愛に飢えた獣、渡り鳥の翼を折る

1日目

地獄の三日間の幕が開けた



「お願いやめて、本当に待って」
「大丈夫、翔、最初は何もしないから」





「本当に何もしない？」

「うん、しないよ、、、、、、、、、最初はね」



狼がせっせと何か準備し始めた



「狼、、何してんの？」
「何もしないんじゃないの？なんでそんなもの用意するの？」

用意されたのは、媚薬にローター、ものすごく頑丈そうな手枷だった

「俺は、最初何もしないよ、ただ、翔がローターで何度もイッてるとこを微笑ましく見てようと思って、ほら、いつも同じ攻め方だと味気ないし、翔には自分がいかに俺を欲しているかわからせようと思って、」

「取り揃えてみました！　僕たちがもっとお互いを知ってラブラブになれる最高のキット！！！」




「これで翔の淫らでかわいくってどうしようもない姿を、、、どうしよう、翔のそんな姿見たら俺手が出る、、」
「でもダメ、これは俺が一方的じゃダメだからね、笑」


なんかずっと一人でぶつぶつ言ってて、聞き取りたいけど、どうせ聞きたくないこと言ってそうだな、、今のうちに逃げられないかな、、

「翔？何してるの？」


「ん！？、何も」
チッ、一人の世界に浸ってるんじゃなっかったのかよ


「じゃ！準備もできたし始めよっか！」



逃げれたと思う？笑、無理だったね、抵抗はしてみたんだよ、そのかい虚しかったね、、、、







「んんっ♡あっtん、ｲｯｯｯﾔ♡しょっtこ、ダメ！」

「んー？どこがダメなの、笑、僕にはOKにしか見えないけど、もしかしてここじゃなかった？もっと奥？」

「ちがっ♡」

「んー？どこかな～、ここかな？」

ビリビリっ
「いやっ～♡あっっん、イッッちゃう、やっtめれ♡」

「もう、ほんとに悪い子だな♡、お仕置きのつもりだったのにこれじゃご褒美じゃん、んー、どうしよっかなー」



「あ、俺いまから買い物行ってくる！、俺が帰ってくるまで、イってなかったらその拘束外してあげる、どう、やってみる？笑」



コクコクっ

「あー、もう可愛いなー」
「じゃ、頑張ってんねー♡」





バカだなとは自分でも思った。そんな甘いことあるはずないって、でもどうしても頷かずにはいられなかった。この現実味のない愛の暴力から、その雄の目から逃れたい、、、ただその一心だった。







この後、散々、その目を直視するとも知らずに、、、