8 / 13
ほんへ
第8話:TABLET EVOLUTION
しおりを挟む
WW2時のイタリア軍機はやっぱりエロい。Re.2005とかG.55とか。ヘタリアなんていません!全ては工業力の低さが悪い!!!
毎日1000文字前後とかだったら毎日投稿が可能かもしれないので実験。
______
いくつもの痛々しいクレーターに、人の亡骸。燃えるトラックの残骸や、布が切り裂かれたテントといったものが散乱する“街のようなナニカ”に、一機の『Ka-50』が舞い降りる。いくらか周囲を旋回した後、着陸に適した、街の少し外れでホバリング。真下に突風をこれでもかと言うほど撒き散らしつつ、ランディングギアを展開、機体を安定させて、ゆっくりと着陸する。着陸の際、その自重でランディングギアのサスペンションが僅かに軋んだ。
盛んに勢い良く回転していたシャフトがその勢いを徐々に弱めて、やがて完全に停止。コックピット横の防弾ガラスで構成されたドアが、ゆっくりと開かれる。
「うわぁ……」
『やっちゃったよ……やべぇよやべぇよ』みたいなことを言いたげな表情をした、これを引き起こした当事者が現れる。ソイツはマッカーサーよろしく機体からゆっくりと降りて、一言。
「……やり過ぎたかな」
眼前に広がる一面の荒野を前にして、そう感じた。何せ、そこら中で何か燃えてるし、明らかに死体らしきものもある。更に言えば、それを啄ばまんとするかのように、空には数羽のカラス。
『い、いや。“正当防衛”だから……』みたいな、某合衆国も真っ青な脳内正当化工作を行うが、おそらく世間一般からは『人殺し!』だとか、『鬼畜!』、それに『外道!』やら、『オタンコナス!』なんて声が無差別空襲よろしく雨あられと浴びせられるんだろうなぁ、と考える。まぁ、さっきの状況だと平和的解決は望めない事は分かりきっていた事だしね! 平和的使者に攻撃をしていいのは中世までです、ハイ!
とはいえ、彼らには、『戦わない』と言う選択肢もあったはず。なのに、なぜかこうして戦う道を選んだのは不思議ではある。そもそも、ことの発端はテントの中から出てこなかったことから始まったわけで……。
とはいえ、これ以上考えてももう後の祭り。何か大事な目的を忘れているような気がするが、まぁ——
「ロマン兵器で初めて戦えたし、いっか」
そんな考えでとりあえず帰結とする。これからもロマン兵器の活躍の場を期待しましょう!
そうして、先ほどの虐殺なんて忘れたかのような清々しいまでの顔で、『まだ誰かいるかもしれないし……』と考えながら、護身用の武器を何か《実体化》する為に『出でよPad!』と念ずる。その思念通り、眼前にP☆O☆Nと、パンジャン印のPadが現れた。そのPadを手に取り、電源ボタンをタップする。
「……おょ?」
前回同様ただのホーム画面が出るかと思えば、あら不思議。そのホーム画面にはどデカく『UPDATED YOUR TOOL』との通知が。なんだなんだと感じ、それをタップする。
「えぇっと……えぇ——えぇっ!?」
画面の表示が切り替わり、大量の文字の羅列が表示される。それら一つ一つを読んでいくと、『閲覧履歴確認機能の追加』だとか、『《実体化》可能対象の追加(注意:制限あり)』、『文字化けの修正』と言った、明らかに『これ誰かが手をつけたでしょ』と言いたげな文章が書かれていたのであった。
______
凡人よりも変人の方がわたしはすきです。だからロマン兵器もすきです。あなたはどんなロマン兵器がすき?
毎日1000文字前後とかだったら毎日投稿が可能かもしれないので実験。
______
いくつもの痛々しいクレーターに、人の亡骸。燃えるトラックの残骸や、布が切り裂かれたテントといったものが散乱する“街のようなナニカ”に、一機の『Ka-50』が舞い降りる。いくらか周囲を旋回した後、着陸に適した、街の少し外れでホバリング。真下に突風をこれでもかと言うほど撒き散らしつつ、ランディングギアを展開、機体を安定させて、ゆっくりと着陸する。着陸の際、その自重でランディングギアのサスペンションが僅かに軋んだ。
盛んに勢い良く回転していたシャフトがその勢いを徐々に弱めて、やがて完全に停止。コックピット横の防弾ガラスで構成されたドアが、ゆっくりと開かれる。
「うわぁ……」
『やっちゃったよ……やべぇよやべぇよ』みたいなことを言いたげな表情をした、これを引き起こした当事者が現れる。ソイツはマッカーサーよろしく機体からゆっくりと降りて、一言。
「……やり過ぎたかな」
眼前に広がる一面の荒野を前にして、そう感じた。何せ、そこら中で何か燃えてるし、明らかに死体らしきものもある。更に言えば、それを啄ばまんとするかのように、空には数羽のカラス。
『い、いや。“正当防衛”だから……』みたいな、某合衆国も真っ青な脳内正当化工作を行うが、おそらく世間一般からは『人殺し!』だとか、『鬼畜!』、それに『外道!』やら、『オタンコナス!』なんて声が無差別空襲よろしく雨あられと浴びせられるんだろうなぁ、と考える。まぁ、さっきの状況だと平和的解決は望めない事は分かりきっていた事だしね! 平和的使者に攻撃をしていいのは中世までです、ハイ!
とはいえ、彼らには、『戦わない』と言う選択肢もあったはず。なのに、なぜかこうして戦う道を選んだのは不思議ではある。そもそも、ことの発端はテントの中から出てこなかったことから始まったわけで……。
とはいえ、これ以上考えてももう後の祭り。何か大事な目的を忘れているような気がするが、まぁ——
「ロマン兵器で初めて戦えたし、いっか」
そんな考えでとりあえず帰結とする。これからもロマン兵器の活躍の場を期待しましょう!
そうして、先ほどの虐殺なんて忘れたかのような清々しいまでの顔で、『まだ誰かいるかもしれないし……』と考えながら、護身用の武器を何か《実体化》する為に『出でよPad!』と念ずる。その思念通り、眼前にP☆O☆Nと、パンジャン印のPadが現れた。そのPadを手に取り、電源ボタンをタップする。
「……おょ?」
前回同様ただのホーム画面が出るかと思えば、あら不思議。そのホーム画面にはどデカく『UPDATED YOUR TOOL』との通知が。なんだなんだと感じ、それをタップする。
「えぇっと……えぇ——えぇっ!?」
画面の表示が切り替わり、大量の文字の羅列が表示される。それら一つ一つを読んでいくと、『閲覧履歴確認機能の追加』だとか、『《実体化》可能対象の追加(注意:制限あり)』、『文字化けの修正』と言った、明らかに『これ誰かが手をつけたでしょ』と言いたげな文章が書かれていたのであった。
______
凡人よりも変人の方がわたしはすきです。だからロマン兵器もすきです。あなたはどんなロマン兵器がすき?
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
ちゃんばら多角形(ポリゴン)
柚緒駆
SF
二十四世紀のある日、実験用潜宙艦オクタゴンは、亜空潜行中にトラブルを発生、観測員ナギサが緊急脱出装置によって艦外に強制転移させられた。
一方、後の世に言う安土桃山時代、天正十一年十二月の末、会津の刀工『古川兼定』の三代目、孫一郎は旅の途中、和泉国を訪れる。そこで人さらいに追われる少女を助けようとした際、黒い衣を着た謎の女法師と出会う。彼女こそオクタゴンの観測員ナギサであったのだが、孫一郎はそれと知らず旅の道連れとなる。
AIEND
まめ
SF
「相互不理解」がテーマです。人類が地下シェルターに撤退し、変異体が地上を支配する時代を、日本製AI「田中」が悲しく見守る。人類を守るという信念に縋るエージェントと、人間を嫌い化け物を愛でるドクター。皮肉の強いエージェントと棘の多いドクターは理解し合えない。二人の行く末を、AIの田中は見守る。
もう死んでしまった私へ
ツカノ
恋愛
私には前世の記憶がある。
幼い頃に母と死別すれば最愛の妻が短命になった原因だとして父から厭われ、婚約者には初対面から冷遇された挙げ句に彼の最愛の聖女を虐げたと断罪されて塵のように捨てられてしまった彼女の悲しい記憶。それなのに、今世の世界で聖女も元婚約者も存在が煙のように消えているのは、何故なのでしょうか?
今世で幸せに暮らしているのに、聖女のそっくりさんや謎の婚約者候補が現れて大変です!!
ゆるゆる設定です。
Solomon's Gate
坂森大我
SF
人類が宇宙に拠点を設けてから既に千年が経過していた。地球の衛星軌道上から始まった宇宙開発も火星圏、木星圏を経て今や土星圏にまで及んでいる。
ミハル・エアハルトは木星圏に住む十八歳の専門学校生。彼女の学び舎はセントグラード航宙士学校といい、その名の通りパイロットとなるための学校である。
実技は常に学年トップの成績であったものの、ミハルは最終学年になっても就職活動すらしていなかった。なぜなら彼女は航宙機への興味を失っていたからだ。しかし、強要された航宙機レースへの参加を境にミハルの人生が一変していく。レースにより思い出した。幼き日に覚えた感情。誰よりも航宙機が好きだったことを。
ミハルがパイロットとして歩む決意をした一方で、太陽系は思わぬ事態に発展していた。
主要な宙域となるはずだった土星が突如として消失してしまったのだ。加えて消失痕にはワームホールが出現し、異なる銀河との接続を果たしてしまう。
ワームホールの出現まではまだ看過できた人類。しかし、調査を進めるにつれ望みもしない事実が明らかとなっていく。人類は選択を迫られることになった。
人類にとって最悪のシナリオが現実味を帯びていく。星系の情勢とは少しの接点もなかったミハルだが、巨大な暗雲はいとも容易く彼女を飲み込んでいった。
何なりとご命令ください
ブレイブ
SF
アンドロイドのフォルトに自我はなく、ただ一人、主人の命令を果たすためにただ一人、歩いていたが、カラダが限界を迎え、倒れたが、フォルトは主人に似た少年に救われたが、不具合があり、ほとんどの記憶を失ってしまった
この作品は赤ん坊を拾ったのは戦闘型のアンドロイドでしたのスピンオフです
Condense Nation
鳳
SF
西暦XXXX年、突如としてこの国は天から舞い降りた勢力によって制圧され、
正体不明の蓋世に自衛隊の抵抗も及ばずに封鎖されてしまう。
海外逃亡すら叶わぬ中で資源、優秀な人材を巡り、内戦へ勃発。
軍事行動を中心とした攻防戦が繰り広げられていった。
生存のためならルールも手段も決していとわず。
凌ぎを削って各地方の者達は独自の術をもって命を繋いでゆくが、
決して平坦な道もなくそれぞれの明日を願いゆく。
五感の界隈すら全て内側の央へ。
サイバーとスチームの間を目指して
登場する人物・団体・名称等は架空であり、
実在のものとは関係ありません。
EX級アーティファクト化した介護用ガイノイドと行く未来異星世界遺跡探索~君と添い遂げるために~
青空顎門
SF
病で余命宣告を受けた主人公。彼は介護用に購入した最愛のガイノイド(女性型アンドロイド)の腕の中で息絶えた……はずだったが、気づくと彼女と共に見知らぬ場所にいた。そこは遥か未来――時空間転移技術が暴走して崩壊した後の時代、宇宙の遥か彼方の辺境惑星だった。男はファンタジーの如く高度な技術の名残が散見される世界で、今度こそ彼女と添い遂げるために未来の超文明の遺跡を巡っていく。
※小説家になろう様、カクヨム様、ノベルアップ+様、ノベルバ様にも掲載しております。
アパートはセルロース
ペペロン鯨
SF
突如アパートを追い出され、奇妙な家に迷い込む「フィル」。そこで出会った不思議なロボット「C」は、彼女を『博士』と呼ぶが……?
貧乏くじ少女と、様子のおかしいロボットの、交流と恋愛模様?を描く
SFスローラブ
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる