいたい
部屋にバチンバチンと乾いた音が響いてる
俺のお尻から出てる音だ
いま、叩かれてるんだ
痛いことを凄く好きな人にしてもらってるんだ
なんて幸せなんだろう


「ああ、凄い泣いてる。布がビショビショ。もう止めようか?」
「やぁ…やだぁ…っ」
「ははっ、やっと素直になってきた。」


もっと素直になったらいいのに、もっと気持ちよくなれるのに、全部捨てていいのに、ずっと見ててあげる、と耳元で囁かれる。
その声は麻薬のように脳内に響き渡って、俺の張り詰めていた糸を溶かした。


「……ちぃ…」
「ん?」
「あぅっ!ッぁ、きもちぃよぉ…痛いの好きッ…あ゛ぁ!!」
「ああ、ずっと前から知ってるよ。」
「ひぅッ、い゛、ぅぅ、」


きもちい
いたい
もっとして欲しい


なけなしの理性をなんとか保とうと我慢していた反動で、より頭と身体がおかしくなってる。
糸が切れた時から鳥肌が治らない。
叩かれた場所から身体中に走る衝撃が、痛みなのか快感なのか、もう分からなかった。


「気持ち良さそうな声だな…一回出しとこうか。」
「ぁ゛う!?んうう゛ぅっっッ…っ、ぁ、ぁ、は、」


陰茎をひと擦りしながらお尻を叩かれた。
破裂しそうだったため、それだけで達してしまう。
快感が強すぎて頭がクラクラする。
はぁはぁと荒い息を繰り返していると、コロンと仰向けに転がされ目隠しを外された。
叩かれたお尻が痛い。
シーツの冷たさが熱を持ったお尻に染みて心地よい。


部屋の明かりが目に染みる。
シパシパと瞬きを繰り返していると、朝日さんと目があった。
とても欲を孕んだ仄暗い目をしていて、俺は更に泣いてしまう。
また喉をコロコロと猫のように擽られる。
たまらなかった。


「手ぇ…とってくださッ…」
「解くのはかまわないけど、直ぐにまた違う縛りしても良い?」
「良いからぁ…とってっ」


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