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第五章 ワン・モア・チャンス
17 内緒の話
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夕食後、康太と大樹が部屋でテレビを観ながら寛いでいると、ふいに暗証番号を入力する音がした。
「今井——」と大樹がドアのほうに顔を向けると、
「——のようですね」と康太がテレビのボリュームを下げた。
「ったく……今井ときたら……」
「ですよね……」
ふたりが同時にため息をつくのと、武志が部屋にドヤドヤと上がりこんでくるのは、ほとんど同時だった。
「おう、森! 康太ばちょっと借りるばい」
「何ンや、まだ生きとったとか?」
「せからしか」武志は康太をチラリと見てニヤリと笑うと、無遠慮にどっかと腰を下ろし、胡座をかいた。「杉野がまだ戻ってこんけん、康太と風呂に行こうと思ってさ」
「まだ戻ってきとらんとや?」大樹が呆れたように云いかえした。「まあ、まだ夜の点呼まで時間はあるばってん……」
「森先輩。今日、土曜日です」康太はこう云って立上がった。そうして風呂に行く準備をしようと自分のベッドへ向かい、収納の引き出しを開けた。「大野先輩も夕食後、出掛けたみたいだし……」
大樹は深いため息をついた。「そうだったな」
武志が勝ち誇ったように云った。「そうと決まれば話は早い。康太、風呂行くぞ! 硬式野球部同士、水入らずで——」
「——おい、おれは仲間はずれか?」立上りながら大樹が文句を云った。
待ってましたとばかりに武志が宣言した。「水入らずって云ったろうが。おまえは水にいっつも這入っとるやん」
「わかったわかった。さっさと行ってこんか」大樹は武志の言葉にしぶしぶ坐りなおし、ついで康太に手を振った。「康太、行ってこい。ただこのバカちんが何かやらかしたら、すぐに犬笛を吹くんだぞ。すっ飛んでいくからな」
風呂の準備をすませた康太は武志について階段を降り、一階の風呂場の暖簾をくぐった。脱衣場には風呂あがりと思しき三人の寮生——それも新入生——がいるだけだった。脱衣カゴの棚を見ても、浴室にはほんの数人しかいないようだ。
「今井先輩、さすが土曜日ですね」
「だな」
土曜の夜は、夜の点呼がないのをいいことに、遅くまで外出する寮生もいれば、外泊する寮生もいる。普段なら寮生たちで賑わっているこの風呂場も、今日ばかりは寂しい限りだ。
脱衣場で着替えていたその三人が、康太と武志に気付いた。
「あっ……」
「お疲れさまです!」
「お、お先に失礼します!」
三人は緊張した面持ちで武志に挨拶をし、脱衣場を逃げるように出ていった。
武志は気にもせず、いちばん奥の棚のところまで進んだ。「康太、さあ風呂だ。脱いだ脱いだ」
康太は、はい、と応えて武志の左隣りに陣を取り、服を脱ぎはじめた。「今井先輩、マイナス・ワンでしたよね?」
「よくわかってるじゃねえか」武志は機嫌よさそうに笑った。「数えてないで、さっさと脱いだほうが身のためだぞ」
康太はスッパリと最後の一枚まで脱いでしまって、その下着を脱衣カゴに放りこむと、
「今井先輩、ぼく全部脱ぎました」
と云って、両脚を肩幅に展き、両手を腰の後ろで組んだ。「最後の一枚をどうぞ」
「いい脱ぎっぷりだ。褒めてやる」
トランクス一枚の武志は康太の頭を掴んで髪の毛をガシガシすると、自分もさっさとトランクスを脱いでタオルを肩に掛け、ついて来い、と云って浴室へ続く引き戸へズンズンと歩を進めた。
浴室では三人の寮生が湯槽で泳いでいた。
——水泳部か……。水着なしで泳ぐと気持ちいいのかな?
康太はぼんやりとそんなことを考えながら、いちばん奥の洗い場へと歩いた。目の前には先を歩く武志の後ろ姿がある。広い肩幅、太い腕、鋼のような背にどっしりとした腰まわり。一目で野球選手だとわかる見事な野球尻から伸びるたくましい両脚……。
——森先輩もすごいけど、今井先輩もさすがだよな。いつ見てもすごいや。
康太は大樹と武志の裸かの後ろ姿を比べてみた。どちらの後ろ姿もすでにしっかりと目に焼き付いている。
そのとき、湯槽で泳いでいた水泳部のひとりが声を上げた。
「あっ!」
「おう、風呂場でも練習か?」武志が声のするほうに向きをかえて、湯槽の縁に仁王立ちになった。「ターンの練習はしなくていいのか?」
康太は武志のすぐ後ろに立った。
——ここでターンの練習なんかしたら、お尻丸出しになるじゃないか……。今井先輩ったら意地悪だなあ。
水泳部の三人は、仁王立ちの武志を前にしてしばらく言葉を失っていたが、それぞれ顔を見合わせて何やら目で合図を交わした。
「湯当たりしそうなので……」
「そろそろぼくたち……」
「失礼します!」
三人は口々にこう云うと、出入り口のほうまでクロールで泳ぎはじめた。
「おい、おまえら——」そこへ武志がまた吼えた。「——背泳ぎで行け!」
「はい!」
「わかりました!」
「失礼します!」
三人は云われたとおりに背泳ぎで端まで行き、湯槽から上がると出入り口の前でもう一度武志に頭を下げて出ていった。
「今井先輩、やりすぎですよ。確かにこの寮に水泳部の上級生はいませんけど」康太は三人を見送ったあと、いつもの席に風呂椅子を並べ、シャワーの湯を流し掛けながら云った。「あの三人、森先輩に泣きつくかも」
「潜望鏡をやらされたってか?」
「潜望鏡?」康太はシャワーの手を止めた。
「ああ、潜望鏡だ。さっき出てただろ。小っこいのが」
武志は豪快に笑いながら康太に近づいてきた。康太はため息をつきたいのを堪えて風呂椅子のひとつを指差し、武志に坐るよう促した。武志が腰を下ろすと、ようやく康太も武志の隣りに坐った。
——掛け湯をしたら今井先輩の背中を流さないと……。
隣りで武志がシャワーを全開にして頭から湯を被りはじめた。
「今井先輩、シャワー持ちましょうか?」
おう、と短く云って武志が立上った。
康太はシャワーを持つ手を高く上げて武志の頭から湯を掛けた。武志は気持ちよさそうに髪を両手でガシガシとこすり、両手で顔を、ぶるるっ、と拭った。もういいだろうと康太が武志の首のあたりにシャワーを下ろすと、武志はそのまま上半身を両手で撫でさすって湯を行き渡らせた。
「よし、康太。もういいぞ。風呂につかって話でもしようや」
「はい」
康太は急いでシャワーを片付け、先に湯につかっている武志の隣りに坐った。「話って、新人戦のことですか?」
「いや」武志は両手に湯をすくい、顔を豪快に拭ってから康太に向かって云った。「今日、いいことがあったみたいだな。顔に書いてあるぞ」
「あっ……」
康太の頭のなかに、あのアナウンサーのお姉さんの顔が泛かんだ。
「隠さないで云えよ」武志が片眉を上げ、そのたくましい肩で康太の肩を小突いた。「彼女でもできたのか? そういや、チアリーディング部に可愛いコがいたよな。まさか紳士協定を破って告ったのか?」
「ええと……そうじゃなくて、今日、駅前に商店街でテレビのインタビューを受けたんです」
「へえ」
武志が話に乗ってきた。康太は続けた。
「インタビューしてきたのは女性アナウンサーさんなんですけど、ぼくその人のファンなんです。北海道にいるときはテレビのなかの遠い存在だったんだけど、まさか会えるなんて思ってもなくて……」
「森も一緒だったんだろ? どうだった?」
「それが聞いてくださいよ。森先輩ったら——」康太は顔を綻ばせた。「——とっても緊張していたんです。森先輩もその人のファンなんです」
康太は、大樹がいかにまごついていたかを多少誇張して武志に伝えた。武志は康太のひと言ひと言に大きく頷き、康太が話を了えると、森もだらしねえなあ、と同調した。
「おい、康太。ひょっとしてそのアナウンサーって」
武志はその名前を云った。康太がそうだと頷くと、武志はニンマリとした表情を泛べて、
「これで一週間は森のやつを揶揄えるな。いや、ひと月。いや、一年だ。サンキュー、康太」
「えっ……?」康太はまごついた。「森先輩を揶揄うって……。でもぼくが話したってのは、内緒にしてください」
インタビューを受けているところを誰かが偶然に見たということにしなければと康太は考えた。
一方、武志はすっかり上機嫌になっている。どうやらあの女性アナウンサーは、大樹を揶揄う格好のネタのようだ。
「その心配はない。どうせ数日中にオンエアされるんだろ? なら揶揄うのはそれからでも遅くはないな。で、なんて番組だ?」
「あ」
「おいおい。訊かなかったのか?」
「テレビ局のサイトとかでわかるんじゃないかと……」
康太は小声でこう応えた。
「今井——」と大樹がドアのほうに顔を向けると、
「——のようですね」と康太がテレビのボリュームを下げた。
「ったく……今井ときたら……」
「ですよね……」
ふたりが同時にため息をつくのと、武志が部屋にドヤドヤと上がりこんでくるのは、ほとんど同時だった。
「おう、森! 康太ばちょっと借りるばい」
「何ンや、まだ生きとったとか?」
「せからしか」武志は康太をチラリと見てニヤリと笑うと、無遠慮にどっかと腰を下ろし、胡座をかいた。「杉野がまだ戻ってこんけん、康太と風呂に行こうと思ってさ」
「まだ戻ってきとらんとや?」大樹が呆れたように云いかえした。「まあ、まだ夜の点呼まで時間はあるばってん……」
「森先輩。今日、土曜日です」康太はこう云って立上がった。そうして風呂に行く準備をしようと自分のベッドへ向かい、収納の引き出しを開けた。「大野先輩も夕食後、出掛けたみたいだし……」
大樹は深いため息をついた。「そうだったな」
武志が勝ち誇ったように云った。「そうと決まれば話は早い。康太、風呂行くぞ! 硬式野球部同士、水入らずで——」
「——おい、おれは仲間はずれか?」立上りながら大樹が文句を云った。
待ってましたとばかりに武志が宣言した。「水入らずって云ったろうが。おまえは水にいっつも這入っとるやん」
「わかったわかった。さっさと行ってこんか」大樹は武志の言葉にしぶしぶ坐りなおし、ついで康太に手を振った。「康太、行ってこい。ただこのバカちんが何かやらかしたら、すぐに犬笛を吹くんだぞ。すっ飛んでいくからな」
風呂の準備をすませた康太は武志について階段を降り、一階の風呂場の暖簾をくぐった。脱衣場には風呂あがりと思しき三人の寮生——それも新入生——がいるだけだった。脱衣カゴの棚を見ても、浴室にはほんの数人しかいないようだ。
「今井先輩、さすが土曜日ですね」
「だな」
土曜の夜は、夜の点呼がないのをいいことに、遅くまで外出する寮生もいれば、外泊する寮生もいる。普段なら寮生たちで賑わっているこの風呂場も、今日ばかりは寂しい限りだ。
脱衣場で着替えていたその三人が、康太と武志に気付いた。
「あっ……」
「お疲れさまです!」
「お、お先に失礼します!」
三人は緊張した面持ちで武志に挨拶をし、脱衣場を逃げるように出ていった。
武志は気にもせず、いちばん奥の棚のところまで進んだ。「康太、さあ風呂だ。脱いだ脱いだ」
康太は、はい、と応えて武志の左隣りに陣を取り、服を脱ぎはじめた。「今井先輩、マイナス・ワンでしたよね?」
「よくわかってるじゃねえか」武志は機嫌よさそうに笑った。「数えてないで、さっさと脱いだほうが身のためだぞ」
康太はスッパリと最後の一枚まで脱いでしまって、その下着を脱衣カゴに放りこむと、
「今井先輩、ぼく全部脱ぎました」
と云って、両脚を肩幅に展き、両手を腰の後ろで組んだ。「最後の一枚をどうぞ」
「いい脱ぎっぷりだ。褒めてやる」
トランクス一枚の武志は康太の頭を掴んで髪の毛をガシガシすると、自分もさっさとトランクスを脱いでタオルを肩に掛け、ついて来い、と云って浴室へ続く引き戸へズンズンと歩を進めた。
浴室では三人の寮生が湯槽で泳いでいた。
——水泳部か……。水着なしで泳ぐと気持ちいいのかな?
康太はぼんやりとそんなことを考えながら、いちばん奥の洗い場へと歩いた。目の前には先を歩く武志の後ろ姿がある。広い肩幅、太い腕、鋼のような背にどっしりとした腰まわり。一目で野球選手だとわかる見事な野球尻から伸びるたくましい両脚……。
——森先輩もすごいけど、今井先輩もさすがだよな。いつ見てもすごいや。
康太は大樹と武志の裸かの後ろ姿を比べてみた。どちらの後ろ姿もすでにしっかりと目に焼き付いている。
そのとき、湯槽で泳いでいた水泳部のひとりが声を上げた。
「あっ!」
「おう、風呂場でも練習か?」武志が声のするほうに向きをかえて、湯槽の縁に仁王立ちになった。「ターンの練習はしなくていいのか?」
康太は武志のすぐ後ろに立った。
——ここでターンの練習なんかしたら、お尻丸出しになるじゃないか……。今井先輩ったら意地悪だなあ。
水泳部の三人は、仁王立ちの武志を前にしてしばらく言葉を失っていたが、それぞれ顔を見合わせて何やら目で合図を交わした。
「湯当たりしそうなので……」
「そろそろぼくたち……」
「失礼します!」
三人は口々にこう云うと、出入り口のほうまでクロールで泳ぎはじめた。
「おい、おまえら——」そこへ武志がまた吼えた。「——背泳ぎで行け!」
「はい!」
「わかりました!」
「失礼します!」
三人は云われたとおりに背泳ぎで端まで行き、湯槽から上がると出入り口の前でもう一度武志に頭を下げて出ていった。
「今井先輩、やりすぎですよ。確かにこの寮に水泳部の上級生はいませんけど」康太は三人を見送ったあと、いつもの席に風呂椅子を並べ、シャワーの湯を流し掛けながら云った。「あの三人、森先輩に泣きつくかも」
「潜望鏡をやらされたってか?」
「潜望鏡?」康太はシャワーの手を止めた。
「ああ、潜望鏡だ。さっき出てただろ。小っこいのが」
武志は豪快に笑いながら康太に近づいてきた。康太はため息をつきたいのを堪えて風呂椅子のひとつを指差し、武志に坐るよう促した。武志が腰を下ろすと、ようやく康太も武志の隣りに坐った。
——掛け湯をしたら今井先輩の背中を流さないと……。
隣りで武志がシャワーを全開にして頭から湯を被りはじめた。
「今井先輩、シャワー持ちましょうか?」
おう、と短く云って武志が立上った。
康太はシャワーを持つ手を高く上げて武志の頭から湯を掛けた。武志は気持ちよさそうに髪を両手でガシガシとこすり、両手で顔を、ぶるるっ、と拭った。もういいだろうと康太が武志の首のあたりにシャワーを下ろすと、武志はそのまま上半身を両手で撫でさすって湯を行き渡らせた。
「よし、康太。もういいぞ。風呂につかって話でもしようや」
「はい」
康太は急いでシャワーを片付け、先に湯につかっている武志の隣りに坐った。「話って、新人戦のことですか?」
「いや」武志は両手に湯をすくい、顔を豪快に拭ってから康太に向かって云った。「今日、いいことがあったみたいだな。顔に書いてあるぞ」
「あっ……」
康太の頭のなかに、あのアナウンサーのお姉さんの顔が泛かんだ。
「隠さないで云えよ」武志が片眉を上げ、そのたくましい肩で康太の肩を小突いた。「彼女でもできたのか? そういや、チアリーディング部に可愛いコがいたよな。まさか紳士協定を破って告ったのか?」
「ええと……そうじゃなくて、今日、駅前に商店街でテレビのインタビューを受けたんです」
「へえ」
武志が話に乗ってきた。康太は続けた。
「インタビューしてきたのは女性アナウンサーさんなんですけど、ぼくその人のファンなんです。北海道にいるときはテレビのなかの遠い存在だったんだけど、まさか会えるなんて思ってもなくて……」
「森も一緒だったんだろ? どうだった?」
「それが聞いてくださいよ。森先輩ったら——」康太は顔を綻ばせた。「——とっても緊張していたんです。森先輩もその人のファンなんです」
康太は、大樹がいかにまごついていたかを多少誇張して武志に伝えた。武志は康太のひと言ひと言に大きく頷き、康太が話を了えると、森もだらしねえなあ、と同調した。
「おい、康太。ひょっとしてそのアナウンサーって」
武志はその名前を云った。康太がそうだと頷くと、武志はニンマリとした表情を泛べて、
「これで一週間は森のやつを揶揄えるな。いや、ひと月。いや、一年だ。サンキュー、康太」
「えっ……?」康太はまごついた。「森先輩を揶揄うって……。でもぼくが話したってのは、内緒にしてください」
インタビューを受けているところを誰かが偶然に見たということにしなければと康太は考えた。
一方、武志はすっかり上機嫌になっている。どうやらあの女性アナウンサーは、大樹を揶揄う格好のネタのようだ。
「その心配はない。どうせ数日中にオンエアされるんだろ? なら揶揄うのはそれからでも遅くはないな。で、なんて番組だ?」
「あ」
「おいおい。訊かなかったのか?」
「テレビ局のサイトとかでわかるんじゃないかと……」
康太は小声でこう応えた。
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