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第二章 儀式(セレモニー)
儀式(セレモニー)はまだ始まってもいない
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健悟は浴室の戸口をぶっきらぼうに引きあけた。目線を柳川に固定するようにして頭を傾げ、のっそりとくぐった。ふり返りもせず足先で戸口を閉じた。
普段は四、五人が一度に入浴する浴室だ。縦長の湯槽が右の角に寄せられていて、戸口から見れば、洗い場がL字型になっている。柳川は左の壁側にある、鏡がみっつ並んだ洗い場の、まんなかの鏡の傍に立っていた。健悟が横目で洗い場をちらりと見ると、背中を流す準備はすでに整えられていた。なかなか気が利くらしい。
柳川は全裸で立っていた。基本の姿勢だ。目は真っすぐ健悟のほうに向けられている。顎を引いて胸を張り、踵をきちんとそろえている。両の掌を太ももにつけているので股間の相棒も丸見えだ。緊張のためか、恥ずかしさのためか、微妙に震えている。健悟は両方だと瞬時に判断した。
小雪のやつ、こんなビビりのファンなのか? 健悟は憤慨したが、何事もないように静かに歩を進めた。大きく伸びをしたり腕をぶんぶんふり回したりする必要がないことは、健悟も心得ていた。おい、若いの。見たいだけ見るがいい。柳川が一歩退いた。どうやら健悟の迫力に圧倒されたようだ。健悟も立止った。柳川が、すぐさま元の位置に戻った。そうだ、それで好い。柳川まであと一メートルのところで、健悟は立止った。
健悟と向い合うと、柳川は健悟の裸身をスキャンするように、目線をうえからしたまで何往復もさせた。そして中心で止めた。「あっ」と聞こえるか聞こえないかの小さな声を発し、そのまま固まってしまった。ビビってるな、こいつ。健悟の思ったとおりだった。
「河合に云われたのか?」健悟が訊いた。
「はい」
柳川は短く応えた。柳川の目線が健悟の顔と相棒のあいだを行ったり来たりしている。
「柳川。そんなに珍しいか? 同んなじモノ、ぶら下げてるじゃねえか」
健悟の冗談混じりの咆哮に、柳川は一歩引きさがった。
「気をつけ!」
そこへ健悟が吼えた。
柳川は、すぐに基本の姿勢をとった。
「敬礼!」続けざまに健悟が吼えた。
柳川は号令に従った。ポケットからさっと手を抜くような、素早くきびきびとした動作だった。
「敬礼はちゃんとできるようだな。好し、なおれ」
柳川は基本の姿勢に戻った。そこへ健悟が間髪入れず、
「整列ー、休め!」
と号令をかけた。
柳川は左脚を活発に左に開き、両脚に体重をかけて立った。それと同時に両手をうしろに回した。敏捷な動きだった。
「柳川。おまえの相棒が揺れてるぞ」
「す、すみません」
「まあ好い。揺れがおさまるまで待ってやる」
そのとき、
――おいおい、健悟。あいつ、基本の姿勢のままだぜ?
健悟の相棒が問いかけてきた。確かに休めの姿勢のままで発言したり動作を行ってはいけないことになっている。
――おまえは黙ってろ。今からこいつに顔から火ぃ噴かせてやる。
――誰が消すんだよ、その火。ひと泡吹かせてお仕舞いじゃなかったのか?
健悟の自問自答が始まった。
「おさまりました」
柳川が小声で云った。
健悟は片手で顎をさすりながら、ふうむ、と評論家のように呻った。そして美術館の展示品でも鑑賞するかのように左側へ回った。柳川が、ごくりと唾を飲んだ。健悟は右半身から検分を始めた。肩は少し丸みを帯びていて、腕も力の兆しがある。しかし脚はまだ細い。
「筋トレしてるのか? 何か月めだ」健悟は訊いた。
「三か月になります。映画の宣伝用にカレンダーの撮影があるんです」
「消防士カレンダーか?」
「はい」
会話はそこで途切れた。健悟は相棒が触れるか触れないかの微妙な距離を保ちながら、柳川の右半身を通りすぎ、背後に立った。そのまま十秒ほど何もしなかった。柳川の両肩が微かに揺れたその瞬間、健悟は一歩踏みだし、柳川の両手首を掴んだ。柳川が身を固めた。
「『整列休め』は、ベルトの位置で手を組むんだ」
健悟は腰の位置まで柳川の両手を持っていってやった。柳川の腕が持ちあがり、腋窩の隙間から、控えめな和毛が見えた。制汗剤のような、ボディソープのような爽やかな匂いが健悟の鼻を擽った。
――おい、健悟。こいつ、上官のおまえより先にシャワー浴びたんじゃないのか?
――うっせえな。臭いのよりマシだろ。
――もっと密着しろ。俺を握らせてやれ。
――すっこんでろ。俺のやりたいようにやる。
――おまえは俺だぞ、健悟……。
相棒はこう云いのこして、いったん引っこんだ。
健悟は、柳川の左半身も十分に鑑賞して正面に戻った。仁王立ちで胸のまえで腕を組み、柳川を凝っと見る。そしてカマをかけた。
「なんか彫刻であったな。石投げる男のやつ」
「ダビデ像……でしょうか?」柳川がおそるおそる云った。
「ポーズとってみろ。姿勢を崩しても構わん」
柳川は有名な大理石像のレプリカになった。
あらためて鑑賞する柳川の裸身は、その肌の表の其処彼処に汗の夜露を置いていた。大小の粒が集まり、ぶつかり、その拍子に割れて、筋肉の溝にそって流れおちていく。全身はじんわりと汗ばんでいて、若々しさで輝く汗のベールで包まれているようだった。
「それだ。なるほど、そっくりだ」健悟はある意味をこめて柳川の即席の演技をほめた。「好し、休めの姿勢に戻れ。ベルトの位置は覚えているか?」
「はい」
柳川は即座に動いた。
――健悟。気づいてるか?
――あたぼうよ。黙って見てろ。これから顔から火ぃ噴かせてやる。
健悟は、おやっ、という表情を泛べた。
「演技はもうお仕舞いだ。今はダビデじゃなくて、柳川健人だろう?」
柳川は、どういう意味だろうというような顔をした。
健悟は云い方をかえた。
「帽子を脱ぐのを忘れている。ここは室内だ。さっさと脱げ」
「えっ」
柳川は姿勢を保ったまま目線だけを額に向けた。まだ意味がわからないようだ。
そこで健悟がヒントをやった。
「ほら」
健悟は相棒を右手ですくい、勢いよく撥ねあげた。
柳川はしばらく顔をこわばらせた。やがて意を決したように右手を若い相棒に添えた。しかし手に握りしめたとき、懺悔でもするかのように、
「あの、実は……」
と健悟に訴えた。見ると、顔が真っ赤に染まっている。図星だった。
健悟は大いに笑った。
「まあ好い。ここを出ていくときまでには脱げるようにしてやる。それより今すぐ脱衣室に戻れ」
柳川が、きょとんとした顔をした。
「もうこれで……」
「『戻れ』と云ったんだ。それに、まだ始まってもいない」健悟はぴしゃりと云った。「風呂の最中でも出場指令があれば、すぐ着替える必要がある。俺のを見てこい。それから――」
健悟は、柳川を焦らせるようにひと呼吸してから、
「気をつけ!」
柳川が基本の姿勢をとった。すかさず健悟が云った。
「ついでに水飲んでこい。回れー、右! 進め!」
浴室の戸口が快活に閉じられた。
柳川が脱衣室へ消えるのを見届けると、健悟はざっと掛湯をして湯槽に飛び込んだ。いちばん湯の波がザアザアと立ち、縁から溢れでた。健悟は両手に湯をすくってバシャバシャと顔を濯ぎ、腕時計をちらっと見て、それから浴室の戸口に目を移した。さあて、あと二十分か。頸を左右に振ってボキボキと鳴らしたつぎの瞬間、浴室の戸口がゆっくりと開けられた。
普段は四、五人が一度に入浴する浴室だ。縦長の湯槽が右の角に寄せられていて、戸口から見れば、洗い場がL字型になっている。柳川は左の壁側にある、鏡がみっつ並んだ洗い場の、まんなかの鏡の傍に立っていた。健悟が横目で洗い場をちらりと見ると、背中を流す準備はすでに整えられていた。なかなか気が利くらしい。
柳川は全裸で立っていた。基本の姿勢だ。目は真っすぐ健悟のほうに向けられている。顎を引いて胸を張り、踵をきちんとそろえている。両の掌を太ももにつけているので股間の相棒も丸見えだ。緊張のためか、恥ずかしさのためか、微妙に震えている。健悟は両方だと瞬時に判断した。
小雪のやつ、こんなビビりのファンなのか? 健悟は憤慨したが、何事もないように静かに歩を進めた。大きく伸びをしたり腕をぶんぶんふり回したりする必要がないことは、健悟も心得ていた。おい、若いの。見たいだけ見るがいい。柳川が一歩退いた。どうやら健悟の迫力に圧倒されたようだ。健悟も立止った。柳川が、すぐさま元の位置に戻った。そうだ、それで好い。柳川まであと一メートルのところで、健悟は立止った。
健悟と向い合うと、柳川は健悟の裸身をスキャンするように、目線をうえからしたまで何往復もさせた。そして中心で止めた。「あっ」と聞こえるか聞こえないかの小さな声を発し、そのまま固まってしまった。ビビってるな、こいつ。健悟の思ったとおりだった。
「河合に云われたのか?」健悟が訊いた。
「はい」
柳川は短く応えた。柳川の目線が健悟の顔と相棒のあいだを行ったり来たりしている。
「柳川。そんなに珍しいか? 同んなじモノ、ぶら下げてるじゃねえか」
健悟の冗談混じりの咆哮に、柳川は一歩引きさがった。
「気をつけ!」
そこへ健悟が吼えた。
柳川は、すぐに基本の姿勢をとった。
「敬礼!」続けざまに健悟が吼えた。
柳川は号令に従った。ポケットからさっと手を抜くような、素早くきびきびとした動作だった。
「敬礼はちゃんとできるようだな。好し、なおれ」
柳川は基本の姿勢に戻った。そこへ健悟が間髪入れず、
「整列ー、休め!」
と号令をかけた。
柳川は左脚を活発に左に開き、両脚に体重をかけて立った。それと同時に両手をうしろに回した。敏捷な動きだった。
「柳川。おまえの相棒が揺れてるぞ」
「す、すみません」
「まあ好い。揺れがおさまるまで待ってやる」
そのとき、
――おいおい、健悟。あいつ、基本の姿勢のままだぜ?
健悟の相棒が問いかけてきた。確かに休めの姿勢のままで発言したり動作を行ってはいけないことになっている。
――おまえは黙ってろ。今からこいつに顔から火ぃ噴かせてやる。
――誰が消すんだよ、その火。ひと泡吹かせてお仕舞いじゃなかったのか?
健悟の自問自答が始まった。
「おさまりました」
柳川が小声で云った。
健悟は片手で顎をさすりながら、ふうむ、と評論家のように呻った。そして美術館の展示品でも鑑賞するかのように左側へ回った。柳川が、ごくりと唾を飲んだ。健悟は右半身から検分を始めた。肩は少し丸みを帯びていて、腕も力の兆しがある。しかし脚はまだ細い。
「筋トレしてるのか? 何か月めだ」健悟は訊いた。
「三か月になります。映画の宣伝用にカレンダーの撮影があるんです」
「消防士カレンダーか?」
「はい」
会話はそこで途切れた。健悟は相棒が触れるか触れないかの微妙な距離を保ちながら、柳川の右半身を通りすぎ、背後に立った。そのまま十秒ほど何もしなかった。柳川の両肩が微かに揺れたその瞬間、健悟は一歩踏みだし、柳川の両手首を掴んだ。柳川が身を固めた。
「『整列休め』は、ベルトの位置で手を組むんだ」
健悟は腰の位置まで柳川の両手を持っていってやった。柳川の腕が持ちあがり、腋窩の隙間から、控えめな和毛が見えた。制汗剤のような、ボディソープのような爽やかな匂いが健悟の鼻を擽った。
――おい、健悟。こいつ、上官のおまえより先にシャワー浴びたんじゃないのか?
――うっせえな。臭いのよりマシだろ。
――もっと密着しろ。俺を握らせてやれ。
――すっこんでろ。俺のやりたいようにやる。
――おまえは俺だぞ、健悟……。
相棒はこう云いのこして、いったん引っこんだ。
健悟は、柳川の左半身も十分に鑑賞して正面に戻った。仁王立ちで胸のまえで腕を組み、柳川を凝っと見る。そしてカマをかけた。
「なんか彫刻であったな。石投げる男のやつ」
「ダビデ像……でしょうか?」柳川がおそるおそる云った。
「ポーズとってみろ。姿勢を崩しても構わん」
柳川は有名な大理石像のレプリカになった。
あらためて鑑賞する柳川の裸身は、その肌の表の其処彼処に汗の夜露を置いていた。大小の粒が集まり、ぶつかり、その拍子に割れて、筋肉の溝にそって流れおちていく。全身はじんわりと汗ばんでいて、若々しさで輝く汗のベールで包まれているようだった。
「それだ。なるほど、そっくりだ」健悟はある意味をこめて柳川の即席の演技をほめた。「好し、休めの姿勢に戻れ。ベルトの位置は覚えているか?」
「はい」
柳川は即座に動いた。
――健悟。気づいてるか?
――あたぼうよ。黙って見てろ。これから顔から火ぃ噴かせてやる。
健悟は、おやっ、という表情を泛べた。
「演技はもうお仕舞いだ。今はダビデじゃなくて、柳川健人だろう?」
柳川は、どういう意味だろうというような顔をした。
健悟は云い方をかえた。
「帽子を脱ぐのを忘れている。ここは室内だ。さっさと脱げ」
「えっ」
柳川は姿勢を保ったまま目線だけを額に向けた。まだ意味がわからないようだ。
そこで健悟がヒントをやった。
「ほら」
健悟は相棒を右手ですくい、勢いよく撥ねあげた。
柳川はしばらく顔をこわばらせた。やがて意を決したように右手を若い相棒に添えた。しかし手に握りしめたとき、懺悔でもするかのように、
「あの、実は……」
と健悟に訴えた。見ると、顔が真っ赤に染まっている。図星だった。
健悟は大いに笑った。
「まあ好い。ここを出ていくときまでには脱げるようにしてやる。それより今すぐ脱衣室に戻れ」
柳川が、きょとんとした顔をした。
「もうこれで……」
「『戻れ』と云ったんだ。それに、まだ始まってもいない」健悟はぴしゃりと云った。「風呂の最中でも出場指令があれば、すぐ着替える必要がある。俺のを見てこい。それから――」
健悟は、柳川を焦らせるようにひと呼吸してから、
「気をつけ!」
柳川が基本の姿勢をとった。すかさず健悟が云った。
「ついでに水飲んでこい。回れー、右! 進め!」
浴室の戸口が快活に閉じられた。
柳川が脱衣室へ消えるのを見届けると、健悟はざっと掛湯をして湯槽に飛び込んだ。いちばん湯の波がザアザアと立ち、縁から溢れでた。健悟は両手に湯をすくってバシャバシャと顔を濯ぎ、腕時計をちらっと見て、それから浴室の戸口に目を移した。さあて、あと二十分か。頸を左右に振ってボキボキと鳴らしたつぎの瞬間、浴室の戸口がゆっくりと開けられた。
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