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第三章 貫通式
3 コンドームみっつ
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早く応えなければ。
けれども康太は、固まったまま動けなかった。
大樹の端正な顔がすぐそばにあって、たくましい腕に肩を抱かれている。このまま抱き寄せられそうな勢いだ。そして少し掠れた低音の声。女なら一瞬でうっとりとするだろう。ただでさえ男である自分がこんなにもドギマギしているのだから。
大樹は、はい、と応えるまで肩に絡ませた腕をほどいてはくれなそうだ。
規則を破る? 男と女なら逃避行だ。いいや。これは寮の規則の話だった。時代にそぐわない理不尽で無意味な規則は無くしてしまおう。これが大樹の提案だ。
そんなことをして大丈夫だろうか?
少し不安だ。でも少し興味がある。「はい」か「いいえ」をコイントスで決められたら好いのに。
「康太、附合ってくれるよな?」大樹がもう一度訊いた。
康太は、ほぼ反射的にこくりと頷いた。
大樹はプールと煙草の匂いをほのかに残して腕をほどいた。
「寮の規則は、ざっとこんな感じだ。明文化されていないものもある」
――『マイナスワン』:着衣は先輩より一枚少なく。
――『ノーアル・ノーモク』:寮内は禁酒禁煙。
――『ショーシャンク』:深夜外出は禁止。
……。
康太は寮の規則のひとつひとつに耳を傾けた。大樹は説明しながら、でも抜け道があるんだ、とつけ加えた。
「つまり、森先輩と一緒に古い規則に風穴を開けてセーフにする方法を考えるってことですよね? あとネーミングもちょっと……」
「おまえ、可愛いだけじゃないんだな。頭の回転もはやい」
大樹が腕をほどいて康太の頭に手をやろうとしたそのとき、部屋の暗証番号を入力する音がした。
「あっ、大野さんだ」大樹が云った。「寮長に暗証番号を伝えること。これどう思う?」
「ドアチェーンを掛けておけば、ぼくは気にならないですけど」康太は機転を効かせた。
「じゃあ、明日からそうしよう」
勝利が這入ってきた。大樹と康太は揃ってふり向いた。勝利は右手に黒くて小さいビニール袋を下げていた。
康太はすぐ立上って、
「大野さん、お疲れさまです」
と一礼し、ついで大樹が坐ったままで、
「お疲れさまです」
と軽く頭を下げた。
勝利は、よおっ、と右手を挙げた。ビニール袋がカサコソと鳴る。「康太、風呂でも云ったが、坐ったままで構わないぞ。寮で肩っ苦しいのは好きじゃない」
「あの、でも……」
「康太は席を譲ろうとして立ったんですよ」大樹が助け舟を出した。「テレビの真正面なんで」
「そうか。康太、気が利くな」勝利はどかりと腰を下ろして胡座をかいた。「それで座布団は?」揶揄うような口調だ。
大樹がすかさず云った。「あんまりいじめないでくださいよ。ただでさえ入寮初日で、コイツ緊張しているんですから」そして康太に目で合図を送った。「大野さんにお飲み物を」
康太は、はい、と云って、ミニ冷蔵庫のところへ行った。
「森、ずいぶん可愛がってるみたいだな」
大樹が応えた。「今井と異って素直ですからね」
勝利と大樹は声を上げて笑った。
バナナ味のプロテインドリンクを手に康太が戻ってきた。「大野さん、お飲み物をどうぞ」
勝利は、サンキュー、と云ってそれを受けとり、パッケージを見た。「ったく、おまえらときたら……。まあ好い」パッケージの背からストローを剥がして突きさす。なかの液体が飛びでて彼の手にかかる。勝利は悠々と口で啜った。「ありがたく頂戴する」
ふたりはハイタッチした。そして大樹が右にずれ、空いたところを指先で叩いたので、康太はそこに坐った。
勝利がプロテインドリンクを飲み干してパッケージをこたつテーブルに置くころには、康太はすっかり場の雰囲気に慣れていた。恵まれた部屋、気の好い先輩たち。さらには寮の古い規則を無くそうと云うのだから、新生活に対する不安は消えさっていた。
「おまえらは女子アナか……」勝利がぼそりと云った、「今井たちはアダルトビデオを観ていたぞ」
康太が云った。「ポスターも貼ってありませんでしたか?」
「あった、あった」勝利は苦笑いをした。「それからDVDのライブラリーもあったぞ。レンタルビデオ屋じゃあるまいし」
大樹が話に加わる。「今井は隠す気ないですからね」
「まあ、アダルトビデオを解禁しようって云ったのは、おれだからな」
勝利は、こう云って靴下を脱いだ。素足だった大樹は、トレーニングウェアの上衣と、なかに着ていたTシャツを脱いだ。厚い胸板、割れた腹筋、そして太い腕があらわになる。
「あ」
康太はまごついた。『マイナスワン』――着衣は先輩より一枚少なく――だ。急いで靴下を脱ぎ、トレーニングウェアの上衣を脱いでTシャツに手をかけた。
そこへ勝利が靴下を履きだした。「そろそろ部屋に戻るか」
大樹が上衣をさっと肩に羽織った。これで大樹はマイナスワン達成。康太は瞬時に判断してTシャツを脱ぐのをやめた。これで合っているはずだ。大樹より一枚少なく着ている。
「ゲーム終了!」勝利が笑って立上った。ビニール袋はこたつテーブルに置いたままだ。「森、わかっているよな」
大樹が、はい、と短く応え、そして立上った。
康太は、ワンテンポ遅れて立上った。あのビニール袋は何だろうと、気になったが、大樹が「大野さんのお見送りだ」と云ったので、そのまま先輩たちのあとに蹤いていった。
ドアが開けられた。勝利がふたりをふり向いて、念を押すように云った。
「貫通式、ちゃんとやれよ」
大樹が左腕で隣りに立つ康太の肩を抱いた。「わかりました。了ったら連絡します」
貫通式?
はじめて耳にする言葉に康太は首を傾げた。
勝利は、心配するな、とでも云うかのように康太に笑いかけた。「新生活のスタートだ。ウルフ森にたっぷり可愛がってもらうんだぞ。リトル・ウルフ林」
ドアが閉まった。ふたりは部屋に戻った。黒くて小さいビニール袋がこたつのうえで待ちかまえていた。
「まあ、坐れ」康太のようすに気づいたのか、大樹が云った。そうして康太を先に坐らせると、握りつぶされたプロテインドリンクのパッケージみっつをゴミ箱に捨て、ミニ冷蔵庫からペットボトルの水を二本持ってきて腰を下ろした。「消灯時間までまだあるから、テレビでも観ようぜ」
「消灯時間って、夜の十一時半でしたよね」
「深夜番組は隠れて観ること。修学旅行の男子部屋と同じだ」
あの女性アナウンサーの番組は了っていた。それでもふたりはチャンネルを替えながら消灯時間を待った。途中で大樹が、ラーメンでも食べるか、と康太に訊いたが康太は寝るまえなのでと遠慮した。その代わり大樹はロフトから、実家から送られてきた地元のお菓子を持ってきて勧めた。康太は、それが胃に負担がなさそうだったのと、大樹の気遣いを無碍に断れなかったので、遠慮なく食べた。
消灯時間になった。大樹がテレビを消した。隣りの部屋からアダルトビデオの音声が洩れている。
「しょうがねえやつらだな」大樹がため息を吐いた。
康太も呆れた口調で云った。「解禁初日から……。少しは遠慮するものですよね」
ふたりの目線が女の声のする壁から、こたつテーブルの黒く小さいビニール袋に移った。
口を開いたのは康太からだった。「あの、ずっと気になっていたんですけど、これ何ですか? あと貫通式って……」
「中身はこれだ。康太。両手、出してみな」
大樹が低く太い声で云った。
康太が両手を出すと、大樹は右手をビニール袋の奥深くへ、焦らすようにゆっくりと挿し入れた。
大樹がひとつ取りだして、康太に見せたのは……。
――コンドームだった。
「ひとつ……」
康太は思わず目を疑った。信じられないものがゆっくりと、手のひらに置かれる。貫通式って……。彼の視線は、大樹の顔とコンドームを行ったり来たりするだけだった。
「……ふたつ……」
大樹がコンドームを、康太の目の高さに合わせた。康太は思わずうしろに身を引いた。しかしその手のひらに、コンドームがまたひとつ置かれる。
「……これがラスト。みっつ」
大樹は、「みっつ」の部分を強調した。そして手にしたコンドームを、指先で器用に、表、裏とクルクル廻した。
「康太、起きてるか?」
大樹が身を乗り出し、手にしたコンドームで康太の右の頬を軽くぽんぽんと叩いた。
「あ」康太は小声を上げた。
ついに最後のコンドームが、康太の手のひらに置かれた。
それから大樹は、ビニール袋からワセリンの小瓶と携帯用のウェットティッシュを取りだした。康太はそのあいだ、手のひらに置かれたコンドームを凝っと見つめるだけだった。
「そろそろ消灯時間だな」
大樹が云って立上った。
貫通式が始まろうとしていた。
けれども康太は、固まったまま動けなかった。
大樹の端正な顔がすぐそばにあって、たくましい腕に肩を抱かれている。このまま抱き寄せられそうな勢いだ。そして少し掠れた低音の声。女なら一瞬でうっとりとするだろう。ただでさえ男である自分がこんなにもドギマギしているのだから。
大樹は、はい、と応えるまで肩に絡ませた腕をほどいてはくれなそうだ。
規則を破る? 男と女なら逃避行だ。いいや。これは寮の規則の話だった。時代にそぐわない理不尽で無意味な規則は無くしてしまおう。これが大樹の提案だ。
そんなことをして大丈夫だろうか?
少し不安だ。でも少し興味がある。「はい」か「いいえ」をコイントスで決められたら好いのに。
「康太、附合ってくれるよな?」大樹がもう一度訊いた。
康太は、ほぼ反射的にこくりと頷いた。
大樹はプールと煙草の匂いをほのかに残して腕をほどいた。
「寮の規則は、ざっとこんな感じだ。明文化されていないものもある」
――『マイナスワン』:着衣は先輩より一枚少なく。
――『ノーアル・ノーモク』:寮内は禁酒禁煙。
――『ショーシャンク』:深夜外出は禁止。
……。
康太は寮の規則のひとつひとつに耳を傾けた。大樹は説明しながら、でも抜け道があるんだ、とつけ加えた。
「つまり、森先輩と一緒に古い規則に風穴を開けてセーフにする方法を考えるってことですよね? あとネーミングもちょっと……」
「おまえ、可愛いだけじゃないんだな。頭の回転もはやい」
大樹が腕をほどいて康太の頭に手をやろうとしたそのとき、部屋の暗証番号を入力する音がした。
「あっ、大野さんだ」大樹が云った。「寮長に暗証番号を伝えること。これどう思う?」
「ドアチェーンを掛けておけば、ぼくは気にならないですけど」康太は機転を効かせた。
「じゃあ、明日からそうしよう」
勝利が這入ってきた。大樹と康太は揃ってふり向いた。勝利は右手に黒くて小さいビニール袋を下げていた。
康太はすぐ立上って、
「大野さん、お疲れさまです」
と一礼し、ついで大樹が坐ったままで、
「お疲れさまです」
と軽く頭を下げた。
勝利は、よおっ、と右手を挙げた。ビニール袋がカサコソと鳴る。「康太、風呂でも云ったが、坐ったままで構わないぞ。寮で肩っ苦しいのは好きじゃない」
「あの、でも……」
「康太は席を譲ろうとして立ったんですよ」大樹が助け舟を出した。「テレビの真正面なんで」
「そうか。康太、気が利くな」勝利はどかりと腰を下ろして胡座をかいた。「それで座布団は?」揶揄うような口調だ。
大樹がすかさず云った。「あんまりいじめないでくださいよ。ただでさえ入寮初日で、コイツ緊張しているんですから」そして康太に目で合図を送った。「大野さんにお飲み物を」
康太は、はい、と云って、ミニ冷蔵庫のところへ行った。
「森、ずいぶん可愛がってるみたいだな」
大樹が応えた。「今井と異って素直ですからね」
勝利と大樹は声を上げて笑った。
バナナ味のプロテインドリンクを手に康太が戻ってきた。「大野さん、お飲み物をどうぞ」
勝利は、サンキュー、と云ってそれを受けとり、パッケージを見た。「ったく、おまえらときたら……。まあ好い」パッケージの背からストローを剥がして突きさす。なかの液体が飛びでて彼の手にかかる。勝利は悠々と口で啜った。「ありがたく頂戴する」
ふたりはハイタッチした。そして大樹が右にずれ、空いたところを指先で叩いたので、康太はそこに坐った。
勝利がプロテインドリンクを飲み干してパッケージをこたつテーブルに置くころには、康太はすっかり場の雰囲気に慣れていた。恵まれた部屋、気の好い先輩たち。さらには寮の古い規則を無くそうと云うのだから、新生活に対する不安は消えさっていた。
「おまえらは女子アナか……」勝利がぼそりと云った、「今井たちはアダルトビデオを観ていたぞ」
康太が云った。「ポスターも貼ってありませんでしたか?」
「あった、あった」勝利は苦笑いをした。「それからDVDのライブラリーもあったぞ。レンタルビデオ屋じゃあるまいし」
大樹が話に加わる。「今井は隠す気ないですからね」
「まあ、アダルトビデオを解禁しようって云ったのは、おれだからな」
勝利は、こう云って靴下を脱いだ。素足だった大樹は、トレーニングウェアの上衣と、なかに着ていたTシャツを脱いだ。厚い胸板、割れた腹筋、そして太い腕があらわになる。
「あ」
康太はまごついた。『マイナスワン』――着衣は先輩より一枚少なく――だ。急いで靴下を脱ぎ、トレーニングウェアの上衣を脱いでTシャツに手をかけた。
そこへ勝利が靴下を履きだした。「そろそろ部屋に戻るか」
大樹が上衣をさっと肩に羽織った。これで大樹はマイナスワン達成。康太は瞬時に判断してTシャツを脱ぐのをやめた。これで合っているはずだ。大樹より一枚少なく着ている。
「ゲーム終了!」勝利が笑って立上った。ビニール袋はこたつテーブルに置いたままだ。「森、わかっているよな」
大樹が、はい、と短く応え、そして立上った。
康太は、ワンテンポ遅れて立上った。あのビニール袋は何だろうと、気になったが、大樹が「大野さんのお見送りだ」と云ったので、そのまま先輩たちのあとに蹤いていった。
ドアが開けられた。勝利がふたりをふり向いて、念を押すように云った。
「貫通式、ちゃんとやれよ」
大樹が左腕で隣りに立つ康太の肩を抱いた。「わかりました。了ったら連絡します」
貫通式?
はじめて耳にする言葉に康太は首を傾げた。
勝利は、心配するな、とでも云うかのように康太に笑いかけた。「新生活のスタートだ。ウルフ森にたっぷり可愛がってもらうんだぞ。リトル・ウルフ林」
ドアが閉まった。ふたりは部屋に戻った。黒くて小さいビニール袋がこたつのうえで待ちかまえていた。
「まあ、坐れ」康太のようすに気づいたのか、大樹が云った。そうして康太を先に坐らせると、握りつぶされたプロテインドリンクのパッケージみっつをゴミ箱に捨て、ミニ冷蔵庫からペットボトルの水を二本持ってきて腰を下ろした。「消灯時間までまだあるから、テレビでも観ようぜ」
「消灯時間って、夜の十一時半でしたよね」
「深夜番組は隠れて観ること。修学旅行の男子部屋と同じだ」
あの女性アナウンサーの番組は了っていた。それでもふたりはチャンネルを替えながら消灯時間を待った。途中で大樹が、ラーメンでも食べるか、と康太に訊いたが康太は寝るまえなのでと遠慮した。その代わり大樹はロフトから、実家から送られてきた地元のお菓子を持ってきて勧めた。康太は、それが胃に負担がなさそうだったのと、大樹の気遣いを無碍に断れなかったので、遠慮なく食べた。
消灯時間になった。大樹がテレビを消した。隣りの部屋からアダルトビデオの音声が洩れている。
「しょうがねえやつらだな」大樹がため息を吐いた。
康太も呆れた口調で云った。「解禁初日から……。少しは遠慮するものですよね」
ふたりの目線が女の声のする壁から、こたつテーブルの黒く小さいビニール袋に移った。
口を開いたのは康太からだった。「あの、ずっと気になっていたんですけど、これ何ですか? あと貫通式って……」
「中身はこれだ。康太。両手、出してみな」
大樹が低く太い声で云った。
康太が両手を出すと、大樹は右手をビニール袋の奥深くへ、焦らすようにゆっくりと挿し入れた。
大樹がひとつ取りだして、康太に見せたのは……。
――コンドームだった。
「ひとつ……」
康太は思わず目を疑った。信じられないものがゆっくりと、手のひらに置かれる。貫通式って……。彼の視線は、大樹の顔とコンドームを行ったり来たりするだけだった。
「……ふたつ……」
大樹がコンドームを、康太の目の高さに合わせた。康太は思わずうしろに身を引いた。しかしその手のひらに、コンドームがまたひとつ置かれる。
「……これがラスト。みっつ」
大樹は、「みっつ」の部分を強調した。そして手にしたコンドームを、指先で器用に、表、裏とクルクル廻した。
「康太、起きてるか?」
大樹が身を乗り出し、手にしたコンドームで康太の右の頬を軽くぽんぽんと叩いた。
「あ」康太は小声を上げた。
ついに最後のコンドームが、康太の手のひらに置かれた。
それから大樹は、ビニール袋からワセリンの小瓶と携帯用のウェットティッシュを取りだした。康太はそのあいだ、手のひらに置かれたコンドームを凝っと見つめるだけだった。
「そろそろ消灯時間だな」
大樹が云って立上った。
貫通式が始まろうとしていた。
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