魔拳のデイドリーマー

osho

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第22章 双黒の魔拳

第533話 ミナトVSウェスカー

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 時は少しさかのぼり……ミナトが、ウェスカーと共に『隔離空間』に飛び込んだ、その直後。

 ウェスカーによって『エンドカウンター』を破損させられ、得意の『強化変身』を使えなくなり……その一方で、ウェスカーは目の前で、何やら怪しげな白いカプセル薬を飲み込んだ。

 そこにまで、場面は戻る。


 ☆☆☆

 
 今、目の前にいるウェスカーは、普段の姿とは大きく違い……髪も、目も、ほとんど真っ白になってしまっている。目の方は、かろうじて白目部分と瞳の部分との区別がつくくらいの色味の差しかなくて……ちょっと怖くも見える。

 加えて、体の内側にある魔力が大きく膨れ上がったのに加え、全身を白っぽい蒸気みたいなオーラ?が覆っている。

 改造人間みたいに異形の姿になったわけじゃない。体格も何も変わっちゃいない。
 けど、十分に異様だ。

 明らかに虚仮脅しなんかじゃない。あの薬を飲んで、ウェスカーは何かが決定的に変わった。
 このオーラ的な何かといい……あからさまにヤバい予感がする。

「差し支えなければ教えてもらいたいんだけども……今の薬、何?」

「さあ、何でしょうね」

 教えてくれるつもりはない、か……そりゃそうだな、わざわざ手の内を明かす必要もないし。

 喋る代わりに、と言わんばかりに、ウェスカーは剣の切っ先をこちらに向ける形で、フェンシングのような構えを取る。
 僕も同じように、両拳を握って胸の前に。ボクシングのそれに近い形で構える。

 そして、次の瞬間。
 特に合図も何もなく、僕とウェスカーは同時に地を蹴って飛び出した。

 矢のような勢いで放たれたウェスカーの突き。僕の喉元を狙ったそれを、手甲を装備した左手で反らし、反撃に右の拳をその顔面目掛けて放つ。

 しかし、その一撃は、命中する直前に透明な何かに当たり、滑るようにそれてしまった。
 恐らく、体表ギリギリに障壁か何かを展開してたんだろう。威力よりも早さ重視の攻撃だったから、貫くことができずに防がれてしまったようだ。

 ウェスカーは素早く手首を切り返して、今度は袈裟懸けの軌道で振り下ろす。
 それも手甲で防ぐと、また素早く切り返して横一文字の左からの薙ぎ払いに変える。

 小さくジャンプして飛び込むようにしてそれをかわしながら、空中回し蹴りでウェスカーの首を狙う。しかしこれも、首をわずかに横に傾けた程度でかわされ、さらにさっきと同じように不可視の障壁の上を滑ってしまう。

 それなりの威力で放った蹴りだったんだけど……障壁だよりにせずに、回避と受け流しを組み合わせた動き、ないし防御にすることで、破られるのを防がれた。
 偶然そうなったとは考えにくい。ウェスカーの奴……僕の打撃の威力を正確に見極めてるな。最初の拳はほとんど完全に障壁で防いでたし。

 空中で身動きの取れない――取れなくはないけど、地上ほど早くは動けない――僕を串刺しにしようと突き出されたウェスカーの突き。
 空中に足場を作ったり、暴風を起こして反動でかわすんじゃ間に合わない。

 とっさに僕は、体内で『雷』と『土』の魔力を混ぜ合わせて『磁力』を発生させた。それを利用して、ウェスカーの剣と僕の体そのものを強力に反発させ、それに合わせて体をひねることで間一髪かわす。
 そして、同時並行で足の裏に作っていた魔力の足場を蹴って離脱……

 したと思ったら、その瞬間、跳んだ先に凄まじい速さでウェスカーが回り込んできた。

(速ッ!?)

 そのまま横凪ぎに振るわれた剣を、手甲をはめた腕で受け止める。
 問題なく受け止めることはできたものの……ん? なんか……。

(重い、な……?)

 振るわれた剣の威力が、想像よりもかなり大きくて……少し押し込まれてしまった。

 ウェスカーの細腕からは……それこそ、身体強化で底上げしていたとしてもちょっと不自然なくらいのその威力に――まあ、僕も人のこと言えた義理ではないけども――少し違和感。
 
 しかし深く考え込むことはせず、反撃にこちらは回し蹴りを、ウェスカーの肋骨を狙う軌道で放つ。
 が、それはウェスカーに剣で受け流されてしまった。

 すると今度はウェスカーは大きくこちらに踏み込んできて……これまで一度も見せなかった、両手で剣を握って攻撃してくるという手に出た。

 それを僕は、腕をクロスさせて受け止めるけど、これも予想以上の威力で、少し体制が崩れる。

 すばやくウェスカーは剣を引き戻し、今度は『×』の字になっている僕の腕の隙間から、首元を狙って突きを繰り出してくる。魔力が乗って強化されているそれは、当たれば鉄板……どころか、魔法金属の装甲すら貫通しそうな、大口径の弾丸みたいな迫力を持っていた。

 それを今度は裏拳で横に弾いて、がら空きになったウェスカーの胴体をボディブローで狙う。

 が、今度はウェスカーは、剣から片方の手を放し……その手に魔力で光の刃を作り出して僕の拳を受け止め……いや、受け流した。

 そのまま剣を持っている方の手も引き戻して……そこからはウェスカーは、いつもの剣と光の剣の二刀流で、凄まじい勢いでの乱舞を繰り出してきた。
 上下左右から超高速・超威力の刃が迫り、僕の命を刈り取ろうとする。

 が、インファイト+ラッシュなら僕だって負けない。
 両手の拳をがっちり握り……真っ向から迎え撃ち、拳で弾幕を作る勢いで迎え撃つ。 

 振るわれる剣。それを弾いて反らす拳。
 突き出される拳。それを受け流して反らす剣。

 小回りが利くっていう点では、僕の拳の方がそれは上だろう。あと、単純なフィジカルも。
 だから、攻撃の勢いと一撃一撃の威力だけなら、そのまま続ければ僕が競り勝つと思われた。

 が、流石といっていいのか、ウェスカーは立ち回りでそれを上手いことさばいている。

 時折、無理やり防御したせいで、ウェスカーが左手に持っている光の剣が砕けて消滅してしまうことがあるが、その時はそれで生じた一瞬の隙間を利用してウェスカーが右の剣で大振り+高威力の一撃を放って僕をけん制し、その隙に一瞬で光の剣を作り直す。

 また、光の剣は魔力でできているだけあって、時には短剣みたいに短くなったり、時にはいきなり伸びて大剣になったりと、こちらの間合いとかペースを乱してくる。
 加えて、重さもないようなので、大剣の大きさで短剣よりも早く攻撃が飛んでくるなんてこともあり、油断できない。

 そして、そのラッシュの中でもずっと感じていたことではあるが……やっぱコイツ馬力強くなってるな?

 受け流しや回避主体とはいえ、真正面から僕とやり合えてるのが何よりの証拠だ。

 ただ単に速いだけの剣なら……僕と数合打ち合ったところで、手がしびれるなりなんなりしてついていけなくなっているはずだ。
 自分で言うのもなんだが、そのくらいには、僕の一撃一撃は、重い。

「お前……さっきの薬、何?」

「っ……この状況で、喋る余裕があるとは……流石ですね、ミナト殿」

「まあね。でも、それはお前もでしょ……もっとも、多分だけど……まともな手段じゃないみたいだけど」

「そうでもしなければ、この場に立つことはできないようですからね……ッ!」

 すると、ウェスカーが2本の剣で大振りの一撃を放つと同時に、光の刃やら衝撃波を同時に放ってこちらを押し戻してきた。
 しかし、その後に追撃は来ず、逆にウェスカーも距離をとった。

 僅かに息が乱れている。どうやら、呼吸を整えるつもりのようだ。少しペースが速すぎた……無茶しすぎた、ってことかな?

「……先程の薬が何だったか、でしたね……折角ですし、お教えしましょうか」

 ……このトークも、その間の時間を稼ぐため、かな?
 まあいいや、乗らせてもらおう。それについて聞きたいのは本当だし。

「教えてくれるんならありがたいかな。ぶっちゃけ興味はあるからね……単なるドーピングみたいな薬剤じゃ、あんな風に、飲んだ直後にここまでブーストかかるなんておかしいし」

「……私が、財団によって改造手術を受けているということは、前にお話ししたでしょう? そしてそれは、私が本来、普通に生きて行くのにも難儀するほどに、肉体面で不完全な存在だったことに起因しています」

 ああ……かなり前に、シャラムスカ皇国で聞いた話か。

 僕とウェスカーは双子の兄弟だ。しかし、本来は双子として生まれるはずがなかった存在でもある。

 僕の……僕達の『最初の母』である、アドリアナ母さんが、禁忌の術である『死者蘇生』を行った際、僕の魂が取り込まれて……1つの胎児の体に2つの魂が入ってしまった。
 それに引っ張られて、肉体も後から二つに分かれてしまった。

 その結果、無事に生まれることはできたものの……僕とウェスカーは、1つの人間が2つに引き裂かれた影響で、互いに不完全な人間になってしまっていた。

 ウェスカーは、魔法方面で恵まれた才能を持っていたものの、肉体的に虚弱な体に。

 僕は、肉体的には健康だったものの、魔法方面の才能がほとんどない体に。

 それぞれ、1つを無理やり2つに分けたせいで、一方が持っているものを一方はもっていない、欠落しているというような形になってしまっていたのだ。

 それを僕とウェスカーは、後天的に異なる方法で克服した。

 僕は、これは結果的にではあるんだけど……母さんの体内に取り込まれて『生まれ直す』ことで、その分が補完されて生まれてくることができた。
 放出系の魔法の才能まではどうにもならず、『魔法使いに向いていない』という有様ではあったものの、魔力やそれを体内で使う能力に関しては、『リリン・キャドリーユ』という世界最強クラスの母親の力を存分に受け継ぐことができた。その時に取り込んだ力の影響で、人間からは若干外れて、雄の夢魔サキュバスと呼べるような存在になっちゃったけども。

 一方ウェスカーは、幼少期というか、成長の途中までは虚弱な体のまま育ち……しかし、財団の技術によって『改造手術』を受けることで、それを克服した。
 後天的に様々な種族の力を取り込み、特にその中で『ケルビム族』の力を大きく発現させたことで、多種多様な魔法を操る才能を発揮し、元から持っていた長所にさらに磨きをかけた。肉体自体も、そこらの普通の人間とは比べ物にならないくらいに強化された。

「私達は互いに異なる方法で欠点を克服したわけですが……極論を言えばそれは、『本来の力』の代わりとなるものを手に入れて補完した形なわけです。足を失った者が、義足を使うように。衰えた内臓の機能を、服薬で穴埋めするように、ね。しかしもしも……それを復活させることができれば……補完された力を合わさって、この上ない強化になるとは思いませんか?」

「……そういう言い方をするってことは、まさか……」

「ええ、先程の薬は……あなたに奪われた私の、私が本来持っていたはずの力を一時的に復活させるものなのですよ。そこに財団で受けた改造手術による強化が加わるとなれば……もう、何が起こるかはお判りでしょう?」

 言いながら、魔力を高めていくウェスカー。
 しかも……気のせいじゃないな、さっきより力が上がっている。感じ取れる魔力もそうだけど……おそらくは、そこから発揮される破壊力も。

 そして次の瞬間、呼吸が回復したらしいウェスカーが素早く踏み込んできて、僕の首……と見せかけて、胴体を両断すべく(フェイント)剣を振るう。
 それを受け止めて……やっぱり気のせいじゃない、と確認できた。

「いきなり肉体の力を底上げするわけですから、負担が大きいものでね……段階的に、徐々に力を引き上げて行くような仕組みになっているのですよ。ですから、時間をかければかけるほど……私はここから強くなる……!」

 そこからまた始まるラッシュ。上下左右……に加えて、前後からも攻撃が来るようになった。

 超高速で動いてウェスカーが後ろに回り込んで攻撃してきたり、実体のある分身を作りだして攻撃してきたり……お得意の、接近戦と魔法攻撃の同時使用で攻撃して来たり。

 パワーもスピードも強化されているのに加え、四方八方からの、可視・不可視入り混じった豊和攻撃が襲い掛かってくる。
 傍から見たら、僕1人に絨毯爆撃を集中させているみたいな光景だろう。

 そしてそれは、言葉通り、そこから先も、時間が経つにつれて苛烈になっていった。
 双剣の乱舞と魔法の集中砲火が、台風のように絶え間なく襲ってくる。

 ……しかし、それに比例するように……時間が経つにつれ、ウェスカーの表情からは余裕がなくなって行った。

 苛烈に攻撃している分、反動がきついから? それもあるだろうが……多分……

「不思議だろ? こんだけ苛烈に攻撃してるのに……何で僕が平然とついてこれるのか」

 それを受け続けている僕が……防戦一方とはいえ、『アルティメット』や『エクリプス』といった強化変身もなしに、普段と同じ装備のままそれをさばき続けているからだろう。
 しかも、ほぼほぼ息も乱さず、傷らしい傷も負うことなく。

「息が上がってきてるんじゃない? こっちはぼちぼち体が温まってきたところだってのに」

「……強がりでは、ないようですね……一体どんな手品を使っているのかはわかりませんが、厄介な……」

「失敗したねウェスカー……確かにびっくりするような強化幅ではあるけど、かといってお前……わざわざ相手のホームグラウンドに飛び込んで来ちゃダメだろ。いくら前より強くなったからって……自分で言うのもなんだけど、僕にフィジカルで勝とうなんて無謀だ」

 今言った通り、自分で言わせてもらうが……僕は単純な身体能力だけでも、大概の魔物を殴って蹴って仕留められるだけのそれに仕上がっている。それに合わせて、格闘技能も鍛え上げている。
 『エレメンタルブラッド』による強化に加えて、その影響を受け続けて成長してきた僕の力は、巨人やドラゴンと殴り合って完勝できるレベルであり、そういう存在のパワーが人型に押し込められたようなもの……よりもひどいことになっている。

 ウェスカーの強化幅は大したもんだし、魔法攻撃との連携も見事だけど……それでもなお、僕にインファイトを挑むなんて、無謀だ。
 生半可な攻撃なら防御しなくても僕には効かないし、それが魔法なら『MDC』……攻撃吸収充電で吸収してむしろ回復できる。それらを食い破って僕は拳を叩き込む。

 ウェスカーが僕に勝とうと思うなら、僕の防御力を抜いて、吸収もできないレベルの威力の魔法攻撃を使うか、近距離で僕の防御をかいくぐって急所を貫ける威力の一撃を叩き込むか、だ。

 しかし……

「それを踏まえた上でも、これしかないと思ったのですよ……あなたにとって、数十m程度の距離は最早間合いの内。大威力の魔法をちんたら練り上げる暇はない……であれば、多少危険でも間合いの中に入って、高速戦闘と飽和攻撃で防御を食い破るしかないとね!」

「破れてないけど……っ!?」

 その直後、さらに異変が起こる。

 続いていた魔法攻撃が、突然全て止み……その代わりに、ウェスカー自身に膨大な魔力が収束し始めた。そして、その背中に……

(……天使の……羽?)

 光でできた羽が生えてきた。それも、左右に3対6枚も。
 どうやら、膨大な魔力を編んで固めて作られたもののようだ。

 それを使って飛んだり、加速したりするのかと思ったけど……

(……違う、これは……刃だ!)

 次の瞬間、その羽が形を変え……羽ばたくのではなく、こちらに振り下ろされてきた。
 ウェスカーが左手に持ってる、光の剣とおなじ、魔力の刃。それが……ここにきて、増えた。

 しかも、その6枚の内2枚が、ウェスカーの両腕に宿るように一体化して……その影響で、ウェスカーが振るう刃の威力とスピードがが爆発的に上がった。

 これは……ちょっとヤバいな。
 今までの魔法攻撃程度なら正直、ものの数でも何でもなかったけど、この威力の物理攻撃は……さすがに直撃すると、命に届きうる。

 それに加えて、ウェスカーの時間経過による強化はまだ続いているらしいことを考えると……時間は向こうの味方だ。

 ただ、これだけの強化幅、時間を絞っての仕様でも反動がかなりあると思うんだが……歯を食いしばって耐えてるのか、それとも後から来る系なのか……

 ……まあ、いい。どっちにしろ、これに今、僕は対応しなきゃいけないわけだし。

 6本の刃による怒涛の連続攻撃をさばきながら、僕は精神を集中し……直後、僕の体から闇が吹き上がる。
 しかし、攻撃のためのものでも、目くらましのためでもない。

 次の瞬間、一瞬で僕の姿は……最初期に使っていた変身形態である、『ダークジョーカー』になっていた。

「っ……その姿は……なるほど、それならばアイテムなしでも変身できるというわけですか。それも、ものの一瞬で……」

「ストーリーが進むと初期の変身シーンは簡略化されるのが宿命なんだよ」

「言っている意味は相変わらずわかりませんがね」

(確か、強化変身としては未完成なもので、反動も大きいと聞いていた……しかし、油断はできませんね。彼のことですから当然改良はされているでしょうし……叶うならば速攻で倒すのが最善ではあるが、そうであっても食い下がることができれば状況は好転する。時間は私の味方だ、このまま粘って押し切らせてもらう!)

(って思ってるだろうけど、はたして時間がどっちの味方になるか、数分後が見ものだね……お前はわかってないからね。ゲーム脳の特撮バカにとって、拮抗する戦いで消費される時間ってのは……この後の展開の前振りでしかないってことを。お前が一番危惧してる、僕のテンションが……爆上がりしていって……その果てに何が待っているかってことを……ね!)

 どんどん大きくなっていく、僕とウェスカーの全力同士の衝突。
 それに耐えかねて、徐々に空間がきしみ始めたことを察しつつも……僕は気にせず、闇を握り込んだ拳を振り抜いた。



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