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第13話
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俺はアニエスのいる私室に戻ってきて、用意してきた二人分の飲み物を机の上に置いた。
それから導師の杖を手に取って、闇の鎖で椅子に縛り付けられたアニエスの前に立つと、杖の先を胸甲を身につけた聖騎士少女の胸の前へと向けた。
「な、何を……やっぱり、私を殺すんですか……?」
アニエスが不安そうな目を俺に向けてくる。
さっきまでだったら「殺すなら殺しなさい」とか言って睨んできそうな雰囲気だったが、今は怯える子羊のよう。
心境の変化って不思議だね。
「そんなことしないよ。キミにかけた【絶対縛鎖】の魔法を解除するだけだって」
「えっ……どうしてですか? 私はあなたを殺そうとしたんだから、縛られていないと」
「ん? ひょっとしてアニエスちゃん、縛られてるの好きなの?」
「ち、違いますっ! どーしてそうなるんですか!」
「あはははっ。さ、力を抜いて。俺の魔法を受け入れて」
「信じますよ? ……どうせ抵抗したって、無理やりねじ込まれるんだし」
「まあそうなんだけど、言い方には気を付けようか」
この無自覚小悪魔が相変わらずヤバいのでどうにかしてほしい。
それはともあれ、俺はアニエスに向けて──厳密は彼女にかかっている【絶対縛鎖】の魔法に向けて、【魔法解除】の魔法を放った。
──パキィン!
「んっ……」
じっと目をつぶった聖騎士少女の体から、彼女を縛る闇の鎖が次々とひび割れ、やがてボロボロと崩れ落ちていく。
そしてアニエスは、体の自由を取り戻した。
「体が、動く……あの、本当に、どうして解除してくれる気になったんですか?」
アニエスはつぶらな瞳で、俺を見上げて聞いてくる。
俺は普通に答える。
「どうしてってそりゃあ、もうキミは、俺に刃を向ける気はないだろ?」
「それはそうですけど……どうしてそれが分かったんですか? やっぱり、心を読む魔法とか……?」
「いやいや、【読心】の魔法なんか使わなくたって、キミの態度とか目を見れば分かるでしょ。キミはもう、俺に対して敵意は持ってないよ」
「そ、そうですか……魔法を使わずに魔法みたいなことまでできるとか、すごすぎる……」
アニエスは椅子に座ったまま恥ずかしそうにうつむき、視線だけでちらちらと俺のほうを見上げてくる。
その視線にどこか尊敬の色が混ざっているように見えるのは、俺の自惚れだろうか。
と、そこでアニエスが、ハッと何かに気づいたような態度を見せる。
それから、バッと立ち上がって、俺に向かって九十度体を折り曲げ、深々と頭を下げてきた。
「ジルベールさん、無実のあなたに攻撃を仕掛けてしまったこと、本当にすみませんでした……! さっきも言いましたけど、謝って済む問題じゃないのは分かっています! お詫びとして、私にできることなら何でもします! 慈悲をくださったこと、本当に感謝しています。ありがとうございます!」
そう言われて、俺は少し気恥しくなってしまう。
ここまでまっすぐに感謝を向けられることには、あまり慣れていない。
俺はアニエスから視線を外し、こう答えた。
「あー、うん。さっきも言ったけど、俺はもう許しているから、あまり気にしなくていいよ。……ただ、一つだけ言っていいかな」
「はい、何でもどうぞ!」
「その……『何でもします』っていうの、あまり男性相手に言わないほうがいいよ。男って、多分アニエスちゃんが考えているよりもよっぽど欲望にまみれた生き物だから。世の中綺麗なものばかりじゃないよ? 汚いもの、醜いものもあっての世界だからさ」
俺はそう、アニエスに忠告した。
しかしアニエスは、不思議そうな顔をする。
「ん……? それって、どういう……」
「あー、分かんないか。じゃあもっと率直に言おう。……あのね、俺みたいな欲望まみれなおじさんは、アニエスちゃんみたいな子にそういうこと言われると、アニエスちゃんとエッチなことをする妄想をしちゃって興奮してしまうから。俺が我慢できなくなるといけないから、気を付けて」
「は……?」
アニエスが停止してしまった。
硬直したまま、ぴくりとも動かなくなる。
おーい、大丈夫かー?
うぅむ、率直に言い過ぎたかな……。
でもこの無自覚小悪魔、放っておくと危なそうだしな。
少しはっきりと言ってやった方が、本人のためにもいいと思うんだよな。
などと俺が思っていると──
「え……そ、それって……」
アニエスが顔を真っ赤にしつつ、自分の身を抱くようにして、一歩、二歩と後ずさる。
それから、床に転がったままの彼女の剣の在りかを、ちらと見た。
いや、ちょっと待って。
話し合おう、暴力は良くない。
だが──
次にアニエスは、うつむき、視線を横へと向けて何かを考え込み、それから──
「……ジルベールさんがどうしてもって言うなら、それでもいいです……。私はそれだけのことをしたんだっていう自覚はあります。……今晩一緒に寝ろっていうなら、それが償いだというなら、構いません。何でもすると言った以上、甘んじて受け入れます」
などと、どこか色気すら感じさせるような恥じらいを見せつつ言ってきた。
おかしい、この小悪魔、諫めたはずなのになぜパワーアップした……。
これは何だ、俺の自制力を試されているのか。
「……よ、よし、落ち着こうアニエスちゃん。とりあえず、これでも飲んでな」
俺は机の上に置いてあった二つのカップを手に取り、客人用のほうをアニエスに手渡す。
中身は蜂蜜と柑橘系のドライフルーツをお湯で溶いたもので、甘みと酸味がほどよい俺のお気に入りドリンクだ。
これを飲んでホッとして、少し正常な判断力を取り戻してほしい。
だがアニエスは、小手を嵌めた両手でそれをそっと受け取りつつ、カップの中に入った液体をぼーっと見て言う。
「……分かりました。これに『媚薬』が入っているんですね。私を淫らにすれば、最初の痛みも和らぐだろうという心遣いですか」
「ぶっ!」
ドリンクをすすっていた俺は、思わずそれを吹いてしまった。
だがアニエスは、どこか瞳から光彩を失ったような目で、カップを見つめて言う。
「それに私、ジルベールおじさまになら、そんなに悪くないかなって思うんです……。私みたいなクズ聖騎士には、できすぎているかなって。ふふふ……何ならそのまま性奴隷コースかな。やがて首輪と鎖でつながれて、王都で犬みたいな恰好で市中を歩き回らされて……」
「落ち着けぇーっ! いいから落ち着いてアニエスちゃん! キミは悪くない! 大丈夫、おじさん何にも要求しないから! な?」
「……いいんですよ、おじさま。私みたいなクズ聖騎士には、相応の罰やお仕置きが必要なんです。さ、何でもおっしゃってください。ははは……私の人生って、何だったんだろう……」
「戻ってきてーっ!? 人生あきらめるにはまだ早すぎる!」
俺はアニエスからカップを奪い取ると、少女の肩をつかんでがくがくと揺さぶった。
正常なアニエスが戻ってきたのは、それからしばらくたってからのことであった。
真面目で自責の心が強すぎる子にも、困ったものである。
それから導師の杖を手に取って、闇の鎖で椅子に縛り付けられたアニエスの前に立つと、杖の先を胸甲を身につけた聖騎士少女の胸の前へと向けた。
「な、何を……やっぱり、私を殺すんですか……?」
アニエスが不安そうな目を俺に向けてくる。
さっきまでだったら「殺すなら殺しなさい」とか言って睨んできそうな雰囲気だったが、今は怯える子羊のよう。
心境の変化って不思議だね。
「そんなことしないよ。キミにかけた【絶対縛鎖】の魔法を解除するだけだって」
「えっ……どうしてですか? 私はあなたを殺そうとしたんだから、縛られていないと」
「ん? ひょっとしてアニエスちゃん、縛られてるの好きなの?」
「ち、違いますっ! どーしてそうなるんですか!」
「あはははっ。さ、力を抜いて。俺の魔法を受け入れて」
「信じますよ? ……どうせ抵抗したって、無理やりねじ込まれるんだし」
「まあそうなんだけど、言い方には気を付けようか」
この無自覚小悪魔が相変わらずヤバいのでどうにかしてほしい。
それはともあれ、俺はアニエスに向けて──厳密は彼女にかかっている【絶対縛鎖】の魔法に向けて、【魔法解除】の魔法を放った。
──パキィン!
「んっ……」
じっと目をつぶった聖騎士少女の体から、彼女を縛る闇の鎖が次々とひび割れ、やがてボロボロと崩れ落ちていく。
そしてアニエスは、体の自由を取り戻した。
「体が、動く……あの、本当に、どうして解除してくれる気になったんですか?」
アニエスはつぶらな瞳で、俺を見上げて聞いてくる。
俺は普通に答える。
「どうしてってそりゃあ、もうキミは、俺に刃を向ける気はないだろ?」
「それはそうですけど……どうしてそれが分かったんですか? やっぱり、心を読む魔法とか……?」
「いやいや、【読心】の魔法なんか使わなくたって、キミの態度とか目を見れば分かるでしょ。キミはもう、俺に対して敵意は持ってないよ」
「そ、そうですか……魔法を使わずに魔法みたいなことまでできるとか、すごすぎる……」
アニエスは椅子に座ったまま恥ずかしそうにうつむき、視線だけでちらちらと俺のほうを見上げてくる。
その視線にどこか尊敬の色が混ざっているように見えるのは、俺の自惚れだろうか。
と、そこでアニエスが、ハッと何かに気づいたような態度を見せる。
それから、バッと立ち上がって、俺に向かって九十度体を折り曲げ、深々と頭を下げてきた。
「ジルベールさん、無実のあなたに攻撃を仕掛けてしまったこと、本当にすみませんでした……! さっきも言いましたけど、謝って済む問題じゃないのは分かっています! お詫びとして、私にできることなら何でもします! 慈悲をくださったこと、本当に感謝しています。ありがとうございます!」
そう言われて、俺は少し気恥しくなってしまう。
ここまでまっすぐに感謝を向けられることには、あまり慣れていない。
俺はアニエスから視線を外し、こう答えた。
「あー、うん。さっきも言ったけど、俺はもう許しているから、あまり気にしなくていいよ。……ただ、一つだけ言っていいかな」
「はい、何でもどうぞ!」
「その……『何でもします』っていうの、あまり男性相手に言わないほうがいいよ。男って、多分アニエスちゃんが考えているよりもよっぽど欲望にまみれた生き物だから。世の中綺麗なものばかりじゃないよ? 汚いもの、醜いものもあっての世界だからさ」
俺はそう、アニエスに忠告した。
しかしアニエスは、不思議そうな顔をする。
「ん……? それって、どういう……」
「あー、分かんないか。じゃあもっと率直に言おう。……あのね、俺みたいな欲望まみれなおじさんは、アニエスちゃんみたいな子にそういうこと言われると、アニエスちゃんとエッチなことをする妄想をしちゃって興奮してしまうから。俺が我慢できなくなるといけないから、気を付けて」
「は……?」
アニエスが停止してしまった。
硬直したまま、ぴくりとも動かなくなる。
おーい、大丈夫かー?
うぅむ、率直に言い過ぎたかな……。
でもこの無自覚小悪魔、放っておくと危なそうだしな。
少しはっきりと言ってやった方が、本人のためにもいいと思うんだよな。
などと俺が思っていると──
「え……そ、それって……」
アニエスが顔を真っ赤にしつつ、自分の身を抱くようにして、一歩、二歩と後ずさる。
それから、床に転がったままの彼女の剣の在りかを、ちらと見た。
いや、ちょっと待って。
話し合おう、暴力は良くない。
だが──
次にアニエスは、うつむき、視線を横へと向けて何かを考え込み、それから──
「……ジルベールさんがどうしてもって言うなら、それでもいいです……。私はそれだけのことをしたんだっていう自覚はあります。……今晩一緒に寝ろっていうなら、それが償いだというなら、構いません。何でもすると言った以上、甘んじて受け入れます」
などと、どこか色気すら感じさせるような恥じらいを見せつつ言ってきた。
おかしい、この小悪魔、諫めたはずなのになぜパワーアップした……。
これは何だ、俺の自制力を試されているのか。
「……よ、よし、落ち着こうアニエスちゃん。とりあえず、これでも飲んでな」
俺は机の上に置いてあった二つのカップを手に取り、客人用のほうをアニエスに手渡す。
中身は蜂蜜と柑橘系のドライフルーツをお湯で溶いたもので、甘みと酸味がほどよい俺のお気に入りドリンクだ。
これを飲んでホッとして、少し正常な判断力を取り戻してほしい。
だがアニエスは、小手を嵌めた両手でそれをそっと受け取りつつ、カップの中に入った液体をぼーっと見て言う。
「……分かりました。これに『媚薬』が入っているんですね。私を淫らにすれば、最初の痛みも和らぐだろうという心遣いですか」
「ぶっ!」
ドリンクをすすっていた俺は、思わずそれを吹いてしまった。
だがアニエスは、どこか瞳から光彩を失ったような目で、カップを見つめて言う。
「それに私、ジルベールおじさまになら、そんなに悪くないかなって思うんです……。私みたいなクズ聖騎士には、できすぎているかなって。ふふふ……何ならそのまま性奴隷コースかな。やがて首輪と鎖でつながれて、王都で犬みたいな恰好で市中を歩き回らされて……」
「落ち着けぇーっ! いいから落ち着いてアニエスちゃん! キミは悪くない! 大丈夫、おじさん何にも要求しないから! な?」
「……いいんですよ、おじさま。私みたいなクズ聖騎士には、相応の罰やお仕置きが必要なんです。さ、何でもおっしゃってください。ははは……私の人生って、何だったんだろう……」
「戻ってきてーっ!? 人生あきらめるにはまだ早すぎる!」
俺はアニエスからカップを奪い取ると、少女の肩をつかんでがくがくと揺さぶった。
正常なアニエスが戻ってきたのは、それからしばらくたってからのことであった。
真面目で自責の心が強すぎる子にも、困ったものである。
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