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第20章 双月の霊廟
第448話 保護と『新入り』の子
しおりを挟むそれは、ある夜のこと。
場所は、大陸中央部『ローザンパーク独立自治区』の南東部……『カオスガーデン』。
この『アルマンド大陸』においても指折りの危険度を誇る危険区域――しかも人工の――として知られている場所である。
恐竜に似たモンスター(食用扱い)や、その恐竜や猛獣すら時に捕食対象としてしまうような、巨大で危険な昆虫が闊歩する密林。およそ、人間がようもなく立ち入るようなことはないであろう場所。
そこを……夜の闇に紛れて進む、数人の人影があった。
その足取りは、しっかりとしている……とは言い難いもので、明らかに疲労の色が見て取れる。
余程長い距離を歩いてきたのか……全員ではないにせよ、数人いるうちのほとんどが、動かない足を必死で動かしている、といった様子だった。
そればかりか、その者達は皆、大なり小なり傷を負っており……明らかに戦闘か何か、少なくとも荒事の類を経て今に至っている……ともすれば、追っ手か何かから逃げている途中にも見えた。
中には、意識を失い、仲間に背負われている者もいる。それが疲労によるものか、はたまた負傷による影響かはわからないが……あまり長いこと、このままにしておくのもまずそうな状態だ。
そして、その者達は全員が女性だった。
皆、年若い部類に見えることを除けば……背恰好や種族はバラバラで、統一性はない。しかしその実、彼女達は、同一の組織に属する者達であった。
「……追っ手は……撤けたか……?」
「わかりません、けど……さっきから、気配とかは、音とかも感じないです。多分、大丈夫かと」
「メガーヌとムースが何も感じないなら大丈夫じゃない? ……そういうことにしとこうよ、もうこれ以上警戒度上げるなんて無理だしさ……いっそ考えても仕方ないし」
「投げ槍になってはダメよ、マリーベルちゃん。……隊長は、大丈夫かしら?」
「大丈夫でしょ。私達と違って、表に出てたわけじゃないし……上手くやり過ごすって。それより今は、明確に敵だって狙われてる私達の方がどうにか生き延びなきゃ」
「……最悪でも、我らのうち1人がネスティアに戻って情報を報告できれば目的は達成だ。いざという時の覚悟は決めておくべきかもしれんな」
大きな木の影に隠れるようにして腰を下ろし、彼女達はしばしの休憩を取っている。
金髪に女性らしい体つきが特徴で、軽い感じの口調で話している少女、マリーベル。
他の面々に比べて背も高く年上に見える女性、ミスティーユ。
おっとりした雰囲気だが油断なく周囲を警戒している少女、ムース。
すらりと細く長い手足に褐色の肌、黒髪が特徴の少女、メガーヌ。
そして、5人の中で最も疲労と負傷が重く、ミスティーユに背負われている少女、モニカ。
彼女達は、ネスティア王国の特殊部隊『タランテラ』の一員であり……つい最近、それこそ数日前まで、任務のためにある国に潜入していたのだった。
そこで重要な情報をつかんだはいいものの、ほぼ時を同じくして存在を察知されてしまい、自分達の痕跡を即座に消去して撤収、ないし逃亡しているところだった。
しかし、追撃は厳しく、隠密行動に慣れている彼女達でも、長い距離を徒歩で、ほとんど休みなく移動しながら、それらをさばくことは難しく……幾度も追っ手に襲われて傷を負い、疲れは手ながらもここまで逃げて来た。
国境を超えてしばらく。あえて『危険区域』に逃げ込んだことで、追っ手を撤くことに成功していたが、彼女達自身も限界が近い。この大陸で指折りの危険度を誇る森を、しかも夜に移動できるとは、とても思えなかった。
にも関わらず、彼女達がここに逃げ込んだのには、もちろん理由が……あるいは、打算とでも呼ぶべきものがあったからだった。
「現在地は?」
「多分だけど……植生を見るに、『カオスガーデン』に入ってしばらくしたくらいだから、『キャッツコロニー』の影響圏内ではあると思うわ。そろそろ、ここの番人が現れてもいい頃ね」
「……受け入れて、貰えるでしょうか……? 平時ならともかく、今の私達は……」
「そこは交渉するしかないでしょ。甘えるような物言いなのは承知してるけど……彼らなら大丈夫だとは思う。とりあえず、体も含めて、もう出せるものは全部差し出して懇願する感じで……最悪、メガーヌが言ってたみたいに、情報だけでも何とか伝えられれば、ってとこかな。……そうするにしても、まずは接触しなきゃいけないんだけど……そこまでまず行けるかな?」
「恐らくそれは大丈夫だ。この森は、ユグ……」
『すまんが、密談の最中に失礼させてもらうぞ、そこなヒトの子達よ』
「「「!?」」」
突如、夜の闇の中からそんな声が聞こえ……はっとして、『タランテラ』の面々はあたりを見回す。
しかし、どこにも何かがいる様子を感じ取ることはできない。それに加えて……今の声は、頭に直接届いたような感覚から、『念話』であると判断できた。
声の聞こえた方向で位置を特定することが難しい中……最初に気づいたのは、メガーヌだった。
「……上か!」
自分達が隠れ、寄りかかっている大木。
その幹にがっしりと足を引っかけ、しがみつくような形で、漆黒の降格を持つ巨大なクワガタムシが、彼女達を見下ろしていた。
この『カオスガーデン』において、森の管理者である2体の魔物……その片方に仕え、侵入者の排除や、育った恐竜の食用としての捕獲を担っている存在。
昆虫型、ランクSの魔物『ディアンスタッグ』のマーブロである。
戦えば彼女達でもまず勝てないような、凶悪極まりない戦闘能力を持つ存在。しかし、その目と声音に、敵意は感じられない。
その理由は、同じく『念話』で届いた、直後のセリフで明らかになった。
『お前達……以前、我らが主の邸宅に訪れたことがある者達だな? たしか、『ネスティア』という国の軍人だと記憶している……一体何用でこのような夜分、ここに来た?』
その言葉に、ある程度事情の説明を省略できそうなくらいには、自分達のことを知られていると判断したメガーヌは……傷と疲労で重い体に鞭打って、マーブロの前で、少しでも礼節を保った形になるよう……片膝をついて正面から(下側からだが)向き直った。
残りのメンバーも、意識のないモニカを除いてそうしたところで、メガーヌが口を開く。
「ご推察の通りです。我々は、ここより西に位置する『ネスティア王国』の特殊部隊『タランテラ』に所属する者。ある場所で任務に当たっていたのですが、ゆえあってそこより離脱、追っ手から逃れて……ここに逃げ込ませていただいた次第です」
『つまり……その相手が何かは知らないが、追われている身であると。……先程から森の入り口で騒がしくしている連中がそれか』
「っ……厄介ごとを呼び込む形になってしまったこと、お詫び申し上げます。非礼は承知で、この上さらに厚かましいことを申し上げますが……どうか、この土地の主である、ミナト殿にお繋ぎをいただけないでしょうか。負傷した仲間の手当と、叶うならば一時の休息のため……『キャッツコロニー』で保護を求めたく申し上げます。何卒……!」
☆☆☆
僕がこの庭園……『カオスガーデン』の管理を任せているのは、ランク測定不能の魔物2体。
植物系最強種『ユグドラシルエンジェル』のネールちゃんと、昆虫系最強種『サンライトエンペラービートル』のビートである。
その片割れであるビートの、さらに配下であり、四天王とかなんとか呼ばれてる魔物に、黒曜石のような漆黒の甲殻を持つクワガタムシの魔物『ディアンスタッグ』のマーブロがいる。
恐竜だろうが何だろうが、逆に狩猟して僕のところに納品してくれるくらいに強い連中だ。この『カオスガーデン』の警備役も担ってくれていて、侵入者の排除もやってくれている。
もっとも、中途半端な腕しかないような侵入者なら、勝手に恐竜とか、そのへんにいる魔物に食い殺されるから、そんなに出番多くないらしいけどね。
そんなマーブロからビート経由で連絡が入り……どうも、『カオスガーデン』に侵入者らしいんだけど、そいつらが僕らの知り合いだと言っているとのこと。
不法侵入者の中には、そういうはったりで危機を乗り越え、あわよくばそいつらを利用してやろうとか考えるバカもいるんだが、大抵は上手くいかずに『騙されるかバカ』って処理される。
信ぴょう性があったとしても、ビートたちは必ず僕らにこうして確認を取ってくれるので、多少口が回ったくらいではすぐに露見して同じ末路をたどる。
何、自分達をぞんざいに扱ったりすると後悔する? 自分達はどこそこの国の誰それの配下で? 知るかバカ。さっさと帰れ。じゃなきゃ死ね。
あんまり悪質なようなら……僕らからビート達にゴーサイン出すこともあるしね。敵に対して容赦する気はないんだよ。この手の奴らはちょっとでも下手を見せると調子に乗るからな。隙を見せない……というか、まともに相手にしないのが一番。
しかし今回はどうやら、数少ない……というか、こういうケースで初めてと言ってもいい例外のようで……
マーブロの視界をデータ化してスマホに受信し、それを空間に投影すると……
「おぁ……マジでマリーベル達か」
何もない空中にホログラムモニターが設置され、そこに、聞いていた通りの光景が映し出された。
僕らの顔見知りであり、ネスティア王国軍における最強の特殊部隊として知られる、『タランテラ』の面々。数か月前の『依頼』の時は、ちょっと特殊な模擬戦で相対することになった相手でもある。……途中でキャンセルになっちゃったけどね、その依頼自体は。
そんな彼女達が、見るからにボロボロになって、森の中で……なんでか片膝を突くような姿勢で、こっちを見上げているという映像である。……マーブロが木の上にいるとかかな? この魔法、あいつの視界と同調するから。
明らかに普通の状態じゃなく……そしてそんな状態で、懇願して僕に連絡をつないできたらしい彼女達は、突如つながった僕との通信に驚いていた。
『っ!? び、びっくりした……ミナト君? え、これ、魔法? また新しい発明か何か……ま、まあいいや。ええと、話は伝わってるの?』
「一応ね。何か厄介ごとに巻き込まれて……ここに逃げて来たって感じ?」
『それで大体あってる。それでその……虫のいい話なんだけどさ……助けてくれない、かな?』
口調自体は軽い。
けど、目は真剣だ。以前に見た、お仕事モードとしてのマリーベルだ。
もちろん、その他のメンバーも……ん?
なんか、見慣れないのが1人いるような……ミスティーユが背負ってるのって、新入りか何かかか? 顔が記憶にないが。
ああ、そう言えば、まさにこないだの『模擬戦』の時、僕らがまだ知らない『新入り』がいて、そいつがキーパーソンになるかもだから要注意だ、って言ってたような気もする。
思わずここでその顔を見ることになっちゃったわけかな?
そんなことを考えている僕に対し、マリーベルに続いて、メガーヌが……『タランテラ』の副隊長である彼女が言う。
『厄介事を呼び込んできておいて、都合のいい話だというのは承知している。だが……どうか、一時だけでもいい、匿ってはもらえないだろうか。もちろん、我々にできることがあるなら……可能な範囲で、何でも礼はさせてもらう。傷の手当と、我々が握っている情報を本国へ……』
「あー、ごめんごめん、そういうので迷ってたわけじゃないんだ、ちょっと考え事しちゃってて……うん、了解わかった、そういうことなら歓迎……や、歓迎ってのも違うか」
なんか、厄介事をくっつけて逃げてる最中の彼女達を受け入れるのを躊躇してる、みたく見えてしまったようなので、先にそっちの方の結論は出しておく。
うん、大丈夫だから。知らない中でもないし……きちんと助けるから。そんな何か、条件付きとかめんどくさいことは言わずに。
まあ、事情とか詳しい話はきちんと聞かせてもらうけども。『厄介事』は何かしらあるっぽいし……というか、どっかからか追っ手かかってんだよね、聞いた感じだと。
「遠慮しないで、うちでゆっくり休んでって。なんなら泊まってって全然いいから」
『……感謝する。この礼は、必ず』
「そういうのは後でいいよ、怪我人もいるんでしょ。ああでも、後ででいいから詳しい話は聞かせてね。マーブロ、聞いてた通り、その人達こっちで客人として保護するから、連れてきて」
『承知。しかし、我々の種族は人を乗せて飛ぶのに少々構造が適していない……ビート。フローのところから何匹か回してくれ』
『おう、話しつけとく。もう少しだけ待ってもらうことになるな……それまではマーブロ、お前が守っとけよ』
なお、今の会話で出て来た『フロー』は、マーブロと同じく、ビート配下の昆虫の魔物であり、海のように鮮やかに青い羽根を持つ、巨大な蝶の魔物『ウェイブバタフライ』である。当然、そいつの配下も蝶や蛾だ。
乗って移動するのにはこいつらが一番具合がいい。マーブロ……クワガタムシの仲間は、背中側がパカッて開いて羽が出てくるし、振動もあるから。
鱗粉が舞い散らないようにだけ、注意して飛んでもらう必要があるけどね。
「それじゃ、聞いてた通り、もう間もなく迎えが行くから……こっちもこれから受け入れの準備進めるから、ちょっと失礼するね。もう少し待っててもらえる?」
『ありがとう、ミナト……ちょっとの間、よろしくお願いね』
声音から安堵が感じ取れるマリーベルとの通信をそれで追えて、テレビ電話になっている画面を切る。そして僕は、一緒にそれを聞いていた面々に向き直る。
これからのことを話しあっていた、ナナ、セレナ義姉さん、アイドローネ姉さんに。
「そういうわけだから……マリーベル達をちょっと保護するから、少しの間騒がしくなる……かもね。まあ、何が相手なのかは知らないけど、『カオスガーデン』を間に挟んでこっちにちょっかいをかけてこれるとはあんまり思わないけどさ……まずそういうことで、ナナ、準備してもらえる?」
「わかりました。と言っても、やることはせいぜい、ここの皆に話を通すことと、ネスティア本国に連絡することくらいですけどね。『ゲストハウス』の手配と、ネリドラさんへの説明は私が。ただ、本国への通知は……立場と内容を考えて、ミナトさんにお願いしてもいいですか?」
「その方がいいわね……『タランテラ』が動いてる案件ってことは、相当アレな内容だろうし」
「機密情報が絡んでくるかもしれないなら、部外者はこれ以上関わらない方がいい」
続く形で、セレナ義姉さんとアイドローネ姉さんもそう言う。なるほど、もっともだな。
さて、どうするかね……ドレーク兄さんか、アクィラ姉さんのどっちか……いや、軍事部門ってことを考えれば、窓口がもう1人いるな。
丁度おあつらえ向きに、こないだ『ノートパソコン』プレゼントして……通信機能も使えるくらいには理解ないし練習してるであろう、イーサさんが。
『タランテラ』は一応、騎士団系列でも魔法院系列でもないはずだから、そっちに話を通すのが一番早くて確実かな。
後で、メール送っておこう。時間ある時に連絡貰えるように。
そんなことを考えながら、席を立った僕の耳に……
「けど、あの『新入り』の子……どこかで見たような……?」
ナナが、首をかしげながら、ぽつりとこぼすように言ったのが聞こえたけど……まあ、彼女は元・ネスティアの軍人だ。現役時代にそういう面識があってもおかしくないだろう。
ちょっと気にはなったものの、そう思って、特に『え、誰?』とか、詳しく聞くようなことはしなかった。
どっちみち、この後、マリーベル達を受け入れる時にでも、聞けるだろうから。
……そんな風に考えていたんだが……その『新入り』の正体は、意外な形で明らかになった。
その数十分後……マリーベル達が『キャッツコロニー』に到着した時のこと。
その頃には既に、うちのメンバーには全員に説明が言っていたので、何人かが出迎える形で彼女達の到着を待っていたんだけど。
その時、僕が到着した彼女達を心配する言葉をかけるよりも、マリーベル達が受け入れに対する感謝を述べるよりも……早く反応した人がいた。
「えっ……!? うそ、何で……モニカっ!?」
「……あ」
「? クロエ? えっと……知り合い?」
フローの眷属の背中にそっと寝かされていた、意識がない『新入り(多分)』の子を見て……一緒に出迎えていた、クロエがそう叫んだ。
その表情は、顔色は……驚いたを通りこして、血の気が引いたようなそれになっている。
その反応を見て、マリーベル達は、『あー……』と、何かに気づいて気まずそうな表情に。
さらに、その名前を聞いて、ナナも何かに思い至ったのか、はっとしたような表情に。
これは……やっぱり、クロエとその……モニカ?って子は、知り合いなのか?
「知り合い……どころじゃないですね」
僕の視線を受けて、疑問に思っているのを悟ったのか、ナナがそう言ってくる。当のクロエは、そのモニカちゃんを見た瞬間、駆け寄っていってしまったので。
「ナナ、知ってるの?」
「ええ……今思い出しました。以前、会ったこともあるんですが……その時とは少し印象が違っていたので、すぐには気づけなかったです。私の想像通りなら、ですけど……」
「……恐らく、それで間違っていない」
ぽつりと、メガーヌが言う。どうやら、紹介というか説明役、ナナに譲るようだ。
それを受けて、ナナは、視線を一度、モニカちゃんとクロエにやってから、
「あの子は……彼女の名は……モニカ・フランク」
「……!? フランクって、え、その苗字、まさか……!?」
「ええ。彼女は……
……クロエの、実の妹です」
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