殺伐とした別世界に、突如として変態なる国家が並行世界より来たる

ELDIAN

文字の大きさ
上 下
58 / 63
大陸の覇者の没落 ー辺境の地の帝国の来訪編ー

今更外伝シリーズ2:強襲揚陸地点一帯の簡易自然環境報告書

しおりを挟む
 強襲揚陸地点付近一帯の自然環境についての簡易報告書

                   編集者:ミスターグリーン・ラブ博士
             ??月??日

 目次
・付近環境
・付近に生息する生物に関して
・地層に関して
・今後の生息生物への対応


______付近環境
・付近一帯は鬱蒼とした森林で、主にブナ科が分布する。
・付近気温はおおよそ一定。


______付近に生息する生物に関して
・動物類全般
 非常に多くの種類が発見されており、生態系ピラミッドも我々の知るものよりも、巨大、かつ複雑化している可能性がある。現状人間に対する敵対心は肉食性動物以外は不明。
・陸上生物類                             ↩︎
 現状最も多くの種類が確認されている。古代生物を彷彿とさせるものや単に巨大化しただけのような生物も存在。不確定情報ではあるが『ヴェロキラプトル』のような恐竜姿の『何か』を見たと言う情報もある。
・海洋生物類                             ↩︎
 こちらは特に種それぞれの特徴の変化が顕著。遥か昔に存在したとされる『ウミサソリ』や『アンモナイト』、『ショニサウルス』、『プレシオサウルス』等に非常に姿が酷似した、謎の多い種が多数生息する。
・鳥類                                ↩︎
 種それぞれに一定の縄張りのようなものがあるのか、それぞれの地域で見られる鳥類は異なる。最も、そのほとんどは翼竜類に類似したものがほとんどで、この地域では鳥類全体の半分以上を占めると思われる。比較的我々の知る鳥類はどこでも見ることができ、また『リョコウバト』などと言った種に類似したものも多数確認されている。
・細菌・ウイルス類                          ↩︎
 一番の問題である細菌・ウイルス類に関しては未だ不明な点が多く、現状それら細菌・ウイルス類に感染したと言う事例は『まだ』確認されていない。これらに対する研究・場合によってはワクチン・血清・治療法等の開発・模索も検討すべきだろう。これら検体は次の物資補給船到着次第、この報告書を添えて本国に送還予定。


______地層に関して
 ボーリング調査もとい地層調査を行なった結果をここに記入する。
・地表から20mより上の地層は地球でも見られるような地層だが、下から突如としてイリジウムを多量に含んだ地層に切り替わる。
・地層の詳しい調査結果は後々報告するが、現状判明しているのは『イリジウム多産出地層より下からは、生物と呼べるものが一切出土していないこと、イリジウムを除けばほぼ同一の物質だけで構成されている』ことだけである。


______今後の生息生物への対応について
 付近に生息する生物の生態は要観察、およびDNA検査を推奨。また付近生物との接触は、隊員が未知の感染症へと感染することを防ぐため禁ずることとする。

______
な、なにかやってほしい外伝があったら言ってくれて……いいんだからねッ!////
……うん。気持ち悪い。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?

はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、 強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。 母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、 その少年に、突然の困難が立ちはだかる。 理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。 一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。 それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。 そんな少年の物語。

【本編完結】転生したら第6皇子冷遇されながらも力をつける

そう
ファンタジー
転生したら帝国の第6皇子だったけど周りの人たちに冷遇されながらも生きて行く話です

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

ユーヤのお気楽異世界転移

暇野無学
ファンタジー
 死因は神様の当て逃げです!  地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

日本列島、時震により転移す!

黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

凡人がおまけ召喚されてしまった件

根鳥 泰造
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。  仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。  それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。  異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。  最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。  だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。  祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

神の加護を受けて異世界に

モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。 その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。 そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います

霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。 得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。 しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。 傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。 基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。 が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

処理中です...