66 / 77
第五章 ワン・モア・チャンス
21 『たーたーたー』だけでは終わらない
しおりを挟む
大樹の背中に廻って両膝立ちになった康太は、何の気なしに顔を正面に向けて、あっ、と小さく声を上げた。
「康太、どうした?」
正面の鏡に映る大樹と目があった。その後ろに自分がいて、今にも背後から抱きつこうとしているかのように映っている。
「あ、いや、その……」康太は一瞬まごついたが、すぐに思いついて、「森先輩の背中を流すのに、ぼくのでシャカシャカしたらダメだろうなって」
「で、どうするつもりだ?」
康太はゴクリと唾を飲みこんだ。
――やっぱり、ああするしかないよなぁ……。
康太は何でもないような顔を作って、ボディソープのボトルに手を伸ばし、数回プッシュしてソープ液を手のひらに受けながら、「森先輩の胸でシャカシャカして、そのまま背中に泡を持ってきたら、どうかなって……」
「それじゃあ、それで頼む」
大樹はあっさりとこう云って、胸を張った。
正面の鏡にたくましい毛に飾られた胸板が映しだされた。
「し、失礼します」
康太は両手にソープ液を塗り広げると両目を閉じ、大樹の見事な胸板に、そっと手をまわした。大樹の広い背中と康太の胸がぴったりとくっついた。思わず両手を宙に泛せてしまう。
「康太、気にすんな。もっとくっついてもいいぞ」大樹が平然と云った。「水球はコンタクトスポーツだからな。後ろから抱きついて相手を沈めるなんて日常茶飯事だ」
「水中の格闘技ですもんね」康太は戸惑いながら、云われたようにもう一度、大樹の胸元に両手を置いた。そして大樹の胸の谷間でシャカシャカを始めながら、「それに今井先輩よりも……」と云いかけて言葉を切った。
「まあ、あの猪よりもデカいもんな」
大樹がのんきに云った。
康太は焦った。「で、ですよね……」
大樹は、あはは、と快活に笑い、胸をさらに大きく張った。
――デカいのは森先輩のバズーカ砲じゃなくて……。あっ……あれもデカいんだけれど、今のは森先輩の横幅のことで、だから、だから……。
康太の両手が大樹の胸の谷間を上下している。大樹の背中と康太の胸が密着している。康太の鼻に、大樹の匂い――水と煙草の混じった匂い――が、すうっ、と入ってくる。
何んだか心地よい。
康太は、一瞬だけ目を開けて正面の鏡を見た。
――あっ!
康太はまた目を閉じた。
――歴代の彼女さんたちも、こんな感じだったのかな……。
康太の頭のなかで、女性とむつみあっている大樹の姿が再現された。実際には後ろから抱きついているのだけれども、さっき鏡に映る姿を見たせいなのだろう、大樹の発達した胸を隅々まで愛撫している両手の映像が泛びあがったのだ。そしてその両手の持ち主は……。
――アナウンサーのお姉さん!
康太は自分の妄想に驚いた。手の動きを一旦止め、何事もないかのように泡を胸板からかき集め、泡の手を背中に持ってゆく。
「森先輩。広背筋とか、やっぱスゴいですね」
などと云いながら背中を洗いはじめたが、一度始まった妄想はどんどんと広がっていった。
今度は、ぎゅっと抱きあう大樹とお姉さんの姿だ。お姉さんの両手が大樹の広い背中を撫でまわしている。
――ほんとだったら、ぼくもこんなふうになっていたのかも……。
自分の手がお姉さんの手と重なっているようだ。鏡に目を向けると心地よさそうに目を閉じている大樹の裸かの上半身が見える。そのたくましい胸が、自分の顔のまえにあるような錯覚に陥ってゆく。
妄想はさらに広がり、大樹が自分に覆いかぶさってくる映像へと変わった。両脚は無防備に広げられ、大樹の腰回りに巻きついている。それから、それから……。
そのときだった。
――痛っ!
目線を下げると、新品で未使用の自分のバズーカ砲が頭をもたげていた。康太は、それを太腿のあいだにしっかりと挟みこんで抑えつけた。幸い大樹は気づいていないようだった。
――そうだ。球磨きするんだった!
妄想をふり払うには、現実に戻るのがいちばんのようだ。大樹も『たーたーたー』を待っているのかもしれない。康太は、ようすをうかがうように、
「森先輩、そろそろ『たーたーたー』しても……」
「ちょっと待ってろ」大樹がボディソープのボトルをプッシュして、手に受けたソープ液を臍のしたあたりに擦りつけた。「よし。準備完了。まずはシャカシャカからだ。さっきみたいにくっついていいぞ」
「し、失礼します!」
康太は大樹の背中にもたれかかり、そして両手をシャカシャカの場所へ置いた。
――シャカシャカで時間稼ぎしたって無意味だよな。やんなきゃいけないんだし。
シャカシャカの両手のすぐしたに、大樹のバズーカ砲がある。康太は、なるべくそこに触れないように手早くシャカシャカをすませ、出来上がった泡を両手で包みこんだ。そしてひと呼吸おいて、「森先輩……いきますね」
返事をする代わりに大樹が両脚を大開けにした。康太はおそるおそる両手を、球磨きのその場所へと持っていった。
――お、大きい!
見るのと触るのとでは大違いだった。鶏の卵――それもL玉――のようなずっしりとした重量感が両手に伝わる。康太は割れ物をあつかうかのように、そっと両手を動かしはじめた。
しばらくして大樹が、ふう、と息を吐いて、首を右へ左へ大きく回した。「今井にずいぶんと仕込まれたみたいだな」
「気持ちいいですか?」
と訊いたつぎの瞬間、康太は、ハッとした。
――変なこと訊いちゃったかも!
けれども大樹は、あはは、と笑うだけだった。
康太は球磨きを続けた。
――ここがすんだら、つぎはバットも磨くんだよ……ね?
ふいに太腿に挟んだバズーカ砲がカッと熱くなった。康太は太腿に力をいれ、しっかり挟みこんだ。
――森先輩のを触って、ぼく……興奮してる?
そこへ大樹が声をかけてきた。
「野球部は、確かバットも磨くんだよな? 今井に聞いたぞ」
「は、はい……」
そこも磨け、ということなのだろう。両手をそこへ移す。
――大きい……!
大樹のバットは、握りこぶしふたつ重ねてもあり余るほどだった。康太は、なるべく直接触れないように、泡だけをその表面で辷らせるように、細心の注意を払って、両手を動かした。
「なるほどな」大樹が快活に笑った。「左打ちだったもんな、おまえ」
「え、ま……まあ」
康太はあいまいな返事して、両手をそっと動かしつづけた。
――こうして大事なところを触らせてくれるってことは……。
貫通式がいよいよ現実のものとなって康太に迫ってきた。
康太はそのようすを思いうかべた。
大樹のベッドに仰向けになる。大樹が覆いかぶさってくる。
「康太、まずは素股からだ」
大樹が微笑む。
康太がこくりと頷いたつぎの瞬間、ふたりの胸から腹までがぴたりと重なりあった。大樹の重みがふしぎと心地よい。そして太腿のあいだには、大樹のバズーカ砲がしっかりと挟みこまれている。
ふたりはしばらく、そうやって抱きあったままだった。しだいに大樹の水と煙草の匂いが康太の全身に広がりはじめる。たがいの胸と腹の毛がしんなりと絡みあい、それを解くことは容易ではなくなった。
「痛いのは後回しにしような」
大樹が耳許でこう囁く。そして……。
「康太、もういいぞ」ふいに大樹が云った。そして苦笑いを含んだ口調で、
「これ以上、続けたらデカくなるからな」
と続けた。
云われてみればそのとおりで、康太の手のなかでは大樹のバズーカ砲が硬くなりはじめていた。
「は、はい」
康太は手の動きを止め、大樹のものから手を放した。
――デカくなったら、って……。スゴいんだろうなあ……。
康太はぼんやりと両手を見つめた。そこにはまだ大樹の感触が残っていた。すると頭のなかに、大きくなった大樹のものが思いうかんだ。
「よし、じゃあ交代だ」大樹が突然立上がった。「背中流してやるよ」
「うわあっ!」
康太は立上ろうとしてバランスを崩してしまった。思いっきり前へ倒れ込む。と同時に、ゆるめた両腿のあいだを、さっきまで挟みこんでいたバズーカ砲が勢いよくすり抜け、その刺激で暴発してしまった。
「康太。『股くぐり』なんて、どこで覚えたんだ? 今井に聞いたのか?」
頭のうえから大樹の声がした。気づけば、大樹の両脚のしたで、四つん這いになっている。
康太は、暴発に気づかれないことを祈りつつ、両脚のアーチをくぐりながら、
「森先輩は、水泳の授業のとき、『股くぐり』しませんでしたか?」
「通りぬける直前で、うえからドスンと降りてきたりしてな」
大樹が腰をおろす気配がした。
康太は目を瞑ったまますり抜け、風呂椅子を傍にどかすと、鏡のまえで胡坐をかいた。
頭に何かが乗せられた。
康太は目を開けた。
「あ……!」
「丁髷だ。大野さんにもやられただろう?」
鏡のなかでは、大樹が両手を腰にあてて朗らかな笑みを泛べていた。
「康太、どうした?」
正面の鏡に映る大樹と目があった。その後ろに自分がいて、今にも背後から抱きつこうとしているかのように映っている。
「あ、いや、その……」康太は一瞬まごついたが、すぐに思いついて、「森先輩の背中を流すのに、ぼくのでシャカシャカしたらダメだろうなって」
「で、どうするつもりだ?」
康太はゴクリと唾を飲みこんだ。
――やっぱり、ああするしかないよなぁ……。
康太は何でもないような顔を作って、ボディソープのボトルに手を伸ばし、数回プッシュしてソープ液を手のひらに受けながら、「森先輩の胸でシャカシャカして、そのまま背中に泡を持ってきたら、どうかなって……」
「それじゃあ、それで頼む」
大樹はあっさりとこう云って、胸を張った。
正面の鏡にたくましい毛に飾られた胸板が映しだされた。
「し、失礼します」
康太は両手にソープ液を塗り広げると両目を閉じ、大樹の見事な胸板に、そっと手をまわした。大樹の広い背中と康太の胸がぴったりとくっついた。思わず両手を宙に泛せてしまう。
「康太、気にすんな。もっとくっついてもいいぞ」大樹が平然と云った。「水球はコンタクトスポーツだからな。後ろから抱きついて相手を沈めるなんて日常茶飯事だ」
「水中の格闘技ですもんね」康太は戸惑いながら、云われたようにもう一度、大樹の胸元に両手を置いた。そして大樹の胸の谷間でシャカシャカを始めながら、「それに今井先輩よりも……」と云いかけて言葉を切った。
「まあ、あの猪よりもデカいもんな」
大樹がのんきに云った。
康太は焦った。「で、ですよね……」
大樹は、あはは、と快活に笑い、胸をさらに大きく張った。
――デカいのは森先輩のバズーカ砲じゃなくて……。あっ……あれもデカいんだけれど、今のは森先輩の横幅のことで、だから、だから……。
康太の両手が大樹の胸の谷間を上下している。大樹の背中と康太の胸が密着している。康太の鼻に、大樹の匂い――水と煙草の混じった匂い――が、すうっ、と入ってくる。
何んだか心地よい。
康太は、一瞬だけ目を開けて正面の鏡を見た。
――あっ!
康太はまた目を閉じた。
――歴代の彼女さんたちも、こんな感じだったのかな……。
康太の頭のなかで、女性とむつみあっている大樹の姿が再現された。実際には後ろから抱きついているのだけれども、さっき鏡に映る姿を見たせいなのだろう、大樹の発達した胸を隅々まで愛撫している両手の映像が泛びあがったのだ。そしてその両手の持ち主は……。
――アナウンサーのお姉さん!
康太は自分の妄想に驚いた。手の動きを一旦止め、何事もないかのように泡を胸板からかき集め、泡の手を背中に持ってゆく。
「森先輩。広背筋とか、やっぱスゴいですね」
などと云いながら背中を洗いはじめたが、一度始まった妄想はどんどんと広がっていった。
今度は、ぎゅっと抱きあう大樹とお姉さんの姿だ。お姉さんの両手が大樹の広い背中を撫でまわしている。
――ほんとだったら、ぼくもこんなふうになっていたのかも……。
自分の手がお姉さんの手と重なっているようだ。鏡に目を向けると心地よさそうに目を閉じている大樹の裸かの上半身が見える。そのたくましい胸が、自分の顔のまえにあるような錯覚に陥ってゆく。
妄想はさらに広がり、大樹が自分に覆いかぶさってくる映像へと変わった。両脚は無防備に広げられ、大樹の腰回りに巻きついている。それから、それから……。
そのときだった。
――痛っ!
目線を下げると、新品で未使用の自分のバズーカ砲が頭をもたげていた。康太は、それを太腿のあいだにしっかりと挟みこんで抑えつけた。幸い大樹は気づいていないようだった。
――そうだ。球磨きするんだった!
妄想をふり払うには、現実に戻るのがいちばんのようだ。大樹も『たーたーたー』を待っているのかもしれない。康太は、ようすをうかがうように、
「森先輩、そろそろ『たーたーたー』しても……」
「ちょっと待ってろ」大樹がボディソープのボトルをプッシュして、手に受けたソープ液を臍のしたあたりに擦りつけた。「よし。準備完了。まずはシャカシャカからだ。さっきみたいにくっついていいぞ」
「し、失礼します!」
康太は大樹の背中にもたれかかり、そして両手をシャカシャカの場所へ置いた。
――シャカシャカで時間稼ぎしたって無意味だよな。やんなきゃいけないんだし。
シャカシャカの両手のすぐしたに、大樹のバズーカ砲がある。康太は、なるべくそこに触れないように手早くシャカシャカをすませ、出来上がった泡を両手で包みこんだ。そしてひと呼吸おいて、「森先輩……いきますね」
返事をする代わりに大樹が両脚を大開けにした。康太はおそるおそる両手を、球磨きのその場所へと持っていった。
――お、大きい!
見るのと触るのとでは大違いだった。鶏の卵――それもL玉――のようなずっしりとした重量感が両手に伝わる。康太は割れ物をあつかうかのように、そっと両手を動かしはじめた。
しばらくして大樹が、ふう、と息を吐いて、首を右へ左へ大きく回した。「今井にずいぶんと仕込まれたみたいだな」
「気持ちいいですか?」
と訊いたつぎの瞬間、康太は、ハッとした。
――変なこと訊いちゃったかも!
けれども大樹は、あはは、と笑うだけだった。
康太は球磨きを続けた。
――ここがすんだら、つぎはバットも磨くんだよ……ね?
ふいに太腿に挟んだバズーカ砲がカッと熱くなった。康太は太腿に力をいれ、しっかり挟みこんだ。
――森先輩のを触って、ぼく……興奮してる?
そこへ大樹が声をかけてきた。
「野球部は、確かバットも磨くんだよな? 今井に聞いたぞ」
「は、はい……」
そこも磨け、ということなのだろう。両手をそこへ移す。
――大きい……!
大樹のバットは、握りこぶしふたつ重ねてもあり余るほどだった。康太は、なるべく直接触れないように、泡だけをその表面で辷らせるように、細心の注意を払って、両手を動かした。
「なるほどな」大樹が快活に笑った。「左打ちだったもんな、おまえ」
「え、ま……まあ」
康太はあいまいな返事して、両手をそっと動かしつづけた。
――こうして大事なところを触らせてくれるってことは……。
貫通式がいよいよ現実のものとなって康太に迫ってきた。
康太はそのようすを思いうかべた。
大樹のベッドに仰向けになる。大樹が覆いかぶさってくる。
「康太、まずは素股からだ」
大樹が微笑む。
康太がこくりと頷いたつぎの瞬間、ふたりの胸から腹までがぴたりと重なりあった。大樹の重みがふしぎと心地よい。そして太腿のあいだには、大樹のバズーカ砲がしっかりと挟みこまれている。
ふたりはしばらく、そうやって抱きあったままだった。しだいに大樹の水と煙草の匂いが康太の全身に広がりはじめる。たがいの胸と腹の毛がしんなりと絡みあい、それを解くことは容易ではなくなった。
「痛いのは後回しにしような」
大樹が耳許でこう囁く。そして……。
「康太、もういいぞ」ふいに大樹が云った。そして苦笑いを含んだ口調で、
「これ以上、続けたらデカくなるからな」
と続けた。
云われてみればそのとおりで、康太の手のなかでは大樹のバズーカ砲が硬くなりはじめていた。
「は、はい」
康太は手の動きを止め、大樹のものから手を放した。
――デカくなったら、って……。スゴいんだろうなあ……。
康太はぼんやりと両手を見つめた。そこにはまだ大樹の感触が残っていた。すると頭のなかに、大きくなった大樹のものが思いうかんだ。
「よし、じゃあ交代だ」大樹が突然立上がった。「背中流してやるよ」
「うわあっ!」
康太は立上ろうとしてバランスを崩してしまった。思いっきり前へ倒れ込む。と同時に、ゆるめた両腿のあいだを、さっきまで挟みこんでいたバズーカ砲が勢いよくすり抜け、その刺激で暴発してしまった。
「康太。『股くぐり』なんて、どこで覚えたんだ? 今井に聞いたのか?」
頭のうえから大樹の声がした。気づけば、大樹の両脚のしたで、四つん這いになっている。
康太は、暴発に気づかれないことを祈りつつ、両脚のアーチをくぐりながら、
「森先輩は、水泳の授業のとき、『股くぐり』しませんでしたか?」
「通りぬける直前で、うえからドスンと降りてきたりしてな」
大樹が腰をおろす気配がした。
康太は目を瞑ったまますり抜け、風呂椅子を傍にどかすと、鏡のまえで胡坐をかいた。
頭に何かが乗せられた。
康太は目を開けた。
「あ……!」
「丁髷だ。大野さんにもやられただろう?」
鏡のなかでは、大樹が両手を腰にあてて朗らかな笑みを泛べていた。
0
お気に入りに追加
47
あなたにおすすめの小説
少年ペット契約
眠りん
BL
※少年売買契約のスピンオフ作品です。
↑上記作品を知らなくても読めます。
小山内文和は貧乏な家庭に育ち、教育上よろしくない環境にいながらも、幸せな生活を送っていた。
趣味は布団でゴロゴロする事。
ある日学校から帰ってくると、部屋はもぬけの殻、両親はいなくなっており、借金取りにやってきたヤクザの組員に人身売買で売られる事になってしまった。
文和を購入したのは堂島雪夜。四十二歳の優しい雰囲気のおじさんだ。
文和は雪夜の養子となり、学校に通ったり、本当の子供のように愛された。
文和同様人身売買で買われて、堂島の元で育ったアラサー家政婦の金井栞も、サバサバした性格だが、文和に親切だ。
三年程を堂島の家で、呑気に雪夜や栞とゴロゴロした生活を送っていたのだが、ある日雪夜が人身売買の罪で逮捕されてしまった。
文和はゴロゴロ生活を守る為、雪夜が出所するまでの間、ペットにしてくれる人を探す事にした。
※前作と違い、エロは最初の頃少しだけで、あとはほぼないです。
※前作がシリアスで暗かったので、今回は明るめでやってます。
たまにはゆっくり、歩きませんか?
隠岐 旅雨
BL
大手IT企業でシステムエンジニアとして働く榊(さかき)は、一時的に都内本社から埼玉県にある支社のプロジェクトへの応援増員として参加することになった。その最初の通勤の電車の中で、つり革につかまって半分眠った状態のままの男子高校生が倒れ込んでくるのを何とか支え抱きとめる。
よく見ると高校生は自分の出身高校の後輩であることがわかり、また翌日の同時刻にもたまたま同じ電車で遭遇したことから、日々の通勤通学をともにすることになる。
世間話をともにするくらいの仲ではあったが、徐々に互いの距離は縮まっていき、週末には映画を観に行く約束をする。が……
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
夏休みは催眠で過ごそうね♡
霧乃ふー 短編
BL
夏休み中に隣の部屋の夫婦が長期の旅行に出掛けることになった。俺は信頼されているようで、夫婦の息子のゆきとを預かることになった。
実は、俺は催眠を使うことが出来る。
催眠を使い、色んな青年逹を犯してきた。
いつかは、ゆきとにも催眠を使いたいと思っていたが、いいチャンスが巡ってきたようだ。
部屋に入ってきたゆきとをリビングに通して俺は興奮を押さえながらガチャリと玄関の扉を閉め獲物を閉じ込めた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる