魔拳のデイドリーマー

osho

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第20章 双月の霊廟

第477話 邂逅

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 この『双月の霊廟』は、最後の『龍の巫女』である、名前も知らない少女が……かつてあった『天領』の全てを異空間に封じた結果できたダンジョンだ。

 階層ごとにランダムで内容が切り替わるのは……どうしてそういう仕様になっているのかはともかく、この世界が元々あった時に、実際にあった場所がランダムで出てきてるんだと思う。
 詳しく調べないと確かなことはわからないけど、第1階層のあのコロッセオも、第2、第5階層のあの迷宮みたいなのも、その『天領』、あるいはその周辺のどこかにあったんだろう。

 出てくるモンスターも、その時に巻き込まれて封じられたモンスターなんだと思う。
 封じたモンスターがそのまま出てきてるのか、それとも、同じ種族を複製して出しているのかはわからないが……。

 ……というか、これほど長い期間、この異空間が存在し続けることができた理由。それそのものが不明だった。
 いくら、不可能を可能にする『ザ・デイドリーマー』が絡んでるとはいっても、文字通り限度ってもんがある。こんだけ大きな範囲を丸ごと封じた上、異空間と言う形で数万年もの間維持し続けてるなんて……おかしいと思ってた。
 
 『ザ・デイドリーマー』の力は精神力に依存するとしても、その時に火事場のバカ力が発揮されたのだとしても。それがここまで続くなんて。

 けど、理由になりそうなものに……心当たりはある。
 それについては、僕らも最近知ったんだけれどね。

「それってもしかして……『地脈』?」

「そうだよ、多分、それが原因じゃないかなって思ってる」

「? 何だ、それは? 何かの専門用語か?」

 エルクがもしかして、と言った感じで尋ねた言葉に、きょとんとしてクレヴィアさんは聞き返す。
 どうやらこっちは、純粋に初耳な単語だったみたいだ。……まあ、無理もないけど。

 僕らも最近その存在について知った『地脈』。大地のはるか下を流れる、干渉不可能なほどに強大なエネルギーの流れ。
 普通の手段では干渉不可能なその力の流れ。しかし、そこからこぼれ出た力だけでも……常識を軽々と破ってしまうほどの、極めて大きな効果を引き起こす。

 この『双月の霊廟』の下には、実際にそれが通っている。来る途中に何となく使っていた『サテライト』で、それは確認できている。

 『ザ・デイドリーマー』だけじゃなく、そこに『地脈』の力が合わさっていたんだとしたら……これだけの長い期間、異空間が持続していることはもちろん、これだけの規模で封印が作用したことにも納得がいく。
 いや、魔物が生き延びていることにも、かな。『地脈』の効果なら、超がつくほどの長期間、魔物が休眠し続けることができるのは、『サンセスタ島』の例が証明してる。

 ……それはさておいて……

「しっかし、何なんだこの階層は? ザコ魔物すら出てこねえとは……」

「ちょっと拍子抜けね」

 と、ヴォルフさんとシェリーが、思わずと言った感じで呟く。

 それがきっかけで、僕を含めた皆で改めてこの階層……第6階層を見回しながら、しかしやっぱり、スライム1匹出てこない。
 はぁ、と誰かがついたため息の音が、静寂の中に消えていく。
 
 少し前に、ドラゴン化モンスターが襲って来た『第5階層』を踏破し、次なる階層に進んだ僕らを待ち構えていたのは……荘厳な神殿風の建物だった。

 モンスターは一切おらず、建物自体もかなり奇麗な感じで残っていた。
 しかも材質が……単なる石材とかじゃなく、特殊な石や魔法金属を用いて作られているようだ。

 僕が知っている素材もあれば、全く知らない素材もあった。

 知っている素材だけでも、『ミスリル』やら『オリハルコン』やら、超がつくほど貴重な金属がいくつも使われていた。
 それらは全て、メッキなんかじゃなくて、芯まで本物。それらが使われている壁の装飾を2、3個持って帰って売れば、それだけでひと財産になってしまいそうなくらいの、良好な品質でだ。
 しかもこれらは全て『龍神文明』の史跡だ。歴史的価値まで考えれば……ものによっては、値段なんてつかないんじゃないかな。

 そんなものがあちこちにある、というか、そんなもので作られていると言ってもいいこの神殿は……明らかに普通の宗教施設じゃない。宗教国家である『シャラムスカ皇国』の総本山の聖殿でも、こんなものはなかった。

 たぶん……

「『天領』自体が、『龍神文明』における中心地だった。その中でもこれだけの規模の施設となると……それこそ、ここは中心のさらに中心。龍をあがめる神殿とかじゃなかったのかな?」

「それも、総本山のさらに中心施設ってとこだろうな」

 と、師匠。どうやら同意見のようだ。

「昨日見つけた『龍世の書』だかの記述を見るに……この時代の連中の龍への信仰は狂信者レベルと言っていい。そんな連中が、シャラムスカの生臭坊主共みたいに、自分達の欲だけのために、贅をつくした施設を作るなんてことは考えづらい」

「そりゃ確かに……なら必然的に、『偉大なる龍の御方』を称えるための施設、ってことになるわけですね。……だとしてもこんだけのものを作れるほどの素材を集めるのは難しそうですが」

 オリハルコン然り、ミスリル然り……他にも希少な素材がわんさかだ。見つけづらいのはもちろん、1カ所からの産出量だって限られてるだろうに、よくもまあこれだけのものを……

「それこそ、自分達を崇めさせるために……あるいは、自分達の力を示すために、龍が用意したのかもしれないな。これを使って、自分達をたたえる神殿を作れ、とでも言って」

「それもあり得ますね……しかしそうなると、この神殿には龍が住んでたんですかね?」

「かもな。それにしちゃ少し小さい気もするが……この大きさの建造物じゃ、中型の龍でも動くのだけで大変だし、その辺にぶつかってぶっ壊すぞ?」

「ここはあくまで人間用のスペースだったんじゃないですか? 龍は他の、もっと開けた……あ、もしかして」

「?」

「今思ったんですけど……第2階層にあった、あの謎の空間……だだっ広い上に、陸地と端だけで作られてた変に開放的な感じだったじゃないですか。アレがドラゴン用のスペースだったんじゃ……?」

 何であんな、下側が奈落の底みたいな感じの、おどろおどろしいビジュアルになってたのかは知らんけども。

「……かもな。あっちもあっちで、そこまで煌びやかじゃないにせよ、つくりそのものは豪勢な感じだった気がするし……ここと造形も似てる気がする。だが、それを差し引いてもこっちの方が豪華な風に思えるな」

 ……想像だけど、ここはそこよりもさらに中心……大切な施設だったんじゃないかな。

 これまでの階層を、ちょっと振り返ってみるに……


第1階層
闘技場。誰が何の目的で作り、どんな風に使っていたのかは不明。

第2階層
恐らく、龍を崇めるための神殿。その、龍が住んだり、活動するための区画。天井や壁など、遮るものがなくて、巨体の龍でも問題なく活動でき、飛んだりもできただろうことから。

第3階層
露天掘りの鉱山。

第4階層
滅びた小さな村。最後の『龍の巫女』が生まれ育った土地だと思われる。

第5階層
第2階層と同じく、龍を崇めるための神殿。その、人間が活動するための区域。かなり広かったとはいえ、天井や壁などが普通にあったため。

第6階層
龍を崇めるための神殿。その、さらに中枢部。


 おそらく、こんな感じで間違っていないと思う。

「……そうなると、この領域に魔物がいないのも納得できますね」

 ふいに、サクヤがそんなことを言った。

「? どういう意味?」

「ここは、当時の人々にとって重要な領域だったのでしょう? であれば、神聖な領域を魔物や外敵に踏み荒らされないよう、いくつも防御策を講じて、侵入を防いでいたと思いますから。最終的に、物理的に行き来出来ないように、通路を崩したりとか……施設によっては、そういう方法で、自分達が行き来出来なくなるのも覚悟で守ったりする場所もありますし」

 ……なるほど。

 今まで僕らが通ってきた階層は、そういう『外敵』が侵入して踏み荒らした領域なのかもしれないな。

 この『双月の霊廟』ができたのは、龍がいなくなった後だ。
 龍の庇護から外れた後、国はまたたく間に他の国や魔物達から攻められていった、ってあの本にも書いてあったし……神殿と呼べる領域にまで攻め込まれてしまったんだろう。

 しかし、この中枢部だけはどうにか守り通した、と。

「すると僕らが戦ってた魔物は……『龍神文明』と敵対して、滅ぼした魔物だったってことなのかな? ドラゴン化した魔物もいたし」

「その一部、だろうな。外の歴史では、そっちはそっちで滅んでるわけだし」

 そんなことを話しながら歩いていた僕らだが……それからしばらく歩いて、一旦足を止めた。

 言うまでもないことだが、僕らは今回も『サテライト』によってこの神殿っぽいエリアの内部構造を把握しながら探索している。
 なので、このダンジョンの中心部っぽい場所がどこにあるかも、最初から把握していた。そんなに大きくないエリアだったし。

 けど、仮にそうしていなくても……迷うことはなかっただろう。
 ほとんど一本道だったからな、このエリア。

 だから……たった今たどり着いた、この巨大な扉の向こうにある広大な空間が、このエリアの心臓部であろうことは、既にわかっている。

 ……しかし、だ。

「やっぱりね……ここまで近づいても、この中の様子だけわからないわ」

 ため息交じりに、エルクは言った。
 そう……この扉の向こうに、何が待ち構えているのか。それが……わからないのだ。

「この……『マジックサテライト』だったか。この魔法の力でも、この部屋の中を透視することはできないのか?」

「ええ……何かに邪魔されてる感じね」

「部屋自体に、覗き防止の魔法か何かがかかっている場合でも、『サテライト』は大概のものは突破して中の様子を確認できる。けど、それでも突破できないくらい強力な防御がかかっていれば無理だし……あるいは、ただそこにいる、またはあるだけで、漏れ出す力の余波だけで、『サテライト』をはねのけてしまうような存在も……ごくまれにいるんですよ」

 こういうことは前にもあった。『アトランティス』で、テラさんが鎮座していた部屋を前にした時も……テラさんの強大すぎる力に阻まれてしまい、中まで覗けなかったのだ。

 つまりこの部屋は……

「それだけ強固な防御が組まれているか、または……」

「強力極まりない魔物がそこにいるか、というわけだな」

 それを聞いて、クレヴィアや、『籠のカナリア』のメンバー達は……冷汗を流していた。
 無理もないだろう。彼女達からすれば、ここまで戦って来た魔物達だって相当強かったはずだけど……それすら超えるかもしれない怪物が、この奥には待ってるかもしれないっていうんだし。

 そして、以前そのパターンだったテラさんは……ランク『測定不能』、アンデッド系の最強種だ。

 この中にもし、そんなのと同列の魔物がいるなら……と考えれば、そりゃ緊張もするだろう。
 実際僕らも、あの時……『アトランティス』で母さんが、『この中にいる奴はミナトでも無理』だって言った時には、自分で言うのもなんだけどめっちゃ緊張したしな。

 あの時は母さんたちも、いくら何でも荷が重いと思って、僕らは外に待たせたまま、自分達で中に入って片づけようかとも思ったようだった。
 
 それを考えれば、僕ら『邪香猫』が……その中でも腕の立つメンバーだけがまず中に入って様子を見るのも選択肢かと思ったんだけど、彼女達はそれを望まなかった。
 足手まといだとしても、役に立てないとしても……最初からすべて投げ出すような真似はしたくない、とのこと。

「……わかりました。なら、僕らも最大限、カバーできるようにはしますので」

「ああ、助かるよ、ミナト殿。……すまないな。我が儘を言っているのはわかっているんだが」

「いえ、お気持ちはわかりますから。じゃあ……開けますよ」

「ああ、頼む」

 そう断って……改めて、後ろに並んでいる全員の顔を見る。
 全員、緊張した面持ちで――師匠はぱっと見そうは見えないけど、心なしかいつもより真剣そうな顔になってると思う――しかし怯むこともなく、こくりと力強くうなずいた。
 
 それを受けて僕は、金属製の大きな、観音開きの扉を開ける。
 外開きだからちょっとばかり開けにくいけど……問題なく扉は開いた。

 ゴゴゴゴゴ……って、重い扉だからか、引きずるような音と共に。

 そして、その奥にあったのは……円形の、だだっ広い空間。

 その大きさたるや、最初の階層だったコロッセオとそん色ないくらい……いや、それ以上に大きいかもしれない。
 観客席とかはないけど、壁の部分の荘厳かつ繊細な装飾を見るに……あのコロッセオ以上に気合を入れて作られているというか、重要な施設であるってのはわかる。

 しかしこの見た目だと、まるで……

「祭壇……?」

 僕も思ったことを、横でクレヴィアさんが呟くように言っていた。

 壁から中心に向かうにつれて、少しずつ床が高くなっていて……

 真ん中の部分の円形の個所が、まさにそんな感じになっている。他の部分の床よりも少しだけ高くなっていて……確かに、何かの祭壇っぽいな。
 いや、ほとんど高さ的には違わないから、ただの段差に見えなくもないんだけど……

 しかし……

「……何も、居ませんね?」

「だね。てっきりボス的な奴が待ち構えてるかと思ったんだけど……」

 そう、この部屋だか祭壇だか……何もいない。
 テラさんの時みたいに、何か強大な存在がこの部屋に鎮座していて、その漏れ出る力で阻害されているのか、って思ってたし……それを覚悟して、皆、緊張感を持ってたんだけど……これは、部屋自体が強力なガードで覗けなかっただけ、ってパターンか?

 いや、何もなければそれにこしたことはないんだけどね、もちろん……

 慎重に、注意しながら奥へ入って行って……いくつか魔法やアイテムも使って調べてみる。
 サクヤやレムさん、ザリーにも調べてもらったけど……何もトラップもないようだし、透明になって何かが隠れてる、なんてこともなさそうだ。

(うーん……まあ、ちょっと肩透かし感はあるけど、これは本格的に…………ん?)

 何てことを考えながら、僕が中央の祭壇らしき場所に乗った時だった。

「……?」

「? どうしたの、ミナト。何か見つけた?」

 僕の様子がおかしいことに気づいたらしいエルクが、そんな風に聞いてきた。
 それを聞いてか、他のみんなも視線を向けてくる。
 うん、まあ……見つけたというか、気付いたというか……何て言ったらいいのかな? 難しいな……

「……ここ……この祭壇の上、何か変だなって。空間が……不自然」

「……それは、この『異空間』という、それそのものが不自然というか、異常な空間の中にあってなお、という意味でいいのか、ミナト殿?」

「はい。ここだけ別な空間……いや、そういう感じじゃないな。隔絶性はないんですけど、何か、妙な力場みたいなものがある気が……」

 そんなことを言いながら、ふと上を見た。

 部屋の天井は、なかった。

 大きく吹き抜けみたいな感じになっていて……天井に空いている大きな穴から、空が見えた。どうやらこの部屋自体が巨大な円柱状になっていて、その上面がない、コップみたいなつくりになっているらしい。
 
 そして、その天井から見える空が……あれ?

(……あれ、日が暮れてる? まだ昼過ぎのはずなのに……って、まあ、そういうこともあるか……入り口の『中庭』でもそうだったからな)

 天井の穴から見える空は、とっぷりと日の暮れた夜の空だった。

 それに一瞬、不思議に思ってしまった。今の時間は、まだ明るい時間帯のはずだし……加えて、昨日の『廃村』では、時間の流れに呼応して明るさまで変わってったからな。

 けど思い出してみれば、『ランダムダンジョン』の入り口である『中庭』では……あそこでも、まだ日が高い時間帯だったはずなのに、『夜』になってたっけ。
 ただでさえよくわからない謎空間だし、そういうこともあるんだろうか。

 でも気になるのが……

(この妙な力場……上に向かって伸びてるんっぽいだよな……)

 その、伸びてる先の『上』は……さっき言った通り、天井がなくて夜空が見える。まあ、謎空間の中の作り物の空ではあるんだけど……
 そしてその夜空には、中庭で見た時と同じく、2つ並んだ月が……

(…………ん?)

 その、天井から見える月の表面に……何だろう? 小さい点というか、シミみたいなものが見えた。
 ……いや、違う。シミじゃない……だんだん大きくなってきてる。形も……

 ……っ……違う! だんだん『近づいてきてる』んだ!

「全員警戒して! 何か降りてくる!」

「「「ッ!?」」」

 言うと同時に、全員が祭壇に向き直り、武器を抜いて構える。
 僕と、隣にいたエルクも、すぐさま祭壇から降りて同じようにして……その数秒後。

 天井に空いた穴を通って、それは舞い降りた。

 それは……見た目から率直に言えば、ドラゴンだった。
 しかし、僕らの中の誰も、今までに見たことのない種類のドラゴンだ。

 それだけなら、いい。新種の魔物と出くわすなんて……未知のダンジョンに入ったりすれば、起こる時は起こるもんだ。

 けど、何だろう? このドラゴン……どこか異質な感じがする。

 ネコ科の肉食獣を思わせる、引き締まった肉体を持ち、四つ足で地面を踏みしめて立っていた。翼も含め、全身がきらめく純白の鱗と甲殻でおおわれている。いわゆる『翼膜』は見当たらず、甲殻をそのまま形にしたような感じの翼だ。けど、そんなんでもきちんと飛べていた。
 流線型、とまでは言わないけど、細身の体には凹凸は少なく、飛ぶ時に空気抵抗とか少なそうだな、なんて印象を受ける。表情なんかわからないけど、どことなく精悍な感じ、かも。

 そしてその目からは……敵意も何も感じなかった。
 野生の魔物が僕らに向けてくるような、餌を見るような視線でもないし、強大な存在が弱者に向けるような、見下しや蔑み、嘲りが乗ったそれでもない。

 あえて言うなら……好奇心、かな? まるで、興味深く思って観察しているかのような……

 いずれにせよ、この後この龍はどう動くのかわからない。
 襲ってくるなら、戦わなければならないし、何もせずに帰ろうとするのなら……見送った方がいいんだろうか?

 注意深く観察する僕らの目の前で、その白い龍は……まるで猫のように、その場にぺたん、と腹ばいの姿勢になった。翼も折りたたんで体に沿えてつけるような形にする。

 そして、


『私を呼んだのはあなたですか? 新たなる『龍の巫女』よ』


 そう……その澄んだ瞳で、僕のことを見据えながら……そう言った。

 頭の中に直接聞こえてくる感じだったから、多分『念話』なんだと思うけど……いやそれより、今何て言ったこの人? いや龍。

「「「………………???」」」

 一同、唖然。
 
 …………ええっと……色々と違うんだけど(性別とか)……いきなり、何?



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