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第23章 幻の英雄
第578話 帰還。そして……
しおりを挟む時は、ほんの少し遡り、
「いやあ、また何というか……見た目的にもすごい技を作ったもんだねえ、彼」
「性能、ないし戦闘能力もきちんとそれに伴ったものになっておるようじゃがな。大したものよ……あれほどのものを作り出す技術力も、それを使いこなす奴自身の技量や肉体強度もな」
「さすがはクローナの弟子ね……」
「もっとも、実用性はなさそうだけどニャ。あの『強化変身』の能力あってのものみたいだし、反動やら負荷が大きすぎて常人……いや、相当頑丈な種族でもなきゃ耐え切れないニャ」
「いいんじゃねえの? 別に。アイツ自身、他の奴には使わせるつもりのない技だって言ってたし……そもそも、ネタないしノリでつくったようなもんらしいしよ」
「やれやれ、軽いノリでとんでもないもん作っちゃうんだからあの子は、相変わらずねえ……全く誰に似たんだか。…………何よ皆、その目は」
ミナトがバイラスにとどめを刺す、ほんの少し前。
少し離れたところで、とうの昔にバイラスの分身達を倒し終えていた『女楼蜘蛛』の面々は、『パーフェクトジョーカー』に変身してバイラスを一方的に叩きのめしているミナトの姿を見て、思い思いの感想を口にしていた。
全員、特に加勢する気も何もなかった。
理由は単純。その必要がなさそうだからだ。
ミナト1人の戦力だけで、バイラスを倒せるであろうことを全員が確信しており、ほとんど見物するだけの姿勢に入っている。
もちろん、何か不測の事態が起こったりすれば、即座に介入できるように最低限の警戒はきちんと続けつつではあるが。
とはいえ、バイラスも既に満身創痍。
ちょうどドラゴンの巨体への変身が解け、動くこともままならなそうな姿のバイラス(人間態)が姿を見せ……
そして、天地開闢を思わせる、豪華で派手なエフェクトの必殺技『パーフェクトダークネスキック』が炸裂。
全く何も問題なく、彼女達の目の前、ミナトは最後の敵である、バイラスを倒し――――
「…………ん?」
「あ? どうしたリリン、何か変なもんでも見えたか?」
「いや、何も……ただ何か、ちょっと変な感じがした気がして……」
「変な感じ……って何?」
「いや、上手く説明できないんだけど……こう、寒気、みたいな……? なんか、背筋というか体がぶるって震える感じ。……嫌な予感……かな?」
「……? あのヤローが転移か何か使って逃げたかもしれない、とかか?」
「そんな風には見えなかったけどね……反応も検知できなかったよ?」
「リリンだけがわかるっていうと……もしかして、あの『麒麟』か!? まさか、まだ生き残りがいて、それで……」
「あ、いや、多分そういうのじゃない。そういうアレなら私はっきりそうだってわかると思うし。……うーん……気のせいだったのかな?」
「んー……そういう類の予感って、えてしてほっとかない方がいいものであることが多いんだけどね……何なのかわからないんじゃどうしようもないか」
「案外本当に気のせいかもしれんじゃろう。まあ、何かあったらその時に対応すればいいだけのことよ。慢心するわけではないが、わしらなら大抵のことは脅威にもなるまい」
「……そうね」
その時感じた不穏な気配……そう言う意外に何とも言い表しようのない『何か』。
リリンは、結局その正体に気づくことができないまま、大仕事を終えて変身を解除したミナトを、手を振って迎えることにしたのだった。
……その『違和感』の正体が明らかになるのは……それからしばらく経った後の話である。
☆☆☆
終わってみれば、何ともあっけないものだった。
僕の渾身の――ネタ成分が多分に含まれていたとはいえ――一撃である『パーフェクトダークネスキック』の直撃を受けたバイラスは、プチ宇宙誕生みたいな無駄に壮大な光景、ないしエフェクトの中で全身を崩壊させ……確かに消えて、死んだ。
魂の残滓も何も確認できなかったから、それは確かだと思う。
その後、僕らに対して何もだまし討ちの追撃もなかったし……ちょっと離れたところから見ていた母さん達も、『逃げたようには見えなかった』って言ってたしね。
そうして、ようやくこの長かった戦いは決着した。
各地で暗躍を続けていた『ダモクレス財団』は、最高幹部全員、そして総裁であるバイラスを討ち取られたことにより、組織としての形を保つことができなくなったはずだ。
まだこまごまとした構成員は残っているかもしれないけど、そのへんは各国の正規軍とかそのへんの皆さんが治安維持の一環として担当してくれるはず。冒険者として僕の役目はもう終わった、と見ていいだろう。
ただ、しいて1つ、特筆すべきことを挙げるとすれば……バイラスが死んだ後、僕は不意に妙な気配というか、違和感というか……そんな感じのものに襲われた。
しかも、感覚的に……何というかこう、空間系の何か魔法のようなものの気配だった。
タイミングがタイミングだったので、『転移して逃げられたか!?』とか一瞬思ったんだけど……どうやら違ったようだった。
というのも、その違和感的なアレの正体であろうものが何だったのか、直後に明らかになったので。
どうやらバイラスの奴、拠点として構えていた城とは別に、研究資料や素材の保管のために異空間を作って、そこにもう1つの拠点を置いてたみたいなんだよね。
万が一外が敵に襲われても、本当に重要な研究施設には被害がいかないようにという備えだったのか……あるいは逆に、研究中にやばいことが起こっても外部に被害が拡大しないように、という備えだったのか……今となってはわからないけど、まあいい。
ただその研究施設……のあった異空間なんだが、バイラスの死亡と同時に崩壊しちゃってね……そこに保管されていたであろう、様々な研究資料や素材もろとも、消失してしまった。
これも、単に術者であるバイラスが死んだからそうなったのか、それとも自分が死んだ時に自動でそうなるように設定してあったのか……どっちなんだか。
1万2千年の間にバイラスが蒐集し続けたであろう研究資料や素材の数々……正直、ちょっと、いやかなり興味をそそられるものだったし、戦利品としてもらっちゃってもいいよね、と、師匠と一緒にこっそり画策していたりする。
その希望が異空間の露と消えてしまったとわかった時には、ちょっと泣きそうになるくらい悔しかったけど……まあ、仕方ないことと諦めた。
そして、その後のことだが……
「戻るんですか、ミナトさん達の拠点に?」
「うん、一度帰ることにした。まあ、そんなにしないうちにまた来ると思うけどね」
僕らは一旦、地球に帰ることにした。
敵もいなくなったことだし、あらためてゆっくりこの『渡り星』の調査やら探索に臨むのもいいかな、と思ってはいたんだけど……そうするならするで、じっくり腰を据えてやりたい。
もともと僕ら、それをメインの目的としてこの『渡り星』に来たからね。
正真正銘というか、全く未知なるフィールド。魔物も生き物も、どんなものが住んでいるのか全然わからず、ほとんど0から探索を進めていくしかない未開の大地。
……まあ、未開なんて言ったら、ここに住んでるドラゴンさん達に失礼かもだが。
自然環境や生き物なんかの他にも、ダンジョンや、そこに隠されている財宝やらの調査もだ。
情報通りなら、ここには『龍神文明』の時代に、古代の人々が歴代の『龍王』に献上してきた財宝やら何やらが残されている可能性があるらしいし。
……彼ら『神域の龍』にとっては、人間にとって価値のある財宝でも、全然使用用途のないガラクタ同然の扱いだったそうだし。見つけたら普通にもらえるんじゃないかな。
まあ、保管方法も雑だったみたいだから、状態はちょっと悪いというか、期待できないけど。
そんな感じでじっくり調査とかしたいんだけど、その為には、ちょっと準備不足だな、ってことになってさ。一旦戻ることにしたんだ。
そんな話を、テオは『なるほど』と聞いていたものの、
「あれ、でも、それって最初からそのつもりだったわけで……だったら、もうこの船にはその……調査とか、研究のための機材とか、色々積んであるんじゃないんですか? 一旦帰る意味は?」
「うん、まあ確かにある程度は積み込んで持って来てあるんだけどさ。正直……十分かって言われると、やっぱ微妙なんだよね。量も、質も……あと、時間とかその他もろもろ」
船自体がほぼアーコロジー化していて、その気になれば永住可能なくらいの設備が整っているとしてもだ。
というかそもそも、宇宙船1隻に乗る程度の量じゃ、いくら収納魔法とか使ってても限界はある。
「だから、一回拠点に帰って、もっと大量に色々なものを持ち込めるようにするか……あるいは、思い切ってここにも僕らの拠点とか作れないかな、って思って」
「ここに、って……『渡り星』に、ですか?」
「うん。余ってる土地とかいっぱいありそうだし」
主に、誰も縄張りにしないような、食料もなければ魔力循環も乏しい、うまみのない土地なんかをちょこっともらって、そこに拠点とか作らせてもらえないかな?
アーコロジー状態にすれば、その辺はいくらでもなんとかなるし。
それも難しければ、最悪……衛星軌道上あたりに宇宙ステーション的な基地とか作って拠点にするのもいいかも?
「そんでできれば、そこに超長距離転移の設備を置いてさ。ちょうど、初代龍王が作った『ライン』みたいに、転移魔法で地球とこの星を行き来できるようにしたら、もっと効率的にここの探索とか調査進められるんじゃないかな、って思って」
そういうの作れれば、それこそ、通いないし日帰りでこの星の調査とかできそうだ。
「さらっと言ってますけどすごいことですよそれ……でも、ミナトさんならなんだかんだで実現しちゃいそうですね」
もちろん、実際にやるつもりで発言しておりますよ。有言実行。
精密な術式と膨大な魔力が必要になりそうだけど、魔力式縮退炉とか、色々な発明品を組み合わせて使えば多分なんとかなる……と思う。
「何せ片道2週間だからねえ……もうちょっと気軽に行き来できるようにしたいよ」
「うんうん、ここ来る道中、暇で仕方なかったもん」
「気軽どころかそもそも普通の人は来ることもできないしそういうことを考えもしない場所なんですけどね……」
「エルク、今更僕らに『普通』なんてもんを求めてもらってもさ」
「いや、わかってるんだけどね……」
とまあ、そんな諸々の準備のために、一度僕らは地球に戻ることにしたわけだ。
そして、その帰還の際……テオは、この星に残ることになった。
もともと、ジャバウォックに手籠めにされるのが嫌で出奔してきたという理由だし、この星にも悪い思い出ばかりじゃない。自分の故郷であることには間違いないし、愛着もあるから、と。
今度、さっき言ったみたいに僕が『ライン』みたいな移動手段を確立させれば、頻繁に地球にきて美味しいもの食べたり、会っておしゃべりしたりとかできるだろうし、寂しくはないそうだ。
僕に任せておけば、まず間違いなく期待以上というか、斜め上の成果をもたらしてくれるであろうことは、ここ数か月の間に学んだからって。ああそうかい。
そう彼女が言った時、エルク達や、母さん達すら含めて全員『うんうん』『ああ、確かに』って深くうなずいてみんなして納得して……いやまあ、そう思われても仕方ないこと毎度やってる自覚はあるから、何も言えないけどさ。
こうして僕は、その後気晴らし程度に『渡り星』を散歩したり、色々なサンプルを採取して持ち帰ったりして時間を潰してから……『オルトヘイム号』に戻った。
そして、その機体を飛翔させて『渡り星』の大気圏、重力圏を突破。
我らが母星、地球へ帰還するため、再び宇宙の大海原へと出港した。
……で、まあ必然、
「また2週間暇な日々が始まるんだった。あーもー……」
「文句言わない。別に何もすることないから、ゆっくり休んで待っててよ母さん達は」
「何もすることがないのがつらいんだってば~……ミナトとクローナは研究三昧で楽しそうよね……いーなー暇つぶしがある人は」
「はいはい……本とかならあるけど、読む」
「それもいいけど……まあ、暇な時間は将来の娘達で遊ぶことにしよっかな。またなんか増えてたみたいだし、うんうん、孫の顔が楽しみだわー♪」
「『で』遊ぶんかい。はいはい、お手柔らかにね。ぐいぐい来るのが苦手な子もいるから」
☆☆☆
そしてまあ、来る時と同じで暇な時間を2週間耐えた後、『キャッツコロニー』の拠点へ帰還。
1か月半くらいぶりとなる我が家で、ゆっくり休むことができた。
明日から色々やることがある。今回の冒険の報告とかもギルドや、その他関係各所にあげなきゃいけないし……
それに何といっても、今後の『渡り星』探索のための準備も進めないとな。『ライン』に代わるものを設置できれば、もっと手軽に行き来できて、なんなら日帰りで採取旅とかしたりできるし。
そんな風なことを考えながら、いつも通り、僕は眠りについて…………
…………翌朝。
それは、起きた。
いや……起きていた。
☆☆☆
「ふあぁ……あーよく寝た……お?」
朝起きると、母さんがいなかった。
あれ、おかしいな、昨日の夜、僕とエルクと母さんで一緒に寝たはずなのに。
母さん、この年になってもまだ『夜は一緒に寝る』っていう方針は崩してくれなくて、しかも僕だけじゃなくエルク(将来の娘)も巻き込んで寝るからな、いつも。
そして、一番最初に起きた人が他の2人も起こす、っていうのがいつもの流れなんだけど……
「エルクはいるけど、母さんはいない……トイレにでも行ったのかな?」
とりあえずエルクを起こす。
「ふぁ……おはよ、ミナト。今何時?」
「おはようエルク。今6時過ぎってとこだよ。ただ、先に起きちゃったのか知らないけど、母さんがいなくてさ……まあ、そのうち戻ってくるとは思うけど……」
ちょっとまだ眠そうな、ジト目とは違う半開きの目がかわいい。
そんなことを思いながらそう答えると、なぜかエルクは目をぱちくりさせ、『はい?』って何だか不思議そうな顔をして……
「いや、母さんって?」
「え? いや、母さんは母さんだよ」
「いや、だから……誰よ、『母さん』って?」
「誰って……僕の母親。リリン・キャドリーユ。SSランクの冒険者で、っていうか昨日も一緒に寝たのに何言って……」
「いや、だから誰、ってか何よそれ? あんた、孤児だから親はいないって前に言ってたじゃない……ひょっとしてまだ寝ぼけてんの?」
……………………は?
☆☆☆ お知らせ ☆☆☆
近況ボードにて、連絡ないし報告させていただきたいことについて挙げさせていただきました。
もしお時間等あるようでしたら、ご一読いただければ幸いです。
(読まなくても大丈夫だとは思いますが一応……)
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