愛の結晶

Y&Y

文字の大きさ
上 下
2 / 2

Episode2

しおりを挟む
元彼、悠介と別れて半年
私はようやく前に、進めるようになっていた。たまに思い出しては泣く事もあるけど。
私はこの時にSNSにいろいろ投稿していた。
SNSに1件のDMが届いた。
ピコンッ!
私「誰だろう?DMなんて珍しいなぁ。」
DMを開いてみると。
「松崎、元気?坂本だけど。」
私は坂本って誰だっけ?って思い
思わずこう返信した。
「坂本って誰ですか?」
「俺、坂本正樹だよ。高校の時同じクラスだった坂本正樹。」
私は「あぁーー坂本くん!久しぶり~
元気だよ。」
坂本「元気なら良かった。てか、本当に久しぶりだなぁ。松崎が学校辞めてから連絡も取ってなかったからな。」
確かに私は高校を辞めてから坂本くんとは連絡を取ってなかった、というか
ケータイを変えたら、連絡先が消えてしまったのだ。
私「そうだよね。ケータイ変えたから
連絡先消えちゃって。ごめんね。」
坂本「謝る事じゃないよ。てかDMじゃなくてLINEしない?」
私「あっ。うんいいよ。」
こうして、私は坂本くんと再び連絡を取るようになった。
連絡を取るようになって数日。
ピコンッ!坂本くんからLINEが来た。
坂本「来週の土曜日の夜空いてる?」
私「あっ!うん空いてるよ。
どうしたの?」
坂本「その日久しぶりに会わない?」
私は正直迷ったが、会ってみることにした。
私「いいよ~○○駅でいいかな?」
坂本「そこなら、車で40分くらいで行ける。」
私「分かった。ありがとう。私、免許持ってなくて。」
坂本「いいよ。大丈夫だよ。誘ったのは俺だから。じゃ、来週の土曜日楽しみにしてる。」
私「うん。私も楽しみにしてるね。」
高校辞めたのが17歳くらいだったから
約3年振りくらいに会う。
私はとりあえず、その日の為に
新しい服を買った。
久しぶり会う高校の友達、大人になって変わってるんだろうな。
そして、土曜日を迎えた。
私は10分くらい遅れてしまって
坂本くんに通話を鳴らした。
私「ごっごめんね。遅れて。」
坂本「大丈夫だよ。俺が楽しみで早く家を出たから‪w」
私「ありがとう!」
坂本「松崎変わったな!大人ぽっくなった。」
私「……あっ。ありがとう。」
そう照れていると、坂本くんが
笑った。あどけなさが残る
高校の時と同じ笑顔だった。
子供ぽっくて無邪気なままの笑顔。
私を自然と笑っていた。
坂本「ご飯の食べに行こうか。」
私「うん。お腹空いたよね‪w」
坂本「そうだよね。ファミレスでもいい?」
私「いいよ。大丈夫!」
ファミレスに向かう途中いろんな話をした。
高校の時に私の事が気になっていたこと
でも、告白する勇気もなく、私が突然学校を、辞めたこと。そんな事を話していたら坂本くんがこう言った。
坂本「おっ俺さ、今日、松崎に会うの凄くドキドキして緊張してさ、来る道中で数件コンビニ寄って、水買って飲んで来た‪w」
私「えっ?‪w何それ‪w嘘?」
坂本「本当にだよ‪w」
私「じゃー聞くけど何本飲んできたの?‪w」
坂本「3本‪w本当に緊張して、手汗とか凄くかいてやばかったんだよ。」
私「私なんかに会うためにそんなに緊張しなくてもいいのに‪w」
坂本「緊張するよ、学生以来だから‪w」
私「確かにそうだね‪w私も少しドキドキしてた。」とか話しているとファミレスに着いた。
2人でハンバーグの洋食セットを注文した。
そして、食べ終わると坂本くんが
会計を済ませてくれていた。
お礼を言って私も払うと言ったけど、坂本くんはお金を貰ってくれなかった。
それから、2人で大型スーパーに行って買い物をしていると、私は突拍子もなく
こう言ってしまったのだ。
私「あのさ、今日泊まっていく?
私実家住みなんだけど、今日は母親は彼氏の所に行っていて、年子の妹は寮だし、1番したの弟と妹は父親の家に泊まりに行っていて誰もいないんだ。」
そしたら、坂本くんはびっくりした様子だった。
私は慌てて我に返った。
私「ごっっごめん。今のは冗談
(( ̄▽ ̄;;)ア、ハハハハ…私何言ってるんだろう‪w」
坂本「いっいや、松崎が大丈夫なら
俺は松崎と一緒にいたい。」
私「えっ…あっうん、大丈夫だよ。」
坂本「じゃ、2人で宅飲みするかっ!」
私「うん!飲も!飲も!」
こうして、買い物して、私の実家で
2人で飲むことにした。
飲み始めて30分くらいたった頃
坂本くんが酔い始めた。
私「坂本くんってお酒弱いんだね。」
坂本「そうなんだよ。松崎は強いんだな。」
私「私も少し酔ってきた‪w
普段はこんなにすぐ酔わないんだけど
なんでだろう?笑」
私と坂本くんはそれからすぐ
そのまま眠ってしまい、朝を迎えた。
坂本「松崎……どうした?」
私「えっ…?」
私は朝起きると涙を流していて
それを見た坂本くんが少し驚いたらしい。
坂本くんが私に嫌な事をしたのかと勘違いをした。
私「ううん。大丈夫だよ。私は昨日の記憶ちゃんとあるけど何もなかったよ。」
坂本「ならよかったよ。じゃ、なんで泣いてるの?」
私「ゆっ悠介の、元彼の夢をみたの。私が今まで1番恋をしてた人。やっと前を向けていると思ったんだけど、たまに思い出しては泣く事もあるの。」
坂本「そうか。辛かったんだね。よしよし。じゃ、今日俺仕事休みだから
一緒に映画でも見に行こうか?」
私「そんな悪いよ。」
坂本「いいのーいいのー俺が今日も松崎と一緒に過ごしたいんだ。」
私「うん。ありがとう。」
そうして、私達は映画をみたり、
海に行ったりして、1日時間を潰した。
夜になり、夜景の綺麗な公園に行った。
秋だったので少し肌寒かった。
すると坂本くんが自分の着ていた
上着を私の肩にかけながらこう言った。
坂本「松崎…俺と付き合って欲しい。」
私「えっ…」
坂本「やっぱり俺、松崎が好きなんだよ。昨日久しぶり会って俺ビビっと来たんだよ。嘘くさいって思うかもしれないけど、その時、俺松崎が最後の恋人になるんだって思ったんだ。」
私「私は…まだ元彼をちゃんと忘れられてないよ…」
坂本「それでもいい。俺が松崎を幸せにして、笑顔にする。」
私「ありがとう。よろしくお願いします。」
こうして、私は坂本くんと付き合う事になった。
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する


処理中です...