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じゅるじゅるじゅる、と痴漢兼ストーカーに唾液を啜られる。

「ん♡んんぅ♡♡」
口内を縦横無尽に痴漢の舌が這い回り、酒に酔った頭は直ぐに酸欠になった。

焼き鳥屋に入って、元彼時哉の愚痴と痴漢本人への愚痴をしまくった記憶はある。

普段飲まない酒を浴びるほど飲んで、気持ち良くなって、ホテルに誘われて。


やたらデカいラブホのベッドにたどり着く前、いやラブホの部屋に入って扉を閉めたと同時に、痴漢兼ストーカーは私の腰を引き寄せ、激しい濃厚なキスを仕掛けてきた。

「ああ、やっと七瀬さんとキスが出来た」
痴漢兼ストーカーは、時間が惜しいとでも言うように私の服を扉の前で脱がしていく。

「今日の下着もセクシーですね。僕以外の痴漢に触らせるつもりだったんですか?」
「あ♡」
少し嫉妬のこもった声で言われて、私の胸にはなぜか喜びに満ちた。

嫉妬なんてされたのは、何年ぶりだろう。

痴漢兼ストーカーは、下着姿になった私を部屋の扉に押し付け、クロッチ部分をずらすと後ろから愛液でどろどろになった膣に指を突き入れ、じゅぼ♡じゅぼ♡と掻き回す。

「ほら、簡単に指が入ってしまいますよ。そんなに僕に犯されたいと期待していたんですか?」
「ち、違……あぁん♡♡ ぁんっ♡♡」
「期待に応えなくてはいけませんね」
「あ♡お風呂♡♡お風呂、入ってな……♡♡」

カチャカチャとベルトを外す音がして、ぐ、と男の熱量のある先端を後ろから当てられた。
私は焦る。
「ま、待って、ゴム、つけて」
「さっきお伝えした、僕の名前を呼んで下さい」
「か、和歩かずほさん、お願い、ゴムを……」

どちゅ♡♡
バックから思い切り最奥まで突き入れられ、私は背を反らせる。

信じられないほどに……気持ち、いい。
その肉棒は今までひとりしか知らなかった膣に、新しい感覚を植え込んだ。

そのまま激しくピストンされて、私の身体は欲しがっていた快感でぐずぐずになる。
「やぁ♡♡ なんでぇ♡ 和歩さん♡ ゴムつけるって、約束……♡♡」
「だって、それは七瀬さんの本心ではないでしょう? おねだりするようにお尻を突き出してきたのはそちらですし、七瀬さんの媚びおまんこはゴムなんていらないって言ってましたよ」
「そんな、うそ……っ♡」
「嘘ではありません。今だって、嬉しそうに腰を振っているじゃないですか」
「――ッッ♡♡」

どちゅん♡どちゅん♡どちゅん♡どちゅん♡
和歩さんの突き上げるタイミングで、私も思い切り腰を振っていた。


「だって♡気持ちいの♡こんなの知らない……♡耐えられない……ッッ♡♡」

解放的なセックス。
時哉を好きだったから、セックス中に私の要望なんて言える訳もなかった。
だから、どんなに不満が溜まろうとも、こんなものだと自分を納得させて、我慢していた。

それが当たり前で、それが八年続いていた。

「えっちなこと大好きな七瀬さんですからね、本当は元カレとも生ハメしたかったんでしょう? しかし、そんなこと言えませんよねぇ。子供が出来れば、責任取って結婚させるために狙ったと言われかねませんし」

和歩さんに酷い言葉を囁かれ、じわ、と目頭が熱くなる。
時哉と私はずっとこれからも、一緒にいるのだと思っていた。

この年齢になる前には結婚して、子供も生まれて、家事育児は大変だけれど、時哉と楽しい家庭を築いているものだと――

ぐっと片足を抱え上げられ、斜め後ろから今まで当たったことのない膣壁を擦られた。

「お"♡♡」
「僕はしっかりとこの行為に責任と覚悟を持って、七瀬さんの人生受け止めるつもりでシてますからね、安心して行為に耽ってください」
「和歩、さん……♡♡」

和歩さんに揺さぶられるたび、頭の中から時哉の顔が、思い出が消されて真っ白になっていく。

そして今、自分の膣奥を突き上げる逞しい肉棒と、身体を支える大きな身体、そして気持ちよさそうな吐息だけを、リアルに感じた。

和歩さんの先端が一度掠めたところが気持ちよくて、身体がびくんと跳ね上がり、膣がきゅうと肉棒を締め付ける。
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