魔拳のデイドリーマー

osho

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第19章 妖怪大戦争と全てを蝕む闇

第429話 真夜中のクロスカウンター

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「……礼を言わせてもらおう。『キョウ』の狐の部下たち。そして、その客人たちよ」

「いえ……ご無事で何よりです、『鎧河童』……ヨゴウ様」

 えー、現在僕たちは、『トーノ』の山奥にある、妖怪たちが用意した隠れ家にお邪魔しています。
 なぜかと言うと、ここ『トーノ』では、朝廷軍が酒吞童子軍に敗北してしまったため、体勢を立て直すためにいったん身を隠す必要があったからです。まる。

 『エド』での戦いを終わらせてここに来た僕らはここに密かに合流し、持ち込んだ物資で、トーノの妖怪達を手当てしたり、炊き出しを行ったりしているのだ。
 作ってる人手は主に妖怪の人たちだけど……シェーンがそれにまじって腕を振るっていたり。



 『トーノ』での朝廷軍敗北の報告を受けて、ナナ達が負けて危ないんじゃないかと一瞬僕は思ったものの……その直後、船に戻ってからクロエたちに詳しく事情を聴いて、どうもそういうわけではないらしいと知った。

 というのも……ナナ達が『トーノ』への援軍として出向いた際、もう既に手遅れだったのだ。
 すでに戦線は壊滅状態になっていて、『トーノ』の軍は、人間軍・妖怪軍共に敗走を始めていた。それを反乱軍及び鬼軍が追撃して攻め立てていたところを、半ば殿軍を引き受けるような形で加勢し救出した……という詳しい説明をその時貰った。

 誰から? ナナからだよ。
 彼女には、『オルトヘイム号』に繋げられる長距離通信用のマジックアイテム持たせてるからね。

 で、駆けつけて……さっき言った通りに色々支援を行っているわけだが……その中でも、特に重傷を負っていた1人が、こうして僕らの前に座っているお方である。

 種族名『鎧河童』。名前は『ヨゴウ』。
 この『トーノ』の地を支配する、『八妖星』の一角たるお人だ。あ、人じゃないけど。

 タマモさん曰く、河童らしく特に水中戦が得意だが、陸上でも十分に強く、水系の術を使わせたら天下一品。

 さらに、術に頼らない接近戦においても無類の強さを誇るそうだ。
 『鎧河童』という種族名の通りに、その体は全身鎧のような甲殻に覆われており……その強度は大鬼の金棒の一撃をもってしてもなお、傷1つつかないレベルだとか。

 実際こうして目にすると、確かにちょっとやそっとじゃ傷もつけられないような強靭な『鎧』だなコレは……というか、若干特撮っぽくというか、近未来の装甲みたいに見えるのは……僕の趣味とか思考回路ゆえだろうか?

 タマモさん然り、ミフユさんしかり……あと、一応あのゴウザンとかいうのもそうだったけど、妖怪の頂点と呼ばれるからには、それだけの実力を持ってるってことだな。

 だが、今はその体は……痛々しいを通り越して、無残なことになっている。
 体中傷だらけで、包帯には血が滲んで赤くなっているし、ご自慢の甲殻もボロボロだ。背中に背負っている甲羅や、河童のトレードマークである皿にも、大きくひびが入っている。

 おまけに、左腕が根元からない。戦いの中で、ぶった切られて落とされたそうだ。

 ただ、治療は一応済んでいるので、徐々に良くはなってくるはずなんだけどね。
 驚いたことに、腕も時間をかければ徐々に生えてくるそうだし。イモリみたいな再生力だな。

「当面は療養が必要でござるな。何、ミナト殿の薬はよく効くし、河童はそもそも治癒能力が高い種族でござる。時間はさほどかからんでござろう」

「しかし……失礼ながら、お歳がお歳ですから、その分治癒能力は低下していますし、肉体への負担等を考えれば、長い目でゆっくりとお休みいただければと思います。此度の戦は……若い者達にお任せくださいませ」

 イヅナさんとマツリさんからそう言われ、『鎧河童』のヨゴウさんは少し残念そうにするものの……自分の体のことだから、無理してはいけない……あるいは、無理もできない状態だとわかってるんだろう。ひとまずは大人しく療養することにしたようだ。
 
 タマモさんの話だと、ヨゴウさんって『八妖星』の中でも特に頑固な1人で、よそからの援軍も『必要ない! ワシらの縄張りはワシらで守る!』って突っぱねてもおかしくないって聞いてたけど……流石にケガの程度がね、もう強がりもできないくらいに、完膚なきまでに満身創痍だし。

 しかも、それをやった犯人ってのがどうも……

「……白い装束に身を包んだ、大太刀を操る男だった。外見は人間のように見えたが、アレは……妖怪か、あるいはそれよりも恐ろしい『何か』だったように思えた」

「……思い当たる人物が1人しかいませんね」

 リュウベエだな、どう考えても。
 あいつ、最初ここの戦線にいたのか……それが終わったから、エドに戻ってきて、ああして僕らと戦い始めたと。

 同時期に戦い始めたのに、ここだけあまりにも早く陥落したのは、あいつがいたからか。
 戦闘力は『鬼』の幹部級どころか、『八妖星』に匹敵あるいは凌ぐレベルであり、なおかつ戦闘大好きでバリバリ前線に出ていくような奴がいたら……そりゃ持たんわな……

 最大戦力たるヨゴウさんが自ら相手をしても、ろくに手傷もつけられず、つけてもなぜかすぐに回復してしまう。
 そして、巨人の一撃すら通さないはずのヨゴウさんの装甲を斬り裂き、腕を斬り落とすまでの重傷を負わせるような奴だ。さぞ恐れられただろう……ってか、ヨゴウさんよく生きて帰れたな。

「……部下たちが盾になって時間を稼いでくれた。その隙に、河童や水生系の妖怪だけが通れる水路を通って脱出することができたのだ……老骨の身で若い者より生きながらえてしまうとは、情けないにも程がある」

「そのようなことをおっしゃらないでください。あなたをかばった者達も、この先の戦いに、そして『トーノ』の未来にあなたの存在が必要だと思ったからこそ命を懸けたのでしょう」

 敗戦を、そして自分のために犠牲になった命があったことを、重く受け止めて自分を責めているヨゴウさんに、部下の人たちやマツリさん達は、慰めや励ましの声をかけるけど……僕は、何と言うか……なんて言ったらいいかわからなかった。

 ……考えたくもないことだし、そうならないように常に僕は行動しているわけだけどさ……もしも、僕が同じような立場に置かれたら……って、ふと考えちゃうとね。

 すぐ前に、『トーノが落ちた』って聞かされて、もしかしてナナ達が……ってどっと冷汗かいた直後だっていうタイミングも相まって……まあ、考えるだけで嫌な気持ちがメーター振り切れそうになるので、そうならないように全力を尽くす方針には変わりないが。

(もっと自分達を頼れ、って、こないだ言ってくれたのは嬉しかったし、自分の考えの甘さ、未熟さを痛感したところだけど……それでも、やっぱりいざ『そう』なる時のことを考えるとな……)

 痛々しい様になっているヨゴウさんの姿や、野戦病院さながらになっている建物内で苦しんでいる『トーノ』の妖怪達を見て……不謹慎だとは思いつつも、改めて思うことがあった。
 
 絶対に、僕の仲間に、そんなことは起こさせない。
 例え、僕を慕って、思ってしてくれたとしても、それで皆が傷ついたり、まして命を落とすなんてこと……絶対に僕は許さない。
 そう、改めて心に決めつつ……僕も話に参加することにする。

 今日これから、『トーノ』奪還のための会議が始まる。その会議の場で、迅速かつ確実に、そして最小限のダメージで目的を達成できるよう……僕も全力を尽くそう。

 ……必要なら、今以上に自重を捨てででも。


 ☆☆☆


 一方、場所は『鬼』の陣地に移る。

 拠点にしている屋敷の奥の部屋で、送り届けられた封書に目を通している女性……『トーノ』攻略軍の指揮官・タキは、眉間にしわを寄せて、手紙を1通1通呼んでいた。
 一字一句逃さず読んで頭に叩き込み……そこに記されていた、戦争の現状を把握する。

 そして、不機嫌さを隠そうともしない様子で、ふー、とため息をついた。

「『エゾ』も『イズモ』も、『エド』の拠点すら潰されたとは……!」

「見誤ったようだな、あの連中の危険度ってもんを」

 そんな、空気を読まない軽口な物言いに、タキはぎろりとその声の主を睨むが、睨まれたカムロは全く異に返していない様子で、軽薄そうな笑みを崩さない。

「まあ、もともと複数の『八妖星』を相手にするって時点で、犠牲が出るのは想定済みだったんだろ? ならさっさと切り替えて、奴らの死を無駄にしないように頑張らないとな?」

「……言われずともそのつもりだ。それよりも、キリツナ様は無事なのだろうな?」

「そこは心配すんな。きちんと安全な、まだ見つかってない拠点に移してある。リュウベエもいるから護衛も問題ないしな……あんたもせいぜい、戦力をすり減らさないように注意したほうがいい」

「…………そうだな、肝に銘じるとする」

 挑発するようなカムロのもの言いだったが、食いかかってくるかと思われたタキは、神妙そうな表情で腕を組み、目を閉じて黙考を始めた。
 時折目を開けて手紙を手に取り、内容を確かめるように目を通す。それを何度も繰り返す。

 意外そうに、そして興味深そうにその表情を覗き込むカムロを気にすることなく、タキは考えをまとめていく。

「……情報が足りんな。カムロ、しばし付き合え。それと、貴様が連れて来た部下や連絡要員を全員呼べ。それから……」

 1つ1つ、自分自身でも確かめるようにして並べていく。
 同時に手を動かし、筆を紙にさらさらと滑らせるように動かして何事か書き綴っている。

「おぉ……やる気だな。てっきり怒って攻撃命令でも出すかと思いきや、見た目通りのクールビューティーじゃないの」

「……我々の軍は、幹部はもちろん兵卒の1人に至るまで、若様の勝利のためにその命と魂を使うことこそ使命。1人の命たりとも無駄にすることは許されん……なれば、その使い方にも当然熟慮を要するというものだ。……連中の戦い方、特に『百物語』に絡んだ対策の類について特に聞きたい。伝令を飛ばして、その戦線で戦っていた生き残りを呼び寄せろ。資料になりそうなものも片っ端から持ってこいと伝えろ、大至急だ」

「了、解。顎で使われますよっと……やれやれ、また大変なのが後に残っちまったもんだなあ……どうするタマモ、それにミナト少年……むしろ、ここからが本番かもなあ?」

 後半、タキには聞こえない音量で独り言をつぶやきながら、指示を全て聞いたカムロは部屋を後にしようとするが、ふと思いだしたように立ち止まり、

「あーそうそう、土産持ってきたから後で見といてくれ」

「? 土産だと?」

「ああ……下に運んでおいた。あんた、術……特に式神系得意だからな、上手く使ってくれるのを期待してるぞ。その方が、用意してくれた奴らも喜ぶからな」



 そして、数日の時が流れた。


 ☆☆☆


 夜。
 草木も眠る丑三つ時。

 『鎧河童』達が、傷ついた体を休めている拠点に、夜の闇に紛れて森を、木々の間を駆け抜けて近づく者達がいた。
 枯れ枝や落ち葉なども落ちている中、どうやっているのか、一切足音を立てずに走っていく。

 一般人が入り込めばたちまち迷ってしまいそうな、樹海とすら言っていい場所を、迷いない足取りで書けていく彼らの狙いは、この先にある『鎧河童』軍の拠点であることは、最早疑いようもないことだった。

 彼らの目的は『夜襲』。
 夜、兵士たちが寝静まって油断している所に、火を放つなり、寝首をかくなりして、鎧河童軍に大打撃を与えるのが目的だった。

 だがそれは、単にこの戦域での勝利を確実にするため、というだけのものではなく……

「……わかっているな。火を放つと同時に、痺れ毒を含んだ香を焚く。動けなくなった者から……1人でも多く、殺せ。より多くの『邪気』を回収するのだ」

 リーダー格と思しき男が言った通り、その最大の目的は、『邪気』の回収。
 『百物語』の術式の元に、敵を殺せば殺すほど、その敵が強ければ強いほど、殺した者を強くする、鬼の軍にとっては重要な……資源にも等しい要素。

 逃げ伸びた『鎧河童』以下、『トーノ』の妖怪の幹部格はまだまだ多い。長い時を生き、強い力をため込んでいる者を殺せば、それだけ強い『邪気』を回収できる。逃がすには惜しいという判断だ。

「今日を逃せば好機はない、とタキ様はおおせだ。全員、必ずや任務を完遂せよ」

「「「御意」」」

 感情の起伏を感じさせない、そんな一言の返事と共に、暗殺者達は、拠点へと駆け出した。
 外部に存在を悟られないよう、一切の明かりを消している――所謂『灯火管制』の類である――が、そもそも暗殺者たちはここの存在を知っているため、意味はない。加えて皆、種族柄、暗闇を問題としない目を持っている。夜空の星程度の光があれば、明かりとしては十分だった。

 彼らは、目の前にはっきりと見えている、古い屋敷を目指して、夜の闇の中を無音で駆け抜け……しかし、

 ―――パシュッッ!!

 その闇の中に溶け込んで、一発の銃声が響く。
 それと同時に飛んだ水の弾丸を胸に受け、心臓を破壊され、暗殺者の1人が倒れたのを皮切りに……『暗殺』は『戦闘』へと移り変わることとなった。

「……散開!」

 リーダー格の掛け声で、すぐさま森の中に散らばって姿をくらませる暗殺者たち。
 すぐさまその姿は……諸劇で絶命した1人を除き、夜の森の闇の中に消えて失せる。影も形も見えなくなり、気配も感じられなくなった。

「……やはり来たか」

「そのようですね」

 しかし、それも予想済みだったのだろう。狙撃手……ナナや、彼女とと共に待ち構えていた者達は、一切焦ることなく、それを見送った。

「では皆さん……予定通りに。アポなしのお客様には、迅速にお帰り願いましょう。迷惑料は……彼らの命です」

「「「了解」」

 ナナの指示……というよりは、確認にも近いそれと共に、ギーナ、サクヤ、クロエ、イヅナは、それぞれ夜の森で行動を開始した。



 そして同時刻、

 場所は変わって……『鬼』の軍の、『トーノ』制圧拠点。

 一度、ナナ達が『朧車』に乗って襲撃した場所……とはまた別な位置に、新たに、ひそかに構えられた拠点だ。朝廷軍や、『鎧河童』の軍に気取られないように。
 にもかかわらず、当然のようにそこは突き止められ……今まさに、襲撃を受けている最中だった。夜襲をかけている、『トーノ』の逃亡拠点と同じように。

 ただ違うのは、ここを襲撃した者達は……少なくとも、『暗殺』などという大人しい手段に打って出るつもりはないということだ。
 正面から門を粉砕して大胆不敵に乗り込んできた挙句、館のあちこちに爆発物を投げ込んで炎上させるというやり口を見れば、そんな意図はまず微塵もないと誰でもわかる。

「……やはり来たか」

 しかし、別にそれを問題にするタキではなかった。
 言葉通り、ここを敵軍が襲撃してくることは、そう遠くない未来に予想していたことであるし……むしろ待っていたことだった。
 何せタキは最初から、『鎧河童』の軍がここを嗅ぎつけて襲撃してくるのに合わせて、カウンターを放つように敵拠点を襲撃するという計画を立てていたのだから。

「この屋敷は立地的にも構造的にも、多数の兵を投じるだけで攻められるような場所ではない。加えて地の利も我らにあるとなれば、必然的に少数精鋭で襲撃してくるはず。だがそれは同時に、向こうの守りがその分薄くなるということだ。ここで敵の精鋭を迎え撃つ間に向こうにも兵をやり、『鎧河童』以下、めぼしい幹部を含めたなるべく多くの首を取る。そして……」

「その後は、この拠点をさっさと放棄して撤収する……か。思い切った計画を立てるもんだ……せっかく勝ち取った『トーノ』を返しちまうのかい? 『オーシュウ』の滝夜叉姫さま?」

 カムロの、相変わらず神経を逆なでするような言葉に、一応睨みを返しつつも……タキはむやみに食って掛かることはせず、落ち着いて頭の中で、やるべきことを組み立て始めた。

「……問題ない。我ら『鬼』が天下を取った後、改めて平定すればよいだけのことだ。今優先すべきは、少しでも多くの『邪気』と『情報』の回収。『エゾ』と『イズモ』、それに『エド』で失敗した分を少しでも取り換えした上で……損害が少ないうちに兵をまとめ、戦略的撤退の後、キリツナ様と合流し……決戦に移る」

 そのためにも、と、呟きながらタキは立ち上がり、壁まで歩いていき……そこにかけてあった、自らの獲物である大薙刀を手に取った。

「ここで連中を可能な限り討ち取る。……隠れることもせず、これだけ派手に攻めて来たのは予想外ではあったが、それならそれで、こちらも対応を変えるのみだ。暗殺ではなく……正面から迎え撃ってくれる」

「大きく出たな……ま、もともとあの男は、こそこそ裏で動くより、正面からぶんなぐって全部ぶっ壊すタイプの奴だったらしいしな。だんだん回りくどいことするのも面倒になってきて、素の性格が出てきてるのかもな……それで、具体的にはどうするんだい?」

「私が出る。お前の『土産』も全て使う。それと……お前も出ろ。私が全体に撤退命令を出すまででいい……時間を稼げ」

「人使いの荒いレディだねえ……了解。ま、適度に運動しないと体が鈍るしな」

 『鎧河童軍』の拠点と、『酒吞童子軍』の拠点。
 片や夜の闇の中、片や夜の闇を押しのける炎の明かりの中……『トーノ』の2カ所で、戦いが始まろうとしていた。



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