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第2話
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光に包まれた俺は、次に気付いたときには鬱蒼と木々の茂る森の中にいた。
そこかしこに木漏れ日が降り注ぐ幻想的な風景の中、小鳥たちのさえずる声が聞えてくる。
「ここが、異世界……?」
俺は一人つぶやく。
右を見ても左を見ても、ほかに誰もいない。
ちなみに俺の姿はというと、トラックに撥ねられる前と基本的に変わらない高校の制服姿だ。
一応、自分の体をぺたぺたとさわって確認してみたが、体が女の子になっているというような事もなさそうだ。
唯一変わっていることと言えば、子供を助ける際に投げ出したせいかバッグを持っていないことと、手には例の「魔法少女カード」を持っていることぐらいだ。
「さて……」
俺は途方に暮れた。
いきなり異世界だ、チート能力だなどと言われて、こんなどことも知れない場所に放り出されてしまった。
これは夢なのだろうか。
足元に生い茂る草花も、周囲に立ち並ぶ木々も、あるいはそれら植物の匂いや小鳥の鳴き声までも、現実のものとしか思えないが……。
いずれにせよ荒唐無稽だ。
何から手をつけたものか──
「とりあえずは、生きることを考えるべきか」
ひとまずそこに意識を向けることにする。
食事や飲み水の確保、安全で雨風を防げる寝床を探すことなど、真っ先にやらなければならないことはたくさんあるように思えた。
そのために、どうするか──
というと、まずやるべきことは、与えられたチート能力とやらがどんなものなのかを確認することだと思った。
「確かこの『魔法少女カード』は、スマホみたいに操作できるって言ってたよな」
俺は自らの手に収まっているスマホ大の大きさのカードを左手に持ち、右手の人差し指でその表面を触れてみた。
するとトレーディングカードのような絵柄が表示されていたカードの表面が一変し、文字通りスマホの画面のようにアイコンがいくつか表示されている状態になった。
「……すげぇな、何これ」
俺はちょっとした感動を覚えながら、いくつかあるアイコンのうち、「ステータス」と書かれているアイコンをタッチしてみた。
すると俺の現在の姿が画面に表示され、同時に何やら「能力値」が表示された。
***
神成有斗
職業 :一般人(魔法少女)
レベル :1
HP :150
MP :50
攻撃力 :10
防御力 :10
魔力 :10
魔法防御:10
敏捷力 :10
***
基準がよく分からないが、清々しいぐらい綺麗な数字だった。
そういえば、魔法少女への変身にはMPが必要って書いてあった。
変身するのに1MP、以後十分間持続するごとに1MPだったっけ。
そうすると、MPが50あるってことは、ざっくり言って八時間ぐらい魔法少女状態を維持できることになるのかな。
──などなど、いろんなことを考えながら、俺はその後もスマホを操作するのと同じ動作で、カードの中のほかの情報を調べていった。
まあいろいろと盛りだくさんで、全体をざっと眺めるだけでも十分以上の時間がかかってしまったぐらいだった。
全部を説明していくとキリがないぐらいなのだが、中でも特筆モノの「機能」がいくつかあったので、それだけピックアップしてみよう。
そう、「機能」だ。
この「魔法少女カード」、情報検索できるだけじゃなくて、これ自体が様々な機能を持った特殊アイテムだったのだ。
まず一つ目、「アイテムバッグ」機能。
画面上のアイテムバッグアプリを開いてから一定の操作をすると、カードそのものが光り輝いて形状を変化し、大きめのリュックサックぐらいのサイズの収納袋に姿を変える。
で、ここに何か物を入れて袋を閉じると、再び光り輝いてカードの形状に戻る。
袋に収納したアイテムは、そのままカードの中(謎の異次元空間?)に収納された状態になり、重さもなくなる。
つまりこの「魔法少女カード」、超便利なんでも収納アイテムになるわけだ。
次、便利機能その二。
その名も「マップ」機能。
マップアプリを開くと、カード画面に周辺数百メートル程度の地形と、自分の現在位置が表示されるようになる。
これによって、右も左も森の木々しか見えなかった今の状態から、北にしばらく行けば街道らしき道があることが分かったし、その街道を少し進むと水場があることも分かった。
残念ながら距離スケールの拡大・縮小などはできないようだったが、それでも十分すぎるぐらいにお役立ちの機能だ。
最後にご紹介する、便利機能その三。
すなわち「鑑定」機能。
これは、この異世界のアイテムやモンスター、人物などをカードのカメラ機能で撮影して「鑑定」をすると、そのアイテムやモンスター、人物などの能力がモノによっては分かるというものらしい。
ちなみに俺を映して「鑑定」をしたら、ステータスを開いたときと同じ数字が表示された。
ただ、俺がはいている靴や、ポケットに入っていた自宅の鍵などを「鑑定」しても何も表示されなかったし、その辺の木や雑草もほとんどは「鑑定」結果なし。
唯一、近くに生えていた白い花を咲かせる植物の一つが「癒し草」という名称で「鑑定」結果が出た。
これはわずかだが、HPを回復させる効果があるらしい。
何に「鑑定」が反応するのかしないのか、よく分からない部分はあるが、このあたりはいろいろと試してみるしかないだろう。
──とまあそんなわけで、いろんな機能がよりどりみどりの「魔法少女カード」なのである。
はっきり言って、魔法少女という職業そのものよりもこっちのほうがよっぽどチートアイテムなんじゃないかと思うぐらいだ。
……さて。
というわけでひとまず、「魔法少女カード」の内容の把握はおおむね完了した。
次は本題、「魔法少女」への変身とやらだ。
やり方は、魔法少女カードの中にあった記述で分かっている。
魔法少女カードを天に掲げて、変身したいという意志と同時に、「変身」と叫ぶだけだ。
俺は魔法少女カードを片手に、ごくりと唾をのむ。
……周り、誰もいないよな。
誰も見てないよな。
……よし。
じゃあ、せーの──
「──変身!」
俺は魔法少女カードを天に掲げて、叫んだ。
カードからまばゆい光があふれ出し、俺の全身を包み込んでいく。
ほんの一瞬ほど。
自分の体の何かが変化したような感覚。
やがて光がやんだ。
俺の手には、変身を叫ぶ前と同様の魔法少女カードがあった。
しかし──そのカードを持っている手が、心なしか少し小さい。
まるでチビッ子のような、ぷにっとしたお手々。
そして──目線が低い。
さっきまでよりも、周りの木々の背丈がすごく高く見える。
俺は自分の手で、自分の体を触っていく。
柔らかい。
胸はほんのり膨らんでいて、スカートに包まれたお尻もなんか触り心地が違う。
うん、スカートだ。
ピンク色の華やかなスカートを身につけている俺がいる。
もちろんスカートだけじゃない。
胴体を包むピンク色の可憐な衣装に、同じ色のグローブやブーツなども見事に着用している。
俺は魔法少女カードを操作し、手鏡アプリを起動する。
それそのもの、魔法少女カードが手鏡になるだけのアプリだ。
その手鏡で、自分の姿を映し出した。
ピンク色の髪の小っちゃくて可憐な美少女が、そこにいた。
小学校の中学年──つまり小学校三年生か、四年生ぐらいの外見。
本来の俺の顔立ちの名残がわずかに見える気もするが、基本的にまったく別人の姿だ。
俺が戯れにきゃぴっとウインクなどしてみると、手鏡に映った美少女も可愛らしくウインクした。
「マジか……」
俺は自分の喉から発せられる可愛らしい声とともに、がっくりと膝をつき、orzという姿になって打ちのめされる。
ガチだった……。
俺、魔法少女になってしまいました。
そこかしこに木漏れ日が降り注ぐ幻想的な風景の中、小鳥たちのさえずる声が聞えてくる。
「ここが、異世界……?」
俺は一人つぶやく。
右を見ても左を見ても、ほかに誰もいない。
ちなみに俺の姿はというと、トラックに撥ねられる前と基本的に変わらない高校の制服姿だ。
一応、自分の体をぺたぺたとさわって確認してみたが、体が女の子になっているというような事もなさそうだ。
唯一変わっていることと言えば、子供を助ける際に投げ出したせいかバッグを持っていないことと、手には例の「魔法少女カード」を持っていることぐらいだ。
「さて……」
俺は途方に暮れた。
いきなり異世界だ、チート能力だなどと言われて、こんなどことも知れない場所に放り出されてしまった。
これは夢なのだろうか。
足元に生い茂る草花も、周囲に立ち並ぶ木々も、あるいはそれら植物の匂いや小鳥の鳴き声までも、現実のものとしか思えないが……。
いずれにせよ荒唐無稽だ。
何から手をつけたものか──
「とりあえずは、生きることを考えるべきか」
ひとまずそこに意識を向けることにする。
食事や飲み水の確保、安全で雨風を防げる寝床を探すことなど、真っ先にやらなければならないことはたくさんあるように思えた。
そのために、どうするか──
というと、まずやるべきことは、与えられたチート能力とやらがどんなものなのかを確認することだと思った。
「確かこの『魔法少女カード』は、スマホみたいに操作できるって言ってたよな」
俺は自らの手に収まっているスマホ大の大きさのカードを左手に持ち、右手の人差し指でその表面を触れてみた。
するとトレーディングカードのような絵柄が表示されていたカードの表面が一変し、文字通りスマホの画面のようにアイコンがいくつか表示されている状態になった。
「……すげぇな、何これ」
俺はちょっとした感動を覚えながら、いくつかあるアイコンのうち、「ステータス」と書かれているアイコンをタッチしてみた。
すると俺の現在の姿が画面に表示され、同時に何やら「能力値」が表示された。
***
神成有斗
職業 :一般人(魔法少女)
レベル :1
HP :150
MP :50
攻撃力 :10
防御力 :10
魔力 :10
魔法防御:10
敏捷力 :10
***
基準がよく分からないが、清々しいぐらい綺麗な数字だった。
そういえば、魔法少女への変身にはMPが必要って書いてあった。
変身するのに1MP、以後十分間持続するごとに1MPだったっけ。
そうすると、MPが50あるってことは、ざっくり言って八時間ぐらい魔法少女状態を維持できることになるのかな。
──などなど、いろんなことを考えながら、俺はその後もスマホを操作するのと同じ動作で、カードの中のほかの情報を調べていった。
まあいろいろと盛りだくさんで、全体をざっと眺めるだけでも十分以上の時間がかかってしまったぐらいだった。
全部を説明していくとキリがないぐらいなのだが、中でも特筆モノの「機能」がいくつかあったので、それだけピックアップしてみよう。
そう、「機能」だ。
この「魔法少女カード」、情報検索できるだけじゃなくて、これ自体が様々な機能を持った特殊アイテムだったのだ。
まず一つ目、「アイテムバッグ」機能。
画面上のアイテムバッグアプリを開いてから一定の操作をすると、カードそのものが光り輝いて形状を変化し、大きめのリュックサックぐらいのサイズの収納袋に姿を変える。
で、ここに何か物を入れて袋を閉じると、再び光り輝いてカードの形状に戻る。
袋に収納したアイテムは、そのままカードの中(謎の異次元空間?)に収納された状態になり、重さもなくなる。
つまりこの「魔法少女カード」、超便利なんでも収納アイテムになるわけだ。
次、便利機能その二。
その名も「マップ」機能。
マップアプリを開くと、カード画面に周辺数百メートル程度の地形と、自分の現在位置が表示されるようになる。
これによって、右も左も森の木々しか見えなかった今の状態から、北にしばらく行けば街道らしき道があることが分かったし、その街道を少し進むと水場があることも分かった。
残念ながら距離スケールの拡大・縮小などはできないようだったが、それでも十分すぎるぐらいにお役立ちの機能だ。
最後にご紹介する、便利機能その三。
すなわち「鑑定」機能。
これは、この異世界のアイテムやモンスター、人物などをカードのカメラ機能で撮影して「鑑定」をすると、そのアイテムやモンスター、人物などの能力がモノによっては分かるというものらしい。
ちなみに俺を映して「鑑定」をしたら、ステータスを開いたときと同じ数字が表示された。
ただ、俺がはいている靴や、ポケットに入っていた自宅の鍵などを「鑑定」しても何も表示されなかったし、その辺の木や雑草もほとんどは「鑑定」結果なし。
唯一、近くに生えていた白い花を咲かせる植物の一つが「癒し草」という名称で「鑑定」結果が出た。
これはわずかだが、HPを回復させる効果があるらしい。
何に「鑑定」が反応するのかしないのか、よく分からない部分はあるが、このあたりはいろいろと試してみるしかないだろう。
──とまあそんなわけで、いろんな機能がよりどりみどりの「魔法少女カード」なのである。
はっきり言って、魔法少女という職業そのものよりもこっちのほうがよっぽどチートアイテムなんじゃないかと思うぐらいだ。
……さて。
というわけでひとまず、「魔法少女カード」の内容の把握はおおむね完了した。
次は本題、「魔法少女」への変身とやらだ。
やり方は、魔法少女カードの中にあった記述で分かっている。
魔法少女カードを天に掲げて、変身したいという意志と同時に、「変身」と叫ぶだけだ。
俺は魔法少女カードを片手に、ごくりと唾をのむ。
……周り、誰もいないよな。
誰も見てないよな。
……よし。
じゃあ、せーの──
「──変身!」
俺は魔法少女カードを天に掲げて、叫んだ。
カードからまばゆい光があふれ出し、俺の全身を包み込んでいく。
ほんの一瞬ほど。
自分の体の何かが変化したような感覚。
やがて光がやんだ。
俺の手には、変身を叫ぶ前と同様の魔法少女カードがあった。
しかし──そのカードを持っている手が、心なしか少し小さい。
まるでチビッ子のような、ぷにっとしたお手々。
そして──目線が低い。
さっきまでよりも、周りの木々の背丈がすごく高く見える。
俺は自分の手で、自分の体を触っていく。
柔らかい。
胸はほんのり膨らんでいて、スカートに包まれたお尻もなんか触り心地が違う。
うん、スカートだ。
ピンク色の華やかなスカートを身につけている俺がいる。
もちろんスカートだけじゃない。
胴体を包むピンク色の可憐な衣装に、同じ色のグローブやブーツなども見事に着用している。
俺は魔法少女カードを操作し、手鏡アプリを起動する。
それそのもの、魔法少女カードが手鏡になるだけのアプリだ。
その手鏡で、自分の姿を映し出した。
ピンク色の髪の小っちゃくて可憐な美少女が、そこにいた。
小学校の中学年──つまり小学校三年生か、四年生ぐらいの外見。
本来の俺の顔立ちの名残がわずかに見える気もするが、基本的にまったく別人の姿だ。
俺が戯れにきゃぴっとウインクなどしてみると、手鏡に映った美少女も可愛らしくウインクした。
「マジか……」
俺は自分の喉から発せられる可愛らしい声とともに、がっくりと膝をつき、orzという姿になって打ちのめされる。
ガチだった……。
俺、魔法少女になってしまいました。
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