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始めようか、戦争を ー敵地侵攻編ー
第29話:発令!オペレーション シュガール第一段階 (3)v0.0
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_川を上り始めてから数時間後
辺りが暗くなり、人気も何も感じられない川を海兵隊員達は未だに進んでいる。
「それで?あとどれくらいで着くんだ?」
海兵隊長は懐中電灯を口にくわえて地図を見ている海兵隊員の一人に聞く。
「この調子だと・・・えーっと・・・待ってください」
腕時計の時刻を確認したあと、再度口を開く。
「あと2時間ほどですね」
「そうか、わかった。ありがとうな」
「いえいえ」
海兵隊長らは周辺警戒に戻る。
「そろそろ腹が減ってきたな・・・」
ラモスは『空腹でたまらないです』と言いたげな顔で呟く。
「それもそうか・・・よし、交代で飯を食え」
海兵隊長はそう言うと、小部隊河川舟艇《SURC》に積まれている戦闘糧食を手に取り、ラモスとマルティンへと投げる。
「どうも」
ラモスは一言言うと、ほんのり輝く電灯の下で戦闘糧食のパックを開き中に入ったパンやにかぶりつく。
「やっぱり味が薄いなぁ・・・」
「仕方ないだろ。それに今は新しい戦闘糧食を製作する余裕なんてないし」
同じく戦闘糧食を食べるマルティンは納得しているような口調で言う。
「・・・っと、そうだ。水ある?」
ラモスはよほど空腹だったのかパンを一瞬で食べ終わり、粉末ジュースの入ったパックを手に持ち聞く。
「水そこらへんにあんじゃん」
マルティンは辺りの川を見渡しながら言う。
「いや・・・そうだけど・・・」
「あーあ・・・仕方ないな・・・」
マルティンは持参した水の入った水筒をラモスめがけて投げつける。
「どうも」
投げつけられた水筒をキャッチしたラモスは紙コップの中に粉末ジュースと水を入れて一気に飲みこむ。
「いやー満腹満腹」
ラモスは一言そう言うと、MX-8を構えて周辺警戒を再開する。
「そう言うところはちゃんとするんだな、お前」
フェイスペイントをした海兵隊員が一言ラモスの聞こえるところで呟く。
「うるせぇよ」
「さて、仕事だ仕事。集中しろよ」
マルティンは気が緩んでいそうな隊員に言う。
「わかってるって」
_1時間後
「・・・おい。これちょっとまずくねぇか?」
川の先に火が放つ明かりが見える中、川岸で停止した海兵隊員の一人が呟く。
「あぁ、まずいな」
「一体どうするんだ?」
「突破するしかないだろ」
目と鼻の先に敵兵がいる可能性があるので海兵隊員達は議論しているが、一向に方針が定まりそうにない。
「バレて敵の帝都もどき付近に展開できなかったら作戦失敗しそうだぜ?」
海兵隊長は『うーむ・・・』と言いながら悩む中、変化が起こる。
バシャンッ・・・
「お、おい!ラモス!何してるんだ!」
ラモスがMX-8片手に小部隊河川舟艇《SURC》から降りたのだ。マルティンは小声で止めようとするがラモスに止まる気配はない。
「いや何って・・・どちらにせよ突破するしかないんだったら敵を倒すしかないでしょ。それにほら、川も浅いし」
ラモスはそう告げると、静かに明かりのある方向へと歩いていく。
「ったく・・・独断専行はダメだと思うんだがなぁ・・・。まぁいい、あいつについていくぞ!」
ラモスの半ば独断専行により、海兵隊員達は明かりを放つ場所へと向かう。
辺りが暗くなり、人気も何も感じられない川を海兵隊員達は未だに進んでいる。
「それで?あとどれくらいで着くんだ?」
海兵隊長は懐中電灯を口にくわえて地図を見ている海兵隊員の一人に聞く。
「この調子だと・・・えーっと・・・待ってください」
腕時計の時刻を確認したあと、再度口を開く。
「あと2時間ほどですね」
「そうか、わかった。ありがとうな」
「いえいえ」
海兵隊長らは周辺警戒に戻る。
「そろそろ腹が減ってきたな・・・」
ラモスは『空腹でたまらないです』と言いたげな顔で呟く。
「それもそうか・・・よし、交代で飯を食え」
海兵隊長はそう言うと、小部隊河川舟艇《SURC》に積まれている戦闘糧食を手に取り、ラモスとマルティンへと投げる。
「どうも」
ラモスは一言言うと、ほんのり輝く電灯の下で戦闘糧食のパックを開き中に入ったパンやにかぶりつく。
「やっぱり味が薄いなぁ・・・」
「仕方ないだろ。それに今は新しい戦闘糧食を製作する余裕なんてないし」
同じく戦闘糧食を食べるマルティンは納得しているような口調で言う。
「・・・っと、そうだ。水ある?」
ラモスはよほど空腹だったのかパンを一瞬で食べ終わり、粉末ジュースの入ったパックを手に持ち聞く。
「水そこらへんにあんじゃん」
マルティンは辺りの川を見渡しながら言う。
「いや・・・そうだけど・・・」
「あーあ・・・仕方ないな・・・」
マルティンは持参した水の入った水筒をラモスめがけて投げつける。
「どうも」
投げつけられた水筒をキャッチしたラモスは紙コップの中に粉末ジュースと水を入れて一気に飲みこむ。
「いやー満腹満腹」
ラモスは一言そう言うと、MX-8を構えて周辺警戒を再開する。
「そう言うところはちゃんとするんだな、お前」
フェイスペイントをした海兵隊員が一言ラモスの聞こえるところで呟く。
「うるせぇよ」
「さて、仕事だ仕事。集中しろよ」
マルティンは気が緩んでいそうな隊員に言う。
「わかってるって」
_1時間後
「・・・おい。これちょっとまずくねぇか?」
川の先に火が放つ明かりが見える中、川岸で停止した海兵隊員の一人が呟く。
「あぁ、まずいな」
「一体どうするんだ?」
「突破するしかないだろ」
目と鼻の先に敵兵がいる可能性があるので海兵隊員達は議論しているが、一向に方針が定まりそうにない。
「バレて敵の帝都もどき付近に展開できなかったら作戦失敗しそうだぜ?」
海兵隊長は『うーむ・・・』と言いながら悩む中、変化が起こる。
バシャンッ・・・
「お、おい!ラモス!何してるんだ!」
ラモスがMX-8片手に小部隊河川舟艇《SURC》から降りたのだ。マルティンは小声で止めようとするがラモスに止まる気配はない。
「いや何って・・・どちらにせよ突破するしかないんだったら敵を倒すしかないでしょ。それにほら、川も浅いし」
ラモスはそう告げると、静かに明かりのある方向へと歩いていく。
「ったく・・・独断専行はダメだと思うんだがなぁ・・・。まぁいい、あいつについていくぞ!」
ラモスの半ば独断専行により、海兵隊員達は明かりを放つ場所へと向かう。
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