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第17章 夢幻と創世の特異点
第322話 第3、第4試合
しおりを挟むさて、十数分前にシェリーの勝利で第二試合が終わり、現在第三試合なわけだが……
(やばい、ちょっと何コレ、見ててすっげー面白いんですけど)
第三試合。対戦カード。
『邪香猫』所属 ミュウ・ティックVSネスティア王国魔法院所属 シャロエール・イザルリア
どちらも、子供かってくらいに小柄で幼い見た目で、ついでにゆるふわ金髪っていう、やたらと共通点がある2人だが……もう1つ、この2人の間には共通点があった。
それが……これだ。
「『イエティ』! 殴りつけて叩き伏せなさい!」
「『シーサーペント』! かわしてそのまま絡めとるのです!」
目の前の試合場には……初期位置からさらに大きく下がっている2人。
その間で、それぞれの主から命令を受けながら戦っている、2人の『召喚獣』。
この2人の最後の共通点。それは……『魔物使い』だということ。
その結果、今試合場で繰り広げられているのは、それぞれの召喚獣同士の代理戦闘というか……どう見てもモンスター育成系のゲームにしか見えないっつーか……
だが、それが面白い。
それぞれのマスターの指示に従って、小さい者から大きな者までがあっちこっちから飛び出して戦って……転生前に好きだった育成系RPG思い出す。
使用する召喚獣はそれぞれ3体まで。気絶するか消滅するまでの戦闘を、勝ち抜き形式で3体全部ノックアウトされた方が負け、という特別ルールで、ミュウとシャロエールさんの試合は始まったわけだが……これが盛り上がる盛り上がる。
つか混ざりたい! 繰り返しだけど何アレめっちゃ楽しそう! 僕のゲーム脳が叫んでる!
「……落ち着いて見てなさい」
……そわそわしすぎて隣にいる嫁に怒られた。
さて、例によって対戦相手のプロフィールだが……『魔法院』所属ということで、彼女……シャロエールさんは、アクィラ姉さんの部下に当たる人だ。
どう見ても小学生か、いっても中学生くらいにしか見えないこの外見で……何と37歳だそうである。
これで僕の倍生きてんのかよ……いや、見た目と年齢が一致しない例なんて、周りにいくらでもいるけど……寿命数十年の人間でここまでってのは……ま、まあいい。
ともかく、そんなこんなで、ミュウとシャロエールさんとの戦いなわけだが……結果としては、引き分けに終わった。
おそらく、本気で……というか、持てる手札を自重なしに全部使って戦っていれば、ミュウが勝っていただろうけど……ここではあくまで模擬戦ということで、アイテムの補助もなし、過度に破壊力が高すぎる魔物もなしで戦った結果、こうなった。
第一戦、ミュウの『シーサーペント』とシャロエールさんの『イエティ』の戦いは、ミュウの勝ち。素早い動きと強靭な長い肉体を使う締め付けでイエティを撃破して終わった。
第二戦、ミュウの『ソレイユタイガー』と、シャロエールさんの『サンダーバード』。馬力ではミュウに分があったものの、身軽に飛べて遠距離攻撃も多彩にあったっていう点で分が悪かった。接戦ではあったと思うけど、シャロエールさんの勝ちに終わった。
そして第三戦、それぞれの切り札同士の戦いになった。
もっとも、ミュウが出したのはあくまで『出せる範囲での』切り札だけど。
シャロエールさんは……9つの頭を持つ巨大な蛇『ヒュドラ』。水生生物系に属し、Sランクの戦闘能力に加え、首を切り落としてもすぐに生えてくるほどの再生能力を持つ。
それに対して、ミュウが召喚したのは……おそらく、僕ら身内以外誰も見たことのない魔物。
いや、そりゃ当然なんだけどね……僕が作ったオリジナルモンスターだから。
こいつは、『アトランティス』に出て来た『デストロイヤー』を解析して僕なりに再構築して作り上げたモンスターで、実践投入は今回が初のモンスターだ。
見た目は、オリジナルである『デストロイヤー』に近いが、これでもかってくらいに強化しまくってるので、その戦闘力は明らかにSランクのレベルに届いている。
加えて、剣と盾、そして魔力弾で戦っていた『デストロイヤー』との一番の違いは……こいつは体術……徒手空拳で戦うという点だ。
……ぶっちゃけ、ちょっと僕の戦闘データを多少組み込んで、悪乗りして作りました。
『EB』やら何やらが使えるわけじゃないが、『マジックアーツ』は使える。
あくまで試作品として作ったんだけど、廃棄するのももったいないので、折角なのでミュウにプレゼントして、今日が初お目見えと言うわけだ。
大きさにして3m程度の人型ロボット的な見た目のそれ。名前は『デストライカー』。
試作品にしても、ちょっと安直な名前だったな、と思っている。
スペックだけなら『ヒュドラ』よりも上だろうし、徒手空拳戦闘のノウハウ……と言っていいものかは微妙だが、ミュウは僕がそうやって戦う場面を何度も見てきているので、動かし方をどうすればいいかとか一通り見当がつくはずだ。
体の各部に魔力を込めさせて攻防力を上げたり、肘や背中についてるブースターを使って急加速したり、攻撃の威力に上乗せしたりもできる。
しかし、やはりあまり慣れていなかったことが災いして、スペックでごり押しする結果になってしまっていた。
スピードとパワーが売りの魔物だし、声出して指示してたんじゃ間に合わない。そのため、思念で操っていたような感じだから……ミュウのあの一戦だけ、今はやりのeスポーツと言うか、RPGじゃなく格闘アクションゲームみたいになってたかもだな。ジャンルが違う。
それに対して……女性に対して失礼かもしれないけど、多頭蛇なんていう特殊なモンスターにも終始安定した調子で指示を出しているシャロエールさんは、さすが年の功ってやつなんだろう。
スペックの差をそこで埋められていた。
最終的に、必殺技として設定している飛び蹴りと、『ヒュドラ』の突進が激突し……相打ちに終わった、というのが結末である。
「うーん……ちょっと欲張っちゃいましたねー。冒険せずに慣れてるので行けば勝てたかもです」
「けど、『自重』込みで使えそうな奴で一番スペック高いのは確かにアレだしね。まあ、いい経験になったと思えばいいんじゃない?」
「シャロエールさんも喜んでましたしね。それこそ、珍しくていい経験になった、って」
そんなやり取りを経て……次なる第4試合は、いよいよわが嫁の出番である。
「エルク・カークス殿、フォルトゥナ・イザルリア大佐、前へ」
そのアナウンスをうけて、2人がそれぞれ所定の位置に進み出る。
エルクの対戦相手は、なんというか……大きい。
浅黒い肌に、180超えているであろう高い身長が特徴的な女性。背が高いだけではなく、ボディラインも女性らしい凹凸ができていて……なんて言えばいいんだ? よく育ってる、とでも?
プラチナブロンドの長髪が風になびいていて、凛々しい感じの見た目だ。
どっちかと言えば華奢で小柄なエルクとは、対照的、と言ってもいい見た目である。こうして向かい合ってると、その体格差がすごい露骨だ……。
……何より驚いたのは、あの人、なんとさっきミュウと戦ったシャロエールさんの妹だってんだから……。
(似てなさすぎだろ……共通点、種族と性別くらいしかないぞ?)
身長、肌の色、髪色、体つき、顔の造形……全部違う。
つか、姉ですらないのかよ……あっちのちっこいほうが姉で、こっちが妹……。
腹違いの姉妹だって言われた方が納得できるくらいに、違いすぎている。……ホントにそうなのかもしれんけど、さすがに面と向かって聞くほどデリカシー無視なことはできん。
それに、戦い方も違うようだ。
彼女……フォルトゥナさんは、両手にロングブレードを持った二刀流スタイルのようだ。1本を前に出し、もう1本を体側に引き寄せた形で構えている。定石通りだが……隙のない構えだ。
それに対して、エルクは右手に、順手に持ったダガーを軽く構えているだけ。
一見すると隙だらけに見えるかもしれないが、あれは多分……
そうなると……この試合、下手したら一瞬で決まるな。
「それでは、試合……開始!」
合図と同紙に、フォルトゥナさんが走り出し……その足の長さを活かした踏み込みで一気に距離を詰める。
そうして射程距離に入られても、エルクは最初の構えのままだ。
そのことにフォルトゥナさんが一瞬訝しげな表情になったように見えたが、そのまま両手に持った剣を振りかざし、その片方を肩口から袈裟懸けに一気に振り抜―――
―――こうとした瞬間、その目の前、20㎝もないところに、エルクが飛び込んでダガーを振り上げていた。
「……っ!?」
慌てて体をひねってかわそうとするが、エルクのダガー――もちろん模造刀ではあるけども――が空を切り裂いて唸り、フォルトゥナさんの首元めがけて薙ぎ払われる。
「――ぅ、ぁああぁあっ!」
かなり強引に、姿勢が崩れるのも構わず大きくのけぞって、どうにかフォルトゥナさんはその一撃……まちがいなく『致命傷』判定が入ってしまうであろうそれをかわす。
そうして、恐らくはフィジカル……腹筋とかそのへんにに物を言わせてだろう、強引に姿勢を立て直す。
その間の隙を埋めるために、わざと大げさに剣を振るってエルクをけん制し、飛び退る。
が、ほんの少し体を反らしただけで……最小限の動きでそれを交わし、即座に前に出るエルク。フォルトゥナさんの動きにぴったりとついてくる。間を開けさせず、攻め続ける姿勢だ。
だが、どうやら多少なり体勢を立て直せればそれでよかったらしく、フォルトゥナさんは自分の方で体をひねり、安定性を保ちつつ強引に剣を振るうスペースを確保すると、肘をしめて、剣を振るう半径を小さくしたうえで横凪ぎに振るい……
―――ガギン!
「なっ!?」
下から救い上げるように放たれた、エルクのダガーの一撃で、その剣を弾かれる……どころか、剣は盛大に弾き飛ばされ、彼女の腕を離れて飛んでいった。
その結果……フォルトゥナさんはさっき以上に盛大にバランスを崩し、硬直してしまった
「……う……!」
「勝負あり、でいいかしら?」
ぴとっ、と、
そのまま踏み込んだエルクが、フォルトゥナさんの首筋に刃を添えた。
そのまま、しゅっ、と刃が引かれる。
刃を潰してあるから、当然斬れることはない。圧したことによる白い線が、ほんの一瞬浮かんでできたくらいである。
それでも、それは……判定での決着を知らせるには十分だった。
☆☆☆
「お疲れ様、エルク」
「ん、ありがと」
模擬戦に勝利したエルクが僕らのベンチに戻ってきたところで、用意されていた飲み物を渡しながら、そんな風に声をかけた。
「いやー……お見事でしたね、エルクさん」
「ホントにね、瞬殺だったじゃない」
「さすがミナトさんの正妻ポジションとでも言いますか……」
「いや、あんたら……言っとくけど今私、言うほど余裕で勝ったわけじゃなかったんだからね? あの技、結構どころじゃなく神経張り詰めさせなきゃいけないんだから」
「あ、やっぱりエルク使ってたんだ、『エアーコンクエスター』」
「当然でしょ……あんな動き素でできやしないわよ」
今言った、エルクが使っていた技能である『エアーコンクエスター』は、当然ながら僕が作った『否常識魔法』の1つだ。
正確には、僕だけでなく、師匠やネリドラ、さらにはアドリアナ母さんまで参加して作ったものであり……現存する『否常識魔法』の中でも、もっとも強力なものの1つである。
略して『エアコン』……はちょっとカッコ悪いので、呼び方としては使っていないけども。
直訳すると『空気の支配者』。その効果というか能力は、ひとことで言えば、周囲の風の完全制御による戦闘行為のアシスト……といったところだろうか。
魔力で風を起こして、加速したり滞空時間を長くしたり……っていう程度なら、戦闘における『風』属性の魔力の基礎的な使い方だ。訓練すれば、『風』の素質さえあれば誰でもできるだろう。
僕も普段、足に暴風を乗せて加速したり、ジャンプ力を上げたりしてるし。『霊媒師』の能力を覚醒させてからは、より一層そういうのが得意になった。
エルクの『エアーコンクエスター』は、その強化版だと思えばいい。周囲の風、ないし空気を操作して自分の戦闘力を強化するという点は同じだ。
ただし、その規模と効果、そしてそれ以上に難易度が段違い……いや、別次元なのである。
通常、操作する風ないし空気の範囲は、広くても自分の体の周辺くらいのものだ。
例えば、足に風を纏わせるなら、その周り数十センチか、あっても1~2mくらいだろう。
が、エルクの場合は……手とか足とかそういう単位でなく、体全体にそのアシストをかける。そしてそのために、自分を中心に周囲半径20mもの範囲の空気を『掌握』する。
言うなれば、空気をパワードスーツとして纏っている、という感じだろうか。
足を踏み出すにしても、武器を構えて腕を振るうにしても、あらゆる動作において、周囲の空気が動いて『風』になり、適切な強さのアシストが入る。
高速移動はもちろん、さっきフォルトゥナさんの剣を……結構な威力だったはずのそれを、ダガーで、しかも片手で弾き飛ばしたのは、これによるところが大きい。
さらには、風を纏うだけでなく……空間内で『空気』を媒介に使った様々なアシストが入る。
突進していく先の気圧を下げ、空気抵抗を減らしてさらに移動を加速させたり、
掌握領域内の空気の流れから相手の動きを読み取ったり、
風の流れ、ないし通り道を作り出して移動をさらに早く、よどみなく行えるようにしたり、
やろうと思えば、敵の攻撃に対して、暴風+高気圧で狙いをはずしたり、威力を減衰させたりする、デバフみたいなこともできるだろう。今回は使ってなかったけど。
種類もベクトルも違う、複数の効果を同時に、同一の空間内で発生させるこの技は、言うだけなら容易いが、すさまじく繊細な魔力コントロールが必要だ。僕らの中でできるのは……エルクと僕だけである。
でも、僕の場合は『霊媒師(シャーマン)』の能力を応用して似たような効果をもたらし、さらにアイテムや『魔量子コンピューター』からのバックアップを適宜受ける必要がある。
素で自分だけでできるのは……ただ1人。エルクだけだ。
まだまだ研鑽・熟練の途中だと彼女は言うけど……この技は彼女にとって、十分に『伝家の宝刀』と呼べるものになっているな、と僕は思う。
そんなことを考えつつ、談笑していると……さっきの試合2つの相手だった、シャロエールさんとフォルトゥナさんの2人が、歩いてこちらにやってきた。
……並ぶとその身長差が余計によくわかるな……あらためて姉妹には見えん。失礼だから何も言わんけど。
「ご歓談中のところ失礼いたします、ミナト・キャドリーユ様」
そう言って、シャロエールさん、ぺこりとお辞儀。フォルトゥナさんもそれに続く。
「試合という場でしたので、正式に挨拶するのが後回しになってしまったことをお詫びいたします。この場をお借りして、あらためて自己紹介をさせていただければ」
とのこと。
公人、ないしは軍の高官だけあって、礼儀作法は一流と言っていい感じに整っている。お辞儀と、その際にちょっとだけ足を引く……そんなちょっとした仕草からも、それが見て取れた。
僕らの方からも、簡単に自己紹介を返しておいた。
「皆さま、今回はありがとうございました。私どもとしても、得難い経験ができたこと、嬉しく思っております。願わくば今後とも、より一層友誼を深めていければと思っております」
「あー……えっと、それはどうも。僕らとしても、いい経験になりましたので」
「そう言っていただけるとありがたいです」
にこり、と笑うシャロエールさん。それに対してフォルトゥナさんの方は、一瞬、ちょっとだけ気まずそうな感じになったように見えた。
「私も姉と同じく……残念ながら今回私の方は、不甲斐なくも数秒と持たずに負けてしまいましたが……この経験をばねに、より一層高みを目指していくつもりでおります」
あ、なるほど……今、お姉さんが言ったことを自分に当てはめると、ちょっとアレだったからそういう感じになったのね。
しかし、すぐに気持ちを切り替えて、はきはきとそう言って来た。営業スマイルであろう笑みを顔に浮かべた上で。……ちょっと固く見えるけど。
それに気づいてかどうかはわからないけどシャロエールさんが『はぁ』と小さくため息をついていた。と思った直後、
「明日以降も、不肖の身ではありますが、全霊を持って当たりますので、どうぞよろしくお願いいたします」
「っ!」
と、フォルトゥナさんが言った瞬間、糸目って言っていいくらいに細い目のままだったシャロエールさんが、何かに驚いたようにカッと目を見開いた。な、何だ?
何か今、フォルトゥナさん変なこと言ったか……って、いや待て。たしかに今、気になること言ってたな?
「? あの、明日以降……って?」
「? それはもちろん、たらゴフッ!?」
「「「!?」」」
フォルトゥナさんが何か言いかけたその瞬間、目にもとまらぬ速さでシャロエールさんの肘が横に突き出され……身長差から、フォルトゥナさんの脇腹に突き刺さった。
「あ゛、姉上……何を」
「おほほほ……すいませんミナト様。私達、少々内々で話すことがありますので、話の途中で無礼とは承知しておりますが、このあたりで失礼させていただきますね」
「え? あ、はい……ど、どうぞ」
「はい、ではまた後程……」
おほほほ、と笑いながら――ただし目が笑ってない――フォルトゥナさんを連行しつつ去っていくシャロエールさん。……な、何だ? 一体何があったんだ今のやり取り?
「……察するに、何か口が滑って言っちゃいけないことを言いそうになった、って感じじゃない?」
と、後ろで見ていたセレナ義姉さんの予測。
「そう、なのかな?」
「まあ、言われてみればそういう感じに見えなくも……よくわかりましたね、セレナさん」
「ん。昔、同じような場面でイーサが私のことを殴って連れ戻してく時に、あんな感じの笑い方してたからね」
「「………………」」
注意深い観察眼とかで悟ったんじゃないんかい。おいコラ、元中将。
僕とエルク、他全員のジト目を受けてもしれっとしている義姉さん。
平常運転と言ってしまえばそれまでだけども……つか、やめてよこのタイミングでそんなアレというか、情けない過去カミングアウトするの。
やりづらくなっちゃうじゃんか……これから戦うってのにさ、その本人と。
「第五試合……ミナト・キャドリーユ殿! イーサ・コールガイン大将! ご準備願います!」
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