35 / 41
花籠の泥人形
17
しおりを挟む
脱出を試みたが、やはり扉には鍵がかけられている。体当たりをしても、蹴破ろうとしても、鈍い音を立てるだけだった。
息は上がり、体力を消耗するだけだと自分を納得させて、母が眠る棺桶の横で膝を抱えた。
とにかく体を丸めて、暖を取ろうとするけれど、黙って座っているだけでも体温は奪われていく。
この部屋の温度が低いのは、母の死体が傷まないようにするためだろう。棺桶の中で眠る母は、傷一つなく、生前の美しい姿と変わらない。老いることなく、朽ちることのない母は、幸せなのだろうか。
僕なら、どうせ死ぬのならば、エドワードと一緒に逝きたかった。
決して許されない思考なのは理解している。
でも、たったひとりで逝くのは、とても寂しい。
僕の心臓が止まるのなら、エドワードの心臓も止めてしまいたい。
人は、人を忘れるとき、声から忘れていくのだそうだ。声を忘れ、顔を忘れ、触れた感触を、味を忘れて、最後まで記憶に残るのは、匂いだと言う。
エドワードをひとかけらも忘れたくない。エドワードに、ひとかけらも忘れられたくない。僕はとても傲慢だから、愛しい人に忘れられるなんて耐えられなかった。
忘れられてしまうなら、いっそ、一緒に死んでしまったほうがマシだ。
冷静でいようと努めるのに、不思議なくらい思考は冴え渡り、余計なことを考えてしまう。背中を預けた棺桶のせいで、思考はぜんぜんまとまらないのだけど。
どれほどの時間が過ぎただろう。外の様子もわからないこの冷室に父が二度、食事を持って訪れた。
一度目はハムと野菜のサンドウィッチに少し冷めたコーンスープ。二度目はローストビーフにクリームシチュー。どれも僕の好物だったけど、手は付けていない。
毒が入っていても治癒魔法で治せるが、エドワードと離れている今、魔力を温存すべきだと判断した。
食事をするにも、体力がいる。今の僕は、体力が赤点滅している状態だ。ちょっと小突かれただけでも意識を失ってしまいそうなほど、気力も体力も消耗していた。
せめて眠らないように、ガジガジと噛んでいた指先はボロボロだ。
体内で魔力を緩やかに循環させて、最低限の体温を保つ。これくらいしか、今の僕にできることはなかった。
父は、魔法も剣も才能のない凡人以下だと自虐する。僕から見れば、父は天才と呼ぶに等しい研究者である。執務室や図書室に収められた膨大な書物やレポートに、実験室と化しているプライベートルーム。常人では思いつかない発想。
父親としては最低だけど、研究者としては尊敬していたのに。
イカれた天才でなければ、禁術に手を出そうとは思わないだろう。
「――ヴィンセント」
極々小さな呼び声が、閉ざされた扉の向こうから聞こえた。
父ではない。薄気味悪い柔らかさを含んだ父の声とは違う。ハリがあり、硬質な声音だ。
「あにうえ?」
「あぁ。俺だ。ヴィクトルだ。ヴィンセント、怪我は?」
ヴィクトルは腹違いの兄で、幼い頃から天才だと謳われてきた。魔法の才も、剣の才にもあふれた、僕なんかとは比べ物にならない本物の天才だ。
兄とは、あまり触れあう機会に恵まれなかった。本当の兄弟なら、違ったのだろうか。エドワードとレオナルド殿下を見ていると、兄弟の在り方とは様々なのだと感じた。僕も、兄上と会話をしてみたいと、思うようになった。
「怪我は、ありません。兄上、外から開けることはできますか? ……い、いえ、ダメですね、兄上がここを開けてしまえば、父上に逆らうことになってしまう」
諦念交じりに言葉が落ちる。
扉の向こうが押し黙って、少しの沈黙が流れた。
ヴィクトルは、次期後継者として期待されている。母の言うことをよく聞いて、父の期待に応えるよくできた息子だ。
落ちこぼれの僕とは違う。
「父上のことだから、何かお考えがあるのだと思っていたんだ」
「兄上?」
「意味があるのだと、これからのためになるのだと信じていた。だけど、違ったんだ」
「何を、言っているんですか?」
どこか急き立てるような声に、眉を寄せる。
悴む手足を動かして、扉の前まで向かう。ドアノブを回すが、ガチリ、と鍵の引っかかる音がして、やはり扉は開かなかった。
覗き穴もないから、兄がどんな表情をしているのかわからない。
記憶の中のヴィクトルは、いつもつまらなさそうな表情をしていた。僕の知る兄は、いつでも落ち着いていて、物事を見据えることができる人だ。
努力しなくても大抵のことができて、教師泣かせの子供だった。隣で同じように学ぶ僕は出来が悪くて、どうしてできないんだと比べられることも多かった。
「いくら天才だと囃し立てられても、一番近くにいた俺が気づけなければ、天才でもなんでもない。気づこうと思えば、いつでも気づけたはずだったのに。ヴィンセント、すまない、不出来な兄を許してくれ。気づけなかった俺のせいなんだ」
弱弱しく震える声に、いよいよ様子がおかしいと確信する。
兄は、ヴィクトルはこんな弱い人じゃない。自信をまとい、けれど自分の力を過信もしない、誇り高い人だ。
「僕の声が聞こえていますか? ねぇ、なんでもいいから、返事をしてくださいッ! 兄上!」
「俺も、母上も、きっともう長くない。あの、リリンとかいう悪魔の、糧にされていたんだ」
パキン、と扉の鍵が壊れる音がする。ひとりでにドアノブが回り、鈍い音を響かせながらゆっくりと扉が開いて行った。
白い冷気が空気の流れに従って、外に逃げていく。
「兄らしいことを、何一つできなかった。最後くらい、させてくれ」
泣いているかのように笑う兄は、最後に会ったときよりも背が伸びて、精悍な顔立ちの青年へと成長していた。
眩い金髪は母親譲りのウェーブを描き、僕よりも色濃い紫の瞳には懐古の情が滲んでいる。
「お前の助けが、外まで来ている」
「なんで、どうして、そんな」
久しく顔を合わせた兄は、半身が黒く闇に染まり、指先から崩れ落ちていた。
「なんだよ、それ……!」
「早く行け。俺はもう、どうせ助からない」
――嗚呼、そうだ。兄の、この「すべてわかってる」というような態度が気に入らなかったんだ。
「今、治癒魔法を……!」
「いらない。戻るものじゃない。母上は、すでに闇に飲まれてしまった。俺も、半日もすれば全身が闇に飲まれるだろう。そうなる前に、ヴィンセントに会えてよかった。ずっと、後悔していたんだ。兄らしいことをしてやれなかった。もっと、兄弟らしく過ごせたら、違う結末だったのだろうかと」
「兄上! もう、いいから、喋らないで!」
立っているのも辛いのだろう。ジリジリと黒い闇に侵食される兄に、どうすることもできない。これは怪我なのか、病なのか? リリンの名前が聞こえたということは、闇の魔法?
わからないことが多すぎる。僕は、兄上のように一を聞いて十を知ることはできない。ひとつずつ説明されて、かみ砕いて理解しなければ、十を知れないのだ。
焦れて黒に覆われた手を掬おうとして、失敗した。
燃えカスのように、触れた手はボロボロと崩れていく。
「へぇ、炭になるのか」
まるで他人事みたいに言う兄に、とうとう涙があふれた。
仲が良いとはいえない。けれど、仲の悪い兄弟でもなかったんだ。ただ、関わることが少なかっただけで、きっと、交流を深めていればエドワードとレオナルド様のような兄弟になれたのだろう。
「……泣くなよ。俺は、お前をどうやって泣き止ませたらいいかわからないんだ。涙を拭ってやれればよかったんだが、触れたら俺が崩れてしまうからな」
「笑い事じゃない……!」
「っ、はは、すまない。冗談も言えないなんて、天才の名が泣いてしまうな」
「泣いてるのは、僕だけどっ」
触れたら、崩れてしまう。
「早く行くんだ。父上が、ここに来る前に」
僕とは違う紫の瞳に真っすぐ見つめられる。
「行け」
手を振ることもできない兄に背中を向けて、走り出した。
僕は、全てを投げ捨ててでも、エドワードと共にいることを選んだ。
息は上がり、体力を消耗するだけだと自分を納得させて、母が眠る棺桶の横で膝を抱えた。
とにかく体を丸めて、暖を取ろうとするけれど、黙って座っているだけでも体温は奪われていく。
この部屋の温度が低いのは、母の死体が傷まないようにするためだろう。棺桶の中で眠る母は、傷一つなく、生前の美しい姿と変わらない。老いることなく、朽ちることのない母は、幸せなのだろうか。
僕なら、どうせ死ぬのならば、エドワードと一緒に逝きたかった。
決して許されない思考なのは理解している。
でも、たったひとりで逝くのは、とても寂しい。
僕の心臓が止まるのなら、エドワードの心臓も止めてしまいたい。
人は、人を忘れるとき、声から忘れていくのだそうだ。声を忘れ、顔を忘れ、触れた感触を、味を忘れて、最後まで記憶に残るのは、匂いだと言う。
エドワードをひとかけらも忘れたくない。エドワードに、ひとかけらも忘れられたくない。僕はとても傲慢だから、愛しい人に忘れられるなんて耐えられなかった。
忘れられてしまうなら、いっそ、一緒に死んでしまったほうがマシだ。
冷静でいようと努めるのに、不思議なくらい思考は冴え渡り、余計なことを考えてしまう。背中を預けた棺桶のせいで、思考はぜんぜんまとまらないのだけど。
どれほどの時間が過ぎただろう。外の様子もわからないこの冷室に父が二度、食事を持って訪れた。
一度目はハムと野菜のサンドウィッチに少し冷めたコーンスープ。二度目はローストビーフにクリームシチュー。どれも僕の好物だったけど、手は付けていない。
毒が入っていても治癒魔法で治せるが、エドワードと離れている今、魔力を温存すべきだと判断した。
食事をするにも、体力がいる。今の僕は、体力が赤点滅している状態だ。ちょっと小突かれただけでも意識を失ってしまいそうなほど、気力も体力も消耗していた。
せめて眠らないように、ガジガジと噛んでいた指先はボロボロだ。
体内で魔力を緩やかに循環させて、最低限の体温を保つ。これくらいしか、今の僕にできることはなかった。
父は、魔法も剣も才能のない凡人以下だと自虐する。僕から見れば、父は天才と呼ぶに等しい研究者である。執務室や図書室に収められた膨大な書物やレポートに、実験室と化しているプライベートルーム。常人では思いつかない発想。
父親としては最低だけど、研究者としては尊敬していたのに。
イカれた天才でなければ、禁術に手を出そうとは思わないだろう。
「――ヴィンセント」
極々小さな呼び声が、閉ざされた扉の向こうから聞こえた。
父ではない。薄気味悪い柔らかさを含んだ父の声とは違う。ハリがあり、硬質な声音だ。
「あにうえ?」
「あぁ。俺だ。ヴィクトルだ。ヴィンセント、怪我は?」
ヴィクトルは腹違いの兄で、幼い頃から天才だと謳われてきた。魔法の才も、剣の才にもあふれた、僕なんかとは比べ物にならない本物の天才だ。
兄とは、あまり触れあう機会に恵まれなかった。本当の兄弟なら、違ったのだろうか。エドワードとレオナルド殿下を見ていると、兄弟の在り方とは様々なのだと感じた。僕も、兄上と会話をしてみたいと、思うようになった。
「怪我は、ありません。兄上、外から開けることはできますか? ……い、いえ、ダメですね、兄上がここを開けてしまえば、父上に逆らうことになってしまう」
諦念交じりに言葉が落ちる。
扉の向こうが押し黙って、少しの沈黙が流れた。
ヴィクトルは、次期後継者として期待されている。母の言うことをよく聞いて、父の期待に応えるよくできた息子だ。
落ちこぼれの僕とは違う。
「父上のことだから、何かお考えがあるのだと思っていたんだ」
「兄上?」
「意味があるのだと、これからのためになるのだと信じていた。だけど、違ったんだ」
「何を、言っているんですか?」
どこか急き立てるような声に、眉を寄せる。
悴む手足を動かして、扉の前まで向かう。ドアノブを回すが、ガチリ、と鍵の引っかかる音がして、やはり扉は開かなかった。
覗き穴もないから、兄がどんな表情をしているのかわからない。
記憶の中のヴィクトルは、いつもつまらなさそうな表情をしていた。僕の知る兄は、いつでも落ち着いていて、物事を見据えることができる人だ。
努力しなくても大抵のことができて、教師泣かせの子供だった。隣で同じように学ぶ僕は出来が悪くて、どうしてできないんだと比べられることも多かった。
「いくら天才だと囃し立てられても、一番近くにいた俺が気づけなければ、天才でもなんでもない。気づこうと思えば、いつでも気づけたはずだったのに。ヴィンセント、すまない、不出来な兄を許してくれ。気づけなかった俺のせいなんだ」
弱弱しく震える声に、いよいよ様子がおかしいと確信する。
兄は、ヴィクトルはこんな弱い人じゃない。自信をまとい、けれど自分の力を過信もしない、誇り高い人だ。
「僕の声が聞こえていますか? ねぇ、なんでもいいから、返事をしてくださいッ! 兄上!」
「俺も、母上も、きっともう長くない。あの、リリンとかいう悪魔の、糧にされていたんだ」
パキン、と扉の鍵が壊れる音がする。ひとりでにドアノブが回り、鈍い音を響かせながらゆっくりと扉が開いて行った。
白い冷気が空気の流れに従って、外に逃げていく。
「兄らしいことを、何一つできなかった。最後くらい、させてくれ」
泣いているかのように笑う兄は、最後に会ったときよりも背が伸びて、精悍な顔立ちの青年へと成長していた。
眩い金髪は母親譲りのウェーブを描き、僕よりも色濃い紫の瞳には懐古の情が滲んでいる。
「お前の助けが、外まで来ている」
「なんで、どうして、そんな」
久しく顔を合わせた兄は、半身が黒く闇に染まり、指先から崩れ落ちていた。
「なんだよ、それ……!」
「早く行け。俺はもう、どうせ助からない」
――嗚呼、そうだ。兄の、この「すべてわかってる」というような態度が気に入らなかったんだ。
「今、治癒魔法を……!」
「いらない。戻るものじゃない。母上は、すでに闇に飲まれてしまった。俺も、半日もすれば全身が闇に飲まれるだろう。そうなる前に、ヴィンセントに会えてよかった。ずっと、後悔していたんだ。兄らしいことをしてやれなかった。もっと、兄弟らしく過ごせたら、違う結末だったのだろうかと」
「兄上! もう、いいから、喋らないで!」
立っているのも辛いのだろう。ジリジリと黒い闇に侵食される兄に、どうすることもできない。これは怪我なのか、病なのか? リリンの名前が聞こえたということは、闇の魔法?
わからないことが多すぎる。僕は、兄上のように一を聞いて十を知ることはできない。ひとつずつ説明されて、かみ砕いて理解しなければ、十を知れないのだ。
焦れて黒に覆われた手を掬おうとして、失敗した。
燃えカスのように、触れた手はボロボロと崩れていく。
「へぇ、炭になるのか」
まるで他人事みたいに言う兄に、とうとう涙があふれた。
仲が良いとはいえない。けれど、仲の悪い兄弟でもなかったんだ。ただ、関わることが少なかっただけで、きっと、交流を深めていればエドワードとレオナルド様のような兄弟になれたのだろう。
「……泣くなよ。俺は、お前をどうやって泣き止ませたらいいかわからないんだ。涙を拭ってやれればよかったんだが、触れたら俺が崩れてしまうからな」
「笑い事じゃない……!」
「っ、はは、すまない。冗談も言えないなんて、天才の名が泣いてしまうな」
「泣いてるのは、僕だけどっ」
触れたら、崩れてしまう。
「早く行くんだ。父上が、ここに来る前に」
僕とは違う紫の瞳に真っすぐ見つめられる。
「行け」
手を振ることもできない兄に背中を向けて、走り出した。
僕は、全てを投げ捨ててでも、エドワードと共にいることを選んだ。
12
お気に入りに追加
3,168
あなたにおすすめの小説

王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜
・話の流れが遅い
・作者が話の進行悩み過ぎてる

別れようと彼氏に言ったら泣いて懇願された挙げ句めっちゃ尽くされた
翡翠飾
BL
「い、いやだ、いや……。捨てないでっ、お願いぃ……。な、何でも!何でもするっ!金なら出すしっ、えっと、あ、ぱ、パシリになるから!」
そう言って涙を流しながら足元にすがり付くαである彼氏、霜月慧弥。ノリで告白されノリで了承したこの付き合いに、βである榊原伊織は頃合いかと別れを切り出したが、慧弥は何故か未練があるらしい。
チャライケメンα(尽くし体質)×物静かβ(尽くされ体質)の話。
魔界最強に転生した社畜は、イケメン王子に奪い合われることになりました
タタミ
BL
ブラック企業に務める社畜・佐藤流嘉。
クリスマスも残業確定の非リア人生は、トラックの激突により突然終了する。
死後目覚めると、目の前で見目麗しい天使が微笑んでいた。
「ここは天国ではなく魔界です」
天使に会えたと喜んだのもつかの間、そこは天国などではなく魔法が当たり前にある世界・魔界だと知らされる。そして流嘉は、魔界に君臨する最強の支配者『至上様』に転生していたのだった。
「至上様、私に接吻を」
「あっ。ああ、接吻か……って、接吻!?なんだそれ、まさかキスですか!?」
何が起こっているのかわからないうちに、流嘉の前に現れたのは美しい4人の王子。この4王子にキスをして、結婚相手を選ばなければならないと言われて──!?

悪役令息に転生しましたが、なんだか弟の様子がおかしいです
ひよ
BL
「今日からお前の弟となるルークだ」
そうお父様から紹介された男の子を見て前世の記憶が蘇る。
そして、自分が乙女ゲーの悪役令息リオンでありその弟ルークがヤンデレキャラだということを悟る。
最悪なエンドを迎えないよう、ルークに優しく接するリオン。
ってあれ、なんだか弟の様子がおかしいのだが。。。
初投稿です。拙いところもあると思いますが、温かい目で見てくださると嬉しいです!
変なαとΩに両脇を包囲されたβが、色々奪われながら頑張る話
ベポ田
BL
ヒトの性別が、雄と雌、さらにα、β、Ωの三種類のバース性に分類される世界。総人口の僅か5%しか存在しないαとΩは、フェロモンの分泌器官・受容体の発達度合いで、さらにI型、II型、Ⅲ型に分類される。
βである主人公・九条博人の通う私立帝高校高校は、αやΩ、さらにI型、II型が多く所属する伝統ある名門校だった。
そんな魔境のなかで、変なI型αとII型Ωに理不尽に執着されては、色々な物を奪われ、手に入れながら頑張る不憫なβの話。
イベントにて頒布予定の合同誌サンプルです。
3部構成のうち、1部まで公開予定です。
イラストは、漫画・イラスト担当のいぽいぽさんが描いたものです。
最新はTwitterに掲載しています。

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
宰相閣下の執愛は、平民の俺だけに向いている
飛鷹
BL
旧題:平民のはずの俺が、規格外の獣人に絡め取られて番になるまでの話
アホな貴族の両親から生まれた『俺』。色々あって、俺の身分は平民だけど、まぁそんな人生も悪くない。
無事に成長して、仕事に就くこともできたのに。
ここ最近、夢に魘されている。もう一ヶ月もの間、毎晩毎晩………。
朝起きたときには忘れてしまっている夢に疲弊している平民『レイ』と、彼を手に入れたくてウズウズしている獣人のお話。
連載の形にしていますが、攻め視点もUPするためなので、多分全2〜3話で完結予定です。
※6/20追記。
少しレイの過去と気持ちを追加したくて、『連載中』に戻しました。
今迄のお話で完結はしています。なので以降はレイの心情深堀の形となりますので、章を分けて表示します。
1話目はちょっと暗めですが………。
宜しかったらお付き合い下さいませ。
多分、10話前後で終わる予定。軽く読めるように、私としては1話ずつを短めにしております。
ストックが切れるまで、毎日更新予定です。
推しのために、モブの俺は悪役令息に成り代わることに決めました!
華抹茶
BL
ある日突然、超強火のオタクだった前世の記憶が蘇った伯爵令息のエルバート。しかも今の自分は大好きだったBLゲームのモブだと気が付いた彼は、このままだと最推しの悪役令息が不幸な未来を迎えることも思い出す。そこで最推しに代わって自分が悪役令息になるためエルバートは猛勉強してゲームの舞台となる学園に入学し、悪役令息として振舞い始める。その結果、主人公やメインキャラクター達には目の敵にされ嫌われ生活を送る彼だけど、何故か最推しだけはエルバートに接近してきて――クールビューティ公爵令息と猪突猛進モブのハイテンションコミカルBLファンタジー!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。