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⑤意を決してアナルセックスを選ぶ!

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そんな、ある日の事。
今夜も俺はきっちりイかせて貰い、ベッドの上で息を整えながら、とうとう聞いてしまった。

人間、何か施しを受けたならば、自分の出来る範囲内で返したい、と思うのが人情ってもんだから。

「……あのさぁ。いっつも俺ばっか気持ち良くさせて貰っているけど、旭はそれで良い訳?」
「何がですか?」
「その……」
「いーんっすよ!俺だってかなり美味しい思いさせて貰ってますし。何より……俺にはそんな資格ありませんし!」
その台詞に、旭は未だに俺を異世界転移に巻き込んだ事を気にしている事が伺えて胸がツキンと痛んだ。

「いや、資格とかじゃなくて。俺も……その、旭を、気持ち良くしてやりたいと思うって言うか」
赤面しながら言えば、旭は真顔になった。
「……本気っすか?」
え!?何か怒らせる様な事言ったか!?

「う、うん」
「じゃあ……フェラ出来ます?」
ええっ!?オナホとか使わせてくれないのっ!?
とはいえ、それ以上の事をして貰っている手前、強くは言えない。
「う……もうちょい難易度下げない?」
手こき辺りを想像してたんだがな、俺は。
「じゃあ……」
旭が、ごくり、と唾を飲み込んだ気がした。
「……先輩の、アナル借りても良いですか?」


結局、フェラかアナルかの二択に、俺はアナルを提供する方を選んだ。
何故ならば、流石に口に男性器、はまだ抵抗あって辛いから。
う◯こが出るところだから衛生的にどーなの?とは思うけど、口に突っ込まれるのとう◯こ出るところに突っ込まれるのとなら、俺は後者を選ぶ!

旭がこの世界のアナルセックスグッズの充実について演説してくれた事もあり、衛生面や痛みなんかはグッズを使えば何とかなるとわかった事もそれを後押しした。


じゃーん!と言いながら、旭はアナルグッズをベッド下から登場させる。
……半端ない量にドン引きした。
「いやー、実は先輩もいつかアナルセックスに興味を持ってくれるんじゃないかと期待してたんですよ!」
アナルセックスへの興味じゃなくて、お前に対する奉仕の気持ちだがな!

「まず、大事なのは洗浄です。この座薬が簡単で、これを行為前に尻の穴に入れると、尻にいる細菌関係が全滅するんで衛生的にセックスが出来るんです」
「へ~」
って事は、このガチムチが初めて俺に尻穴を見せた時に使っていたのはこれなのか。
「あ、因みにこれを入れればナカ出しされても大丈夫です。お腹を下す事もありません」
「へ~」
成る程。かなりの便利グッズだ。

「次はこれの出番……拡張器です」
「え?これが??」
「これ、本当に凄いですよ」
目の前にあるのは、鉛筆程の太さの棒。先っちょに、円盤みたいなのが垂直についている。
「これを入れると、段階的に自らどんどん広がっていくんです。上手い例えが出来なくてすんません……尻の中で、風船みたいにペニスの形に広がっていくんです。で、お相手のペニスの太さを事前に図って設定しておけば、そのサイズまで徐々に拡張してくれます」
「……凄いな、この世界……」
「なんせ、男だらけっすからねぇ……野郎同士のセックスの為のグッズは、日本なんかよりもずっと充実してますよ」
「みたいだな」
アダルトグッズ屋には勇気出なくて一度も足を踏み入れた事ないが。

「拡張したら、今度はこれです」
「何それ?」
旭はハンドクリームの様なチューブを手にした。
「うーん、日本にはないんですけど……ローションの様な、媚薬の様な、痛み止めの様な……まぁ、アナルセックスが初めてでも感じる事が出来るグッズですね」
「へ~」
旭を感じさせるのが目的だけど、自分が痛くないにこした事はないもんな。
 
「じゃあ、早速この順番でやりますからね」
「い、今から!?」
「勿論です」
先輩の気が変わらないうちに、と旭はまず座薬を手にした。
「四つ這いになって下さい」
「ん……」
座薬は旭のゴツゴツした指に押されて、簡単に尻の中へと入ってくる。
口の中じゃないのに、ミントとかシトラスっぽい刺激がもたらされた様に感じたのが不思議だった。

「ちょっと中見ますね……はい、大丈夫そうです」
急に旭が俺の菊門に一本指を突っ込み、ぐいと引っ張った。
反応する前に旭の指が出ていくという早業。お前、肛門科に向いてるんじゃねーの?なんて、照れ隠しで思う。

「……先輩」
「ん?」
「先輩のケツに指一回突っ込んだだけで、勃起してますよ」
「ええっ!?」
驚いて股間へ視線をやれば、先程まで散々搾られたのに、それは確かに熱を持って上に向いていた。
「間違いなく素質ありっす……楽しみですね」
旭が舌舐めずりするのを見て、何だか急にドキドキしてくる。
「次は、拡張器入れますねー」
旭はそう言いながら、そっと俺の尻を撫でる。
その手の温かさが、感触が、俺の背筋にゾクゾクとした何かを走らせた。

「ん……っ」
つぷり、とそれはあっさり深くまで潜り込んできた。
「……先輩、ひとまず先輩と同じ位にしてみますね」
「ひっ……ああっ!!」
旭が言うなり、肛門の入り口がミチミチと広げられていくのがわかった。
「うわ……すげ……」
思わず、と言うようにポツリと呟く旭。恥ずかしくて振り向けない。

ゆっくり息を吸ってーはいてー、と呼吸に気を向けていても、尻が筒状のモノで貫かれているのがありありとわかる。
少しずつ、伸びたり縮んだりを繰り返しながらも、ヌチヌチ、とその拡張器は遠慮なく俺のアナルを犯していった。

「……先輩、このまま……最後の仕上げを、入れますね」
「えっ?」
この拡張器を抜いてから、だと思っていたが、どうやら円盤状のモノは蓋?みたいになっているらしく、それを外せば俺の肛門は中まで丸見えの様だった。

「この拡張器の凄いところはですねー、ペニスを突っ込むと、拡張器が溶けていく仕組みになってるんですよ。まぁ、使い捨てだから割高なんすけど」
「?」
「つまり……俺のちんこにローションを塗りたくって、こうして先輩の拡張された穴に突っ込めば……」

目一杯広げられた空洞のアナルに、くちゅり、と音を立てて質量のあるものが差し込まれたのを感じ、俺は焦った。
まだ!まだ心の準備ってもんが!!
「ちょ、待って!」
「先輩、先走りがポタポタ垂れてますね」
「ええっ!?」
驚いて股間へ視線をやれば、熱を持って上を向いたペニスの先端から滴が零れ落ちていた。

「大丈夫です。アナル処女でもよがる位のローションですから。……むしろ、腰の振りすぎに注意して下さいね?」
旭はそう言うなり、旭のペニスを受け入れる為だけに暴かれた俺の後ろの穴に、ゆっくりゆっくりと時間をかけて、だが確実に侵入してきたのだった。
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